記録報告集 女子感想文はここからダウンロード

B隊 (女子)選手感想文
北海道 旭川東高等学校
本州の山は、
標高が低いからといって油断していま
したが思った以上に距離が長く、体力面での不足を
感じさせられました。気温がとても高く、立ってい
るだけでさらに体力が奪われていました。また、緯
度が高い北海道とは違い、森林限界もなく山頂付近
でも平地と同じような植物があり、とても驚きまし
た。下見にいけず、初めて登る山での読図は大変で
した。
乗鞍岳では、先生がいない、4 人だけでのチーム
行動がとても新鮮で楽しむことが出来ました。しか
し、途中で隊員 2 人が33℃という激しい暑さのた
め急に体調をくずしてしまうこともありました。そ
こで、ただ頑張るだけでなくチームみんなでお互い
の体調をチェックしあうことが大切であると改めて
感じました。一日目からすでに疲れがたまりました
が、その後の班ごとの交流会はとてもいい思い出と
なりました。
蛇谷ヶ峰では、登山道までの棚田と、畑区の方々
の笑顔がとても素敵でした。また、恐れていたヒル
対策のため、
スパッツにガムテープを巻きましたが、
ヒルは出現せず、安心したと同時に少し残念な気持
ちにもなりました。そして山頂で歌った「蛇谷ヶ峰
~いい山だったね~」は今回の大会で一番の思い出
です。この歌を忘れることはないでしょう。
大谷山では、順位争いのためどのパーティーもス
ピードが速く、ついていくのに必死で三日間の山行
の中で一番辛いものとなりましたが、抜土で男子隊
と合流し、最後に皆で登ることができてよかったで
す。
大会を楽しむことができるかどうかは、事前の準
備にかかっているのだと思いました。そして、チー
ム内の雰囲気や団結力はとても大事だと再認識させ
られました。この大会で学んだ自分たちの課題にし
っかり向き合い、来年も全国大会に出場し、これか
らの努力の成果を発揮したいと思います。
青森県 八戸高等学校
私達は、今回初めてインターハイに参加しました。
初めてということで、とても不安でした。メンバー
も、2年生 1 人と1年生3人で、登山経験も多くあ
りません。
しかし、不安ばかり感じていてもどうしようもな
いので、山と滋賀とを楽しもうという、気持ちで大
会に臨みました。実際、大会を終え、楽しかったと
いう充実感で一杯です。山も、そこから見た琵琶湖
もとても美しいものでした。
楽しかった思い出の一方で、もう駄目かもしれな
いと思ったハプニングもありました。それは、大会
1日目の設営審査の時、テントのポールが折れてし
まったことです。ポールが折れた時の鈍い音と、メ
ンバーの驚いた顔は一生忘れないと思います。
(この
ことも、いつかは笑い話になるかもしれません。
)
今回の大会を通しても見つかった各々の課題を解
決し、来年もインターハイ是非出場したいと思いま
す。
岩手県 盛岡第一高等学校
私達は滋賀県で行われたインターハイに出場しま
した。本番は多少の不安はありました。しかし、こ
れまでにあれだけやってきたのだという自信があっ
たので、やるべきことはいつも通りにこなすことが
できました。また、メンバー全員が優勝するという
意識を持ち、それぞれの役目をしっかりと果たした
ことが優勝につながりました。
よく登山競技は体力・知力・精神力が問われる競技
だといわれますが、なかでも私は精神力が鍛えられ
る競技だと思います。足がどんなに痛くても歩かな
くては帰れないし、疲れていても 24 時間常にチー
ム全体のことを考えなければなりません。何かとこ
ういった精神力で乗り切る場面が大変です。しかし
その分、乗り越えたときは自分の自信となり、メン
バーとの絆が深まり、そして山頂や歩ききった時の
感動となりました。
また、この競技は準備がとても重要なのだと思い
ます。大会に向けて自分の筆記テストの勉強や計画
書の内容、装備やその他多くのことについて熟考を
重ね、完璧を目指して取組みました。実際にこれま
でを振り返ると、準備の段階が一番大変だったと感
じます。やらなければならないことや不十分なこと
がまだあるのではないか、という不安を常に抱いて
いました。しかしその不安な要素をひとつずつ消し
ていくのは、チームの自信につながりました。
この大会を通して学んだことは多々ありますが、
なかでも登山の素晴らしさに改めて気が付きました。
雄大な自然の中を歩くということはもちろん、つら
いことも楽しいことも共に乗り越えてきた仲間との
絆や、初めて見る景色や全国の山仲間などの新しい
出会いがあり、戦うだけでない登山競技は本当に奥
深いものだと思いました。優勝できたことに加え、
その他さまざまな経験ができたのは部員の皆や顧問
の先生方をはじめ、
多くの方々の支えのおかげです。
本当に感謝しています。ありがとうございました。
宮城県 仙台三桜高等学校
今大会開催に関わった全ての方々に感謝の気持ち
でいっぱいです。大会に参加し、改めて多くの支え
があり私達は安全登山することができるのだなと感
じました。下山後に直射日光が照りつける暑い中、
滋賀県の高校生たちが笑顔でお疲れ様です、と言っ
てくれたのがとても嬉しかったです。体力不足、山
を楽しむ気持ち不足で目指していた結果とは程遠い
ものとなりましたが、メンバーと最後まで諦めずに
やりきれたので良かったです。
(鈴木亜実)
今大会での山行はこれまでの2年半の部活動の中
で一番厳しいものでした。3日間連続の晴天の中で
の行動は体力的にも精神的にも辛かったです。ただ
好天のおかげで山から琵琶湖を見ることができ良い
思い出となりました。最後の大会で自分たちの全力
を出し切れなかったこと、
私自身の
「笑顔で頑張る」
という目標を達成できなかったことはとても悔しい
ですが、今まで一緒に過ごしてきた仲間と最後まで
登り切ることができ良かったです。(千葉真奈美)
今回の大会では本来の力を全く発揮できず、悔し
い思いをしました。メンバー全員が気力体力共に限
界に達し、落ち着いた判断ができなくなっていまし
た。ペーパーテストの天気図では一つ聞き間違いが
あり、非常に悔しい結果でした。全国大会という舞
台で学んだ多くのことは、余すことなく後輩に伝え
ていきたいです。
他県の様々なチームと交流できて、
宮城では見られないようなチームのやり方をたくさ
ん見られて良かったです。
(渡辺美希)
今回の大会では県大会と違い、知っている他校の
先生や他校の友達が居らず、不安な中で大会を迎え
ました。大会が始まると、知り合いが少なく心細い
中でも、山行中にチェックポイントで待っていて下
さる顧問の先生方や宮城の先生、なによりも2年半
ずっと一緒に部活をしてきたチームの仲間の言葉に
支えられ4泊5日の大会を乗り切ることが出来まし
た。この大会で自分がいかに周囲の人に支えられて
いるのかということを改めて実感しました。
(太田絢
恵)
秋田県 大曲高等学校
2度目の参加となった IH は、去年の順位に遠く
及ばず、悔しい結果となりましたが、たくさんの山
仲間ができ、充実した最後の大会となりました。
私以外は1年生のメンバーで臨んだ IH。初日から
棄権しそうになったけれど、無事に3日間登りきる
ことができました。班長さん、副班長さんにはご迷
惑をおかけしました…。
今回出会った皆さんと縁があってどこかでまた会
えることを願っています。ありがとうございまし
た!!(齊藤愛実)
私にとって初めてのインターハイは暑さとの戦い
でした。朝から気温が高く、標高も低いため、大会
期間中は常に暑かったです。また、体力不足ですぐ
にバテてしまいました。私が担当した医療のテスト
や記録でも些細なミスで満点を逃してしまい、悔し
い思いをしました。力不足を痛感し、先輩に対して
本当に申し訳なく思います。改めて全国のレベルの
高さを知りました。しかし、1年生でのインターハ
イ出場はとても貴重な体験でした。今回学んだこと
を生かして、来年は先輩に良い報告ができるように
がんばりたいです。
(進藤万由佳)
私はインターハイという大きな大会に出場するの
は初めてでした。しかも、1年生での出場で自分で
も驚きました。大会をきっかけに他県の友達ができ
楽しかったです。しかし、楽しいだけではありませ
んでした。2日目に私は、熱中症になり、周りに迷
惑をかけてしまいました。山に登れるかという不安
に押しつぶされそうになり、泣いてしまいました。
それでも、チームのみんなから励まされ、登りきる
ことができました。28位という残念な結果でした
が、来年はもっと上の順位を目指して練習を重ねて
頑張りたいです。
(髙階柚香)
私は今年入ったばかりの1年生で、山の経験も浅
く、右も左も分からないまま、先輩について行くこ
としかできませんでした。山行中はつらい時もあり
ましたが、仲間が励ましてくれたおかげで歩ききる
ことができました。結果は28位でした。0.1点
の差だけでも順位が変わり、1点落としてしまうと
命取りになってしまうという全国のレベルの高さを
思い知りました。
ですが、
私にはまだ2年あるので、
この経験を生かして、もっと上を目指せるように、
引退する先輩の分まで頑張っていきたいです。あり
がとうございました。
(竹内菜帆)
山形県 山形西高等学校
異郷の地での貴重な経験ができたことを嬉しく思
います。全国大会の厳正な審査基準や、常に集中を
切らせてはいけない環境で、ともに歩んできた監督
と仲間、これまでの準備期間で積み上げてきた経験
が自信につながったことを強く感じました。また、
全国各地の選手と交流を深めることで、新たな気付
きや学ぶことも多くありました。これからも自然と
触れ合い、登山から得られる感動を自らが発信源と
なって伝えていきたいです。
(渡邉茉友)
大会が終わり改めてわかったことは、自分がこれ
までどれだけ多くの人に支えられてきたかというこ
とです。部活の皆、たくさんの先生、家族、そして
何よりいつも一番近くで数え切れないほどの多くの
苦楽を共にしてきたチームの皆。辛いことも苦しい
