006 体外式連続心拍出量測定用センサー 006 体外式連続心拍出量測定用センサー 材料定義】 ◇ 定義 次のいずれにも該当すること。 ⑴ 薬事法承認又は認証上,類別が「機械器具( )内臓機能検査用器具」であって,一 般的名称が「単回使用圧トランスデューサ」であること。 ⑵ 心拍出量を連続的に測定することを目的として,患者の動脈内に留置されたカテーテ ル等に接続して用いられる専用のセンサーであること。 (平26 .3 .5 保医発 0 30 5 8 留意事項】 ◇ 一人の患者について,体外式連続心拍出量測定用センサーとサーモダイリューション用 カテーテル又は循環機能評価用動脈カテーテルを同時に使用した場合はいずれか主たるも (平26 .3 .5 保医発 0 30 5 5 ののみ算定する。 材料価格】 37 , 00 0円 関連する主な手技料 ■心拍出量測定 医科点数表 第2章第3部第3節 D2 0 7体液量等測定の「3」 15 0点 注1 心拍出量測定に際してカテーテルを挿入した場合は,開始日に限り1 , 30 0点を加算する。この場合に おいて,挿入に伴う画像診断及び検査の費用は算定しない。 2 カテーテルの交換の有無にかかわらず一連として算定する。 算定上の留意点) 体液量等測定の所定点数には,注射又は採血を伴うものについては第6部第1節第1款の注射実施料及 ◇ びD4 0 0血液採取を含む。 (平2 6 .3 .5 保医発 03 05 3 ■観血的動脈圧測定(カテーテルの挿入に要する費用及びエックス線透視の費用を含む。) 医科点数表 第2章第3部第3節 D2 25 1 1時間以内の場合 13 0点 2 1時間を超えた場合(1日につき) 26 0点 注 カテーテルの交換の有無にかかわらず一連として算定する。 算定上の留意点) 観血的動脈圧測定は,動脈圧測定用カテーテルを挿入して測定するもの又はエラスター針等を動脈に挿 ⑴ 入してトランスデューサーを用いて測定するものをいう。 ⑵ 穿刺部位のガーゼ交換等の処置料及び材料料は別に算定できない。 7 8 (平2 6 .3 .5 保医発 03 05 3 (平2 6 .3 .5 保医発 03 0 5 3 006 体外式連続心拍出量測定用センサー 〇心臓カテーテル法による諸検査(一連の検査について) 医科点数表 第2章第3部第3節 D2 06 1 右心カテーテル 3 , 6 00点 2 左心カテーテル 4 , 0 0 0点 注1 新生児又は3歳未満の乳幼児(新生児を除く)に対して当該検査を行った場合は, 「1」については 1 0 , 8 00点又は3 , 60 0点を, 「2」については1 2 , 0 00点又は4 , 00 0点を,それぞれ所定点数に加算する。 2 当該検査に当たって,卵円孔又は欠損孔を通しての左心カテーテル検査,経中隔左心カテーテル検査 (ブロッケンブロー),伝導機能検査,ヒス束心電図,診断ペーシング,期外(早期)刺激法による測 定・誘発試験又は冠動脈造影を行った場合は, それぞれ8 00点,2 , 0 00点,2 0 0点,20 0点,2 00点,60 0点 又は1 , 4 00点を加算する。 3 血管内超音波検査又は血管内光断層撮影を実施した場合は,40 0点を所定点数に加算する。 4 冠動脈血流予備能測定検査を実施した場合は,6 0 0点を所定点数に加算する。 5 厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険医療機関に おいて,血管内視鏡検査を実施した場合は,4 0 0点を所定点数に加算する。 同一月中に血管内超音波検査,血管内光断層撮影,冠動脈血流予備能測定検査及び血管内視鏡検査の 6 うち,2以上の検査を行った場合には,主たる検査の点数を算定する。 