1 第12回 回 CEEシンポジウム シンポジウム 「再生可能エネルギー時代の電力需給の 新たな調整資源を考える」 太陽光発電における 出力制御の実際について 2015年5月11日 一般社団法人 太陽光発電協会 事務局長 事務局長 鈴木 伸一 太陽光発電大量導入時代 の到来とその課題 JPEAによる による2030年 年までの導入量試算 による 3 現在の設備認定量をベースに、今後様々な対策を実施する事を前提に 太陽光発電協会として導入量を試算した結果 年・66GW(全電力の約 (全電力の約7%)/ 年・100GW(全電力の約 (全電力の約11%)」 )」 → 「2020年・ 年・ (全電力の約 )/2030年・ )/ 年・ (全電力の約 9 8 120 10kW以上 10kW未満 累積設置量 80 累 積 導 入 量 ( ( 年 7 間 導 6 入 量 5 100 60 G W ) ) G W 4 3 40 2 20 1 0 0 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030 <年度ごとの導入量試算の前提条件> ・2014年12月の第8回新エネルギー小委員会で示された7電力会社毎の再生可能エネルギー導入量限界を2020年までの導入限界量として試算 ・上記以外の3電力会社に於いては、2012年度、2013年度の設備認定量の内、取消・断念を除した設置想定量に基づき、年度ごとの 導入想定量を試算 ・2014年度以降は、設置の最大ネックとなる施工能力の上限値を年度の設置上限値として試算 太陽光発電協会内の主な発電事業者に対して実施したヒアリング結果により、施工経験値等を踏まえて翌年度以降を試算。2013年度実績(7GW)に対して2014 年度は前年比110%、2015年度以降は2014年比105%を施工能力の上限として試算 ●系統接続制約 接続制約問題への対策 ●系統接続制約問題への対策 <2015年 2015年1月以降の固定価格買取制度変更> 月以降の固定価格買取制度変更> 1.接続可能量の拡大に向けて出力制御システムの導入 接続可能量の拡大に向けて出力制御システムの導入 ①出力制御の対象の 出力制御の対象の見直し 制御の対象の見直し ②「日数単位」 日数単位」から「 から「時間単位」 時間単位」への移行 への移行 ③出力制御の上限を 出力制御の上限を外す 制御の上限を外す (と、同時に接続可能量の上限も外す) 同時に接続可能量の上限も外す) →指定 指定電気事業者制度を活用の電力 指定電気事業者制度を活用の電力会社について 電気事業者制度を活用の電力会社について 2.固定価格買取制度の設備認定等の運用見直し 固定価格買取制度の設備認定等の運用見直し ①太陽光発電に適用される調達価格の 太陽光発電に適用される調達価格の適正化 発電に適用される調達価格の適正化 ②接続枠を確保したまま事業を開始しない 接続枠を確保したまま事業を開始しない「 を確保したまま事業を開始しない「空押さえ」 空押さえ」の防止 ③立地の円滑化 立地の円滑化( の円滑化(地域トラブルの防止) 地域トラブルの防止) 4 ●系統接続制約 ●系統接続制約問題への対策 接続制約問題への対策 ◆今後の接続量拡大策<経済産業省発表> ◆今後 の接続量拡大策<経済産業省発表> 1.接続可能量の再検証 • • エネルギーミックス検討や、電力需給の状況の確認等で可能量の再検証を実施する 地域内系統や地域間連携の増強を検討し、具体化を図る 2.接続制御期間の見込みの公表 • 指定電気事業者は出力制御見込みの事前公表が義務付けされており、今年度内に はいくつかの場合分けを行った上で具体的なシミュレーション数値を公表する事に なっている 3.連系線利用ルールの見直し(現在検討中で4月には運用開始を目指す) 3.連系線利用ルールの見直し • • 現在年度を通じて固定している運用容量を、今後は30分ごとに運用するルールへの 変更 発電設備設置者も利用予約可能なルールへの変更 4.住宅用太陽光発電等小規模太陽光発電に関する出力制御の緩和 • • • 関西電力、中部電力、東京電力に関しては、当分の間出力制御の対象外とする 10kW未満の太陽光発電については、10kW以上の出力制御を先行的に実施する事と し、優先的な取扱いを行う もし、10kW未満の太陽光発電の出力制御を行うとした場合、自家消費分を超えて発 電される余剰分のみ出力制御の対象とする方向とする 5 ●系統接続制約 ●系統接続制約問題への対策 接続制約問題への対策 ◆今後の接続量拡大策について重要な視点 ◆今後の接続量拡 の接続量拡大策について重要な視点 1.接続可能量の再検証 ・現実的な原発再稼働ロードマップ、再稼働率を見据えた時系列見通し 2.接続制御期間の見込みの公表 2.接続制御期間の見込みの 公表 ・時間単位・リアルタイム遠隔出力制御の効果の創出 ・上記1の時系列見通しを踏まえた出力制御(抑制)量シミュレーション →出力制御量・最大 出力制御量・最大10%前後が適正基準 前後が適正基準 出力制御量・最大 →太陽光発電協会にても独自のシミュレーション結果を発表予定 太陽光発電協会にても独自のシミュレーション結果を発表予定 3.連系線利用ルールの見直し 3.連系線利用ルールの 見直し ・九州・中国・四国電力から関西・中部電力への生産電力搬送、北海 道・東北電力から東京電力への生産電力搬送を早期可能に 4.住宅用太陽光発電等小規模太陽光発電に関する出力制御の緩和 緩和 4.住宅用太陽光発電等小規模太陽光発電に関する出力制御の ・今後の普及のキーは住宅用(10kW未満)であり、出力制御は最小限に 未満)であり、出力制御は最小限に ・今後の普及のキーは住宅用( 6 ●系統接続制約 接続制約問題への対策 ●系統接続制約問題への対策 <(遠隔)出力制御システムの 御システムの導入> <(遠隔)出力制 御システムの 導入> ◆出力制御の対象の見直し 出力制御の対象の見直し 出力制御可能な電源を小規模設備(500kW未満)まで拡大する (注1) 「日数単位」から「時間単位」への移行 出力制御の上限を、日数単位(30日/年)から時間単位(太陽光360 時間/年、風力720時間/年)とする 出力制御の上限を外す 指定電気事業者制度の下でも、小規模設備も含め時間単位で出力制御 することとする (注2) 注 1 : 10kW未満の設備については、10kW以上のシステムの出力抑制を優先して行い、10kW以上の 設備の出力抑制では不足する時に実施される。 注 2 : 制御システムの構築には9~18ヶ月が見込まれるため、当分の間は、制御に必要な設備の設置 をあらかじめ約した上で接続する。 7 ●エネルギーの エネルギーのベストミックスの観点から ~太陽光発電・最大限導入への課題 太陽光発電・最大限導入への課題 →更なる大量導入を可能とするために~ 1.高度かつ効率的な出力制御技術による需給最適化 1.高度かつ効率的な出力制御技術による需給最適化 →スマートEMS スマートEMS( EMS(Energy Management System)への System)への進化 )への進化 2.広域的地域間連系ネットワークへの革新による縦横無 2.広域的地域間連系ネットワークへの革新による縦横無 尽なエネルギーコントロールを可能に →系統システムの高度化、上記1.を含めた最適化運用 3.火力・水力等における系統電源調整能力の更なる技 3.火力・水力等における系統電源調整能力の更なる技 術的進化と活用(現状との比較精査含め) 4.蓄電池、水素等によるエネルギー貯蔵技術システム 4.蓄電池、水素等によるエネルギー貯蔵技術システム の活用 5.ダイナミック・プライシング等を用いた需要の能動化 (デマンドレスポンス) →「捨てるより使う」チャレンジ 8 出力制御機能付PCSの 技術仕様について 出力制御システム構築に関する検討の方向性(2/17系統 系統WGでの での議論) 出力制御システム構築に関する検討の方向性( 系統 での議論) <出力制御システム構築の基本的な考え方> 出力制御システムを構築するに当たっては、 ①出力制御は系統安定化のために必要最小限なものとすること ②出力制御の対象となる発電事業者間の「公平性」を確保すること ③出力制御システムの「運用実行性」を確保すること を、出力制御の運用に関する基本的な考え方とする。 <出力制御システム構築の検討の方向性> 上記の考え方を踏まえ、下記を基本として検討を進める。 太陽光発電設備のうち、特別高圧に連系しているものなど、系統に与える影響が大きく、系統運用の安定化 のためにより大きな責任を果たすべきと考えられる発電設備については、専用回線による出力制御を行う方 向で検討。 