こともこのメンバーだったから最後まで乗り越えら
れたと思います。この貴重な高校3年生のなるは、
自分自身を精神的に強くしてくれました。一生忘れ
ない宝物です。
(長南知里)
この大会に出て、驚いたことが2つあります。ひ
とつめは登山が好きな人がたくさんいることです。
皆がそれぞれに山へこだわりを持ち、心から登山を
楽しんでいるようで、親近感がわきました。ふたつ
めは自分が思っていたよりずっと多くの人に支えら
れていたことです。あの場にいた全員がそろって初
めて全国大会という舞台が成り立っていたのかと思
うと感謝の気持ちでいっぱいです。貴重な経験がで
きて本当に良かったです。
(鈴木紗耶)
今までの大会とは異なり、各県のトップと争うと
いうことで、準備期間中から大会本番まで良い緊張
感の中でこの大会に挑むことができました。
そして、
少し思い残すことがあるものの、自分たちができる
すべての事をすることができたと思います。また、
山形の山では見ることができない植物や昆虫、
地形、
山頂からの景色などを今大会で楽しむことができ、
より一層、山の魅力に気づくことができました。多
くの事を得た大会となり、
良かったです。
(田中彩加)
福島県 会津高等学校
今回が初めての出場でした。前泊や初日は全国大
会でのレベルの高い審査に不安を感じ、緊張し続け
ていた私達でしたが、開会式でのサンプルを始め滋
賀県のみなさんのあたたかい声援をいただき緊張が
ほぐれたような気がしました。
滋賀県は4人とも初めて行く場所でワクワクしま
した。山では歩き初めからたくさんの汗をかき、辛
く感じる時もありました。しかし、4人で声をかけ
あい、さらに班長さんをはじめ2班のみなさんやす
れちがう方々に「おつかれ様」と声をかけていただ
けたことであと少し、もう少しだ!と笑顔になるこ
とができました。
インターハイを通して感じたことが3つあります。
1つ目は声をかけあうことの大切さ。2つ目は全国
のレベルは高いということ。3つ目はたくさんの
方々に支えられているということ。です。全国大会
は初めての経験だったので装備についても、技術に
ついても分からないことばかりで実際、装備チェッ
クでだめだったものもありました。天気図など各テ
ストでも目指していた点を越えられず、全国の壁の
高さを本当に感じました。
今回得ることができた知識を後輩たちに伝えてい
き、また来年もインターハイに出場できるよう頑張
りたいと思います。
茨城県 水戸第三高等学校
私たち水戸三高は2014年度のインターハイ出
場を逃しての今回の出場だったので昨年のリベンジ
が果たせた思い入れのある大会でした。結果的には
満足のできる成績となりました。今大会を振り返る
と2つのこと感じます。1つは事前の準備の大切さ
です。大会前,何度も何度も装備の確認をしたのは
審査されるからという理由もあります。本来,医療
関係の方や自衛隊の皆さん,そして我々の登山に同
行していただいた先生方のサポートがないとする
と,自分自身はもちろんパーティー全体が生きるた
め,すべてのことを自分たちでやらねばなりませ
ん。医薬品の不足や装備の故障などは自分だけでな
く共に歩くパーティー全体に危険をもたらし,せっ
かくの素晴らしい山を最悪の思い出の地として根付
かせてしまいます。それを防ぐためにも十分な装備
確認や,装備による一つ一つの防水などの事前の準
備が大切な行為であることを再認識しました。皆様
の支援がどれだけ有り難かったことかを実感いたし
ております。本当にお世話になりました。ありがと
うございました。
2つ目は仲間という存在の重要性です。登山はつ
らいです。前を見ると終わりのみえない急な上りが
何メートルも続き,何度も「止まってしまおうか。
」
とくじけそうになります。振り返ると,同じ苦しみ
を味わいながらも一歩一歩歩き続ける仲間がいまし
た。仲間のためにも頑張って登頂したいという思い
が私のくじけそうな思いを断ち切り,また一歩を踏
み出すことができました。このように思えるのは,
仲間がお互いを信頼し,
理解し合っているからです。
私たちはこの信頼感があるからこそ,パーティー内
の誰かが山行中失速してしまった時でも,仲間の様
子に合わせて迷うことなく減速したり,立ち止まる
ことができました。このような信頼できる仲間の存
在は,自分の判断力を鈍らせず,全力をだしきれる
よりよい居場所を作ってくれました。
今回のインターハイ出場で得たことは,これから
人生において生きる糧となり,以後の困難を乗り越
えられるであろう経験となりました。この経験を胸
に今後の人生を歩んでいきます。
最後になりましたが,このような貴重な経験を与
えてくださった高島市の皆さん,大会役員,自衛隊
の皆様,
本当にありがとうございました。
(新木香穂)
栃木県 真岡女子高等学校
今回、このインターハイという大舞台に出場でき
たことを大変光栄に思います。私はこのインターハ
イのために全てを賭けてきました。もちろん辛いこ
ともありましたが、仲間と共に過ごした時間はとて
も充実したものとなりました。私はこのインターハ
イで引退となりますが最後の登山で、とても貴重な
経験をたくさん積むことができて、
本当に幸せです。
そして、今まで支えてくださった先生方、家族、部
員のみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。本当に
ありがとうございました。
この大会を通してたくさんの良い思い出をつくる
ことができました。他県の学校の生徒さん達とも沢
山交流できて本当に楽しかったです。また、高校生
活最後の山をこのような形で終わらせることができ
て良かったです。サンプリングなどのサービスも豊
富で助かりました。班長さんや副班長さん、支援隊
の皆さんのおかげでとても充実した4日間を送るこ
とができました。いろいろ支えてくださり本当にあ
りがとうございました。
今回が私にとって最初で最後のインターハイでし
た。滋賀の人たちはとても明るくて話しやすくて、
ここに来られて本当に良かったなと思いました。イ
ンターハイは県大会とは全く違う所が多く、出場し
ないと体験できないことを多く学ぶことができまし
た。私はこの大会で引退となってしまいますが最後
に仲間たちと想い出をつくることができ良かったで
す。ありがとうございました。
私はインターハイでたくさんのことを学び、感じ、
経験し、前の自分より成長できた気がします。この
たった5日間の大会を迎えるまでに何ヶ月努力して
きたことでしょう。自分達で時間を見つけ練習し、
話し合い、悩み苦しみ。決して簡単な道のりではあ
りませんでした。でも、こうしてこの大会を迎える
までの努力をしてきたからこそ、大会を終えた今、
充実感と達成感を感じることができました。この大
会に来られて本当によかったです。
群馬県 高崎女子高等学校
今回のインターハイは2年ぶりの参加ということ
で、先輩方から直接教えてもらうことも少なく、右
も左も分からない状況でのスタートでしたが、終わ
って振り返ってみると、あっという間の充実した
日々でした。
大会一日目は、開会式のあとにペーパーテストと
天気図審査がありました。開会式の講話では、琵琶
湖の水のきれいさに感動し、水のありがたさを再度
実感しました。ペーパーテストでは緊張感のただよ
う中で日ごろの成果を発揮することができました。
チーム行動では、最初は周りのペースに流されて
しまいましたが、途中からは自分たちのペースで行
動でき、落ち着いて読図ができ、山を楽しむことが
できました。また、一日一回の行動中のサンプリン
グは、暑い大会の中でとてもありがたく感じられ、
幕営地でのサンプリングも、生き返る心地がしまし
た。
そして、隊行動では、班員全員が熱中症などの症状
にかかることなく、無事に全行程を終えることがで
き本当によかったと思いました。役員の方々が本当
に親切にしてくださって緊張がほぐれました。他県
のチームとは、ねぎらいの言葉をかけ合い、ふだん
の山行とは、違った雰囲気を味わうことができまし
た。
設営審査では、地面が固くて、焦りと不安もある中、
いつも通りの設営ができたと思います。炊事審査で
は、福井県の審査員の方が群馬県の郷土料理(すい
とん)に興味を持って下さって、内心嬉しかったで
す。
今回のインターハイを前々から準備し、当日は運
営に携わって下さったすべての方々の感謝とお礼を
申し上げます。本当にありがとうございました。大
変お世話になりました。
埼玉県 春日部女子高等学校
私はワンダーフォーゲル部に入った時全国大会に
でるなんてちっとも思っていなかったし、出たいと
も思っていませんでした。なので最初は正直やる気
がなかったです。しかし、滋賀県に来て山登りが始
まると、色々な所の高校生がいて、いつもトレーニ
ングで行くところとはちがった感じの山で、4人で
歩いていて辛いのも多いけれど楽しかったです。登
山行動3日目の白石平~寒風での景色はとてもキレ
イで滋賀県は良い所だなぁと思いました。終わった
今となっては、全国大会に来られて良かったと思い
ます。 山岡由依
今回、全国大会に出場し他県の優秀な選手たちと
ともに3日間行動したことで沢山のことを学ぶこと
ができました。参考にしたい、と思うことも沢山あ
り次の機会の山に活かしていきたいです。また、3
日間ともに寝食した仲間がいたから、辛いときもあ
きらめずに登りきれたんだと思います。高校3年生
の夏にこんな貴重な経験をつめたことは一生忘れな
いと思うので大切にしていきたいです。芝田祥子
私は、今回の全国大会のような大きな大会に出場
したことがなかったので、大会前日は緊張と不安で
いっぱいでした。ですが、いざ大会が始まってみる
とあっという間で、とうとう最終日を迎えてしまい
ました。今回各地から来た選手たちから学ぶことも
たくさんありましたし、交流を深められ、楽しかっ
たです。隅田香菜子
初めての全国大会で私たちの目標は完走すること
でした。心配していた登山行動中の暑さはそれほど
