スライド - 地球学コース

変成相と変成分帯
岩石学
変成地域と変成分帯
• アイソグラッド isograd:特
徴的な鉱物の出現・消滅す
る地点を結んだ境界線
• 同じ全岩化学組成,圧力
下では~等温線
変成相と変成反応
変成相と変成反応
沸石相
 沸石+石英で特徴付けられる
 Ca沸石:
 ローモンタイト:CaAl2Si4O12・4H2O
 ワイラケ沸石:CaAl2Si4O12・2H2O
 Na沸石:
方沸石:NaAlSi2O6・H2O
ブドウ石パンペリー石相
 Ca沸石が消滅;ブドウ石+パンペ
リー石+緑レン石+緑泥石
 高圧:ブドウ石が消滅;パンペリー
石+アクチノ閃石+緑レン石+緑
泥石
 高温,>0.3 GPa:ブドウ石+アク
チノ閃石+緑レン石+緑泥石
変成相と変成反応
緑色片岩相
 ブドウ石+パンペリー石が消滅
 緑泥石+緑レン石+アクチノ閃石
+アルバイト
 温度上昇:緑泥石が減少し,Alに
富む角閃石に変化
 緑泥石+アクチノ閃石+チタナイト
+石英=Al角閃石+チタン鉄鉱+
水
 緑泥石+緑レン石+アクチノ閃石
+石英=チェルマック閃石+水
より高温:緑レン石角閃岩相へ移化
 普通角閃石+緑レン石+アルバイト
変成相と変成反応
緑レン石角閃岩相
 普通角閃石+緑レン石+アルバイト
角閃岩相
 普通角閃石+緑レン石+アルバイト
+石英=Caに富む斜長石+Alに
富む普通角閃石+水
 白雲母+石英=カリ長石+
Al2SiO5+水の反応曲線で高温,
低温に二分
変成相と変成反応
グラニュライト相
 定義:マフィック岩に斜方輝石
 斜方輝石+単斜輝石+斜長石±
普通角閃石±黒雲母±ザクロ石
 温度上昇:普通角閃石が消滅;
典型的なグラニュライト
普通角閃石+石英=斜方輝石
+単斜輝石+斜長石+水
 圧力上昇:
ザクロ石+単斜輝石+石英=斜
方輝石+斜長石
変成相と変成反応
青色片岩相(藍閃石片岩相)
 アクチノ閃石+緑泥石+アルバイト
=藍閃石+緑レン石+石英+水
 圧力上昇:緑レン石+緑泥石+パ
ラゴナイト+石英+水=藍閃石+
ローソン石
 圧力上昇→エクロジャイトへ移化:
藍閃石+ローソン石=ザクロ石+オン
ファス斜方輝石+石英+水
変成相と変成反応
エクロジャイト相
 定義:ザクロ石+オンファス輝石が
70-75%
 ザクロ石+オンファス輝石+SiO2が
安定
 ローソン石エクロジャイト亜相,緑レ
ン石エクロジャイト亜相,角閃石エク
ロジャイト亜相に細分
 石英エクロジャイト,コース石エクロ
ジャイト,ダイアモンドエクロジャイトな
ど
鉱物共生図
SiO2, H2O:過飽和(常に存在)
TiO2, P2O5:微量なので無視
4成分系:Al2O3+Fe2O3, CaO,
(Na2O+K2O), (FeO + MnO +MgO)
ACF図:A = Al2O3+Fe2O3-(Na2O+K2O)
C = CaO
F = FeO + MnO +MgO
AKF図:A = Al2O3+Fe2O3-(Na2O+K2O)
K = K 2O
F = FeO + MnO +MgO
A’K’F図:A = Al2O3
K = KAlO2
F = FeO +MgO
鉱物共生図
泥質岩:
SiO2, H2O:過飽和(常に存在)
CaO, Na2O, TiO2, P2O5:微量なので無視
Fe2O3:炭素がある還元的環境なので無視
AFM図:
A = Al2O3 - 3K2O or Al2O3 - K2O
F = FeO
M = MgO
鉱物共生図
変成作用と変成岩
変成作用と変成岩
変成作用と変成岩
変成作用と変成岩
変成相と変成岩