ルピナス会本部事業報告 国の大きな政策課題のもと、厳しい新たな介護

ルピナス会本部事業報告
国 の 大 き な 政 策 課 題 の も と 、厳 し い 新 た な 介 護 報 酬 の 改 定 が 予 想 さ
れ た 目 前 の 年 で は あ り ま し た が 、法 人 と し て 行 政 の 信 頼 に 基 づ く 新 た
な 課 題 を 受 け 入 れ る な ど 、 各施設等の事業運営については順調に推移
い た し まし た 。今 後も事 業の 拡大 を視 野 にいれ つつ 、福祉 環境の 変化 に
と も な う諸 問題 に機 敏に対 峙し た運 営を 推進い たし ます 。
( 総 務 課)
1 理 事会 ・評 議員 会、監 査
(1) 理 事会 ・評 議員 会
理事 会、評議 員会と も に 8 回 開催 、法人 諸問 題に つい てご意 見を
い ただ くと とも に、 適切な 運営 上の ご決 定をい ただ きま した 。
(2) 監事 監査
本部 を含 め 、各施 設等 に対 する 監 事監査 を実 施 、運 営の細 部に つ
い て監 査を いた だき ました 。
(3) 指導 監査
神川 ホー ム、か みさ と ナーシングホーム、鴻巣ホ ーム に対 する 県指導 監査
が おこ なわ れ、 何れも 適切 な評 価を いただ きま した 。
2 合 理化 、 統 一化 された 施設 運営 への 努力
(1) 理事 長、施設 長を 中心 とした 幹部 会議(木 曜定 例)を常 態化( 32
回)、法人内 の諸 問題 につ いて 発展的 に対 応でき るよ う努 めま した 。
(2) 各施 設等主 任以 上会 議(年 2 回開 催)を定 例化 し、法人 内が 統一
化 され た考 えで 運営 がなさ れる よう 努め ました 。
(3) 事務 を中心 とし た大 幅な 合理 化を 多方面 から 検討 、順 次組織 的整
備 を進 めま した 。
3 職 員活 用、 処遇 への努 力
(1) 適材 適所を 基本 に、人事 異動 によ る人材 の有 効活 用に 努めま した 。
(2) 研修 旅行 、ボ ーリ ング 大会 、法 人 新年会 、永年 表彰等 の厚 生企 画
を おこ なう とと もに、多 様 な働 き方 ので きる職 場実 現に 努め ました 。
4 定 款、 規則 、規 程関係 (制 定及 び改 正)
適 切に 改正 等を おこな いま した 。
( 財 務 課)
1 経 営状 況の 分析 と指導 を実 施し まし た。
ア 各施 設にお ける 半期 ごと の経 営状況 の分析
イ 年度 末三期 連続 事業 活動 収支 の比較 分析
2 新 会計 制度 の実 践指導 に努 めま した 。
3 コ ンプ ライ アン スの徹 底に 努め まし た。
ルピナス園事業報告
1 主な事業報告
( 1) 事 務 係
効率的で公正な職員の人事管理により、働きやすい職場の実現
とともに、利用者様の入退所事務の適正な推進をはかりました。
( 2) 業 務 係
ア ケ ア マ ネ ー ジ ャ ー と し て 他 職 種 と の 連 携 を 図 り 、常 に 利 用 者 様
の新たなニーズに応じたケアプラン作成に努めました。
イ 生 活 相 談 員 と し て 、ご 家 族 様 へ の 相 談 援 助 や 連 絡 調 整 に 対 応 し 、
た 結 果 、 稼 働 率 95,1%( 目 標 95 % ) の 達 成 を は か り ま し た 。
ウ 栄 養 係 と し て 衛 生 管 理 を 最 重 点 と し て 取 り 組 む 中 で 、各 種 意 見
を 反 映 し 、利 用 者 様 ニ ー ズ に 近 づ け る 業 務 の 推 進 を は か り ま し た 。
( 3) 看 護 第 1、 第 2 係
ア インフルエンザの発症が認められましたが、各職員が連携し
てこれに対応、感染の重度化、拡大を防止しました。
イ 生活能力の維持向上を目指し、利用者様一人ひとりの症状や