でもなく、体調不良のメンバーが出なかったのでよ
かったです。今回の全国大会のように男女合計人数
が多い大会に出ることが初めてだったので、炊事な
どたくさん学ぶことがあったので、私たち部活の今
後に生かしていきたいです。遠藤菜生
千葉県 千葉東高等学校
登山のインターハイは、他の種目と異なる競技で
あることを2年目で改めて感じました。他の競技で
は仲間と敵というように完璧に分かれています。し
かし、この大会の場合はひとたび、審査が終われば
苦しかったことや楽しかったことを共有しあい、情
報交換をしてお互いに高めあうことのできる仲間に
なります。この縁はほかでは得ることのできないも
のなのでぜひ、大切にしたいです。結果には納得の
いかない面もありますが、今までメンバーと努力し
てきたことに後悔はなに一つ残っていません。この
経験をこれからに生かしたいです。
(CL:岡なつみ)
0.1 点の差で入賞を逃し悔し涙を浮かべた 1 年前
のインターハイ。その悔しさを忘れずに 1 年間の準
備期間を経て挑んだ今回は、去年の雪辱を果たし入
賞することができて安心したが、メダルを貰いたか
ったという気持ちも残った。
「インターハイは準備段
階で 9 割が終わっている。
」という言葉通りだと感
じた。また、大会オリジナルTシャツは、計画輸送
のバスの順番にかかわらずに買うことのできるよう
に考慮して欲しいです。第 3 便で来た選手にはTシ
ャツが残っておらずとても残念でした。
(太島 奈々)
私たちをあそこまで歓迎してくれ、大会中手厚く
サポートして下さった高島市の皆様、本当にありが
とうございました。
初めてのインターハイでしたが、
お陰で生涯忘れることのない、濃い思い出を作るこ
とができました。千葉県は大会前からぴったり 2 週
間滋賀県に滞在しました。少し高台に行くと琵琶湖
が望めるというのは良いものですね。やはり滋賀県
が誇る琵琶湖は、記録書にも書くべきだったと思い
ます。その地域の推しどころを考え、来年も記録書
作り、頑張ります。
(橋本 和泉)
初めてのインターハイでどのようなものかよくわ
からずいろいろ不安がありました。しかし、思って
いたより立派な開会式、閉会式などとても手厚く歓
迎してくれて感動しました。また、たくさんの県の
人と交流でき楽しかったです。山は、今までの山登
りで 1 番暑く距離も長く登りながら頭がぼーっとし
てくるほどだったり、虫が多かったりと大変なこと
もありました。それでも、いい経験ができたのでイ
ンターハイに出られてよかったです。
(中村 香央里)
東京都 工芸高等学校
今大会は全日天候に恵まれ、滋賀の地を存分に味
わうことができた。班長・副班長からのエールや気
遣いが審査中の緊張を和らげてくれた。インターハ
イは競争の場であると共に、全国の山岳部員との交
流の場でもあると思う。私は高知に登山仲間ができ
た。同年代が山を通じて出会い、語り合う場に参加
できたことは山への興味をより深める良い機会であ
った。(石塚)
今年は 3 日間全て晴れて過酷ではありましたがと
ても気持ち良かったです。また、チーム行動が多く
ありペース配分を考えるのが難しかったです。班行
動では他県の方々と仲良くなる機会を班長さん、副
班長さんが沢山つくってくださってとても楽しかっ
たです。蛇谷ヶ峰での合唱も印象に残っていていい
思い出です。(柏木)
標高 800〜900m の景色として私が想像する風景
は、高い木のたくさん生い茂る風景です。だけども
実際に登ってみてびっくり、こんなにも遠くまで見
晴らせるのです。予報で琵琶湖が見えると書いては
ありましたが、どうせ木々の間からちょっとみえる
くらいだろうと思っていたので非常に驚きました。
特に最終日の大谷山コースの白石平からの展望は、
素直に言葉にするならば、めっちゃ素敵!標高が高
い山から見える雲海とそこに浮かぶ島、という景色
は大好きですが、琵琶湖が見えてアスファルトの道
や並樹が模型のように見えるこの景色も良いものだ
な、と思いました。
今回の大会は全日晴れでとても暑い日が続きまし
たが、その分頂上に着いたときの風は気持ちよく、
そして景色も良かったです。琵琶湖や、それを囲む
山々を眺めると、残りの行動への力も湧いてきまし
た。また、今回は班行動が 1 日しかありませんでし
たが、班長や副班長、そしてライバルでもある他の
班員とともに楽しく有意義な山行が出来ました。私
は 3 年生なので最後のインターハイになりましたが、
来年出る選手の皆さんにも良い思い出を作ってほし
いです。(吉野)
今年の夏のインターハイは、とても天候に恵まれ
ていたと思います。強いて言うならば、逆に天候に
恵まれ過ぎていたという事と比較的に低い山を 3 日
間登ることになったので、太陽の光がより強く感じ
る登山になったと思います。去年よりも楽に登れる
とインターハイを侮っていた事で結果的に精神面と
体力面を大分消耗してしまいました。けれども班行
動の時などは、班長や副班長が班内を盛り上げてく
れた事もあり、山を楽しむことできました。蛇谷ヶ
峰頂上での合同合唱も新鮮な気持ちで、普段学校で
行っている山行のようで大会の中でも 1 番良い思い
出になりました。(中川)
最終日は審査がもう終わっていたということもあっ
て、これまでにないほど楽しく歩いていました。い
や、下りになってからは走っていました。ブレーキ
をかけるのも忘れて、
飛ぶように下りていきました。
山でこんなにもはしゃいだのは初めてのことかもし
れません。下り道で、抜土からの急登なんて忘れる
くらい楽しかったです。
ところが大会が終わって家で待っているものとい
えば、そう、宿題です。やっぱり夏は大嫌いです。
でももう山を標高だけで見るのは止めようと思いま
す。滋賀の山々の他にも、標高が低くても素晴らし
い山はきっとあるのでしょう。そんな新しい発見と
感動を私に与えてくれました。部活としても、これ
からの課題がわかり、貴重な経験ができたと思いま
す。今回は私の体調不良もあって結果は散々なもの
ですが、来年に繋げられるようにこの経験を伝えて
いきたいです。楽しい登山をありがとうございまし
た。
神奈川県 生田高等学校
私は夏が嫌いです。また、私はこれまで、標高
2500m を超える高い山が景色が綺麗で楽しいもの
であって、低い山は特別なことがない限り、登りた
くないと思っていました。よって、今年のインター
ハイに対する気持ちは特に強いものではありません
でした。
山梨県 甲府第一高等学校
私にとって初めてのインターハイは長くて短い大
会でした。県総体とは違った、インターハイの下見
や準備は大変なこともありました。でも先輩方と一
緒に出来る部活は私にとって大切な時間でした。学
科テストの天気図のカリカリする緊張感や、制限時
間に間に合うように精一杯速歩きするのは、県総体
では味わえないことでした。でも練習したから普段
の山行が楽しめるし、安全に登山するために必要な
ことだと思いました。
三井 笙子
私は、今年で2回目の参加となりました。昨年は私
自身沢山の反省点があったので今年は反省を踏まえ
た行動をしようと心がけ、そして行動できたと思い
ます。また、今年は班の交流会があったので他のチ
ームの人と会話したりと、大会を楽しむことができ
ました。この4日間はあっというまで本当に楽しか
ったです。来年は後輩がきっとインターハイ出場し
てくれると思うので、岡山県に応援に行きます。
矢崎 麻由子
2回目のインターハイで去年の反省を生かそうと
ドキドキしながら臨んだ大会でした。そんな大会の
中で交流会などを通し他校の人とも仲良くなり、
「お
疲れさま」と声を掛け合ったり、暑くて苦しい行動
でさえいつでも楽しかったです。そして、他校の人
の行動から自分たちに足りない部分、取り入れてい
きたいなと思うことも見つかり後輩へしっかりとつ
なげていこうと思いました。来年は後輩へ頑張って
欲しいです。 秋山 遥
3年生となり最初で最後のインターハイが終わり
ました。全国の山を愛する仲間と競技することがで
きてとても嬉しく思います。県大会とは全く違った
雰囲気の中審査が進んでいくことに始めは戸惑いま
したが、一つ一つ自分達ができる力を発揮できたの
ではないかと思います。また他県の代表との交流す
る事ができ沢山の刺激を受けた4日間となりました。
次の後輩に伝えまたこの舞台に挑戦してもらいたい
です。塩野美穂
新潟県 新潟中央高等学校
私は CL を担当しました。IH ということだけでな
く CL という大役を担っていたので、大会が始まる
前はとても緊張してしまいました。しかし、始まっ
てみると普段できない他県のチームとの交流や蛇谷
ヶ峰山頂での合唱など楽しいことがたくさんありま
した。山行中は審査員や時間にあせりながらも、山
頂での琵琶湖の景色に感動しました。この貴重な経
験を大切にしていきたいです。四日間ありがとうご
ざいました。 CL 3年 齋藤 映美子
三日間の山行、お疲れ様でした。私は初めての IH
参加だったので、
全国のレベルの高さに驚きました。
特に一分程度でテントを上げているチームには本当
に焦りを感じるほどでした。三日間を通して、全体
の空気感が一体となっていて、私もやる気をもらえ
ました。蛇谷ヶ峰での合唱は一番最高でした。B 隊
全員共通の思い出を作っていただいて本当に嬉しい
です。一日一日良い経験ができてまた山を好きにな
れました。 SL 3年 近藤 望
全国大会には初めて出場させていただきました。
山登りでは、猛暑の中であったし、スピードも速
く、意気があがってしまいチームに迷惑をかけてし
まいました。しかし、山頂の景色はきれいで気持ち
がよく、疲れを忘れさせてくれました。山頂での合
唱も初ということで、楽しかったです。今回の全国
大会出場は大変良い経験となりました。ありがとう
ございました。この経験を後輩に伝え、次に生かし
てもらいたいです。 3年 竹内 奈緒
初めての IH 出場ということで全国というものが
