第 63 号 平成27年(2015年)7月1日 大阪府公立小中学校主査会会報 第63号 編集・発行 (ス 洋画 マ イ 大阪府公立小中学校主査会 ル) http://syusakai.main.jp SMILE:School(学校) Management(経営を) Improve(よりよくする) LEader(リーダー) 主査会グランドデザインを描く!~平成27年度 総会・研修会を開催~ 5月28日(木)大阪市立阿倍野市民学習センターにおいて、平成27年度総会及び 研修会を開催しました。ご来賓として、大阪府小学校長会会長 阪口 正治様、大阪府 公立中学校長会会長 小池 俊一様、大阪府公立小中学校主幹会会長 小川 之男様、 大阪府公立学校事務研究会会長 細野 重幸様にご臨席いただきました。 炭屋会長は挨拶の中で、主査会が設立17年目を迎え、設立当時の熱い想いを知って いる先輩方が退職し世代交代を迎える中で、機会あるごとに、その設立の意義を思い起 こすことが必要だと述べました。 そして「主査会設立趣意書」を引用して、次の三点について16年前の設立の想いと 意義を伝えました。①「主査会」の設立が、必ずや新しい時代の学校事務の確立と学校事務職員の社会的認知を 高めることにつながるものであると確信していること。②多くの主査の参加のもと、今日まで個人や組織として 培った研究や努力と実績を、「主査会」でさらに発展させ、学校事務職員制度の確立を図っていくこと。③「主 査」という職の可能性・創造性と21世紀の公立学校のあり方を共に考えていくこと。 その上で、会員の皆様に対して「主査会」活動に主体的に関わっていただきたいとして、次の三点について お願いをしました。①主査会の地区連絡会等を活用し、自身の実践・努力を周囲の方々と共有していただきたい こと。②実践報告などを市町村教育委員会等へアピールしていただきたいこと。③取組を通じて「主査会」への 加入について、お知り合いの未加入の主査の方々にお声掛けし、「主査会」を大きくしていただきたいこと。 続いて、主査会として、そのような会員一人ひとりの取組を背景にして、①主幹会・府事研など事務職員の団 体と連携を密にし、大阪における学校事務のグランドデザインを描いていきたい。②府教育委員会に主査会の活 動をアピールして、より一層の理解と支援、制度整備などを求めていきたい。③主査の職務研究を通して、学校 事務の確立及び学校経営の円滑な推進をめざすとともに、学校教育並びに地方教育行財政制度の発展・充実に寄 与するという「主査会」の目的達成に向けて、取り組みたい。・・・など決意を述べ、学校長に対して、主査や 事務職員の学校組織への位置付けや必要な制度整備について、一層の理解と支援をお願いして挨拶を結びました。 第16回 夏季フォーラムのお知らせ 日 時 場 所 テーマ 内 容 平成 27 年7月 29 日(水) 夏得の夏になる!多数のご参加を! 午後 1 時受付開始 午後1時30分~5時 アウィーナ大阪 4階「金剛 (中・西) 」 「チーム学校」を推進する事務職員のチカラ ①特別委員会研究報告 すべての事務職員が教育を充実させるために ―事務連携における主査の役割についてー ②講 演 「チーム学校」における学校事務職員の役割 講 師 愛知県一宮市立今伊勢中学校事務長 風岡 治 様 前文部科学省初等中等教育局参事官付運営支援推進係長 平成27年度文部科学省CSマイスター(コミュ二ティ・スクール推進員) (1) 第 63 号 平成27年(2015年)7月1日 ご来賓からのメッセージ(要旨) 大阪府小学校長会会長 阪口 正治様 国段階では、教育再生実行会議の第七次提言による教育改革が進み、また、教育 委員会制度の抜本的な改革による行政と教育との関わり等、教育をめぐる様々な変 化が訪れている。とりわけ平成29年4月から予定されている政令市への財源移譲にかかわって、どんなふ うに学校運営を進めていったらいいのかということに対して常にアンテナを張っておく必要がある。 大阪府においては、その年齢構成により10年未満の教職員を学校内でどのように育成していくのかとい う課題がある。事務職員の皆様方も同じ状況にあると思っている。そのような課題が山積している状況であ るからこそ、各自が主体的に情報を収集しその情報を共有し検討することで、情報の精度を高めていくこと が大事になってくる。そうして一定の方向性をつくっていくことが大事である。よりよい教育を提供してい くために、それぞれが能力を発揮していってほしい。 