第 2号 - 北海道新篠津高等養護学校

北海道新篠津高等養護学校
学校だより
平成 27 年度第2号 7月 24 日発行
Tel 0126−58−3280
HP http://www.shinshinotsukoutouyougo.hokkaido-c.ed.jp/
各学年より
「社会見学を終えて~1 年~」
1 学年
社会見学担当:三田村
祐
二
5 月 27 日、1 学年の社会見学が行われました。季節外れの暑い日でした。
まず学年全体で石狩のパールライス工場を見学しました。新篠津村も米どころであり、日常
的に口に入れる米について、理解を深めて欲しいという目的でした。
その後、大通公園に移動して解散し、学級ごとに見学先に向かいました。計画の甘さか、交
通渋滞のせいか、解散予定時刻が 30 分近くも遅れてしまい、予定していた見学予定を変更しな
ければならない学級が出てしまったことは、次年度の反省です。学級ごとに生徒たちの興味関
心や「ここを学んで欲しい!」という教師の願いの折り合いをつけつつ、下調べもして臨んだ
見学だっただけに、残念なことをしてしました。・・・しかし、突然の日程変更にも柔軟な対応
ができていたのは、「さすが高校生」というところでしょう
か。
体調不良で若干の欠席者が出てしまったのが残念ではあ
りましたが、学級ごとに楽しく、身になる学習活動ができま
した。生徒たちの目立たなかった一面が垣間見えたりしたこ
とも、新しい発見でした。今後、2 年生での宿泊研修、3 年
生での見学旅行のなかで今回の経験を生かしていきたいと
考えております。
「宿泊研修~2年~」
2学年 宿泊研修担当:香 城
望
6月17日(水)~6月19日(金)2泊3日の日程で、2学年の宿泊研修がありました。
旭川でのクラス別自主研修では、クラスごとに行き先を考え研修を深めました。産業科は旭
川美術館、木工科は旭川家具センターで木工の研修を行いました。また、
その他のクラスは、旭川科学館で無重力体験やプラネタリウムを楽しみ
ました。
また、宿泊先である大雪青少年交流の家では、体力に応じた4つのグ
ループに分かれ野外活動に取り組みました。夜にはスポーツレクやキャ
ンドルのつどいなど、事前学習で生徒が考えたプログラムに取り組みま
した。
それらの活動の中で、特に光ったのは「自分の役割を果たす」という
ことです。クラスごとに与えられた役割を、一人一人が最後まで責任を
持って果たすことができました。
今回の宿泊研修で培った「責任を果たす」という力を、今後の生活の中でも発揮して欲しい
と思います。
最後に、宿泊研修の実施に関わり、保護者の皆様には、様々な御支援と御協力をいただき本
当にありがとうございました。
「見学旅行~3年~」
3学年
見学旅行担当:山
本
健
之
今年度(21回生)の見学旅行は、3泊4日(5月19日~22日)の日程で東京・千葉方面
に行ってきました。
出発時、新篠津は雨模様でした。旅行先の天気も良くないとの予報でしたが、生徒たちの願
いが通じたのか、東京に到着するとスカイツリーからの展望を十分に楽しむことができました。
浅草では自由時間に、さっそく名物の食べ物を楽しむ学級もありました。
2日目の早朝、東京は雷雨でしたが、ホテルを出発する頃にはすっかり晴れて好天に恵まれ
ました。自主研修では、学級ごとに計画した目的地(見学先や食事場所)をJRや地下鉄、水
上バスなどの公共交通機関を利用して
満喫してきました。
3日目は、希望に応じて分かれたディ
ズニーランド、ディズニーシーのグルー
プで一日中、アトラクションやお土産の
買い物を楽しみました。この日だけは、
夢の国でだれもが魔法にかかってしま
いました。
宿泊や移動など、最後まで大きな問題
もなく、充実した見学旅行となりまし
た。この経験が、いつの日か思い出話と
して盛り上がるといいですね。
「第6回
体育大会」
文化体育部
体育大会担当:田
中
昌
典
体育大会準備期間の2週間の中で、体調不良の生徒が多く学校閉鎖になる
というかつてない事態になりました。そのため各学年の練習時間が十分にと
れず苦労した中での体育大会当日をむかえました。競技種目は例年通りでし
たが、生徒数の変化により各種目の参加人数が変わり作戦を立てようにもう
まくいかない部分もあったかと思います。
当日は天気に恵まれ、欠席の生徒も少なく実施することができ運営側とし
ては一安心でした。
生徒たちはとてもいい顔をして頑張っていました。また生徒テント前では大きな声を出し応
援して大変盛り上がっていました。生徒自身や学年の勝利のた
めに頑張るという意識が強く、全体が盛り上がり良い思い出にな
ったことでしょう。
保護者の応援の声で、普段以上の力を発揮する生徒もたくさん
いました。御協力御声援、本当にありがとうございました。
「新高オープンスクール2015」