どんな雰囲気なのか、自分達が全国にどのくらい通
用するのか分からない分、
とても緊張していました。
しかし実際に大会が始まってみると1日1日が本当
にあっというまでした。
他県の生徒と交流できたり、
山頂で最高の景色を見られたりと楽しい思い出がた
くさんできました。最後の登山をこのような舞台で
終えることができとても嬉しいです。ありがとうご
ざいました。 3年 遠藤 歌穂
長野県 松本県ヶ丘高校
平成 27 年度全国高等学校総合体育大会登山大会
第 59 回全国高等学校登山大会に長野県代表として
参加しました。私たちの学校ではメンバー全員が初
めてのインターハイということもあり、インターハ
イがどういうものなのか、どのくらい大変なのか、
周りのレベルはどのくらいか等を想像することしか
できませんでした。そのため最初のうちは、あまり
インターハイに行くという実感がわかず、大会 1 ヶ
月前になってもメンバーのモチベーションがあがっ
ていませんでした。大会で目指す先がメンバー間で
一致しておらず、準備も全く始まっていないような
状態でした。そんななかで、インターハイ出場経験
のある卒業した先輩からのお話や、大会に出場しな
い先輩や同級生などの応援を受け、メンバーそれぞ
れが少しずつ動き始め、みんなで話し合いをし、思
っていることをお互いに伝えあい、直前にはなって
しまいましたが、目指す先をひとつにしてインター
ハイへ参加することができました。
インターハイでは、
それぞれが自分のするべきこと、
できることを考え、行動できたのではないかと思い
ます。大会中は、毎日テントの中でミーティングを
し、それぞれが反省するべき点をあげて、次の日へ
向けて気持ちを入れ替え、気合を入れて 5 日間過ご
していくことができました。
登山は、メンバーの信頼関係からなるものだと思
っています。たとえば、体力面や技術面で差は出て
しまうのですが、その差を、どれだけメンバーで補
えるかが大事なのだと思います。大会に出たからこ
そ、このことがよくわかり、メンバー全員が選手と
してだけでなく、人としても成長することができた
と思います。
インターハイでたくさんのことを学び、考え、支え
あい、良い経験ができました。この経験をこれから
の山行や、生活にいかしていきたいです。 2 年 服
部のどか
富山県 富山高等学校
長いようで振り返ってみると短かったインターハ
イ。一年の私にとっては初めての連続くで、とても
内容の濃い四日間でした。
「楽しい」
よりも
「つらい」
のほうが強く印象に残っていますが、色々と収穫の
あるインターハイだったと思います。
一つ目は、全国のレベルの高さを見たことです。
優勝校や上位校の得点を見ると、ほぼ満点でした。
それに比べ、私はというとメインザックを担いでの
登山に慣れていなかったこともあり、とても先輩に
迷惑をかけてしまいました。自分の体力の無さやメ
ンタルの弱さを再確認させられました。それでも、
すべての登山行動を規定時間内に完歩できたのは、
ひとえに先輩方がいてくださったからだと思います。
四人のメンバーの中で唯一の一年である私。むしろ
一番頑張らなければならないのですが、荷物を先輩
に持ってもらったり、
「あともうちょっと!」と声を
かけてもらったりとお世話になってばかりでした。
もうこのメンバーでインターハイに出ることはない
かもしれませんが、今回の大会で自分に足りないと
感じたことを、次の大会につなげていきたいと思い
ます。
二つ目は、友人ができたことです。交流会という
他県の人と仲良くなれるチャンスがあるのはとても
ありがたいし、楽しいひとときを過ごしました。私
はあまりフレンドリーなほうではないし、参加選手
はほとんど年上なので正直不安だったのですが、な
んとか友人と呼べるような人ができました。登山に
参考になる話も聞けましたし、
「来年また会おうね!」
の一言がとても暖かかったのを覚えています。
登山をしていて、
「つらい」
「やめたい」と思うこ
とはもちろんありますが、それでも登りたいと思え
るのは、やはり山岳部のみんなと登るのが楽しいか
らだと思います。富山に帰ってきて一日も経ってい
ませんが、すでに富山高校山岳部で行く次の山、そ
して来年の岡山インターハイが楽しみです。
(松原芽
生)
石川県 金沢二水高等学校
登山競技のインターハイに出場し、今までの大会
とは違った緊張感に圧倒されました。どのチームも
この大会のために多くの努力をしてきたのだという
ことがひしひしと伝わりました。しかし、そんな緊
張以上に、全国大会に出られるのだという喜びの方
が大きかったです。登山競技は、全国大会で行われ
る競技の中で一番審査項目が多いのではないかと思
います。登山中だけでなく、炊事・設営といったさ
まざまな力が問われます。そんな厳しい競技を最後
まで無事にやり切れたのは、パーティーのみんなの
支えがあったからだと思います。大会に不慣れな2
年生を含む新しいメンバーで、不安もとても大きか
ったけれど、一生懸命ついてきてくれました。どん
なに苦しい状況でも、互いに励まし合い乗り越える
ことができました。また、大会運営役員の方々のお
かげです。特に班長・副班長は気さくな方で、たく
さん声をかけていただきましたし、4班ですごした
時間は楽しく忘れられない思い出です。支えてくれ
た運営役員の方々、先生方、部員のみんな、家族、
多くの人への感謝でいっぱいです。高校3年生の夏
に、インターハイという大舞台に立てたことはたい
へんよい経験になりました。昔と比べて人口が減っ
ている登山ではありますが、山ガールなどといった
ブームも出てきています。この大会で競技登山は引
退となりますが、そんなブームに乗っかり、これか
らは多くの人に山の楽しさ、素晴らしさを伝えてい
きたいです。競技中であまり景色を楽しむ余裕はあ
りませんでしたが、大谷山の山頂からみんなで眺め
た、あの雄大な琵琶湖の光景は一生忘れません。
県大会でも北信越大会でも、普段の合宿でもそんな
ミスをしたことはなかったのに、よりによってイン
ターハイの舞台でこのようなミスをしてしまったこ
とは本当に悔しかったです。そして全国の強豪校の
様子を見て自分たちがまだまだなのだと思い知らさ
れました。県大会では自分たちのチームは体力のあ
るほうだと思っていました。しかし所詮は井の中の
蛙。全国の猛者たちがチーム行動の時にまるで競歩
でもしているかのように前へ前へと争っているのを
見て、本心から驚きと尊敬を感じました。同じ高校
生なのにここまで違うのかと、そしてこれが全国の
レベルなのだと、ひしひしと感じました。これまで
部員としか登山をしていなかった私たちにとって、
さまざまな地域の学校の同年代の部員に出会えたこ
とはとても良い勉強になりました。それぞれのチー
ムが工夫しているところがわかり、今後取り入れて
いきたいことも多く見つけることができました。さ
らには、他県の生徒と連絡先を交換したり一緒に写
真を撮ったりと仲良くなれたのはとても嬉しく、楽
しい時間でした。
「一緒に大会に出場した部員たち
が一生の友達になる。
」私たちの班長の言葉です。
一緒に出場したみんなや、日頃支えてくださる方々
への感謝を忘れず、これからも一層頑張っていきた
いと思います。 CL 寺川季里
福井県 敦賀高等学校
今回は私たちにとって初めてのインターハイでし
た。メンバー全員が今年春に入部し、わずか登山歴
4ヶ月足らずでここまで来てしまったため、全国の
レベルをこの目で初めて見て、自分たちの経験不足
を改めて痛感しました。まだまだ改善できる点も後
悔もあります。今回、設営審査で大幅な減点があ
り、事前準備が大きく関わる登山競技では、少しの
油断や気の緩みがそのまま減点に響くということを
痛感しました。事前にしっかり確認せずに予定して
いたフライとは違うものを持って行ってしまったこ
とで、きちんと設営ができず、結果は散々でした。
静岡県立富士宮西高等学校
今年の近畿総体で二度目の全国大会に出場させて
いただきました。7位という結果にとても悔しい思
いをしました。私が担当した天気図と読図では、ど
ちらもミスをしてしまい、満点が取れず、悔しいで
す。大会が終わった時、
「もっとこうしてればよかっ
た」と、反省点が次々と出てきました。大会の最中
は、他の学校と交流を深める事ができて、とても楽
しかったです。後輩には、今年の悔しい気持ちを、
喜びに変えられるように頑張ってほしいです。
(伊藤
佳子)
今年も、目指していたのは優勝。2連覇を目標に
部活に取り組んできました。しかし結果発表で富士
宮西高の名前は呼ばれませんでした。7位という結
果は今まで先輩方がつないできて下さった伝統に傷
をつけたようでとても心苦しいし、やってきたこと
が報われなかった悔しさでいっぱいです。もっと自
分たちはできた、やれることがあった…そんな思い
が押し寄せてきます。だけど2年間インターハイに
出場させてもらい、優勝の喜びと悔しい結果の両方
を経験したことは自分の中で大きな財産です。チー
ムメイト、先生、支えてくださった周りの方に感謝
の気持ちでいっぱいです。来年この悔しさをばねに
後輩が優勝旗を奪還してくれることを信じていま
す。
(淺倉茉奈)
今年、私は初めて全国大会に出場させていただき
ました。去年の先輩方のように優勝する気持ちで練
習にも取り組んでいました。本番、私が担当した気
象のテストでは満点を取ることができましたが、配
点の高い読図でミスをしてしまいました。結果は7
位で、聞いたとたんに涙が止まらず、頭の中に反省
点が次々と浮かんできました。今年の経験を生かし
て、来年は全国大会優勝を目指して日々のトレーニ
ングに励んでいきたいです。
(阿部萌)
私は、県大会のペーパーテストで失敗していたの
で、全国大会では絶対にペーパーテストで満点をと
らなければならない!と思って取り組んできました。
結果、満点を取ることができました。だけど、落と