高圧以下に連系している出力規模が比較的小さな発電設備については、基本的に発電事業者がインター ネット等の公衆通信網を通じて電力会社から出力制御情報を入手し、その情報に基づき出力制御を行う方法 を採用する方向で検討。また、配信事業者を介して出力制御スケジュールを配信することも検討。 固定スケジュール型の出力制御については、通信回線を開設することが物理的に現実的では無い場所(山間 地に立地する発電設備等)のみに用いる方向で検討。 風力発電設備についても、太陽光発電設備と同様に規模に応じた出力制御とする。 通信頻度、出力制御スケジュールの日数等の詳細については、短期的に実現可能なシステムのみを想定す るのではなく、更なるシステム面での対応を求められる場合にも対応できるよう、柔軟性のあるシステム設計 とする方向で検討。 <2/17系統WGで頂いた意見> ・PCSに備えるべき基本的な機能を整理し、通信機能をもったインターフェースを別途付ける形も可能か。 ・PCSは電力会社毎に異なる仕様とならないよう、全国共通の仕様とすべき。 10 出力制御システムに求められる要件 システム構築の視点 ・コスト面、技術面等も 踏まえ、確実に出力 制御可能であること 具体的な対応(主なもの) ・発電設備容量を考慮して通信方式を選定することが現実 的であり、基本的には、出力規模の大きい特別高圧連系 等は専用回線、出力規模が小さい高圧以下連系はイン ターネット回線を活用したシステムを構築する 等 ・出力制御は系統安定 ・必要最小限の出力制御を実現するため、部分制御、時間 化のために必要最小 制御などきめ細かい制御が可能な仕様とする 限なものとすること ・余剰買取は、自家消費分は制御しない 等 ・将来の情勢変化等に 対して、柔軟に対応 できること ・再エネ連系量の拡大にも柔軟に対応可能な制御方式とす る ・将来、配信事業者(アグリゲータ)などによる付加価値 サービス提供などにも対応可能である 等 技術仕様等へ の反映(例) P3~P5 P6~P9 P10~P11 ・電力安定供給のため、 ・インターネット回線を活用する場合、不正アクセス、 必要なセキュリティを サイバー攻撃などの脅威への対策を実施 確保すること ・制御データ改ざんや時刻改ざんなどへの対策を実施 等 ・全ての電力会社に適 ・発電事業者団体、PCSメーカー、電力会社による議論を 用可能な共通の仕様 踏まえて、技術仕様を全国共通とする とすること P12~P15 11 想定される出力制御システムの概要(2/17系統 系統WG資料抜粋) 資料抜粋) 想定される出力制御システムの概要( 系統 <出力制御システム概要図> <発電事業者> <電力会社> 気象情報 ①①①① 専用回線による出力制御 【当日】 制御指令 中給 制御 電力サーバ 発電量 【前日】 制御予告 主任技術者 制御指令 制御 発電量 専用通信回線 ○発電情報取込用の専用回線を活 用することで、随時指令可能な ため、当日の実需給に応じて、 リアルタイムでの出力制御が可 能 ○新たな専用回線の敷設には多大 なコスト(発電事業者負担)が かかるが、外部からのセキュリ ティは高い ※ 60kV以上は系統連系規程により専用回線によ る発電情報取込が連系要件となっている 1.電力会社は、発電事業者へ出力制御を前日までに予告 2.電力会社は、当日の実需給に応じて、事業者へ出力制御指令値を伝送 3.発電事業者は、受信した出力制御指令値に従い、自動または手動で出力を調整 ②②②② 出力制御スケジュールの書換にににに よる出力制御 <発電事業者> <電力会社> 気象情報 出力制御機能付PCS 【前日】 制御予告 中給 電力サーバ 出力制御機能付PCS 出力制御スケジュール (出力制御日・時間、制御量設定) 1 2 ○月 ○月 1 2 3 4 5 6 ○月 ○月 7 8 9 10 11 12 13 ○月 1 2 3 4 5 6 ○月 14 12 15 13 16 17 18 19 20 3 74 8 59 610 11 21 19 22 20 23 24 25 26 27 7 8 9 1014 1115 1216 1317 18 インターネット等 28 26 29 27 30 31 14 15 16 1721 1822 1923 2024 25 21 22 23 2428 2529 2630 2731 ○月 ○月 1 2 ○月 ○月 1 2 ○月 ○月 ○月 ○月 1 2 3 4 5 6 ○月 ○月 ○月 ○月 3 47 85 96 10 11 12 13 28 29 30 31 14 12 15 13 16 17 18 19 20 3 74 8 5 9 610 11 21 19 22 20 23 24 25 26 27 7 8 9 1014 1115 1216 1317 18 28 26 29 27 30 31 14 15 16 1721 1822 1923 2024 25 出力制御機能付PCS 21 22 23 2428 2529 2630 2731 28 29 30 31 【前日または当日早朝】 出力制御スケジュール取得・書換 1.電力会社は、発電事業者へ出力制御を前日までに予告 2.電力会社は、当日の需給想定に応じて出力制御スケジュールをサーバ上にアップロード 3.PCSは、電力サーバ上の出力制御スケジュールを取得し、出力を調整 ○出力制御の指示頻度は、電力サ ーバ上の出力スケジュールの書 換頻度やPCS(パワーコンデ ィショナ)からのアクセス頻度 による(当面は1日1回程度を 想定) ○インターネット等の既存通信技 術を活用するため、システムの 汎用性が高く低コストであるが 、セキュリティ面の対策が必要 ○PCSが定期的に電力サーバに アクセス・出力制御を行うこと で、発電事業者が都度対応しな くてよい 12 想定される出力制御システムの概要(2/17系統 系統WG資料抜粋) 資料抜粋) 想定される出力制御システムの概要( 系統 <出力制御システム概要図> <発電事業者> ③③③③ 配信事業者をををを活用した出力制御スケ ジュール書換による出力制御 <配信事業者> <電力会社> 気象情報 1 2 出力制御機能付PCS ○月 ○月 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 ○月 20 ○月 21 22 23 24 25 1 26 2 27 3 4 5 6 【前日】 制御予告 28 29 30 31 7 8 9 10 11 12○月 13 ○月 14 15 16 17118219 3 20 4 5 6 21 22 23 72482592610 2711 12 13 28 29 30143115 16 17 18 19 20 出力制御機能付PCS 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 電力サーバ 中給 ○月 ○月 1 2 3 4 5 6 ○月 ○月 7 8 9 10 11 12 13 ○月 ○月 1 2 3 4 5 6 14 12 15 13 16 17 18 19 20 1 2 3 74 8 5 9 610 11 21 19 22 20 23 24 25 26 27 7 8 9 1014 1115 1216 1317 18 28 26 29 27 30 31 14 15 16 1721 1822 1923 2024 25 ○月 ○月 ○月 ○月 1 2 3 4 5 6 ○月 ○月 ○月 ○月 1 2 3 47 85 96 10 11 12 13 ○月 ○月 ○月 ○月 14 12 15 13 16 17 18 19 20 1 2 3 74 8 5 9 610 11 21 19 22 20 23 24 25 26 27 7 8 9 1014 1115 1216 1317 18 28 26 29 27 30 31 14 15 16 1721 1822 1923 2024 25 出力制御能付PCS インターネット等 21 22 23 2428 2529 2630 2731 28 29 30 31 21 22 23 2428 2529 2630 2731 28 29 30 31 1 2 ○月 ○月 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 1 2 28 29 30 31 【前日または当日早朝】 出力制御スケジュール取得 ○月 ○月 3 4 5 6 ○月 7 8 9 10 11 12○月 13 1 2 3 4 5 6 14 15 16 17 18 19 20 7 8 9 10 11 12 13 21 22 23 24 25 26 27 14 15 16 17 18 19 20 28 29 30 31 21 22 23 24 25 26 27 出力制御機能付PCS 28 29 30 31 1.