目的に合わせたプログラムを計画し実施しました。
( 4) 介 護 課
介護のプロとしての自覚と誇りを持ち、利用者様が必要とする
介護士の実現に鋭意取り組みました。
2 その他事業
(1) 地域 社会 への 社会 貢献活 動
「彩の国 あん しん セー フテ ィネッ ト事業 」に 参画 し、 生活困 窮者
の 社会 的孤 立な ど地 域の福 祉課 題に 対応 して、 生活 相談 や経 済的援
助 (現 物給 付) を行 いまし た。
(2) 家族 会
利用 者様 家 族と ルピ ナス 園と の 交流 を 基 に、 協力 によ る 密度 の高
い サー ビス 提供 に努 めまし た。
( 3) 防 災 対 策
防災設備の定期点検と防災計画に基づいた消火避難訓練を3回
実 施、 近隣 地域 と連 携した 訓練 を実 施し ました 。
(4) 施 設整備
ナ ースコ ール 交換 工事 を終 了し 、順 調な活 用 を はか って おりま す 。
かみ さと デイ サービ スセ ンタ ー事 業報告
1 事 業結 果
(1) デイ サー ビス センタ ー開 設 20 周年記念 式典 の開 催(11 月)
各方 面の 皆 様 の 協 力 を 得 て 、 盛 大 に 終 了 す る こ と が で き ま し た 。
(2) 理学療法 士に よる リハ ビリ を開始 (4 月開始 )
利用者 様か らも 好評 を受け て、 継続 の方 針です 。
(3) 利用者様 増加 への 取り 組み
居宅支 援事 業者 を訪 問する など して 情報 交換を 活性 化、利 用者 の
増 加に 努め まし たが 、目的 には 届き ませ んでし た。
(4) 認知症予 防対 策 へ の取 り組 み
「歌体 操」「知 的プ リント 」 等 を取 り入 れ、利 用者 様の 現状 は握
ととも に、 今後 の予 防対策 に役 立て まし た。
(5) 感染症対 策へ の取 り組 み
予防法 のプ リン トを 配布す るな どし て、 指導に 努め まし た。
2 利 用者 状況(前 年対 比 )
利用者 人数 の合 計
稼
働
率
平 均利 用者 数/1 日
※
25 年 度
26 年 度
3,761 人
3,562 人
△199 人
60.7%
58%
△2.7%
12.1 人
11.6 人
△0.5 人
増 、 減 (△ )
高 齢化 や病 気 の 重度化 が、減少 に結 びつい てい るも の と 考える 。
か みさと 居宅 介護 支援 事業所 事業 報告
1 事 業結 果
・ 地 域 や 関係 施設、地元 行 政へ 利用 者 増加の 働き かけ を行 いまし た 。
・ 継 続的 な見 直し により、真に 求め る ケアプ ラン 作成 に努 めまし た 。
・ 関係 者と の信 頼醸成 に努 めま した 。
2 ケ アプ ラン 作成 状況
作 成は 、 利 用延 べ人数 は、414 人( 平成 25 年、同 26 年 同数 )、 登
録 者 数 40 人( 平成 25 年、 同 26 年同数 )で推 移し まし た。
神川 ホー ム事 業報告
1
運 営の 重点
利 用者 主体 の福 祉サ ービス を基 本方 針と 捉え、利用 者様 の安心 安全
な 生 活 が保 障さ れる 環境作 り や 社会 貢献 活動の 推進 を は か り、より 良
い サ ー ビス の提 供に 努めま した 。
2 主 な 事 業結 果
(1) 支援第 1 課 、第 2 課
ア 生活介 護、 入所 支援 の充 実
利用者 様の 意向 を踏 まえ た個別 支援計 画の 作成 を行 い、サ ービ
スの実 現や 評価 の向 上に努 めま した 。ま た、前 年度 から 実施 して
いる誕 生日 外出 レク につい ても 内容 の充 実に努 め、 利用 者様 から
満足度の 高い 評価 を得 るこ とがで きまし た。
イ 各種 委員会 活動 の向 上
委員 会を通 じた 業務 の改 善 を 継続し 、利用者 様の 信頼 と納 得 の得