してはいけない所で沢山の点を落としてしまい、順
位は 7 位という結果になりました。賞状もなにも、
持てず檀上で写真を撮った時は、悔しくて悔しくて
涙が止まりませんでした。来年は、笑って賞状やメ
ダルを持って写真を撮れるように、全国大会優勝目
指して日々のトレーニングを一生懸命取り組んでい
きます。(篠原みずき)
愛知県 西尾高等学校
私はリーダーと地点確認を担当しました。地点確
認では、地図上で数ミリ違っていたり、尾根を1本
まちがえてしまっていたりとてもくやしい思いをし
ました。リーダーとしては、メンバーの体調を考え
ペース配分や休憩をとることができ、目標タイムを
きることができました。高校生活の大会をステキな
仲間と共に出場できたことは私の一生の宝物です。
たくさんの人に支えられ大会を終えることができ、
感謝の気持ちでいっぱいです。
私は自然観察と行動記録を担当しました。もとも
と県大会では植生担当だったので、インターハイも
そんなかんじかなと思っていたら違って驚きまし
た。予報一号にたくさんの植物が載っていたので覚
えてペーパーテストに挑んだのですが、1問もでな
くてショックでした。しかし、今回は行動記録も担
当していたので、その知識はそこで役立ち、無駄に
はなりませんでした。また、他の記録を書く際にメ
ンバーが時間等などを見てくれたということもあ
り、スムーズにできました。協力が大切だと改めて
実感できる機会でした。
私は天気図作成を担当しました。インターハイの
天気はそれまでに感じたことのないようなものでし
た。また、天気予報はいつもと違い記号形式で少し
驚きました。でも、自分なりにおちついてできたと
思います。高校3年というこの時にインターハイに
出場できたこととてもうれしかったです。周りで支
えてくださった家族・先生・また他の部員たちに感
謝の気持ちでいっぱいです。
私は医療・救急のテスト・サブを担当しました。
ペーパーの方は県大会のときのものの半分くらいの
範囲だったので楽だったのですが、サブの方ではチ
ーム行動のスタートのときにあせってしまいペース
を上げてしまいのぼりでバテてしまいました。家族
や先生方にはもちろんですが体力のない私をサポー
トしてくれたチームのみんなには感謝してもしきれ
ません。
三重県 神戸高等学校
私 IH に出場してたくさんの楽しい思い出をつく
ることができました。私は去年ケガで IH に出られ
なくて本当に本当に悔しくて来年こそは絶対に出る
と思っていました。そして、今年、念願の IH 出場
が叶い、去年の悔しさを全て爆発させるように、全
力で大会に臨みました。IH は本当に楽しくて、全
国の山岳部の人達と話せるのはとても貴重でいろい
ろな県の山岳部事情を知れて面白かったです。私は
3年生なのでこれで引退なので最後に IH 出場とい
う素晴らしい経験ができて本当に良かったです。あ
りがとうございました。
私は IH に出場させていただいて、本当に良い経験
をさせていただきました。1つの会場にたくさんの
人が集まり交流することによって、方言や習慣が地
方によって様々であり、自分達の世界がとても小さ
く思われました。私は初めての大会だったのですが
係りの人も選手の人も本当に優しくて、大会を楽し
むことができ自分たちが出せる精一杯の力を出すこ
とができ一生の思い出ができました。ありがとうご
ざいました。
私は今回2度目の IH 出場でした。しかし、去年は
先輩がけがで出場できなくなり、急きょ代わりに私
が出場することになり、余裕がまったくない状態で
した。でも、今回は余裕をもって出場ができ、たく
さんの思い出をつくることができました。なかでも
1番の思い出は、蛇谷ヶ峰の山頂で B 隊全員で歌っ
たことです。まったく関わりのなかった人達が心を
一つにして歌ったのはとても気持ちよかったです。
ありがとうございました。
私は初めて IH に出場して、たくさんの思い出を作
ることができました。いろいろな人と関わって学ぶ
ことも多かったです。大人数で山に登ることは初め
てだったのでとても良い経験になりました。景色も
琵琶湖が見えて本当にきれいでした。
IH に出場して
頑張ったことは、私の一生の思い出です。ありがと
うございました。
岐阜県 飛騨神岡高等学校
インターハイに出ることができてよかったと思い
ます。6班は、良い班長さんと良い副班長さんで他
校とたくさん話すことができて楽しかったです。な
かなか自分たちから話すのは勇気がいるけど、そう
いう機会があってとても話しやすかったです。そし
て私は、インターハイは2回目ですが、昨年より他
校と仲よくなれた気がします。私は3年生で最後の
大会でしたが登山ができてよかったし、良い経験に
なったと思います。
中田 千聡
私はサポーターとしてこのインターハイにでまし
た。初めて山に登ったのが下見でした。私は、チー
ムの人にたくさん迷惑をかけてしまったと思いま
す。でも、そんな私に、皆は教えてくれてありがた
かったです。また、班行動は、班長・副班長の人が
とてもいい人で、良かったと思います。きついこと
もありましたが、とても充実した三日間だと思いま
す。こうした経験をできたのは先生方が声を掛けて
もらえたからだと思います。 野村美葵
私は、インターハイに出場するのははじめてでし
た。でも先輩がいろいろな事をおしえてくれて、安
心して大会に臨めました。すごく大変な事やつらい
事もあったけれど、仲間がいたからこそ、この3日
間の全行程を、1人も欠けずに登りきることができ
ました。6班の班長さん、副班長さんもいい人で楽
しくすごせました。インターハイに出てすごくいい
けいけんになったし、いろんな方の協力があったか
らこそ最後まで安全に終えることができました。本
当にありがとうございました。 木村碧海
私は、インターハイに初めて出場しました。6班の
班長さんや副班長さんが交流の場を多く作ってくだ
さったので他県の方とたくさん交流できました。登
山中はつらいこともたくさんありましたがこの仲間
で3日間山を登りきることができて良かったと思い
ます。いろいろな方の支えがあってインターハイに
出ることもできたし、いろいろな経験ができて良か
ったです。
岩野瑞萌
滋賀県 水口東高等学校
地元滋賀県でインターハイが開催されると知りこ
れは上位に行けるチャンスだと思いました。私達は
インターハイ出場校を決める春秋総合大会からイン
ターハイを意識してずっと練習してきました。例え
ば読図。滋賀でインターハイが開催されることにな
ってからすべての大会でインターハイと同じような
コースを歩くことが多くなり自然と滋賀の山での読
図力が付き地元はラッキーだなぁと実感しました。
そして体力。水口東のチーム構成は2年生2人、3
年生2人で歩行がまだ不慣れなメンバーがいたり、
体力が心配なメンバーがいたりと一番の課題でした。
歩き方を先生方に見てもらったり、自分たちの中で
注意しあったりしてきれいに歩けるように特訓した
り水口東高校の近くにある城山に荷重したザックを
背負いひたすら登ったりして隊行動でもしっかりつ
いていけるような体力をつけました。
そしてインターハイ本番。3人がインターハイ初出
場だったので緊張していると予想していましたが、
地元開催だったこともありさほど緊張することもな
くいつもの大会と同じような雰囲気で挑むことがで
きました。滋賀の大会ではないペーパーテストがあ
ったため開会式が開かれる直前まで勉強しました。
そのおかげもあり知識では満点が取ることができた
ので本当によかったです。天気図は緊張してしまい
手が震えてしまったりあわててしまったりと平常心
が保てなかったことが悔しいです。
インターハイは滋賀県の大会とまったく違ってい
て大変でした。ですが、高校生活の中で一番の思い
出となりました。楽しかったことよりも苦しいこと
の方が多くてつらい思いをたくさんしましたが、そ
れによりチーム全員が大きく成長できたんではない
かと思っています。地元開催ということもあり新た
に滋賀県の魅力に気づけたこともよかったです。
滋賀県 膳所高等学校
私達は今回、膳所高校山岳班女子としては 6 年ぶ
りにインターハイに出場しました。そのせいもあっ
てか、インターハイの経験をもった方が身近にあま
りいませんでした。準備から本番にかけて分からな
いことも多々ありましたが、無事に大会を終えられ
て良かったと思っています。また、滋賀県主催の大
会を滋賀県代表の出場選手として参加できたことを
嬉しく思っています。
インターハイに出場できると決まった時、私が思
ったことが一つあります。それは、インターハイに
出ることを目標にしない、ということです。今年の
春に新しく 2 人女子班員が入ってきてくれました。
それ以前は、人数不足により県大会に出ることすら
叶いませんでした。2 人入ってきてくれたことによ
って県大会には出られるようになりました。
しかし、
1年目が2人いる、と言うこともありインターハイ
に出られるとは思っていませんでした。結果として
県大会で2位になり、出場権を手に入れられたので
すが、今まで出られる環境に無かった為、インター
ハイに出ることが目標になっていたように感じます。
そのような考えでインターハイに臨めない、
と思い、
準備段階からインターハイ最終日まで出来る限りの
ことを全力で取り組んだつもりです。残念ながら、
いくつかの大きなミスをしてしまい結果はあまり良
くありませんでしたが、4 人が一丸となって大会に
参加できたことは今後の成長の糧になるのではない
かと考えています。今回の大会で得た経験を次年度
以降に生かせるように今後も日々精進していきたい
と思います。
最後になりましたが、今回の大会は滋賀県で開催
されたので、インターハイ本番前から様々な先生方
が準備されている様子を見てきました。また、開催
するにあたっては後輩や OB、OG などが補助役員
や旗手として運営に携わって下さいました。大会を
支えて下さった方々のおかげでインターハイを終え