電力会社は、発電事業者へ出力制御を前日までに予告 2.電力会社は、当日の需給想定に応じて、出力制御スケジュールをサーバ上にアップロード 3.配信事業者は、各発電事業者のPCSの出力制御スケジュールの書換等を管理・実施 ○出力制御の指示頻度は、当面は 1日1回程度を想定 ○インターネット等の既存通信技 術を活用するため、システムの 汎用性が高く低コストであるが 、セキュリティ面の対策が必要 ○配信事業者が、発電事業者のP CSを集中管理するため、発電 事業者が都度対応しなくてよい ○配信事業者が保守などのサービ スと組み合わせて提供すること が可能 ○配信事業者の電気事業法上の位 置づけなど、詳細検討を行う中 で、制度上の論点についても整 理を行うことが必要 ④④④④ 固定スケジュールによる出力制御 <発電事業者> <電力会社> 書換え 出力制御機能付PCS ○月 ○月 ○月 ○月 1 2 3 4 5 6 ○月 ○月 ○月 ○月 1 2 3 47 85 9 6 10 11 12 13 ○月 ○月 ○月 ○月 14 12 15 13 16 17 18 19 20 1 2 3 74 8 5 9 610 11 21 19 22 20 23 24 25 26 27 7 8 9 1014 1115 1216 1317 18 28 26 29 27 30 31 14 15 16 1721 1822 1923 2024 25 21 22 23 2428 2529 2630 2731 28 29 30 31 1.電力会社が、出力制御カレンダーを作成(1年分の出力制御スケジュールを設定) 2.発電事業者は、取得したカレンダーを個別に現地書換(1回/年程度の更新) ○通信環境がない場所においても 、出力制御を実施することが可 能であるが、出力制御カレンダ ーの書換えが年1回程度となる ため、1年先までの需給予測に 基づき、出力制御スケジュール をあらかじめ設定しておくこと が必要 ○1年先の需給予測精度は、前日 の需給予測精度よりも低いため 、制御時間が大きくなる可能性 がある 13 出力制御機能付PCSの構成 o 出力制御スケジュール書換に対応した、出力制御機能付PCSの技術仕様を決定する。 <出力制御機能付PCSシステムの構成> ①PCS(広義)【出力制御機能付PCS】 インターネット スケジュー ル情報 通信方式 (有線:光/ADSL等) 通信モデム ②出力制御ユニット ③PCS(狭義) 太陽光モジュール (無線:3G/LTE等) <出力制御機能付PCSシステムの構成> ①PCS(広義) 出力制御機能付PCS 電力会社または配信事業者が提示する出力制御スケジュール情報を取得し、そのスケジュール に応じて発電出力を制御する機能を有するPCSと定義する。基本的には「②出力制御ユニット」と 「③PCS(狭義)」から構成する。(②、③の機能を一体化したシステムもある) ②出力制御ユニット サーバから出力制御スケジュールを取得し、出力制御スケジュールに基づいて、「③PCS(狭 義)」を制御する機能をもつ制御装置と定義する。外部通信機能がない場合でも、ユニット内に保 存された固定スケジュールにより、「③PCS(狭義)」を制御する。 ③PCS(狭義) 従来のPCSの機能に加え、「②出力制御ユニット」から出力制御情報を受けて、太陽光発電の出 力(上限値)を制御する機能を有するPCSと定義する。 ※PCS(狭義)と出力制御ユニットは、製造メーカーが異なっても、PCS(広義)の仕様を満たすものとする 14 出力制御スケジュール書換の仕組み 3 3.出力制御タイムスケジュール書換の仕組み ・インターネット上に「出力制御スケジュール」を掲載 NTP ・事業者をID・SSLにて認証し、発電所に応じたスケジュールを受渡し (出力制御スケジューリングパターン数により、複数のスケジュールを用意) 【電力サーバ】 Aスケジュール Cスケジュール Bスケジュール 【電力会社】 1 2 1 2 ○月 1 2 3 4 5 6 ○月 3 4 5 6 ○月 ○月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 7 8 9 10 11 12 13 ○月 ○月 7 8 9 10 11 12 13 ○月 1 2 3 4 5 6 ○月 14 12 15 13 16 17 18 19 20 3 74 8 5 9 610 11 14 15 16 17 18 19 20 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 28 29 30 31 21 19 22 20 23 24 25 26 27 7 8 9 1014 1115 1216 1317 18 28 26 29 27 30 31 14 15 16 1721 1822 1923 2024 25 21 22 23 2428 2529 2630 2731 28 29 30 31 1 2 ○月 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 IDにより スケジュールを判別 スケジュール アップロード 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 ID認証・SSL通信 【配信事業者】 ・スケジュールダウンロード (ダウンロード記録) ・スケジュールダウンロード (ダウンロード記録) NTP ・スケジュールダウンロード (ダウンロード記録) 【出力制御機能付PCS(通信機能なし)】 ・電力サーバ上の出力制御スケ ジュールを事業者にてダウンロード ・スケジュール情報を手動書換 ※書換しない場合は発電停止 <固定カレンダーによる出力制御> セキュリティ対策 スケジュール手動 更新(年1回以上) 【出力制御機能付 PCS】 <出力制御スケジュール書換による出力制御> A発電所 通信機能なし B発電所 通信モデム 出力制御ユニット 出力制御ユニット 出力制御ユニット PCS(狭義) <配信事業者を活用した出力制御スケジュール書換 による出力制御> C発電所 通信モデム PCS(狭義) PCS(狭義) 15 システムの運用方法(時間制御、部分制御) o 出力制御日は、固定スケジュール(手動定期書換)の運用を踏まえ、400日(1年分+α(1か月))の出力•4 制御設定を可能とする。 o 各日の出力制御スケジュールは、30分単位、定格出力制御値1%単位の設定を可能とする。 ※通信機能がある場合には、将来的には最短30分毎のスケジュール更新に対応 【各日の出力制御スケジュール(例)】 【出力制御スケジュール】 出力制御値(%) ○月 ○月 1 2 ○月 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 7 83 94 105 116 12 13 1 2 7 8 9 10 11 12 13 7 8 14 9 15 10 16 11 17 12 18 13 19 20 14 15 16 17 18 19 20 14 15 21 16 22 17 23 18 24 19 25 20 26 27 21 22 23 24 25 26 27 21 22 28 23 29 24 30 25 31 26 27 28 29 30 31 28 29 30 31 100% 40% ※出力制御日は400日先まで 登録可能 0% 6 9 11 13 15 18 時 時刻(時) 0~9 9~11 11~13 13~15 15~24 出力上限(%) 100% 40% 0% 40% 100% ※出力制御スケジュールは30分単位、1%単位で設定が可能 16 システムの運用方法(余剰買取制御) o 余剰買取の場合、自家消費分は原則制御しないために、発電出力を0~100%の間で調整する制御に加え、 連系点での逆潮流=0(系統への突き出しがないこと)とする制御が可能な仕様とする。 o 住宅用(10kW未満)だけではなく、接続電圧・連系区分・設備容量に関係なく、余剰買取の場合は同じ扱い とする。 <余剰買取> 電力系統 出力制御値(%) ※蓄電池が設置された 場合も逆潮流=0制御 100% 逆潮流PR = 0 制御 連系点 C 逆潮流 PR = PG-PL 自家消費 自家消費 PL 発電出力 PG 40% 0% 6 9 15 18 時 太陽光発電 負荷(自家消費) ※余剰買取時の出力制御内容 ・ PR >0:出力上限値まで出力減制御 ・ PR ≦0: PR =0に収束するまで出力増制御 ※ 40%の出力制御をした場合、余剰買取は自家消費分まで発電可能 であるが、全量買取は発電出力の上限が40%となる 17 システムの運用方法(きめ細かい出力制御) o 出力制御スケジュールをIDにて判別することにより、需給状況に応じた細やかな出力制御を実現する。 •6 <スケジュールを毎日更新する場合の運用例> 取得するスケジュールをIDにて判別 (発電所単位で制御スケジュールを都度指定) 出力制御スケジュールパターン ID設定 IDにて判別 パターンA 0%制御 0002 0004 ・ ・ ・ A発電所:0001 パターンB 部分制御 B発電所:0002 パターンA 0%制御 パターンB 部分制御 0001 0005 ・ ・ ・ C発電所:0003 パターンC 出力制御なし 【サーバ】 D発電所:0004 パターンA 0%制御 パターンC 出力制御なし スケジュール・ IDアップロード (毎日更新) 0003 ・ ・ ・ パターンA 100%制御 パターンB 部分制御 E発電所:0005 パターンC 出力制御なし パターンB 部分制御 18 出力制御システム構成と想定される脅威 ○. 出力制御システムのセキュリティについて 【電力サーバ】 ファイアウォール 社内システム <想定される脅威> ①ウイルス感染 電力サーバ 電力サーバ ②サイバー攻撃 ③不正侵入/不正通信 ④PCSなりすまし Webサーバセキュリティ ※ 電力サーバ(スケジュール受渡用 サーバ)は、電力系統の制御シス テムとは分離する ⑤データ改ざん インターネット ⑦ウイルス感染 ⑥盗聴・漏えい ⑧サイバー攻撃 ⑨不正侵入/不正通信 ⑩サーバなりすまし セッションはPCSから開始 B発電所 C発電所 A発電所 通信モデム 通信モデム 出力制御ユニット 通信モデム 出力制御ユニット PCS(狭義) 出力制御ユニット PCS(狭義) PCS(狭義) ○ 19 出力制御システムのセキュリティ(インターネット回線を活用する場合) ○ o 電力サーバとのやりとりには、個人情報等の重要情報を含めない。 ・出力制御スケジュールにおいて、出力制御量(出力上限値、時間)を指定する。 ・PCSは、出力制御スケジュールのダウンロードのみの機能とし、PCSから個人情報等の重要情報は送信 しない。(ID設定等の識別情報など、運用に必要な情報を除く) o 出力制御スケジュールのバックアップ(年間設定+部分書換機能) ・ID認証により、PCSと電力サーバ間で相互に確認することで、事業者のスケジュール受信誤りを防止。 ・通信故障時は、予め設定した故障前の最新スケジュール(年間設定)により制御する仕様とすることで、 出力制御の実行性を担保。 o PCSの外部遠隔操作の防止 ・スケジュール更新は、PCS側からセッションを開始して実施する仕様とし、電力会社を含め、外部からの スケジュール書換、遠隔操作はできない仕様とする。(最短30分毎のスケジュール更新には対応) 想定される脅威 システムの対策 電力サーバ ①ウイルス感染 ②サイバー攻撃 ③不正侵入/不正通信 ④PCSなりすまし 電力サーバ ・ファイアウォール ・サーバ2重化 など ・スケジュール設定のバックアップ ・ID認証(PCSとの相互確認) 通信途中 ⑤データ改ざん ⑥盗聴・漏えい 通信途中 ・SSL通信による暗号化 ・重要情報を含めない PCS ⑦ウイルス感染 ⑧サイバー攻撃 ⑨不正侵入/不正通信 ⑩サーバなりすまし PCS ・外部からのセッション開始不可 ・スケジュール設定のバックアップ ・通信先として電力サーバを指定 ・SSL通信 20 出力制御機能付PCSの技術仕様 <技術仕様> No 機 能 項 目 出力増減 (1) 説 明 oPCS定格出力の100→0%出力(0→100%出力)までの出力変化時間を、 5~10分の間で1分単位で調整可能とすること(誤差は±5%(常温))。 変化率は、「100%/(5~10分)」一定とすること。 o変化率をリニアにする代わりに、一定のステップでの制御する方式(ランプ 制御)も認める。なお、制御ステップは10%以下とすること。 (制御ステップ) 5分:10%/30秒(最小)、10分:10%/1分(最大) 部分制御 制 御 分解能 (2) 逆潮流 防 止 (3) PCS(狭義) 通信故障等 o定格出力の1%単位での制御とすること。 (精度は定格出力の±5%以内(常温)とすること) 契約容量 への換算 機能 oパネル容量とPCS容量を入力する機能を有し、出力制御量を「契約容量 ベース」から「PCS容量ベース」に換算して、PCS(狭義)に指令できる機 能を具備する。 なお、容量入力にはパスワードを設けるなど、セキュリティを確保すること。 (詳細は参考参照) 防止精度 o逆潮流防止精度は、検出レベル(定格出力の+5%または+150Wの 大きい方)、検出時限(5分以内)とすること。 o出力制御0%指令の場合 ① 余剰買取では、連系点の逆潮流をゼロ(自家消費=発電出力)とする 制御、もしくは発電機出力を0%とする制御 ② 全量買取では、出力制御(0%)では発電機出力を0%とする制御 通信故障 oPCS(広義)の内部通信が異常となってから、5分以内で発電出力を停止 すること。但し、通信再開時は自動または手動いずれにおいても復帰可能 とする。 21 出力制御機能付PCSの技術仕様(続き) <技術仕様> No (4) (5) 機 能 オンライン 制御 スケジュール 項 目 説 通信頻度 o出力制御スケジュールは、最短30分単位で更新可能とすること。 o更新周期(次回アクセス)は、電力サーバから指定できる仕様とすること。 制御日数 o400日(1年+α)×48点(24時間/30分)分の出力制御量を設定できること。 o任意期間(日単位など)でのスケジュール部分書換が可能な仕様にする こと。 項目(時計) 通信機能あり 電力サーバもしく 時計改ざん は配信事業者サー 対策 バの時計情報と同 期すること (6) 時計消失 対策 時計の精度 通信機能なし ・時刻の設定はGPS等による時刻同期、もしくは メーカ等のサービスマンにて実施すること ・運用開始後の手動による時刻調整は、1日につ き±10分以内に制限すること(設定時は除く) 同 上 ・停電時に内部時計が停止しない仕様とすること ・もし時計(年月日)消失した場合には、 GPS等に よる時刻同期、もしくはメーカ等のサービスマン による再設定まで発電機を停止する仕様とする こと 同 上 ・内部時計は水晶発振器による時計等と同期さ せ、 時計誤差は±60秒以内/月(常温)とすること ・固定スケジュール更新(年1回以上)時に、時刻 を補正し、上記精度を維持すること 時 計 PCS(広義) 通信故障等 明 通信故障 o上位系統からの通信故障の場合、故障前の最新の出力制御スケジュール (上位系統) 情報に基づいて出力制御可能な仕様とすること。 22 出力制御機能付PCSの技術仕様(推奨仕様) •2 4 <推奨仕様> o 出力制御に必須の機能ではないものの、事業者の利便性向上等の観点から機能の追加を推奨するもの。 No (7) (8) 機 能 項 目 明 時間 分解能 oトラックレコードの時間分解能は30分とする。 保持期間 o出力制御ユニット本体の発電実績(30分単位)の保持期間は、遠隔通信の 有無に関係なく、最低3か月とする。 o保存対象となるデータは、①全量買取:発電した電力量、②余剰買取:連 系点の逆潮流の電力量とする。 - o『障害発生による出力停止』と『正常な出力制御』の切り分けが可能である こと。 o出力制御中の正動作を確認できるように、『出力制御中』の表示が可能で あること。 発電実績の トラック レコード 動作表示 説 (※) 今回提案する出力制御システムを用いた出力制御の運用実行性については、今後行う実証事業において 検証することとなっている。 23 【参考】 参考】部分制御(契約容量への換算機能) o パネル容量とPCS容量を入力する機能を有し、出力制御量を「契約容量ベース」から「PCS容量ベース」 に換算して、PCS(狭義)に指令できる機能を具備させる。 o なお、本機能は、「PCS容量≠契約容量」の場合に限り、メーカ等のサービスマンが設定する機能とし、容 量書換にはパスワードを設けるなど、セキュリティを確保することとする。 <設定例(PCS容量500kW、パネル容量400kWの場合)> (入力項目) PCS容量 (PCS容量換算) 400kW 500kW 契約容量 PCS容量orパネル容量の小さい方 パネル容量 0.8 400kW 換算係数 契約容量/PCS容量 【出力制御機能付PCS】 出力制御 スケジュール 1 2 ○月 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 太陽光パネル PCS(狭義) 出力制御ユニット (PCS容量ベースで制御) 50%×0.8=40%制御 (PCS容量上限で制御) 500kW×40%=200kW上限 500kW×40%=200kW上限 200kW上限=400kW×50% 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 契約容量ベースの 50%制御 制御量をダウンロード 換算係数0.8 (契約容量/PCS容量) (契約容量ベース) 500kW 400kW 24 【参考】 参考】ドイツにおける太陽光発電の出力抑制 ドイツにおける太陽光発電の出力抑制 o 太陽光発電の導入が進むドイツでは、2012年1月1日以降に運開する100kW以下の太陽光発 電については、100kW以上の設備と同様に、2013年1月1日までに出力制御用遠隔装置の設 置が義務化され、2013年1月1日から系統運用者による出力抑制の対象となっている。 2012年ドイツ改正再生可能エネルギー法(EEG)による出力制御用遠隔装置の義務 付け PV設置容量 100kW以上 30kW以上100kW未満 30kW未満 EEG2009 EEG2012 出力制御用遠隔装置設置 (同左) - 出力制御用遠隔装置設置 - 出力制御用遠隔装置設置、 またはインバーター定格出力 を発電設備容量の70%に 制限 25 【参考】 )との技術仕様の比較 参考】欧州(ENTSO-E)との技術仕様の比較 欧州( o 系統連系時に求める発電設備の技術仕様の日本と欧州の比較は以下のとおり (日本と欧州(ENTSO-E)の要求は同レベル) 周波数安定 性 要求仕様 日 本 欧 州(ENTSO-E) 周波数上昇対策機能 ○※ ○ 周波数低下対策機能 ○※ ○※ ○ 出力設定(制御)機能 (今回の出力制御機能付 PCS) ○ 電圧低下FRT機能 ○※ ○※ 周波数変化FRT機能 ○※ ○※ AVR機能 ○※ ○※ ロバスト性 電圧安定性 ※電圧階級や出力区分によって求める要件が異なる 26 系統接続制約問題の影響度を判断するための 「出力制御シミュレーション」について ≪『出力制御シミュレーション』の考え方 『出力制御シミュレーション』の考え方 ①≫ 本シミュレーションは、以下の三つの要素情報をもとに、試算されています 本シミュレーションは、以下の三つの要素情報をもとに、試算されています。 は、以下の三つの要素情報をもとに、試算されています。 【1】電力需要実績 各電力会社より公表されている2013 各電力会社より公表されている2013年の時間毎( 2013年の時間毎(24 年の時間毎(24時間× 24時間×365 時間×365日= 365日=8,760 日=8,760時間) 8,760時間)の 時間)の 電力需要 電力需要実績値 需要実績値 【2】ベースロード等電源 ベースロード等電源容量 等電源容量 経済産業省 総合資源エネルギー調査会 新エネルギー小委員会の 新エネルギー小委員会の 第3回系統ワーキンググループ(平成26 回系統ワーキンググループ(平成26年 12月16日開催)配布資料に記載されている 16日開催)配布資料に記載されている 26年12月 各電力会社におけるベース電源(一定量の電力を安定的に供給する電源 = 流れ込み式水力、地熱、バイオマス、原子力)容量値合計から 地域間連系線活用による容量値を差し引いた数値 地域間連系線活用による容量値を差し引いた数値 単位:万kW 九州電力 中国電力 四国電力 北陸電力 流れ込み水力 27 11 8 72 67 10 地熱 19 - - - 20 2 5 53 1 - 18 5 439 202 168 122 235 175 490 266 177 194 340 192 地域間連系線活用 ▲ 13 0 ▲ 20 ▲ 37 ▲ 24 ▲5 ベースロード等 電源容量 (最大値) 477 266 157 157 316 188 バイオマス 原子力 小計 東北電力 北海道電力 ※経済産業省 経済産業省 総合資源エネルギー調査会 新エネルギー小委員会 第3回系統ワーキンググループ (平成26 (平成26年 26年12月 12月16日開催) 16日開催) 配布資料 配布資料に 資料に記載の数値をもとに太陽光発電協会にて作成 記載の数値をもとに太陽光発電協会にて作成 ≪『出力制御シミュレーション』の考え方 『出力制御シミュレーション』の考え方 ②≫ 【3】系統接続量(太陽光発電導入量 系統接続量(太陽光発電導入量) 接続量(太陽光発電導入量) 今後の太陽光発電導入量増加に伴う系統接続量の累積値 今後の太陽光発電導入量増加に伴う系統接続量の累積値 今回発表するシミュレーショングラフは、電力会社別/想定ベースロード等電源容量 今回発表するシミュレーショングラフは、電力会社別/想定ベースロード等電源容量別 発表するシミュレーショングラフは、電力会社別/想定ベースロード等電源容量別に、 系統接続量の増加に対して想定される年間発電電力量の抑制率推移を表したものであり 系統接続量の増加に対して想定される年間発電電力量の抑制率推移を表したものであり、 接続量の増加に対して想定される年間発電電力量の抑制率推移を表したものであり、 出力制御が無い場合の年間発電電力量に対し出力制御により抑制される年間電力量 出力制御が無い場合の年間発電電力量に対し出力制御により抑制される年間電力量の 制御が無い場合の年間発電電力量に対し出力制御により抑制される年間電力量の 割合を示します 割合を示します。 を示します。 又、適用される出力制御のルールが異なる(30 、適用される出力制御のルールが異なる(30日ルール、 30日ルール、360 日ルール、360時間ルール、指定ルール 360時間ルール、指定ルール) 時間ルール、指定ルール) 対象設備別 対象設備別にグラフを作成 設備別にグラフを作成しています。 にグラフを作成しています。 ≪シミュレーション結果をご覧頂く上での留意点 ①≫ ●示されている年間発電電力量の抑制率は 示されている年間発電電力量の抑制率は、太陽光 いる年間発電電力量の抑制率は、太陽光発電の系統全体 、太陽光発電の系統全体に 発電の系統全体に おける発電電力量 おける発電電力量に対する 力量に対する出力制御の想定割合であり、個別 に対する出力制御の想定割合であり、個別の発電事業者 出力制御の想定割合であり、個別の発電事業者 に対して実際に に対して実際に行われる出力 行われる出力制御の 出力制御の割合を示すもので 制御の割合を示すものではありません。 割合を示すものではありません。 又、その数値は、あくまで想定した一定の条件のもとでの試算値(シミュレーション) であり、太陽光発電協会として結果を保証するものではありません。 ●電力会社の枠を超えて日本全体で最も効率的に再生可能エネルギーを ●電力会社の枠を超えて日本全体で最も効率的に再生可能エネルギーを 受け入れる観点から 受け入れる観点から、地域 観点から、地域間連系線を活用しての広域的な系統利用 、地域間連系線を活用しての広域的な系統利用の方策 間連系線を活用しての広域的な系統利用の方策 が今後検討されることになっています が今後検討されることになっています。 されることになっています。 本シミュレーションにおいてはこの要素は「ベースロード等電源容量」 本シミュレーションにおいてはこの要素は「ベースロード等電源容量」に においてはこの要素は「ベースロード等電源容量」に 包含する概念とし、 包含する概念とし、将来的 とし、将来的に広域的な系統利用が可能となれば、その 将来的に広域的な系統利用が可能となれば、その分 に広域的な系統利用が可能となれば、その分 この数値が この数値が減少する 数値が減少することとしています 減少することとしています。 こととしています。 ●「500kW ●「500kW以上設備/ 500kW以上設備/30 以上設備/30日ルール」「 30日ルール」「10kW 日ルール」「10kW以上設備/ 10kW以上設備/360 以上設備/360時間ルール」 360時間ルール」と 時間ルール」と 「10kW以上設備/ 10kW以上設備/指定ルール 以上設備/指定ルール」の出力制御割合については 指定ルール」の出力制御割合については、 」の出力制御割合については、 「500kW以上設備/ 500kW以上設備/30 以上設備/30日ルール」「 30日ルール」「10kW 日ルール」「10kW以上設備/ 10kW以上設備/360 以上設備/360時間 360時間ルール」 時間ルール」の ルール」の 出力制御日数及び時間が上限に達するまでは、極力同等の出力抑制率 出力制御日数及び時間が上限に達するまでは、極力同等の出力抑制率と 制御日数及び時間が上限に達するまでは、極力同等の出力抑制率と なるよう制御が なるよう制御が行われるものとしています 行われるものとしています。 ものとしています。 ≪シミュレーション結果をご覧頂く上での留意点 ②≫ ●360時間ルール及び指定ルール適用による出力制御は、時間単位の 360時間ルール及び指定ルール適用による出力制御は、時間単位の 一律制御を前提としています。又、「10kW 一律制御を前提としています。又、「10kW未満設備/指定ルール」に 10kW未満設備/指定ルール」に ついては、他のすべての太陽光発電の発電を制御した上で、最後に 出力制御を行うこととしています。 ●グラフ横軸左端の始まりの グラフ横軸左端の始まりの赤字で記載された数値は、 赤字で記載された数値は、2014 数値は、2014年 2014年11月 11月現在 での太陽光発電系統接続量を示します での太陽光発電系統接続量を示します。又 発電系統接続量を示します。又、グラフ横軸中央 。又、グラフ横軸中央の 、グラフ横軸中央の赤字で 記載された数字 記載された数字は 数字は、経済産業省 、経済産業省 総合資源エネルギー調査会 総合資源エネルギー調査会 新エネルギー小委員会の第 新エネルギー小委員会の第3 の第3回系統ワーキンググループで各電力会社 回系統ワーキンググループで各電力会社 から報告された“接続可能量”を示します から報告された“接続可能量”を示します。 された“接続可能量”を示します。 ●九州電力 ●九州電力、 電力、東北電力、北海道電力 東北電力、北海道電力に 、北海道電力においては おいては、既存の接続申込量 既存の接続申込量で の接続申込量で “接続可能量”を超過しており 接続可能量”を超過しており、 を超過しており、360時間ルールの対象案件 360時間ルールの対象案件は想定されて 時間ルールの対象案件は想定されて いません。 中国電力、四国電力、北陸電力 中国電力、四国電力、北陸電力に 、四国電力、北陸電力においては おいては、当面360 当面360時間ルール 360時間ルールが 時間ルールが 適用され 適用され、接続 され、接続申込量 、接続申込量が“ 申込量が“接続可能量”超過後 が“接続可能量”超過後に指定 接続可能量”超過後に指定ルールの適用 に指定ルールの適用が ルールの適用が 開始されます。 開始されます。 ≪シミュレーション結果をご覧頂く上での留意点 ③≫ ●グラフ横軸には、系統接続量が各電力会社から報告された“接続可能量” グラフ横軸には、系統接続量が各電力会社から報告された“接続可能量” に到達すると思われるおおよその時期及び、グラフ横軸右端の系統接続量 到達すると思われるおおよその時期及び、グラフ横軸右端の系統接続量 に到達すると思われるおおよその時期(いずれも現時点での設備認定量と 達すると思われるおおよその時期(いずれも現時点での設備認定量と 導入量推移実績をもとに行なった当協会の推定)を併記しています 導入量推移実績をもとに行なった当協会の推定)を併記しています。尚、 推移実績をもとに行なった当協会の推定)を併記しています。尚、 今後の導入状況によっては、想定 今後の導入状況によっては、想定する の導入状況によっては、想定する到達 する到達時期 到達時期が 時期が前後する可能性があります。 前後する可能性があります。 ●今回のシミュレーションで使用した「電力需要実績」は2013年の時間 年の時間毎 今回のシミュレーションで使用した「電力需要実績」は 年の時間毎 (24時間× 時間×365日= 日=8,760時間)のものであり、今後 時間)のものであり、今後2014年以降の最新 年以降の最新の 時間× 日= 時間)のものであり、今後 年以降の最新の 需要実績 需要実績に基づき 実績に基づき改めて試算した場合は、今回と異なる結果となる に基づき改めて試算した場合は、今回と異なる結果となる可能性 改めて試算した場合は、今回と異なる結果となる可能性 があります。 ●今回のシミュレーションで使用した「ベースロード等電源容量」の構成要素 今回のシミュレーションで使用した「ベースロード等電源容量」の構成要素 である流れ込み式水力発電の数値は、毎年の天候等によって変化します ある流れ込み式水力発電の数値は、毎年の天候等によって変化します ので、最新の情報に基づき改めて試算した場合は、今回と異なる結果となる で、最新の情報に基づき改めて試算した場合は、今回と異なる結果となる 可能性があります 可能性があります。 があります。 ●今後、出力制御に関する具体的な方法やルール・手順の検討が進み、 今後、出力制御に関する具体的な方法やルール・手順の検討が進み、 その内容に従って前述の想定と異なる条件で改めて試算した場合は その内容に従って前述の想定と異なる条件で改めて試算した場合は、 に従って前述の想定と異なる条件で改めて試算した場合は、 今回と異なる結果となる可能性があります 今回と異なる結果となる可能性があります。 と異なる結果となる可能性があります。又、電力会社が出力制御を 行う時に使用する電力需給の予測数値と実際の数値との差異によって、 シミュレーションと異なる抑制結果となる可能性があります。 電力会社の方法との比較 電力会社 日射量データ ・気象庁及びPV300データ ・県ごとの接続済容量比で重みづ け ・月毎に晴天/曇天の出力を想定 ・晴天:実績の2σ値(上位2番目) から設備容量比を算出 ・曇天:実績の平均値 JPEA ・METPV 県庁所在地のみ ・単純平均 JPEA法への考察 JPEA法への考察 ・影響は小さいと思慮 ・毎日毎時の日射量から出力想定 ・JPEAの発電量算出法にて算出 ・晴天/曇天から出力想定 出力想定 ⇒マージンが大きい (温度・パワコン・ケーブル等の ・毎日毎時の日射量から出 各損失係数を仮定) 力想定利用 ・晴天/曇天の出力想定値と需要を ・毎日毎時の日射量から出力想定 ⇒マージン無(神様予測) 需要対比 ⇒他条件でマージン設定 値を算出し、需要と比較 (マージンの考え方) 時間毎に比較 電源構成 ・原子力発電:運転再開率100% ・風力発電:電力会社毎に扱いが 異なる ・揚水は発電運転/動力運転の運 用を考慮 ・原子力発電:運転再開率を変数と して扱う ・風力発電の扱いも電力会社と同じ ・揚水は動力運転のみ考慮 ・その他は原則電力会社と同じ ・最小需要日の火力・水力発電の ・大まかな傾向把握への影 調整力確保/ 比率(需要比15%)にて、調整力 響は小さいと思慮 ・需給上厳しい日の各時間で確認 ピーク需要対応 が確保されるとした。 ・ピーク需要対応は未考慮 ・九電の晴天/ /曇天での試 ・九電の晴天 ・晴天/曇天に基づく試算 九州電力817万kW 30日 ・毎日毎時の日射量から出力想定 算に比べ、ややマージン 接続時の1事業者 は小さいが妥当な程度と ・実績に基づく試算(2013年度) 25.3日 当り出力抑制日数 考える。 16日 33 抑制算出例:九州電力 5月12日 12日 の例 1600 火力/水力 (追加) 1400 出力制御前 PV(制御 前) 電力(万kW) 1200 1000 火力(調 整) 800 水力(調 整) 流込水力風 力地熱バイ オマス 600 原子力 400 揚水・地域 間連系線 200 0 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 時刻 1200 PVシステム構成 ①500kW未満 ②500kW以上 ③追加接続 10kW未満 ④追加接続 10kW以上 合計 300 500 100 100 1,000 万kW 万kW 万kW 万kW 万kW 火力/水力 (追加) 電力(万kW) 出力制御後 1000 PV(制御 前) 800 火力(調 整) 水力(調 整) 600 流込水力風 力地熱バイ オマス 400 原子力 200 揚水・地域 間連系線 需要 0 0 2 4 6 8 10 12 時刻 14 16 18 20 22 34 (参考)系統WGで示された方法との比較 系統WG 系統WGにおいて九電が示した方法との相違 WGにおいて九電が示した方法との相違 • JPEA方式:指定ルール適用者は1時間毎に部分制御(全事業者一律に▲○○% 等を1時間毎に設定) • ⇒ 抑制量としては小さくなる方向であり、早期の実現が望まれる。 