【EXCEL】を初めて扱う方の講座です。 文書をつくるのに、WORD がいいですか?EXCEL がいいですか? とよく聞かれます。職場などで使い慣れた方を使う方が多いですね。 どちらも同じように作成することができますが、 基本的には、見栄えの良いものを作ろうと思えば WORD がお勧めです。 ただ、EXCEL ならではの便利な機能を使えば、効率の良い作成が出来る ので、ものによっては EXCEL じゃないとね!という場合もあります。 その場合、気を付けたいのは、 EXCEL は、WORD と違って印刷することを優先して作られていません。 画面は用紙の大きさで表示されていないので、印刷すると 1 枚の用紙に収まり きれなかったり、思っていたより小さくなったりということがあります。 また、画面上では表示されている文字が印刷されてなかったり、ということも よく目にします。 画面と実際の印刷した場合は違うということを知ったうえで作成することが 大切です。 ◆ EXCEL ならではの便利な機能… 文書を作る際に、レイアウトさえしっかり作成しておけば文字の差替えが簡単に 出来ること。いつも使う文書なら統一された書面形式で作成できることになります。 また、シートごとに必要な書面を管理しやすいのも特徴ですね。 そして、最大の機能は何といっても、計算してくれることです。 数値や集計が必要な文書では、EXCEL じゃないとね~となります。 ◆ 全角と半角を使い分けよう! 慣れないうちは、この切り替えがめんどうくさくて仕方ないのですが・・・ 当然のことですが、日本語の文字を入力する場合は全角です。 それ以外の入力(数字・数式・関数)は半角じゃないと機能してくれません。 全角はあくまで文字なので、入力はご注意下さい。 ◆ EXCEL を知ろう! 画面は、格子状に区切られた表で構成されています。 縦は「列」横は「行」 列は、A・B・C~XFD まで約 18000…数えたことないけど 行は、1・2・3~1048576 ととんでもない大きさあります。 このひとつひとつの区切られた枠を「セル」(細胞)とよびます。 セルには場所を表すための名前がつけられていて、A 列の 1 行目は A1 2 行目は A2 ・・・というふうに列と行の交差した場所で決まります。 このセルというひとつの単位に対して、いろいろな設定や「コマンド」の実行を 入力することが出来るわけです。 この広いシートの始まりのセル「A1」をホームと呼びます。 始まりは、A1 が選択されています。 任意のセルの上でクリックすると、そのセルが太枠に囲まれ、選択している状態 になります。 ※ すべての作業は、入力したいセルが選択されているかを確認しましょう。 ☞ やってみよう! 表を作ってみましょう。 B3 から E7 を選択します。 B7 セルの中心から、E7 に向かって ドラックします。 太枠で囲まれたセルが選択された状態になります。 選択しているセルすべてに同じ操作が出来るようになっています。 表を作成するときは、まず表になるセルに「格子」で線を引くとわかりやすいと 思います。 上の状態のまま、罫線の▼をクリック→「格子」を選びましょう。 目安となる表のレイアウトができました。 ※ 罫線を入れなくても計算や入力には 問題ありませんが、この広いシートの どこに何を入れるのか を決める為に レイアウトを先に作成した方が、作業しやすい と思います。 ◆ セルの結合(複数のセルをひとつのセルにします) 結合したいセルを選択します。起点(最初)のセルの中心から終点のセルに向かって ドラックします。 ここでは、B4 から B7 までをドラックしましょう。 先ほどと同じように太枠に囲まれたセルが選択された状態になります。 この状態のまま、「セルを結合して中央揃え」をクリックします。 選択範囲のセルが結合 しました。 ◆データを入力してみましょう。 B3:エクセルの入力(全角) B4:四則計算(全角) C3:数値 A(全角) D3:数値 B(全角) E3:答え(全角) C4~C7 : 12(半角) D4~D7 : 34(半角) 右の図のようになりました? エクセルの入力 が エクセルの数値 A と なってしまいました。 これは、「エクセルの入力」の文字が B3 セルが狭くて 入り切れていない訳です。B 列の列幅を広げてあげれば表示されます。 ◆列幅調節 今回は B 列を広げたいので、「B」をクリック(選択)した状態で、の右側の線の上 をポイントします。ポインターの形が 左右の矢印に変わったら、 ダブルクリック します。 ※これは、列幅の 自動調節です。 印刷の幅に合わせて 調節されます。 ◆セルの文字位置を決めよう! 表を作成するなら、見やすいのも大切な要素です。 3 行目の文字をセルの 中央に揃えましょう。 B3 から E3 までを 選択します。 その状態で、横位置の中央揃えをクリックします。 縦位置 横位置 表の完成です。 ここからが EXCEL の本番です。 ◆数式を入力してみよう! 実際に EXCEL の機能を使ってみましょう。 E4 に 左の数値 A と B の合計を入力しましょう。 当然 「46」です。(^◇^) 46 を入力します。 E4 のセルは、あなたが計算した数値が入力されていますね。 これでは、EXCEL は何も仕事をしていない状態です。 次は、EXCEL に計算させます。(数式の入力) E5 セルに 「=12+34」と入力します。【必ず 半角 】 すると「46」が表示されました。E5 セルは計算してくれたということです。 ※ ここで大切なポイントは 「=」を最初に入力したことです。 「=」は、今からセル(選択セル)に命令(数式)をいれますよ!の合図です。 ◆数式バー 今 E4 と E5 のセルには「46」が入っています。 見かけは全く一緒ですね! でも、E5 には実際に入っているのは数式です。 セルには、結果が表示されるので実際に入力している数式は見えません。 実際に入力されている内容を見ることが出来るのは、上部の数式バーです。 数式バー 慣れないうちは、数式の変更はこの数式バーでおこなうと簡単です。 数式バーの数値を打ちかえてみましょう。 E5 の数値が変更されます。 ◆セルの参照 エクセルの便利なところは、他のセルを「参照」できるところです。 ☞ やってみよう! E6 セルにも 合計を求めてみましょう。 今度は C6 と D6 のセルを使って数式を完成させます。 まずは、忘れちゃいけない…「E6 を選択します。」 入力しましょう。 (半角で)= と入力後、C6 セルをクリック、 + と入力後、D6 セルをクリック 数式バーを見ると、 =C6+D6 と入力されています。 Enter キー で確定。 E6 にも「46」が表示されました。 これは、C6 にある 12 と D6 にある 24 を「参照」した訳です。 「参照」した場合の便利な点は、 参照しているセルの数値が変わると 当然 結果も変わるということです。 つまり、結果を求めたいセルに、 それなりの式を入力しておくことで、元の数値(参照しているセルの数値)の 変動に合わせて、結果も変動してくれる 訳ですね! ◇復習です。 今度は E7 セルに 同じく C7 D7 セルを参照して合計を求めて みましょう。 ◆ 四則計算 を覚えよう! 上記は、「加算」でした。 「引き算」「乗算」「割算」でも、やってみましょう。 「+」を入力したところを、下記記号に変更してみましょう。 引き算 ·············· 「-」(=と同じキー) 乗算 ················· 「*」(アスタリスク) 割算 ················· 「/」(スラッシュ) ※ 半角です。(上記は見やすくするため全角で表示しています) これで、ある程度の数式を使った表は作れるようになったと思います。
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