ることができたと思っています。ありがとうござい
ました。
京都府 嵯峨野高等学校
初めてのインターハイ出場でとても嬉しく、緊張
もしていました。また近隣の県である滋賀県だった
のもよかったです。滋賀県の山では今まで、武奈ヶ
岳・蓬莱山に登ったことがありました。どちらも景
色が良く登りがいがありました。今回のコースは同
じ滋賀県ですが、比良山系の蛇谷ヶ峰や中央分水嶺
である高島トレイルで、初めて登る山だったので、
とても楽しみでした。
大会初日、開会式では色々な県の山の仲間が集ま
っており、沢山の人がいるなと驚きました。嘉田さ
んの講和も聴くことができ、とても良い機会となり
ました。一日目の審査は幕営で練習してきた成果が
出せて良かったです。
大会2日目、いよいよ登山行動の始まりです。テ
ントがあまりにも暑くて眠れなかったので、体力に
不安を感じていました。登山中は予想以上に暑く虫
も多くて辛かったです。サンプリング地点や監督の
励ましを糧に頑張ろうと思えました。明王の禿から
の景色はとても良く山の醍醐味を味わうことができ
ました。
大会3日目、
やはり暑さと睡眠不足があったのか、
メンバーの一人が倒れてしまいました。自衛隊の人
をはじめとする多くの方々にお世話になりました。
山の怖さを知れた日でもありました。
登山行動最終日、残り3人で大会の撤収作業をお
手伝いさせてもらいました。地元の高校生や役員の
方が多くのお仕事をこなしてくださったのだと身を
持って感じました。大会を支えてくださった方へ感
謝の気持ちでいっぱいになりました。
閉会式では、全員がそろうことができませんでし
たが、出場できて良かったという思いに変わりはあ
りません。高校生活の中で貴重な経験ができた夏に
なりました。
大阪府 常翔啓光学園高等学校
奥香菜(2年 チームリーダー 気象担当)
インターハイ初出場で、私を含めメンバー全員が
どこかとても緊張していました。
大会の結果は37位でしたが、これまでのどの大
会よりもメンバー全員が団結していたように思いま
す。しかし、他県のチームと比べ幕営、炊事、読図
など、至らない部分が非常に多く、また装備につい
ても予備食のパッキングの仕方など、初めて知るこ
とが多かったです。
やはり全国大会となると出場しているチームはど
こもレベルが凄く高く、テントを撤収する動作一つ
にしても工夫がされていて、私たちとの違いを見せ
つけられました。たった3間でしたが、とても内容
の濃い時間を過ごせました。今年の反省を後輩達に
伝え、来年頑張ってもらいたいと思います。
冨田杏奈(2年 サブリーダー 救急担当)
全国大会はクライミングで経験したことがありま
すが、
登山では初めてで、
「どんな雰囲気なんだろう。
」
と気になっていました。
開会式で他県の選手には
「戦
うぞ。
」という意気込みが感じられませんでしたが、
いざ登山行動が始まると、キリリと怖い表情に変わ
り「ああ、始まってしまうのか。
」と思いました。
私のチームはメンバーの個性が豊かで、みんなが
自分の意見をズバズバ言い合います。はじめは全く
まとまらずイライラしていました。しかし、しだい
に団結し合いよいチームとなりました。強豪校には
決して及ばないけれど、この大会に私たちの最善を
尽くせたと満足しています。
結果は37位でしたが、
私に心残りはありません。
私の学校で女子のインターハイ出場は初めてなので、
この経験を後輩たちに伝え、大阪=常翔啓光となっ
てほしいです。
今回、インターハイ出場のチャンスをいただき、
よい思い出が増えたことがうれしく、感謝していま
す。ありがとうございました。
杉野千侑 (2年 自然観察担当)
今まで大阪大会と近畿大会にしか出場したことが
ない私は全国大会の開会式会場に着くと場の雰囲気
にのまれて、とても緊張してしまいました。
知識審査では思っていたよりも早く解答し終りま
した。そのため終わった後も「どこか問題を飛ばし
ていたのではないか。
」
とずっとそわそわしていまし
た。炊事審査で私は初めて「シチューをご飯にかけ
て食べる」という体験をしました。結構おいしいう
えに洗い物も減るのでまたやってみようと思います。
4日間に及ぶインターハイは終わってみると短く
感じました。この大会で最も強く感じたことは「チ
ームで協力することの大切さ」でした。
長命実穂(1年 天気図担当)
初めてのインターハイで強く感じたことは、
「何こ
れ。めっちゃしんどいねんけど。
」でした。
全国から予選を勝ち抜いてきた選手が出場し、審
査員の先生方にもどことなく厳しさが漂う雰囲気に
包まれた大会でした。また、スポンサーや協賛など
大会のスケールが違いました。
そのためなのか、私の心と体は知らず知らずの間
に緊張していたようで、いつもの調子で登山ができ
なかったり、マイナス発言を連発したり、挙句の果
てに次に何をするべきなのかわからなくなったりと
体力だけでなく精神的にも疲れた5日間でした。
しかし、
つらいことばかりではありませんでした。
先輩方と一緒に登山をし、ご飯を食べ、お風呂に入
ってたわいもない話をしたり、他県の選手と地元自
慢を話し合ったり、と盛りだくさんでとても楽しか
ったです。
この大会でわかったことは、まず、歩行審査ので
は、自分たちのペースで歩くのがベスト。焦って周
りの早いペースに合わせるとしんどくなるし、いつ
ものペースで歩いても、先行のチームに追いつくこ
とができる。次に、チーム一人一人の協力が必要で
重要であること。知識、幕営、炊事、歩行の諸審査
において自分たちの行動、コミュニケーションなど
すべての積み重ねが結果につながることを実感しま
した。最後に、インターハイはしんどいことがとて
も多かったけれど、楽しいことや学べることもたく
さん詰まっていること。
来年も出場できるように頑張ろうと思います。そし
て今年の成績を上回ることを目指します。
兵庫県 長田高等学校
全日快晴という恵まれた環境の中で行われたイン
ターハイ。全国から来たライバルであり、山を愛す
る仲間たちと一緒に山に登るという貴重な体験をす
ることが出来て、本当に嬉しかったです。ですが、
途中でメンバーの体調が悪くなったり、歩くのもや
っとという程のひどい靴擦れが起こったりと楽しい
事ばかりではありませんでした。私自身、装備審査
で少し失敗してしまい、
「先輩方の足を引っ張った
らどうしよう。
」と一人で泣きたくなるほど不安に
押しつぶされそうになったときもありました。だか
ら、準優勝とわかった時は、心のつかえが取れ、思
わず涙がでるほど嬉しかったです。銀メダルをかけ
て戴いたときの事は今でも鮮明に思い出すことが出
来ます。
県大会からインターハイまでの2ヶ月間は短か
ったですが、チーム4人で本当に濃い日々を過ごす
ことが出来ました。時には、厳しい言葉を言われた
り、言ったりと、お互いを高めあえるチームだった
からこそ、ここまで頑張ることが出来たのだと思い
ます。そんな素晴らしいチームの一員になれたこと
を誇らしく思うと同時に、自分は幸せ者だな、とひ
しひしと感じます。
頼れる先輩方もとうとう引退し、これからは、私た
ち 2 年生が引っ張っていかなくてはいけません。正
直なところ、上手くやっていけるかどうか心配で仕
方ありません。時には、ぶつかったりする事もある
でしょう。ですが、そうやって、仲間たちと共に切
磋琢磨しながら少しずつ前に進んで行けたらなと思
います。
悔いが残らないように、そして、最後は仲間たちと
笑って引退出来たらな、と思います。
奈良県 郡山高等学校
1年生4人で出場した昨年の大会以上に、今年の
大会での不安と緊張は、とても大きいものでした。
その不安や緊張は、自分自身が2年生になったこと
で、何も分からない1年生が出場しているわけでは
ないということ、それから、まだ経験の浅い1年生
と一緒に出場できることになり、全員で3年間の登
山行動を達成することができないかもしれないとい
うことが、
私の不安をより一層大きくしていました。
実際、大会が始まってからは、そのような不安を
感じる暇もなくあっという間に時間が過ぎていきま
した。私達は全員、体力に自信がなかったので、隊
行動では、隊のペースについていけるかどうか、チ
ーム行動では、制限時間に間に合うように行けるか
どうか、すごく心配でしたが、歩き始めてからは無
我夢中でした。けれど、隊行動時、チーム間の幅が
開いてしまうことが多くありました。しっかりとつ
いていけるぐらいの体力をつけなければならないと
強く感じました。
今回の大会で最も印象に残っているのは、やはり、
2日目の登山行動の蛇谷ヶ峰山頂での三部合唱です。
山頂に到着するまで、かなりしんどく、疲れていた
のですが、山頂での休憩後、役員の方々や、全国か
ら集まったチーム全員の合唱に、私はなぜか嬉しさ
を感じ、気持ちが元気になりました。
交流会での同じ班の方々との交流が、私達にとっ
て、新しい発見につながり、共感が生まれました。
とても楽しい時間を送ることができました。この5
日間、健康に、かつ、安全に過ごしてこの大会を終
えることができたのは、私達を支えてくださった、
今大会関係者の方々、また、ボランティアの方々の
おかげです。本当に感謝しています。ありがとうご
ざいました。
てが終わった今は、本当に楽しかったという思いで
いっぱいです。このように思うことができるのは、
多くの方々のおかげだと思っています。地元高校生
の多くの補助員の皆さん、たくさんの役員の方々、
そして医師や看護師、自衛隊の皆さんには、本当に
感謝しています。またなによりも、ともにこの 6
日間を過ごしたパーティーのメンバー、そして全国
から集まった選手の皆さんには、あらためて感謝の
言葉を贈りたいです。競い合う仲間として、皆さん
からはたくさんの元気をもらい、あきらめないこと
の大切さを学びました。一人ではあきらめてしまい
そうな場面でも、仲間と一緒に汗をかき、協力しな
がら山に登り、そのような仲間が全国にいること、