7 カテーテルの種類,挿入回数によらず一連として算定し,諸監視,血液ガス分析,心拍出量測定,脈 圧測定,肺血流量測定,透視,造影剤注入手技,造影剤使用撮影及びエックス線診断の費用は,全て所 定点数に含まれるものとする。 8 エックス線撮影に用いられたフィルムの費用は,E4 0 0に掲げるフィルムの所定点数により算定する。 9 心腔内超音波検査を実施した場合は,4 00点を所定点数に加算する。 算定上の留意点) 心臓カテーテル検査により大動脈造影,肺動脈造影及び肺動脈閉塞試験を行った場合においても,心臓 ⑴ カテーテル法による諸検査により算定するものとし,血管造影等のエックス線診断の費用は,別に算定し (平2 6 .3 .5 保医発 0 3 05 3 ない。 ⑵ 心臓カテーテル法による諸検査のようなカテーテルを用いた検査を実施した後の縫合に要する費用は, 所定点数に含まれる。 (平26 .3 .5 保医発 0 30 5 3 ⑶ 本区分「1」の右心カテーテル及び「2」の左心カテーテルを同時に行った場合であっても,「注1」 , ,「注3」及び「注4」の加算は1回のみに限られる。 「注2」 ⑷ (平26 .3 .5 保医発 0 30 5 3 「注3」 ,「注4」及び「注5」に掲げる加算は主たる加算を患者1人につき月1回に限り算定する。 (平26 .3 .5 保医発 0 30 5 3 ⑸ 心筋生検を行った場合は,D4 17組織試験採取,切採法の所定点数を併せて算定する。 (平26 .3 .5 保医発 0 30 5 3 〇肺臓カテーテル法,肝臓カテーテル法,膵臓カテーテル法 医科点数表 第2章第3部第3節 D3 2 5 3 , 60 0点 注1 新生児又は3歳未満の乳幼児(新生児を除く)に対して当該検査を行った場合は,それぞれ1 0 , 8 00点 又は3 , 6 00点を所定点数に加算する。 2 カテーテルの種類,挿入回数によらず一連として算定し,諸監視,血液ガス分析,心拍出量測定,脈 圧測定,肺血流量測定,透視,造影剤注入手技,造影剤使用撮影及びエックス線診断の費用は,全て所 79 006 体外式連続心拍出量測定用センサー 定点数に含まれるものとする。 3 エックス線撮影に用いられたフィルムの費用は,E4 00に掲げるフィルムの所定点数により算定する。 算定上の留意点) ⑴ 検査を実施した後の縫合に要する費用は,所定点数に含まれる。 (平26 .3 .5 保医発 0 30 5 3 ⑵ 造影剤を使用した場合においても,血管造影等のエックス線診断の費用は,別に算定しない。 (平26 .3 .5 保医発 0 30 5 3 体外式連続心拍出量測定用センサーについて 体外式連続心拍出量測定用センサーは,動脈圧測定のために,すでに患者の動脈に留置されているカテーテ ル等に接続し,そこから得られる動脈圧波形を解析することによって,新たな手技を加えることなく,連続的 に心拍出量等を測定することができる,専用の血圧トランスデューサーキットである。 従来,患者の血行動態(心拍出量や輸液量)を最適に保つためには,肺動脈カテーテル(サーモダイリュー ション用カテーテル)を心臓の中まで到達させ,心拍出量と肺動脈楔入圧を測定する必要があった。この手技 は,得られる情報は多いが,患者の身体的負担が大きいため,高齢者など虚弱な患者には使用できない場合が あった。体外式連続心拍出量測定用センサーを用いれば,既存の動脈ラインに接続が可能なので,新たにカテ ーテル等を挿入する必要がなく,患者に対する身体的負担が軽減される。 主な測定項目 ・心拍出量(CO) ・1回拍出量(SV) ・1回拍出量変化(SVV) ・動脈圧 外科や集中治療・救急医療の領域では,患者の心拍出量,血圧などの血行動態を連続的に測定し,管理する 必要がある。