JPEA方式:旧ルール500kW以上の事業者は年間制御日数が30日に到達した以降は予め配分された抑制量 で抑制。 • ⇒下記と概ね一致。「制御量が少ない場合は、指定ルール事業者の一部のみを制御」の点が異なる。 第4回系統WG 回系統WGにおける九電の資料から抜粋(波線部は WGにおける九電の資料から抜粋(波線部はJPEA における九電の資料から抜粋(波線部はJPEA方式と異なる点) JPEA方式と異なる点) 1. 出力制御対象事業者の年間出力制御日数が30日に到達するまで • 旧ルール500kW以上、指定ルール10kW以上:両事業者を区別せず、対象事業者を順次交替する制御方法 ・年度単位で、両事業者の制御日数が同等となるよう調整 ・きめ細かな出力制御が可能となった段階で、必要な時間に限定して出力制御を行う方式に移行 ・移行までは、旧ルール・指定ルール事業者ともに、日単位で出力制御を実施 • 10kW未満太陽光(住宅用)の出力制御は、10kW以上太陽光の出力制御を行った上で実施 2. 出力制御対象全ての事業者の年間出力制御日数が30日に到達した以降 • 旧ルール500kW以上:年度単位で、制御日数上限30日を最大限活用することを基本とする。 • 年度当初は、必要制御量(kW)の配分により、旧ルール事業者と指定ルール事業者の出力制御を進める。 ・旧ルールと指定ルール事業者各々の必要制御量に応じて、出力制御を実施。 ・旧ルール事業者を出力制御する場合は、指定ルール事業者は必ず出力制御を実施 ・制御量が少ない場合は、指定ルール事業者の一部のみを制御 • 年度末に向けて、旧ルール事業者の出力制御量を30日一杯となるよう調整を実施 ・指定ルール事業者は、全事業者の出力を一律制御(一律に▲○○%等)することも視野 • 10kW未満太陽光(住宅用)の出力制御は、10kW以上太陽光の出力制御を行った上で実施 ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:九州電力 結果:九州電力 ①≫ ベースロード等電源容量 477 万kWの場合 40% 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 25% 10kW以上設備/指定ルール 23.4% 20% 18.2% 13.0% 10kW未満設備/指定ルール 15% 10.9% (%) 10.9% 10.9% 10% 4.0% 5% 2.1% 6.9% 8.0% 9.5% 0.7% 0.1% 0.3% 0% 403 403 2014年 年11月現在 月現在 500 600 700 817 817 2017年頃 年頃 900 1,000 1,100 1,200 1,300 2021年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:九州電力 結果:九州電力 ②≫ ベースロード等電源容量 370 万kWの場合 40% 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 25% 10kW以上設備/指定ルール 20% 10kW未満設備/指定ルール 15% 11.3% (%) 10% 10.9% 5% 0.2% 1.0% 8.8% 2.4% 5.7% 7.1% 3.7% 0% 403 403 2014年 年11月現在 月現在 500 600 700 817 817 2017年頃 年頃 900 1,000 1,100 1,200 1,300 2021年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:九州電力 結果:九州電力 ③≫ ベースロード等電源容量 270 万kWの場合 40% 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 25% 10kW以上設備/指定ルール 20% 10kW未満設備/指定ルール 15% (%) 10% 2.5% 5% 0.2% 0.7% 3.9% 5.5% 6.9% 1.4% 0% 403 403 2014年 年11月現在 月現在 500 600 700 817 817 2017年頃 年頃 900 1,000 1,100 1,200 1,300 2021年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:中国電力 結果:中国電力 ①≫ ベースロード等電源容量 266 万kWの場合 40% 36.1% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 10kW以上設備/360時間ルール 25% 10kW未満設備/360時間ルール 20% 24.4% 10kW以上設備/指定ルール 15% 10kW未満設備/指定ルール 9.5% (%) 10% 11.0% 11.0% 6.7% 6.1% 2.7% 5% 1.0% 0.4% 0% 163 163 年11月現在 2014年 月現在 250 350 450 558 558 2022年頃 年頃 650 750 850 2030年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:中国電力 結果:中国電力 ②≫ ベースロード等電源容量 220 万kWの場合 40% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 10kW以上設備/360時間ルール 25% 10kW未満設備/360時間ルール 20% 10kW以上設備/指定ルール 15% 10kW未満設備/指定ルール 23.8% 10.1% (%) 10% 11.0% 7.2% 3.7% 5% 0.1% 1.1% 0.5% 0% 163 163 2014年 年11月現在 月現在 250 350 450 558 558 2022年頃 年頃 650 750 850 2030年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:中国電力 結果:中国電力 ③≫ ベースロード等電源容量 170 万kWの場合 40% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 10kW以上設備/360時間ルール 25% 10kW未満設備/360時間ルール 20% 10kW以上設備/指定ルール 15% 10kW未満設備/指定ルール 10.4% (%) 10% 4.1% 5% 7.3% 1.5% 0.2% 0% 163 163 2014年 年11月現在 月現在 250 350 450 558 558 2022年頃 年頃 650 750 850 2030年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:四国電力 結果:四国電力 ①≫ ベースロード等電源容量 157 万kWの場合 40% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 10kW以上設備/360時間ルール 25% 10kW未満設備/360時間ルール 20% 10kW以上設備/指定ルール 15% 10kW未満設備/指定ルール 27.4% 22.4% 16.1% (%) 8.7% 10% 10.0% 10.8% 5.3% 5% 3.1% 1.8% 10.8% 10.8% 7.4% 4.5% 0.3% 0% 102.5 102.5 2014年 年11月現在 月現在 130 160 190 219 219 2017年頃 年頃 257 290 320 350 2021年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:四国電力 結果:四国電力 ②≫ ベースロード等電源容量 130 万kWの場合 40% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 10kW以上設備/360時間ルール 25% 10kW未満設備/360時間ルール 20% 10kW以上設備/指定ルール 15% 10kW未満設備/指定ルール 12.8% (%) 8.0% 10% 9.1% 6.5% 10.5% 3.1% 5% 0.1% 1.2% 0% 102.5 