本気になって山に登ることの幸せを感じることがで
きました。
今回のこの経験を活かして、また来年もインター
ハイに出られるよう、これからより一層気を引き締
めて、練習を続けていきたいと思っています。
和歌山県 田辺高等学校
私たちは今回、全員 2 年生でこのインターハイに
参加しました。そのうち二人は、去年も先輩たちと
ともに出場したのですが、先輩たちにおんぶにだっ
この状態でしたので、自分たちだけでインターハイ
に出場するのは、初めての経験です。
登山行動 1 日目は乗鞍岳コース、2 日目は蛇谷ヶ
峰コース、3 日目は大谷山コースでした。どのコー
スも、全国大会という緊張感、猛暑といえるような
暑さの中で、精神的にも体力的にも、とてもしんど
かったです。でも、そのしんどさがあってこその山
頂の景色、達成感はすばらしく、気持ちの良いもの
でした。乗鞍岳コースと大谷山コースは去年の近畿
大会で経験済みですが、蛇谷ヶ峰コースは初めて歩
きましたので、山頂から見た琵琶湖の景色は本当に
すばらしく、忘れることができません。
審査結果を見ると、良い部分もあり、もう少しが
んばれたかなという部分もあります。ですが、すべ
鳥取県 米子東高等学校
私たち米子東高校はインターハイ3回目の3年生
3人と初出場の2年生1人でこの大会に挑みました。
1,2年生の時は大会中に台風が来たりして中止に
なったので3日間連続で登るのは初めてでした。さ
らに、今までのインターハイよりも暑く、大会中に
体調を崩さないか心配でした。
1日目の開会式では嘉田元知事のお話が聞くこと
ができてよかったです。琵琶湖の水は汚いと思って
いたので毎日湖から水を汲んで飲んでいると聞いて
驚きました。また、設営審査では、強風に苦闘しま
したが、芝生で寝心地がよかったです。今年は審査
(全般)がとてもスムーズに行われて、待ち時間も
サンプリングなど上手に活用されており、待ち時間
が少なくて楽でした。
2日目の乗鞍岳は、唯一踏査に入ったコースだっ
たので、気楽に登ることができました。しかし、踏
査に入ったのが早すぎて、ほとんど何も覚えておら
ず、読図は悲しい結果に終わってしまいました。
3日目の蛇谷ヶ峰は大会唯一の隊行動でした。最
初の登りがしんどかったですが、副班長さんが良い
ペースで進んでくださり、がんばって登ることがで
きました。また、山頂では B 隊全員で合唱をすると
いうとても貴重な経験をさせてもらいました。景色
もきれいで、気持ちよく登山できました。
4日目の大谷山は、上手く自分達のリズムにのる
ことができ、規定時間内にゴールすることができま
した。チーム行動後、監督の先生と楽しく登山する
ことができました。3年生の部活の事を思い出しな
がら、最後の山岳部員としての登山に挑みました。
今まで何度も苦しさや自分の弱さに涙を流しそう
になったことがありましたが、山と周りの仲間が私
を強くしました。この度の大会を見えない所で支え
てくださった方々、監督、委員の方、審査員の方、
そしてどんな時も励まし合い支え合ったチームの仲
間に心から感謝します。ありがとうございました。
から壮大な景色を見ることができとても楽しめまし
た。また交流会では他県の選手と交流の輪を広げる
ことができました。
今回,
私はキャプテンでしたが,
メンバーが口を揃えて「とても良い経験ができた」
と言ってくれうれしく思いました。私も含め,全員
が確実に成長できたインターハイになりました。
(C
L 坂本麻琴)
私は,インターハイに出場し,仲間の大切さを知
りました。インターハイは私達にとって最後の大会
で,
今まで経験してきたどの大会よりも過酷でした。
とても暑く,山行は本当に辛かったですが,4人全
員で山行を楽しみ,最後まで戦い抜けたことはすご
いと思いました。この4人だからあのような過酷な
状況を楽しんで終えることができたと思いました。
(SL 遠藤弥和)
私はインターハイに出場するのは 2 回目でした。
去年は先輩に頼っているところもありましたが,今
年は皆同い年だから自分で考えて行動しました。登
山はチームワークが大事で協力が欠かせません。仲
間との絆が深まり,仲間の大切さを知ることができ
ました。また他県の選手との交流もあり,とても充
実した山行になり,登山の良さに改めて気づけまし
た。この経験を大切にし,将来に活かしていこうと
思います(M1 岡本美佑)
インターハイの登山は,今まで自分が体験した中
で,一番暑かったと思いました。途中何回か弱気な
気持ちになりましたが,諦めずに最後まで登り切る
ことができ良かったと思います。また,他県の人や
班長さんとの交流も楽しめました。いい思い出がで
きて良かったです。
(M2 江角彩)
岡山県 就実高等学校
島根県 松江北高等学校
インターハイに出場し,
とても良い思い出ができ,
何より「全国の壁」というものを実感できました。
山行が3日間あり,経験がなく不安が大きく辛かっ
たとはいえ,声をかけ励まし合って乗り切り,頂上
平成 27 年度全国高等学校総合体育大会、第 59 回
全国高等学校登山大会の8月7日から8月11日の
5日間を通して、さまざまなことを経験しました。
5日間ともとても暑く他のチームには熱中症のメン
バーが出たりしていた中、私たちは何事もなく元気
に、そして、安全かつ無事にすべての行程を終える
ことができました。審査では、読図や記録書、各ペ
ーパーテスト、歩行など、私たちに力不足であまり
よくできなかったけど次回はできなかったところを
見直し、改善し、また次の時は満点を取ります!
そして、今回の山に登って景色のきれいさに感動
しました。蛇谷ヶ峰では、360度見渡せて、日本
海、琵琶湖などの絶景が見られた時は疲れが吹き飛
びました。4日間の後半はパーティー行動で大谷山
から寒風まで大草原の中を歩き最高の景色を楽しむ
ことができました。
それから、5日間メンバーと一緒に過ごすことに
よって一生絶えない友情を作ることができました。
辛い時も皆で助け合い、励まし合い、二度とない素
敵な日々を送ることができました。
また、交流会では新しい友達を作ることもできま
した。将来、一緒に登れる様になったら、山の仲間
を増やし、皆で登ろうと思います。
来年は岡山で、開催されます。私たちの故郷の山を
皆さんに楽しんでもらえたら幸いです。
広島県 五日市高等学校
五日市高校は今回が初めてのインターハイでし
た。インターハイがどのように行われているか分か
らなかったので、不安でいっぱいでした。けれど、
チームの仲間や監督、班長や副班長に支えられても
らい、自分たちの力を出し切ることができました。
一日目は、設営とテストがあり、私たちは設営が苦
手なので 10 分間できれいに立てることができるか
とても不安でした。風がとても強く上手く立てるこ
とができず、また一つ課題が増えました。二日目
は、チーム行動で乗鞍岳を登りました。チーム行動
なのに隊行動のようになっていてインターハイ初め
ての私たちにとってはとても驚きました。スタート
から一列になって登り始めるまでが押し合いでとて
も怖かったです。三日目は、隊行動で蛇谷ヶ峰を登
りました。畑が終わってからの休憩までが、遅くな
ったりとペースがみだれていたのはつらかったで
す。けれど、山頂では「蛇谷ヶ峰~いい山だったね
~」をみんなでうたうことができて気分転換になり
ました。四日目は、チーム行動で大谷山を登りまし
た。記録を書く時間が短かったのでとてもきつかっ
たです。審査が終わってからの山を登るのがつら
く、足が痛かったです。このインターハイを通し
て、県総体では分からない全国のレベルを知ること
のできるいい機会でした。また、来年も出場できる
ようこの一年でパワーアップしたいです。
山口県 防府高等学校
インターハイ出場は2度目で3年生というとこも
あり、今大会が今までの集大成となりました。昨年
は悔しい結果で今年はその結果を上回ろうと頑張っ
てきました。今年はとても暑かったですが、チーム
全員でこの大会を乗り越えられて良かったです。ま
た同じ班の仲間と楽しく登山することができ、私に
とって良い思い出となりました。今大会を支えてく
ださったすべての方々に感謝しています。本当にあ
りがとうございました。
今回のこの全国大会は私にとって、最後の大会で
した。去年8位という悔しい結果で終わり、その日
から今回の大会まで、リベンジする!!という思いで
毎日の辛い練習を頑張ってきました。私は、体力が
なくて、みんなに迷惑かけてしまうこともあったけ
れど、仲間やたくさんの人の支えがあり、ここまで
乗り越えることができました。本当に感謝の気持ち
でいっぱいです。
私にとってこの大会は、本当にかけがえのない思い
出となりました。
ずっと楽しみにしていた滋賀インターハイが終わ
りました。この大会のために練習、計画書、装備、
読図、すべてのことをみんなで一生懸命しました。
大会ではあまり良い結果を残せませんでしたが、4
人で協力でき、楽しむことができたので良かったと
思います。2班の人や班長さん、副班長といった素
敵な方々と出会えたことがこの大会での1番の思い
出です。またいつか、どこかの山で会うことがあれ
ばいいな、と思います。
インターハイに私は初めて出ましたが、8 月とい
うことで、とても暑かったです。改めて熱中症にな
らない為に水分・塩分を取らなければいけないなと
思いました。その為、サンプリングのポカリはとて
もありがたかったです。そして、インターハイでし
か関われない他県のチームのメンバーと仲良くなれ
て良かったです。結果は入賞できませんでしたがチ
ーム4人が協力して大会に出たのは最後だったので、
とてもいい思い出になりました。
香川県 善通寺第一高等学校
この度インターハイに出場させて頂き、スタッフ
の方々や地元の方々のお陰で、無事に競技を終える
ことが出来たことを嬉しく思います。直接の関わり
は無くても、たくさんの人がたくさんの時間を掛け
て準備して下さっていたのだと思います。4日間あ
