Excel 2010 の日付表示

那須シニアネット
2015.9
西村
Excel 2010 の日付表示
Excel 2010 の日付表示は、[セルの書式設定]・[表示形式]・[分類/日付]から選択、または
[分類/ユーザー定義]の設定で色々な表示ができます（図１）。
↑図１：年、月、日や曜日のみの表示もできます。セルの「条件付き書式」設定を使えば曜日ごと
に文字色を変えることもできます。説明は Excel 2010 で進めますが Excel 97-2003 もメニュー
位置が異なるだけで操作は同じです。
１．日付表示の書式選択
➊
➊日付を入力したセルを選択（クリック）
➋[セルの書式設定] ダイヤログを開く
➋
➌
➏
➍
メニュー[数値]の
ここをクリック
➎
右クリックから[セルの書式設定]や
[Ctrl]+[1]キーでも開ける
➌[表示形式]、➍[日付]と進み
➎[種類]から表示形式を選ぶ
➏[サンプル]が表示内容
希望の表示形式がないときは
➐[ユーザー定義]をクリック
➑[種類]から表示形式を選ぶ
➓
➒
それでも希望の表示形式がないときは
➒の枠内にユーザー定義を入力
『２．日付表示のユーザー定義』参照
➓[サンプル]が表示内容
➑
➐
希望の表示形式が決まれば
[OK]をクリックする
↑図２：セルの書式設定ダイヤログ（青点線枠）
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２．日付表示のユーザー定義
日付のユーザー定義は表１の記号を組み合わせて決めます。組み合わせ方法は表 2 を参考に
してください。
記号
説
明
例
d
先頭に'0'の付かない日付
1,2,3,･･･10,11
dd
先頭に'0'の付く日付
01,02,03,･･･10,11
ddd
省略した英字の曜日
Mon、Tue、
dddd
省略しない英字の曜日
Monday、Tuesday、
aaa
省略した日本語の曜日
月、火、
aaaa
省略しない日本語の曜日
月曜日、火曜日、
m
先頭に'0'の付かない月名
1,2,3,･･･10,11,12
mm
先頭に'0'の付く月名
01,02,03,･･･10,11,12
mmm
省略した英字の月名
Jan､Feb､
mmmm
省略しない英字の月名
January､February､
yy
西暦の下２桁
2000→00、2015→15
yyyy
西暦の４桁表示
2015
g
元号の省略英字表示
S、H
gg
元号の省略表示
昭、平
ggg
省略しない元号表示
昭和、平成
e
元号表記に続けて入力すると年数を表示
平成 1、平成 27
ee
元号表記に続けて入力すると'0'の付く年数を表示
平成 01、平成 27
↑表１：日付表示のユーザー定義記号
日付表示
定義（記号の組み合わせ）
2015 年 10 月 10 日土曜日
yyyy"年"m"月"d"日" aaaa
2015 年 10 月 10 日(土)
yyyy"年"m"月"d"日"(aaa)
2015 年 10 月 10 日
yyyy"年"m"月"d"日"
10 月 10 日(土)
m"月"d"日"(aaa)
10 月 10 日
m"月"d"日"
平成 27 年 10 月 10 日土曜日
ggge"年"m"月"d"日" aaaa
平成 27 年 10 月 10 日(土)
ggge"年"m"月"d"日"(aaa)
平成 27 年 10 月 10 日
ggge"年"m"月"d"日"
H27.10.10(土)
ge.m.d(aaa)
H27.10.10
ge.m.d
2015/10/10 Saturday
yyyy/m/d dddd
2015/10/10 Sat
yyyy/m/d ddd
2015/10/10
yyyy/m/d
10/10 Sat
m/d ddd
10/10
m/d
土曜日
aaaa
Sat
ddd
記号は小文字が標準です。
大文字は小文字に変換され
ます。年月日などの漢字はダ
ブルクオーテーションで囲み、
半角の括弧やスペースはそ
のまま入力します。ユーザー
定義をしても数式バーの表示
は、yyyy/m/d 形式になりま
す。
元号表示を指定したとき、定
義を再確認すると頭に
[$-411] が付くことがあります。
これは日本語を意味する記
号です。あってもなくて正常に
動作します。
表示の日付はすべて、
2015/10/10 です。
↑表２：日付表示とユーザー定義（記号の組み合わせ）。
Excel の日付表示は普通右詰になります。ここでは比較し易くするため左詰めで表示しています。
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３．日付表示とセルの条件付き書式
日付を表示したセルに「セルの条件付き書式」を設定すると、曜日ごとに文字の色やフォントを変
えることができます（図３．土曜は青色、日曜は赤色）。また、セルの塗りつぶし・網掛けもできます。
図３の土曜は青、日曜は赤色の文字表示を例にとり「条件付き書式設定」を説明します。
➊セル A2 に 10/1 と入力し、日付表
示のユーザー定義
➋
m”月”d”日”(aaa)
を設定（図４➊）します。
➊
➋[条件付き書式]・[ルールの管理]
をクリック。
[条件付き書式ルールの管理]ダイヤ
ログを開く（図５）。
↑図３：表示例
↑図４：条件付き書式
➌
➍
↑図５：条件付き書式ルールの管理
↑図６：新しい書式ルール
図５➌[新規ルール]をクリックし、[新しい書式ル
ール]ダイヤログを開く（図６）。
図６➍[数式を使用して、書式設定するセルを決
定]をクリック。図７が開く。
❚始めに、土曜日の文字色（青）を設定します❚
➎
➏
図７➎に次の数式を入力（小文字でもよい）
=WEEKDAY($A2)=7
入力したら➏[書式]をクリックし、[セルの書式設
定]ダイヤログを開きます（図８）。
↑図７：新しい書式ルール（編集）
=WEEKDAY（日付）関数は日付の曜日
日、月・・・土曜日を 1,2･･･7 の結果で返す
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➐
➑
プレビューが設定内容（文字が青色）
↑図９：書式ルール編集
↑図８：セルの書式設定
フォントを青色にします
図８➐[フォント]をクリックし、➑[色]から青を選
択し、[OK]をクリック → 図９
⓫
➒
図９[プレビュー]を確認して、[OK]をクリック
図１０上➒土曜日（青色）ルールが設定された。
❚次に、日曜日の文字色（赤）を設定します❚
図１０上⓫[新規ルール]をクリックし、土曜日の
書式設定と同様に進め、[新しい書式ルール]
は、次の数式を入力します。
➓
=WEEKDAY($A2)=1
また、文字色は赤を選択します。設定がおわれ
ば、図１０下になります。➓日曜日（赤色）ルー
ルの追加を確認し、[OK]をクリックします。
↑図１０：書式付きルールの管理
これで「条件付き書式設定」は完了で、図１１中
に戻ります（図４と同じ）。セル A2 をクリックしセ
ルの右下⓬にマウスのカーソルを合わせたとき
現れる＋をセル A12 までドラッグしてセル A2 を
コピーします（コピー&貼り付けはダメ！）。
図１１左が完成図です。
⓬
---------- 完成 ---------なお、図４（３ページ）でセル A2 をセル A12 まで
先にコピーし（図１１右）、セル A2：A12 を選択し
てから、書式設定をしても同じ結果になります。
このときも、ルールは同じ数式を入力します。
↑図１１：日付の表示
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