etters - ビッグヴァン

vol.4
クオスクラブ レターズ
CLUB Letters
株式会社ビッグヴァン
Quality Authentic Stage
料金別納郵便
東海道五拾三次之内 保土ケ谷新町橋( 保永堂版 ) 広重(初代)/( 横浜市歴史博物館所蔵 )
東海道程ケ谷之風景(鍵屋庄兵エ) 一震斎芳形/( 横浜市中央図書館所蔵 )
東海道一ト眼千両 程ケ谷 飴売千太郎(伊勢兼版)
広重・国周/(横浜市中央図書館所蔵)
特集 ・ 東海道五十三次の歴史をたどる
かつての宿場町、保土ケ谷の魅力をご紹介
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特集 ・ 東海道五十三次の歴史をたどる
かつての宿場町、保土ケ谷の魅力をご紹介
安藤広重や葛飾北斎の浮世絵や、書物「東海道中膝栗毛」などでも有名な東海道五十三次。
江戸時代の始まりと共に、幹線道路として本格的に東海道が整備されました。
江戸の日本橋から京都の三条大橋までの道のり約492キロを、当時の人々は12日から15日ほどで歩いたと言わ
れています。東海道は大名や幕府の役人、商人や伊勢神宮へ参詣する旅人などで、大変賑わっていました。
この道中に五十三の宿場が置かれ、旅人は旅の疲れを癒したり、名物料理を食べたり、お土産を買ったりして、
旅を楽しんでいたといいます。
今回はこの五十三の宿場の中で、
日本橋から数えて4つめの宿場町である、保土ケ谷をご紹介いたします。
京都
三条 大 橋
∼
∼
神奈川
川 崎
品 川
日本橋
保 土ケ谷
東京
約492キロの道のり
空 前の旅 行ブームだった江 戸 時代
江戸時代、東海道は多くの旅人で賑わいました。誰もが一生に一度は伊勢参りを切望する
空前の旅行ブームで、老若男女を問わず20人に1人が伊勢参りをしたと言われます。
もともと東海道は、江戸と京都を結ぶ交通の要であり、運送や情報の伝達の役割もありまし
た。本陣・旅籠等の宿が整備され、伝馬や物資輸送の仕組みが強化されていきました。
参勤交代の際の宿場は人馬が不足する為、周辺の村は助郷の制度によって馬や人手を
提供し、協力をする必要がありました。
安藤 広 重や、北 斎らに描かれた横浜市の保土ケ谷。
長い旅道の途中で一休みする場所として栄えた宿場町。
※イラストはイメージです
安藤広重(歌川広重)が、保栄堂より出版した「東海道五十三次」。その中に、現在の相鉄線「天王町」駅前付近の風景を描いたもの
があります。天王町駅前広場には、この絵に描かれている橋のモニュメントがあります。
天王町駅前公園にある、旧帷子橋跡。
東海道五拾三次之内 保土ケ谷新町橋( 保永堂版 ) 広重(初代)/( 横浜市歴史博物館所蔵 )
東海道の風景を連想させる、灯籠と松。
相鉄 線「 天 王 町 」駅からJ R「 保 土ケ谷」駅まで
つづく並 木 道は、旧東海道の名残。
相鉄線「天王町」駅から、
「クオス横浜保土ケ谷レジデンス」の前を通り、JR横須賀線「保土ケ谷」駅
へ向かう並木道は、かつて東海道だった道です。
並木道はフラットなアプローチが続き、歩道も広くとても歩きやすい道のりです。
「保土ケ谷」駅の周辺には古くからある神社仏閣や、宿場町の面影を色濃く残す建物などが点在して
おり、並木道と共に風情ある落ち着いた街並みが印象的です。
東海道名所之内 権太坂(丸鉄版)
暁斎周麿/(横浜市中央図書館所蔵)
東海道程ケ谷之風景(鍵屋庄兵エ) 一震斎芳形/( 横浜市中央図書館所蔵 )
街道沿いの並木は、江戸幕府の命により植えられたと言われています。植えられたのは、主に松や杉、
カシ、
ヒノキなどでした。並木は、旅人に街道があるということを知らせる役割と共に、暑い夏には日差し
をよけるために、寒い冬には風や雪をしのぐためにと、厳しい環境から旅人を守る役割も果たしていま
東海道一ト眼千両 程ケ谷 飴売千太郎
(伊勢兼版)
広重・国周/(横浜市中央図書館所蔵)
した。幕府によって、並木の伐採や整備などが厳しく管理されていたことにより、旧東海道沿いには、現
在でも各地に美しい並木が残されています。
「 保 土ケ谷 」駅 周 辺に今も残る、かつての宿場町の面影。
松並木と一里塚
旅籠 本金子屋跡
旧東海道を象徴する松並木を再現した道。
距離の目安となる一里塚もここに復元しています。
江戸時代に旅籠として栄えた本金子屋の跡。
格子戸や通用門が当時の雰囲気を伝えます。
東海道程ケ谷(上州屋版) 一英斎芳艶/(横浜市中央図書館所蔵)
本陣跡
往来する大名が宿泊した宿。苅部本陣は極めて
豪壮な宿で、
当時の門や土蔵が残されています。
侍型の車止め
「天王町」駅や「保土ケ谷」駅周辺には、
ちょんま
げに袴姿の車止めが点在しています。
東海名所改正道中記 六 境木の立場 程ケ谷 戸塚迄二リ九丁(山清版) 広重(三代)/(横浜市中央図書館所蔵)