体外式連続心拍出量測定用センサーは,心拍出量に加え,1回拍出量及び1回拍出量の変動(動 脈圧波形の揺らぎ)をSVV(1回拍出量変化)として数値化して表示することができる。このSVVが呼吸 性変動により起こる場合,輸液反応性の指標(追加的輸液をすることにより,心拍出量が増加するかどうかの 指標)として有用とされている。 体外式連続心拍出量測定用センサーを用いることで,動脈圧測定と同等の侵襲度で,心拍出量(CO) ,1 回拍出量(SV)及び1回拍出量変化(SVV)が連続的に測定できるので,心臓疾患や透析等の副傷病のあ る患者や高齢者の手術,大量出血及び大量輸液が予想されるようなハイリスク手術の周術期,及び循環動態の 大きな変動が予想される症例での血行動態管理,輸液管理に有用である。 8 0 006 体外式連続心拍出量測定用センサー 81 6 処置用特定診療報酬算定医療機器 6 処置用特定診療報酬算定医療機器 ●持続的胸腔ドレナージ 診療報酬項目】J0 02 ドレーン法 J0 19 持続的胸腔ドレナージ 薬 事 法 承 認 】36 7 87 01 0 胸腔吸引器[器32;医療用吸引器] その他の条件】 持続的胸腔ドレナージ(吸引)が可能なもの ●陰圧創傷治療用カートリッジ 診療報酬項目】J0 03 局所陰圧閉鎖処置(入院) (1日につき) 薬 事 法 承 認 】58 20 2 00 3 単回使用陰圧創傷治療システム[医0 4;整形用品] その他の条件】 管理された陰圧を付加し,創傷治療を促進するもの ●酸素吸入器 診療報酬項目】J0 24 酸素吸入 薬 事 法 承 認 】12 8 55 00 0 酸素投与キット[器06;呼吸補助器] 35 3 00 00 0 高圧ガスレギュレータ[器0 6;呼吸補助器] 37 1 32 00 0 酸素治療フローメータ[器0 6;呼吸補助器] 37 4 98 00 0 酸素治療送入システム[器0 6;呼吸補助器] 70 5 76 00 0 呼吸同調式レギュレータ[器0 6;呼吸補助器] 70 5 80 00 0 呼吸同調式レギュレータセット[器0 6;呼吸補助器] その他の条件】 酸素吸入が可能なもの ●高気圧酸素治療装置(Ⅰ) 診療報酬項目】J02 7 高気圧酸素治療の「1」救急的なものの「イ」1人用高圧酸素治療 「2」非救急的なもの 薬 事 法 承 認 】1 2 06 1 00 0 高圧酸素患者治療装置[器06;呼吸補助器] その他の条件】 高気圧酸素治療が可能なもの ●高気圧酸素治療装置(Ⅱ) 診療報酬項目】J02 7 高気圧酸素治療の「1」救急的なものの「ロ」多人数用高圧酸素治療 「2」非救急的なもの 薬 事 法 承 認 】1 2 06 10 0 0 高圧酸素患者治療装置[器06;呼吸補助器] その他の条件】 高気圧酸素治療が可能なもの ●黄疸光線治療器 診療報酬項目】J04 3 新生児高ビリルビン血症に対する光線療法 薬 事 法 承 認 】3 5 23 90 0 0 新生児黄疸光線治療器[器12;理学診療用器具] その他の条件】 新生児黄疸に対する治療が可能なもの 7 56 6 処置用特定診療報酬算定医療機器 ●人工呼吸器 診療報酬項目】J0 4 5 人工呼吸 薬 事 法 承 認 】42 33 00 00 麻酔システム用人工呼吸器[器0 5;麻酔器並びに麻酔器用呼吸嚢及びガス吸収 かん] 13 36 60 00 ガス式肺人工蘇生器[器06;呼吸補助器] 14 36 10 00 新生児・小児用人工呼吸器[器06;呼吸補助器] 15 78 30 00 高頻度人工呼吸器[器06;呼吸補助器] 17 14 10 00 