教務部長:西
村
宏
志
5月21日(木)と6月18日(木)の両日「新高オープンスクール2015」が行われまし
た。本校に入学を考えている中学生に対し、作業学習の体験を通して学習活動への理解を深めて
もらうことや、保護者及び中学校などの先生に対して学校の概要などを説明する場として行っ
ています。1年生は、中学生と接することで高校生としての自覚を高め、他者を意識し、相手に
思いを伝えることなどをねらいとし、元気な声で受付・誘導と接遇の仕事を担当しました。2、
3年生は、中学生に作業活動について説明をし、教える
立場となります。このことを通して、自分自身を見つめ
直す振り返りの場となり、次の活動に、より前向きに向
かっていこうとする力を養っていけるのではないかと考
えます。
初めての作業体験に充実感を感じた様子の中学生、そ
して自分たちの役割を果たし満足感や達成感を表してい
る本校生徒。共に有意義な一日を過ごたようです。
学校評議員会
教頭: 佐々木
建
7月1日(水)に今年度第1回目の学校評議員会議を開催しました。今年度の評議員
は、(有)今田自動車商会の今田様、北海道自閉症協会の上田様、北翔大学の島津様、
新篠津福祉会の高柳様の4名と、今年度新たにPTA会長に就任された立脇様です。会
議には3名の委員が出席されました。委員からは、生徒が落ち着いて授業に集中してお
り感心したなどの感想が寄せられました。一方で、教室内の掲示物に「~してはいけな
い」などの否定的な表現や、「後ろ向きなことは言わない」などの抽象的な表現である
ものが見られ、発達障害のある生徒にとっては理解しにくいという御意見などもいただ
きました。いただいた感想や意見を踏まえ改善に取り組んでまいります。次回の会議は
11 月下旬を予定しています。
おやじの会について
おやじの会担当:
數
馬
毅
仁
6月7日に予定されていたおやじの会には40名以上の参加希望がありました。天気予
報も晴れで当日を楽しみにしていましたが、風邪などの流行による臨時休校のため中止と
なってしまいました。参加を希望してくださいました皆様、ありがとうございました。
茶話会について
PTA 厚生部担当:内
山
正
朗
PTA厚生部主催による茶話会が 5 月 29 日(金)に 48 名の出席をいただき、本校格技
室で行われました。今年度は、通学生の保護者を含めた茶話会ということで、同学科の
保護者の方々がテ-ブルを囲んでの集まりとなりました。
参加された皆さんからは、
「同じ科の先輩お母さんの話が聞けて良かった。」
「舎の部屋
ごとだった去年と違って新鮮でした。」という意見の一方、
「舎の部屋別の方が良かった。」
「舎室又は、舎の先生担当別にしてほしい。」という声も聞かれました。ビデオ上映では、
「子どもの頑張っている姿が見られて良かった。」「もっと見たい」などの話があり有意
義なひとときを過ごされていたようでした。
卒後支援
進路指導部長:佐
藤
隆
夫
「卒業」は、社会生活のスタートです。学校という枠が外れるということは、生徒、
保護者自らが様々な社会資源(企業、福祉事業所、相談支援機関、行政機関、生活支援、
地域、余暇)と直接かかわっていくということです。ネットワークを広げ、人間関係を
作り、安定した生活を維持することは、決して簡単なことではありません。そのために、
在校中の3年間で生徒も保護者もしっかりとした準備をしておくことが大切です。卒後
支援は、そんな社会生活の入り口のお手伝いをすることが目的です。
年間3回の招集支援では、息抜きの場を提供するだけではなく、直接顔を合わせた中
で困ったことがないかなどを聞き、状態の把握をしています。巡回支援では、夏期か冬
期に定期訪問し、卒業生の現状把握に努めています。文書支援では、定期的に卒業生や
家庭へお便りを送り、福祉制度や地域の情報提供、行事の案内などを行っています。ま
た、電話や来校による相談も随時受け付けています。
今後も、卒業生一人一人が笑顔で生活していけるよう、全職員が協力して支援を行っ
ていきたいと思います。
2 学期の主な行事予定
2学期始業式
8 月 17 日(月)
現場実習
8 月 3 1 日(月) ~
10 月 9 日(金)
(3年生)
9 月 9 日(水) ~
9 月 16 日(水)
(1年生)
9 月 28 日(月) ~
10 月 9 日(金)
(2年生)
新高祭
11 月 13 日(金)
・14 日(土)
2学期終業式
12 月 22 日(火)
冬季休業日
12 月 23 日(水)~1 月 17 日(日)
編集後記
体力つくりや、体育祭、遠足、様々な校外
学習を経て、日焼けした生徒の笑顔にたく
ましさが感じられます。
明日からの長期休業も、事故やけがなど
がなく子どもたちにと って有意義なもの
になりますよう願っています。