面接練習始まる~キーワードは「変える」~ 東

平成26年12月前期
No334
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岩国市立東中学校
岩国市三笠町2-1-9
面接練習始まる~キーワードは「変える」~
東中学校長
柏村雅実
本 格的な冬の到来です。各教室には暖房がありませんが、生徒たちの熱気
(熱い想い)によりここちよい室温が保たれています。しかし、空気が乾
燥して、インフルエンザや食中毒(ノロウイルス等)などの感染症が発生
しやすい時期になりましたので、家庭や学校でも感染症防止に十分に気を
付けたいものです。特に、3年生は、新年の1月下旬から高等学校の入学
試験があります。学力を最大限に伸ばすと共に、健康管理には十分気を付
けることがとても大切なことです。学校という閉鎖された空間では、誰か
3年面接練習風景
が感染症に罹患すれば、あっという間に広がりますので、全ての教員・生
徒が健康管理に気を配る必要があります。
さ て、先日3年生が体育館に集まり、面接指導を受けました。そして、とうとうこれから校長
・教頭・教務主任の3人による実践的な面接練習が開始されます。事前に私は11月から3年生
とは教育相談ということで校長室で一人ひとりの進路について面談を行ってきました。その印象
を率直に述べますと、全体的に見て以前よりずいぶん自分の考えや思いをはっきりと話すことが
できるようになってきています。これもキャリア教育を授業の中や行事などの中で意識して進め
てきた成果が出ているのではないかと感じています。自分の意志や考えをはっきりと相手に伝わ
るように表現する能力は、まさしくキャリア教育で育てたい能力のひとつだと言えます。面談で
は、ほとんどの生徒が自分の考えを堂々と話していました。本当に自信に溢れる姿です。しかし、
まだまだ課題はありますので、以下に面接で気を付けるポイントを書いてみたいと思います。
○志望の動機を明確にもっておくこと
志望の動機と希望する学校の整合性があることが大切です。
○明るく表情豊かに、はきはきとこたえること
どの学校も明るく元気な生徒が欲しいものです。
○身なり服装、髪型など、清潔で、さわやかな印象を与えること
特に、髪が長い人が気になります。前髪は目にかからないのがよいでしょう。
○聞くとき、話すときは相手の目をみること
堂々とした姿勢、志の強い人は、目の輝きに表れてきます。
○前向きに答えること
厳しい質問でも、前向きに考えて答えましょう。
○あいさつや礼などの行動には、その人の性格が表れます
横柄な性格の人は、行動も横柄になります。反対に、誠実な性格の人は気持ちの
良い行動が見られます。
以上、気になったことを率直に述べました。
と ころで、上で挙げたポイントはどうすれば身に付いていくのでしょう
か。付け焼き刃・一夜漬けで身につくものでしょうか?いや、そう簡単に
身に付くものではありません。やはり面接では、いくら練習しても日頃の
姿勢が自然に出てしまうものです。大切なのは、自分を「変える力」をも
つことです。自分がこうなりたいと考えたら、それに合うように自分を変
えることです。例えば、将来就きたい仕事があるとします。仕事には適性
東中を磨く会
というものがあります。だから、その仕事に合うように自分を変えなけれ
ばなりません。そうしなければ、その仕事に就ける可能性が低くなります。
だから、面接についても同じです。上記のポイントはいずれも社会に出てからもとても大切なこ
とであり、自分の姿勢を変えることを学生時代に必ず身に付けておきたいことです。
そ れでは、身に付ける方法を述べてみたいと思います。一番簡単な方法は毎日の生活の中で訓
練していくことです。目的をもって毎日を生活する。(授業でのねらいを明確にすることも含ま
れます)家の人や先生、友だちとの会話の中で自分の言いたいことや思いをはっきり表現する。
家でも学校でも元気でさわやかなあいさつをする。職員室への入り方をきちんとする(組・氏名