呼気肺人工蘇生器[器06;呼吸補助器] 17 59 10 00 再使用可能な手動式肺人工蘇生器[器0 6;呼吸補助器] 17 86 50 00 手動式ジェット人工呼吸器[器06;呼吸補助器] 17 87 70 00 陰圧人工呼吸器[器0 6;呼吸補助器] 34 85 10 00 麻酔用人工呼吸器[器06;呼吸補助器] 35 30 80 00 手動式心臓ポンプ人工蘇生器[器0 6;呼吸補助器] 36 08 60 00 単回使用手動式肺人工蘇生器[器0 6;呼吸補助器] 36 28 90 00 可搬型人工呼吸器[器06;呼吸補助器] 36 70 00 00 持続的気道陽圧ユニット[器06;呼吸補助器] 36 94 30 00 家庭治療用人工呼吸器[器06;呼吸補助器] 36 99 00 00 二相式気道陽圧ユニット[器06;呼吸補助器] 37 23 40 00 持続的自動気道陽圧ユニット[器0 6;呼吸補助器] 42 41 10 00 成人用人工呼吸器[器06;呼吸補助器] 70 56 10 00 汎用人工呼吸器[器0 6;呼吸補助器] その他の条件】 人工呼吸が可能なもの ●一酸化窒素吸入療法機器 診療報酬項目】J0 4 52 一酸化窒素吸入療法 薬 事 法 承 認 】37 26 60 00 一酸化窒素ガス管理システム[器0 6;呼吸補助器] その他の条件】 人工呼吸器と接続し,一酸化窒素濃度を監視しながら供給を行うもの(一酸化窒素を 含む) ●心マッサージ器 診療報酬項目】J0 4 6 非開胸的心マッサージ 薬 事 法 承 認 】3 5 30 90 0 0 電動式心肺人工蘇生器[器12;理学診療用器具] 70 59 30 0 0 手動式心臓ポンプ[器12;理学診療用器具] 70 59 40 0 0 機械式心肺人工蘇生器[器12;理学診療用器具] その他の条件】 非開胸的心臓マッサージが可能なもの ●除細動器 診療報酬項目】J0 4 7 カウンターショック 薬 事 法 承 認 】1 7 57 90 00 電話操作除細動器[器12;理学診療用器具] 17 88 20 00 一時的使用ペーシング機能付除細動器[器1 2;理学診療用器具] 35 97 20 20 非医療従事者向け自動除細動器[器1 2;理学診療用器具] 75 7 6 処置用特定診療報酬算定医療機器 37 8 05 00 0 半自動除細動器[器12;理学診療用器具] 37 8 06 00 0 手動式除細動器[器12;理学診療用器具] その他の条件】 電気エネルギーを用い,除細動を行うことが可能なもの ●皮膚レーザー照射装置(Ⅰ) 診療報酬項目】J05 42 皮膚レーザー照射療法の「1」色素レーザー照射療法 薬 事 法 承 認 】3 6 04 3 00 0 色素レーザ[器3 1;医療用焼灼器] その他の条件】 色素レーザー照射療法が可能なもの ●皮膚レーザー照射装置(Ⅱ) 診療報酬項目】J05 42 皮膚レーザー照射療法の「2」Qスイッチ付レーザー照射療法 薬 事 法 承 認 】3 6 18 9 00 0 ルビーレーザ[器31;医療用焼灼器] 70 63 1 00 0 アレキサンドライトレーザ[器3 1;医療用焼灼器] その他の条件】 Qスイッチ付ルビーレーザー照射療法又はルビーレーザー照射療法が可能なもの Qスイッチ付アレキサンドライトレーザー照射療法が可能なもの ●磁気刺激装置 診療報酬項目】J07 04 磁気による膀胱等刺激法 薬 事 法 承 認 】7 1 03 50 0 2 尿失禁治療用磁気刺激装置[器1 2;理学診療用器具] その他の条件】 磁気刺激により尿失禁の治療が可能なもの ●光線治療器(Ⅰ) 診療報酬項目】J11 9 消炎鎮痛等処置の「2」器具等による療法 薬 事 法 承 認 