られる 介護 サー ビス の充実 に努 めま した 。
ウ 地域 への生 活移 行( 自立 )の 実現
平成 26 年 5 月から 開所 され た指 定特定 相談支 援事 業所 (ル ピナ
ス神川 ホー ム) と連 携した 業務 の推 進を はかり まし た。
エ リス クマネ ジメ ント 体制 の強 化
日 頃から の危 機管 理に 対す る意識 を持ち 、介護 事故 の防止 に努 め
ました 。ま た、虐 待に 対す る認識 を高 め るため 、施 設内研 修を 実施
し虐待 防止 に対 する 職員の 教育 に努 めま した。
3 そ の他 の事 業
(1) 社 会貢献 への 積極 的努 力
「彩の 国あ んし んセ ーフテ ィー ネッ ト」事業へ 参画 し、社 会貢 献
活動 へ積 極的 に取 り組み まし た。
(2) 災害(火 災等 )防 止対 策強 化 への 取り組 み
建物、 機械 、防 災用 具等 の点検 整備を 定期 的に 実施 すると とも
に 、防 災計 画に 基づ く消防 署職 員立 ち会 いによ る防 災訓 練(年 2
回、昼 間、 夜間 想定 )、 緊急 連絡 網訓練 を実施 し、 有事 に備 えた安
全対策 に努 めま した 。
指定特 定相 談支 援事 業所神 川ホ ーム 事業 報告
地元を 含め た各 市町 行政と の連 携に より 、契 約を おこ ない 相談支 援
サ ー ビ スを おこ なっ た対象 者が 70 件に 達しま した 。
か みさ とナ ーシン グホ ーム 事業 報告
1
事 業概 要
老 人 保健 施設 とし ての 理 念や 使命 に基 づいた 業務 の推 進に より、地
域 に 根 ざし た施 設と して、 平成 27 年 3 月末で 在宅 復帰 率5 0%と い
う 高 い 目標 を達 成す るに至 り 、「 リハビ リなら ナー シン グ」 といわ れ
る ま で に成 長す るこ とがで きま した が、施設稼 働率 目標の 93%は、未
達 成 に 終わ りま した 。
2 主 な事 業結 果
(1) 看護 係 、介 護第 1 課 、第 2 課、 第 3 課
ア 健康管理 への 取り 組み
施設長 の回 診等 によ る 利用 者様 の状 態観 察と 、異 常の 早期 発見
に努め、また 緊急 時対 応の 習熟に より 重 度化抑 止を はか りま した 。
イ イン フルエ ンザ (平 成 27 年 1 月利 用 者・職 員が 罹患 )への 対応 。
県、保健 所と の連 携によ る早 期で 適切 な 対応に より 、入院 者の
未発生 、施 設内 感染 拡大防 止 を はか りま した。
ウ 多職 種から なる マネ ジメ ント 会議で の検討 を基 に、本人 や家 族
の意向 を尊 重し たケ アプラ ンの 作成 に努 めまし た。
エ 食事 につい て利 用者 個々 に 合 っ た 栄 養 マ ネ ジ メ ン ト を 作 成 し 、
多職 種で の協 議 や 実践 を 通じ るこ とで 栄養状 態の 維持・向上 に繋
げる よ う努 めま した。ま た行 事食 に加 え 新たな 企画 とし て「 昼食
セレク トメ ニュ ー」 を取り 入れ 好評 を得 ており ます 。
オ 職員 研修は 、労 働局 補助 金を 活用、接 遇に対 する 意識 の向 上を
目的に 6 回 の研修 を行 うと とも に、他の 研修や 会議 等に も積 極的
な職員 出席 に努 めま した。
カ 家族介護 教室 の開 催は 4 回実 施し 、何 れも 好評 で毎回 20 人前
後の参 加が 得ら れて おりま す。
(2) リハ ビリ課
ア 理学 療法 士・作業療 法士・言 語聴 覚士・歯科 衛生 士な どの専 門
職の機 能を 最大 限発揮 し 、利 用者 様 、ご 家族 から の種 々の ニ ーズ
に最大 限応 えら れる よう業 務に 取り 組ん で参り まし た。
イ 適切 な評価・目 標の 設定・訓練 計画 を立案 、リ ハビ リスタ ッフ