102.5 年11月現在 2014年 月現在 130 160 190 219 219 2017年頃 年頃 257 290 320 350 2021年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:四国電力 結果:四国電力 ③≫ ベースロード等電源容量 100 万kWの場合 40% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 10kW以上設備/360時間ルール 25% 10kW未満設備/360時間ルール 20% 10kW以上設備/指定ルール 15% 10kW未満設備/指定ルール (%) 10% 3.8% 5% 5.5% 6.8% 2.0% 0.5% 0% 102.5 102.5 2014年 年11月現在 月現在 130 160 190 219 219 2017年頃 年頃 257 290 320 350 2021年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:北陸電力 結果:北陸電力 ①≫ ベースロード等電源容量 157 万kWの場合 40% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 10kW以上設備/360時間ルール 25% 10kW未満設備/360時間ルール 20% 10kW以上設備/指定ルール 15% 10kW未満設備/指定ルール 26.4% 18.7% 9.5% (%) 10% 11.9% 11.2% 11.9% 10.0% 6.7% 7.1% 5% 1.8% 1.7% 0% 33.4 33.4 年11月現在 2014年 月現在 50 75 100 110 110 2020年頃 年頃 125 150 175 2030年 年以降 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:北陸電力 結果:北陸電力 ②≫ ベースロード等電源容量 130 万kWの場合 40% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 10kW以上設備/360時間ルール 25% 10kW未満設備/360時間ルール 20% 10kW以上設備/指定ルール 15% 10kW未満設備/指定ルール (%) 10% 9.8% 7.6% 2.8% 5% 0.4% 1.1% 0% 33.4 33.4 年11月現在 2014年 月現在 50 75 100 110 110 2020年頃 年頃 125 150 175 2030年 年以降 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:北陸電力 結果:北陸電力 ③≫ ベースロード等電源容量 100 万kWの場合 40% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 10kW以上設備/360時間ルール 25% 10kW未満設備/360時間ルール 20% 10kW以上設備/指定ルール 15% 10kW未満設備/指定ルール (%) 10% 5% 0.1% 2.9% 0.9% 0% 33.4 33.4 2014年 年11月現在 月現在 50 75 100 110 110 2020年頃 年頃 125 150 175 2030年 年以降 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:東北電力 結果:東北電力 ①≫ ベースロード等電源容量 316 万kWの場合 40% 35% 30.1% 500kW以上設備/30日ルール 30% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 25% 10kW以上設備/指定ルール 18.1% 20% 10kW未満設備/指定ルール 15% 10.0% (%) 11.6% 11.6% 0.1% 1.7% 10% 2.8% 5% 7.1% 0.6% 0% 124.3 124 2014年 年11月現在 月現在 250 350 450 552 552 2020年頃 年頃 650 750 850 2030年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:東北電力 結果:東北電力 ②≫ ベースロード等電源容量 260 万kWの場合 40% 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 25% 10kW以上設備/指定ルール 20% 16.6% 10kW未満設備/指定ルール 15% 9.9% (%) 11.6% 10% 2.9% 5% 0.1% 7.0% 0.8% 0% 124.3 124 2014年 年11月現在 月現在 250 350 450 552 552 2020年頃 年頃 650 750 850 2030年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:東北電力 結果:東北電力 ③≫ ベースロード等電源容量 200 万kWの場合 40% 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 25% 10kW以上設備/指定ルール 20% 10kW未満設備/指定ルール 15% (%) 10% 7.3% 5% 0.2% 9.8% 1.0% 3.2% 0% 124.3 124 年11月現在 2014年 月現在 250 350 450 552 552 2020年頃 年頃 650 750 850 2030年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:北海道電力 結果:北海道電力 ①≫ ベースロード等電源容量 188 万kWの場合 40% 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 25.0% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 25% 10kW以上設備/指定ルール 20.7% 20% 16.8% 10kW未満設備/指定ルール 15% 12.5% 10.6% (%) 11.5% 10.7% 11.5% 11.5% 10% 11.5% 8.1% 4.0% 5% 0.3% 0.8% 1.4% 2.1% 2.9% 160 180 3.6% 5.2% 0% 55.9 55.9 2014年 年11月現在 月現在 80 100 117 117 2017年頃 年頃 140 200 220 2023年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:北海道電力 結果:北海道電力 ②≫ ベースロード等電源容量 150 万kWの場合 40% 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 25% 10kW以上設備/指定ルール 20% 10kW未満設備/指定ルール 15% (%) 10% 5.8% 3.1% 5% 0.1% 8.7% 7.0% 4.5% 1.2% 0% 55.9 55.9 年11月現在 2014年 月現在 80 100 117 117 2017年頃 年頃 140 160 180 200 220 2023年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) ≪『出力制御シミュレーション』 『出力制御シミュレーション』 結果:北海道電力 結果:北海道電力 ③≫ ベースロード等電源容量 110 万kWの場合 40% 35% 500kW以上設備/30日ルール 30% 年年年年 間間間間 抑抑抑抑 制制制制 率率率率 25% 10kW以上設備/指定ルール 20% 10kW未満設備/指定ルール 15% (%) 10% 5% 2.0% 0.4% 1.1% 3.1% 0% 55.9 55.9 2014年 年11月現在 月現在 80 100 117 117 2017年頃 年頃 140 160 180 200 220 2023年頃 年頃 系統接続量(万kW) 系統接続量(万 ) 54 ご清聴いただき、ありがとうございました。 一般社団法人 太陽光発電協会 http://www.jpea.gr.jp/
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