】3 5 14 70 00 赤外線治療器[器1 2;理学診療用器具] その他の条件】 患部の加温を行うことが可能なもの ●光線治療器(Ⅱ) 診療報酬項目】J05 4 皮膚科光線療法 薬 事 法 承 認 】3 5 14 90 00 紫外線治療器[器1 2;理学診療用器具] 35 14 70 00 赤外線治療器[器1 2;理学診療用器具] 70 60 60 00 キセノン光線治療器[器12;理学診療用器具] その他の条件】 赤外線又は紫外線を用いて皮膚疾患に対する光線治療を行うことが可能なもの ●干渉低周波膀胱等刺激装置 診療報酬項目】J07 02 干渉低周波による膀胱等刺激法 薬 事 法 承 認 】3 6 73 70 00 干渉電流型低周波治療器[器12;理学診療用器具] その他の条件】 干渉低周波電流を通じ,尿失禁治療を行うことが可能なもの ●低周波治療器 診療報酬項目】J11 9 消炎鎮痛等処置の「2」器具等による療法 薬 事 法 承 認 】3 5 37 20 00 低周波治療器[器1 2;理学診療用器具] 7 58 6 処置用特定診療報酬算定医療機器 36 73 70 00 干渉電流型低周波治療器[器12;理学診療用器具] 70 60 70 00 強さ期間測定低周波治療器[器12;理学診療用器具] その他の条件】 患部筋肉や神経に電気刺激を与えるもの ●高周波治療器 診療報酬項目】J1 1 9 消炎鎮痛等処置の「2」器具等による療法 薬 事 法 承 認 】11 24 50 00 マイクロ波治療器[器1 2;理学診療用器具] 11 24 60 00 超短波治療器[器1 2;理学診療用器具] その他の条件】 患部の加温を行うことが可能なもの ●超音波治療器 診療報酬項目】J1 1 9 消炎鎮痛等処置の「2」器具等による療法 薬 事 法 承 認 】11 24 80 00 超音波治療器[器1 2;理学診療用器具] その他の条件】 患部の加温を行うことが可能なもの ●レーザ治療器 診療報酬項目】J1 1 93 低出力レーザー照射 薬 事 法 承 認 】36 53 10 20 ヘリウム・ネオンレーザ治療器[器12;理学診療用器具] 7 06 3 00 00 半導体レーザ治療器[器1 2;理学診療用器具] その他の条件】 疼痛緩和に用いることが可能なもの 75 9 尿管カテーテル 35 尿管カテーテル 保険算定】 不可 処置・手術の手技料の所定点数に含まれ別に算定できない。 ■腎盂内注入(尿管カテーテル法を含む。 ) 医科点数表 第2章第9部第1節 J062 1 , 08 0点 注 ファイバースコープによって行った場合に算定する。 ■経尿道的尿管狭窄拡張術 医科点数表 第2章第 部第1節 K7 8 3 20 , 9 30点 算定上の留意点) ◇ 内視鏡検査に係る費用は所定点数に含まれ,別に算定できない。 (平26 .3 .5 保医発 0 30 5 3 ■尿管皮膚瘻造設術 医科点数表 第2章第 部第1節 K7 9 0 12 , 910点 尿管カテーテルについて 尿管カテーテルは長さ約 ㎝の細いカテーテルで,膀胱内視鏡を用いて,尿管口から尿管を経て腎盂へ挿入 する。通常,F r5∼6号の使用頻度が高い。1㎝ごとに目盛がつけられ挿入距離がわかるようになっている。 消毒にはホルマリンあるいはエチレンオキサイドを使用する。 本カテーテルの使用目的は,上部尿路疾患における尿管の太さ・長さ,狭窄の有無・部位・程度,腫瘍の位 置の確認,両側腎の分割尿の検査,腎機能検査,腎盂への薬剤の注入・洗浄,逆行性腎盂造影,腎盂内への留 置による持続導尿等である。 8 32
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