・用事を述べて敬語を使って適切な対応をする)等等、日々の家庭生活や学校生活の中でいくら
でも訓練する場があるのです。大切なのは、自分をこう変えたいという強い決意があるかという
ことです。社会で通用することは、どん欲に学生時代に身に付けて欲しいと思います。これらは、
キャリア教育における基礎の基礎であると考えています。受験時期になって突然取り組んでもな
かなか身につくものではありません。1,2年の早い時期から訓練していくとより一層効果が上
がると思います。
12月5日(金)、シンフォニア岩国にて、学校音楽鑑賞
教室が開催され、市内の中学校5校、小学校4校の児童生徒
が鑑賞しました。本校からは、全生徒が参加し、広島交響楽
団の演奏を鑑賞しました。
曲目は、「ハンガリー舞曲」、「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」「白鳥の湖」「惑星」な
ど、だれもが一度は耳にしたことのあるようなクラシックの名曲ばかりで、胸の底から揺り動か
されるような迫力満点の演奏でした。合間にオーケストラの楽器の説明や、児童生徒の指揮者体
験などもあり、楽しく学びながら音楽を楽しむことができました。
12月7日(日)、東中を磨く会を実施しました。当日
は116名の有志生徒が参加し、「掃除に学ぶ会」の皆さ
んに清掃用具の使い方や清掃方法の指導をしていただき
ました。
特に男子トイレの水濾しや小便器にこびりついた尿石を落とす作業は、臭いも強く、はじめは
顔を背けるようにして取り組んでいた生徒も見られました。しかし、掃除終了後の反省では、
「は
じめは臭くて、きたなくて嫌だなと思っていましたが、やっているうちにゴム手袋もはずして、
夢中で取り組んでいました。」という感想が多く聞かれました。実際、掃除の終わり頃には、便
器をのぞき込み、水濾しを抱きかかえるようにして、一心に磨く生徒の姿があちらこちらで見ら
れました。床や階段などに取り組んだ生徒も、真剣なまなざしで狙いを定めた汚れと格闘してい
ました。
育友会長様をはじめ、保護者の皆様にもご参加をいただきました。ある保護者は掃除後、「ト
イレが明るく見えますね。」と言っておられました。それと同じように、生徒たちの心も、ピカ
ピカに輝いていたと感じました。
「掃除に学ぶ会」の皆様には、生徒一人ひとりに細やかなご指導をいただき、ありがとうござ
いました。紙面を借りてお礼申しあげます。
12月8日(月)、平成27年度生徒会役員選挙の政策
討論会および投票が行われました。
11月初旬に選挙管理委員会を立ち上げ、選挙告示、立候補者説明会を経て、11月25日
(火)以来、全3号の選挙公報、立候補者・推薦者の校門での呼びかけや各学級への訪問などで
選挙運動を展開してきました。
この日はその総仕上げです。会長候補2名、副会長候補8名による政策討論会では、全員堂々
と公約や意気込みを発表し、会場の生徒も手を挙げて「東中の課題は何か」「公約を守るために
具体的にどう取り組むか」など、鋭い質問を投げかけていました。本校生徒の発表力や対応能力
の成長を感じました。
投票の結果、次期生徒会役員は以下のように決まりました。1月8日(木)の任命式で新たな
生徒会が動き始めます。
生徒会長 佐伯和磨
副会長(男子) 原光也斗
副会長(女子) 河井芳香
10月18日(土)の文化祭では、上記義援金についてご協力をいただき、ありがとうござい
ました。当日の募金額は5,268円でした。本校育友会から、これに4,732円を加え、合
計10,000円を山口県PTA連合会を通じて、被災者のみなさまに義援金としてお届けしま
す。災害からの立ち直りに皆様の浄財が役立つことを祈ります。
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次回の学校納金の振替日は1月5日(月)
です。振替日の前日までに、口座への入金を
よろしくお願いします。