にとど まら ず、他 の職 種と も入 念な カン ファレ ンス を繰 り返 しな
がら訓 練を 実施 して 、実績 を積 み重 ねて おりま す。
ウ 必要 に応じ て は 家屋 調査 も行 い、在 宅 に戻っ てか らの 生活 面の
支援も 行え るよ うな 細やか なサ ービ ス提 供をは かり まし た。
かみさ とナ ーシ ング ステー ショ ン事 業報 告
1
地 域包 括ケ アの 推進
地 域の 方々 から のご 要望に 耳を 傾け 、日 曜日か ら月 曜日 まで 在宅で
の 介 護 支援 事業 を 開 始しま した (平 成 26 年 4 月開始 )
2 体制
事 業所 加算 Ⅱを 算定し 、新 たな 研修 計画や 訪問 介護 員の レベル アッ
プ を 目 途に 定例 勉強 会を開 催す るな どし て、質 の向 上を はかり まし た 。
3 そ の他
ノ ロウ イル ス等 の感染 防止 期間( 平 成 26 年 11 月から翌 3 月 まで の
間 ) を 定め 、予 防対 策を徹 底さ せま した 。
平成 26 年度ル ピナ ス鴻 巣ホ ーム 事業報 告
1
運 営の 重点
平 成 26 年度 を「 整備の 1 年 」と 定義 し、施 設整 備や 体制整 備に 取り
組 む と とも に、地域と の連 携に も重 点を 置いた 体制 整備 に鋭 意取り 組
み ま し た。
2 事 業結 果
(1) 大規模 修繕 工事 の完 成
理 事長 をは じめ、 各理 事、 評議 員の皆 様、 関係 行政 の深い ご理
解とご 協力 によ りル ピナス 会 施 設と して のイメ ージ 刷新 や利 用者
様の快 適な 居住 環境 整備の 実現 を目 的に 、建物の 内外 は勿 論、細々
とした 電気 器具 や厨 房器具 に 至 るま での 大きな 工事 を無 事に 完成
させる こと がで きま した。本事業 には 、利用者 や保 護者 様 、ま た、
職員か らも 感謝 の言 葉が伝 えら れて おり ます。
(2) 利用様 への 支援 体制 の充 実
ア 採用 活動へ の取 り組 み強 化
新たに パー ト職 員を 加え た 7 人 の支 援に 従事す る職 員 を 迎え 入
れ、体 制の 充実 をは かりま した 。
イ 地域 移行へ の支 援強 化
支援 体制の 整備 によ り、新たに 1 人 の グルー プホ ーム 移行 を実
現させ るこ とが でき ました 。
ウ 研修 や会議 等へ の積 極的 な出 席指導
SST (ソ ーシ ャル スキル トレ ーニ ング )、 スヌ ーズレ ンを 用
いた支 援体 制 の 強化 を含め て、各種 研修 会や会 議へ の出 席を 指導
し、支 援の 質の 向上 をはか る と とも に 、得た知 識や 技術 を更 なる
支援 で 活用 すべ く努 めまし た。
エ サー ビスレ ベル の向 上を 目指 した部 内委員 会の 整備
サー ビス向 上を 目指 して 、部 内に 5 委員会 を整 備し まし た。
(3) 地域との 関わ り
ア 併設 の 短期 入所 事業 に加 え て 空 床 利 用 も 可 能 な 体 制 を 「 整 備 」
し、地 域の 福祉 の声 に答え られ る施 設整 備に努 めま した 。
イ 「彩の国 あん しん セーフ ティ ーネ ット 事業」へ も積極 的に 参 画
し、 国 の困 窮者 対策 へ向け た協 力 整 備を はかり まし た。
ウ 本 年 4 月 1 日開 設を 目指 した 指定特 定相談 支援 事業 所の 開設
準備を 行い まし た 。
(4) 積 極的な 広報 活動 への 取り 組み
施設の 活動 紹介、新規 利用 者様の 募集 、職員 募 集な ど多 くの 目的
から、広報誌 の発 行に とど まら ず 、ツ イ ッター の更 新な どに よる 広
報 活動を 強化 し ま した 。今 後も募 集に向 けた 広報 の強 化を考 えて
おります 。