大阪府公立中学校長会会長 小池 俊一様 校長も事務職員もひとり職であり、その役割を周囲にはなかなか理解してもらえない 面があるが、事務職員の方々には行政的な面でたいへん助けていただいている。文科 省が示した「チーム学校」という考え方では、専門職を入れてチームとして学校経営 を行っていく方向である。事務職員の方々には、その行政的な視点で、活性化や教育 の向上等について、学校長に進言していただきたいと思っている。これからも情報交 換や研修会等で個々の力量を高めて、学校に様々な面で力を貸していただき、児童生 徒の笑顔につなげていけるようよろしくお願いしたい。 大阪府公立小中学校主幹会会長 小川 之男 様 自民党の教育再生会議の中で、事務職員のことについて踏み込んで議論した内容が ある。学校事務職員の呼称を「学校運営主事(仮称) 」に改め、管理職の学校運営をど うサポートしていくのかという議論になっている。私たちは、このことをどう捉え、 自分たちの働き方としてどう考えていくのかということについて議論していく必要が ある。 このように新聞紙上には現れない議論の中身にも、アンテナを高くしていくことが 大事だと感じている。そして教育委員会に対しては、 「チーム事務職員」として学校運 営に私たちを活用していくことにご理解をいただけるように、主査会の皆様とともに考 えて発信していきたい。 大阪府公立学校事務研究会会長 細野 重幸 様 2017 年の全国事務研京都大会において、府事研として分科会発表を行うことが決 まっている。府事研研究部がこれまで中心に進めてきた学校事務職員の組織化につ いての研究成果を基盤に、中長期的に今後の「大阪の学校事務のグランドデザイン」 について、今年度より研究策定していくことが決定した。主査会や主幹会の皆様と ともに、学校事務の確立、発展に向けて頑張っていきたい。 総会は、議長に、泉 香奈恵主査(南河内地区) 、白砂 朱美主査(泉北泉南地 区)、書記に、玉木 裕子主査(泉北泉南地区)が選出され、平成26年度事業報 告、会計・監査報告、平成27年度役員・会計監査候補者、平成27年度事業計 画案並びに会計予算案等、すべての議案が承認されました。 続いて地区常任理事の選出を行い、全ての総会議事を終了しました。 (2) 第 63 号 研 平成27年(2015年)7月1日 修 会 行政説明 「学校事務の現状」 講 師 大阪府教育委員会事務局教職員室 教職員人事課小中学校人事グループ課長補佐 城 行正様 紙面の都合上、要旨をご紹介いたします。 【学校事務の現状について】 ●府内の事務職員の配置状況・・・主査の配置状況(充足率) ・職階別年齢構成 年齢構成の二極化があり、キャリアアップが課題である。 ●事務の共同実施の進捗状況・・・市町村別共同実施の状況 府内の共同実施の取組状況は、一部実施を含め 20 市町になっている。平成 27 年 4 月から島本町・大阪狭山市が、全市での取組を始め、摂津市が、一部実施の取組を始めた。島本町が「町」 として初めて共同実施の全市展開に取り組んでいただいた。教職員課としては、地域が小さく学校数が 少ない中で全市展開しやすい、学校間が近く地域も近い「町」が共同実施を進めたことにより、大阪府 の南部に多い規模の小さな地域も共同実施のいいところを説明できる。 (平成 25 年度、26 年度の市町村への共同実施ヒアリングの中で出てきた、その取組に対してメリット・ デメリットが報告された。 ) ●共同実施の効果 個々の事務職員のスキルアップと共通マニュアル作成で事務の平準化が進み、全職員の負担軽減・作 業効率が上がり、また複数の目で書類をチェックすることにより適正な処理ができた。 物品の共同購入によりコストが下がった。市教育委員会としては、関与が減ったなどメリットがあげ られ、全市に進んでいる市町村からは、若手の指導の助け合いができ、様式の統一化が進み、いろんな 取組ができるようになってきたとの報告がある。 共同実施の取組が未実施の市町村からは、学校間・市教委間の業務のバラつきがあり、業務の標準化 が難しい。共同実施を進めることにより逆にコストが上がる、今の業務が増えるとの意見もあり、進ん でいる市教委との温度差があるように思う。 【個人情報適正管理について(失敗しないためのポイント)】 メールアドレスの流出・メール・ファックスの誤送信・郵便物の誤送付・電子媒体の紛失など様々な 失敗事例を紹介していただきながら失敗しないためのポイントを 5 つ紹介していただきました。 USB 紛失が多い中、教職員課での取組を紹介していただきました。 ○個人の USB は使わない。 ○職場で USB を購入して鍵のかかるところに保管する。 ○誰が持っているか、使用しているかわかるように管理簿をつける。 ○市町村とのデータ交換は量が多いのでメールでは送れない。 ○USB で情報をやり取りするが、翌日には返却してもらう。市町村の数だけの USB を 管理している。 ・・・職場内での情報管理に対して意識付けに対する取組を紹介していただきました。 また、質問等にも回答いただきました。 (3) 第 63 号 平成27年(2015年)7月1日 面白い!元気な特別委員会に 旋風を巻き起せ! 第 16 期 特別委員会 特別委員 大募集! 第 16 期特別委員会は、この秋からスタートします。皆様の積極的なご参加を お待ちしています。自薦・他薦を問いません。適任者のご紹介も含めて お近くの役員・常任理事までお知らせください。 退任された、役員・常任理事の皆様、お疲れ様でした 平成 27 年度の役員・常任理事が下記のとおり承認されました。同時に平成 26 年度の辻川副会長、岩谷会 計監査、岡波主査(南河内)が退任されました。これまでのご尽力に心よりお礼を申し上げます。また、 今年度の主査会の活動に対して会員の皆様のご協力をお願いいたします。 平成27年度 役員・会計監査 役 職 名 名 前 所 属 名 T E L F A X 会 長 炭屋 勝久 守口市学校事務支援センター 06-6991-6861 06-6991-6861 林 裕子 河内長野市立千代田小学校 0721-53-1371 0721-53-1381 副 会 長 永江 克子 羽曳野市立高鷲南中学校 072-955-9388 072-952-3946 安明 治子 池 田 市 立 池 田 小 学 校 072-751-2900 072-751-2901 事務局長 尾山みはる 門 真 市 立 門 真 小 学 校 06-6909-2000 06-6909-1175 事務局次長 大野 潤 吹田市立津雲台小学校 06-6871-0109 06-6871-0115 亀井 良子 八尾市立南山本小学校 072-999-3481 072-999-3482 会計監査 新田 圭子 枚 方 市 立 藤 阪 小 学 校 050-7102-9156 072-868-0565 加藤 勝 豊 中 市 立 第 十 中 学 校 06-6334-9259 06-6333-9916 顧 問 丹羽 真一 八尾市立南高安小学校 072-943-7063 072-943-7064 平成27年度 常任理事 担当地区 名 前 所 属 名 T E L F A X 豊 能 津田 良恵 箕 面 市 立 第 六 中 学 校 072-729-0927 072-729-9721 三 島 三宅 明子 吹 田 市 立 第 六 中 学 校 06-6386-0812 06-6386-4815 北 河 内 砥綿 博樹 門 真 市 立 第 二 中 学 校 072-881-5021 072-881-5022 中 河 内 山本 規子 八 尾 市 立 龍 華 小 学 校 072-991-3570 072-991-3571 南 河 内 土橋 純子 藤井寺市立藤井寺中学校 072-939-7100 072-939-8775 泉北泉南 玉木 裕子 貝 塚 市 立 東 山 小 学 校 072-446-8899 072-446-0099 ホームページが リニューアル! ■ 主査会活動と予定 ■ 訪問してください。 ★フォーラムの申し込みが かんたん! 4月 1日 4月18日 5月 9日 5月28日 6月15日 SMILE 62号 発行 常任理事会 常任理事会 総会及び研修会 常任理事会 7月 1日 7月 7日 7月13日 7月27日 7月29日 SMILE 63号 発行 常任理事会 特別委員会 常任理事会 第16回夏季フォーラム ☆パソコンでも★スマートフォンでも! http://syusakai.main.jp ◇主査会に関するお問い合わせは 守口市学校事務支援センター TEL 炭屋 勝久まで 06-6991-6861 ◇「SMILE」に関するお問い合わせは 羽曳野市立高鷲南中学校 永江 克子まで TEL 072-955-9388 (4)
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