りがとうございました。
乗鞍岳コース、蛇谷ヶ峰コース、大谷山コース…毎
日違ったコースを歩きながら植物や虫、地質、地形
などをじっくりと見て、地元との様子の違いを発見
するのがおもしろかったです。
滋賀県を訪れるのは初めてでしたが、琵琶湖や美
しい山並み、
規則正しく立ち並ぶメタセコイアなど、
ここにしか無い景色をたくさん見ることで、滋賀県
を身近に感じられ、他の山にも登ってみたい、もう
一度この地を訪れてみたいという気持ちが生まれま
した。
今回の大会は、チーム行動の比率が高かったよう
に感じましたが、
チームのメンバー4人で協力して、
ペース配分や休憩ポイント・記録や読図を意識しな
がら登ることはとても良い経験になりました。
また、サンプリングとして、毎日ポカリスウェット
を頂けたので、水分を計画的に補給することができ
たのが良かったです。
様々な地域から選ばれた選手たちと同じ時間を共
有し、同じ高校生としてお互いの地元のことを語り
合ったり、一緒に川で足を冷やしたり、競技中はラ
イバルとして競いあったり、県大会や地区大会では
味わうことのできない貴重な体験をすることができ
ました。
そして、高校を卒業した後も、自分の出身地でイン
ターハイが開催される際には、OGとして、是非と
も大会をサポートする側の人間として参加させて頂
きたいと思います。
徳島県 城ノ内高等学校
今回のインターハイは,昨年に続いて二度目の参
加だった。先輩についていけばよいという前回と異
なり,後輩3人を引っ張らねばならないという今回
は,不安だった。しかし,班長さんが雰囲気を和ま
せてくれ,班の人たちとも仲良くなることができ,
緊張や不安もほとんど無くなり,普段通りの気持ち
で大会に参加することができた。結果は結果とし
て,インターハイで良い想い出を作ることができ,
本当に良かったと思う。
(CL3年乾智絵)
初めてのインターハイは,想像していたものより
もはるかに楽しいものになりました。県大会などと
違って,周りの熱い思いに圧倒されながら,一つ一
つの審査をこなすのは非常に緊張しましたが,心強
い先輩のおかげでやり遂げることができました。登
山競技は,2,3回大会に出場したくらいでは,完
璧に技術を身につけることのできない面白いものだ
と感じました。来年は,表彰台目指して頑張りま
す。
(SL2年山田真美)
長かったような短かったような4泊5日のインタ
ーハイが終わりました。初めてだったので,どのよ
うなものか雰囲気などわからないまま参加しました
が,すごく楽しかったです。また,地元の大会では
学べないことをたくさん学ぶことができました。そ
の上、北は北海道,南は鹿児島の方と仲良くなれて
よかったです。私は高2なので来年もインターハイ
に出場するチャンスがあります。来年も参加して今
回できなかったことを出来るようにして悔いの残ら
ない大会にしたいと思います。
(気象2年笠原朱
莉)
初めてのインターハイ。緊張と不安で何日も前か
ら胸が一杯だった。しかし,いざ大会が始まってみ
ると,5日間はあっという間だった。自然と笑みが
こぼれたり,歯を食い縛っても涙がこぼれたりと,
高校生の間でしか味わうことのできない感情をたく
さん味わえた。なによりこの大会を通して,山を心
から楽しめるようになったことが一番の成長だと思
う。そして,辛い時も嬉しい時も支えてくれた同じ
パーティーの三人に感謝の気持ちで一杯だ。
(医療
2年川井彩郁)
峰での合唱はなんだか気恥ずかしく、しかし大声で
歌ってしまう開放感がありました。さらに、白石平
や寒風への登り、畑の棚田など、見所満載でした。
夜はかなり暑く、寝苦しかった記憶がありますが、
就寝 30 分前に選手4人で見上げる星と天の川が大
会中の楽しみになりました。高島市はとても良いと
ころでした。そして、登山はやはり楽しいスポーツ
だなと思いました。
インターハイが終わって部員不足となり、また勧
誘から始めねばならない状態ですが、4人揃えてま
たインターハイに戻ってきたいと思います。滋賀県
のみなさん、本当にありがとうございました。
愛媛県 松山東高等学校
高知県 高知西高等学校
私たち松山東高校にとっては 42 年ぶりの全国大
会出場でした。前回インターハイに行った先輩たち
は今何歳なのだろうかと指を折ってしまうほどの長
い年月を経ての出場です。
全国大会の経験がなく、部員も少ないので、準備に
は時間がかかりました。これまでにないほど予報を
読み込み、何度も計画書を訂正し、事前の下見で歩
行を確認するなど全員緊張して本番を迎えました。
愛媛県総体では松山南高校、松山北高校と三つ巴の
戦いになり、皆かなり厳しい顔つきで山に登りまし
た。そのようなこともあり、インターハイなのだか
ら、皆眉間に皺をよせ、空気が張り詰めている様子
を想像していたのですが、全くそのようなことはな
く、皆真剣に競技しつつ、他校との交流会など和や
かな雰囲気が始終漂っており、
とても安心しました。
同じ班内で顔見知りも出来、山を楽しむ環境が整っ
ていたように思います。山の風景で特に印象に残っ
ているのは、電波塔からの琵琶湖、若狭湾の眺め、
蛇谷が峰の 360 度の眺望、
大谷山からの琵琶湖です。
愛媛県は、山々が立ちふさがっているような印象を
受けるのですが、滋賀県は視界が遠くまで開けてい
て緑の色が瑞々しく、時折吹く爽やかな風に思わず
深呼吸したくなるほどでした。そんな美しい蛇谷が
8月5日から4日間にわたり行われたインターハ
イは私たちにとって一生忘れられない思い出となり
ました。地元高知という狭い世界を飛び出して、全
国の広い舞台で審査を受けるということはとても緊
張しましたが、日本中から集まったトップクラスの
登山部員の姿に触れることで、良い刺激をたくさん
受けることができました。初めて体験したパーティ
ー行動では、顧問の先生と登山の感動を共有できる
ということが本当に嬉しく、辛い登山を越え、たど
りついた山頂での喜びは一潮でした。また、チーム
行動がメインとなった今大会では、チームの仲間と
の絆を再確認することができました。照りつける日
差しと激しい暑さに苦しんだ三国山斜面、終わりの
見えない急登に息を切らした明王の禿登山…。どん
なに苦しい道中も、側にはいつも仲間の存在があり
ました。支え、声をかけあい共に踏み出したゴール
への最後の一歩は、今まで重ねたどんな歩みよりも
思いのこもった、価値のある一歩だったと思いま
す。そして、今回私たちがインターハイに出場して
最も強く感じたことは、本当に多くの方々の支えの
おかげで、私たちの登山が成り立っている、という
ことです。私たちは最初テントを忘れたと気づいた
とき、もうこの大会には出場できないだろうかと思
いました。しかし、審査員の方々の心優しい配慮の
おかげで、3日間歩き続けることができました。ま
た、選手のことをいつも第一に考えてくださった4
班班長、副班長の田中さん、佐々木さんの暖かく細
やかなお気遣いには、何度も笑顔と元気をいただき
ました。毎日冷たいサンプリングの用意や選手誘導
をしてくださった大会スタッフの皆さん、どんなと
きも私たちを守り、背中を押してくださった顧問・
高知県団体の先生方、そしてそんな私たちを暖かく
迎えてくれた滋賀県の雄大な自然に、感謝の気持ち
でいっぱいです。本当にありがとうございました。
福岡県 修猷館高等学校
信につながりました。
そしてなにより,全員3年生の私たちにとっては
この大会が高校生活最後の登山でした。最終日の審
査が終わったあと,残りのコースを歩いていると,
無意識のうちに今までの山岳部での思い出が次から
次へと蘇ってきました。そのひとつひとつの思い出
は,私が生きてきた17年間のなかでも特に輝いて
いて,高校で山岳部に入り,
「登山」という素晴らし
いスポーツを,このすてきな仲間たちとともに経験
できたことは私の誇りだなと強く感じます。また,
3年間の部活動の集大成として,インターハイとい
う舞台に立てたことも,本当に幸せでした。是非,
後輩にはインターハイに出場し,私たちがしたこの
経験を味わってもらいたいです。
最後に,今回のインターハイを支えてくださった
多くの方々,顧問の先生方,家族,部員のみんな,
そしてメンバーに心から感謝しています。
ありがとうございました。 CL 山田 愛実莉
佐賀県 唐津東高校
5日間のインターハイが,ついに終わりました。振
り返ると,ライバル校に勝利し泣いて喜び合った県
大会から約2か月間,このインターハイに向けてメ
ンバーとともに毎日頑張ってきました。
私たちにとって初めてのインターハイ。やはり,参
加する選手の人数,役員や補助員の方々の人数など
に驚き,全国という規模の大きさを感じました。そ
れとともに,私はこんなに多くの人と一緒に山に登
り,支えられながら5日間過ごすのかと思い,感謝
の気持ちでいっぱいになりました。また,大会を通
して,今まで出会ったことのない程のたくさんの山
ガールと話ができ,うれしかったです。山の話はも
ちろん,
それぞれの県についての話や方言など,
様々
なことを語り合い,インターハイでしかできない貴
重な経験をすることができました。
3日間の山行では,天気にも恵まれ,滋賀県の
山々を十分に満喫することができました。去年のイ
ンターハイでは雨で丸1日山行がなくなったと聞い
ていたので,こうやって良い天候の中登山をし、景
色を楽しめるのは,本当に贅沢なことだと思いま
す。全チームで,先頭が見えないくらい長い列をつ
くって歩いたのも,審査員にビクビクおびえながら
下り坂を歩いたのも,私にとって,とても良い思い
出です。体力面も多少不安はあったけれど,無事に
3日間登り切ることができ,ほっとするとともに自
私は 1 年生で、最初の年からインターハイに出場
できるとは思ってもいませんでした。初めてのイン
ターハイを経験してみて反省もありますが、たくさ
んの思い出も作ることができました。
私たちは 8 月 3 日~5 日と大会のコースの下見を
し、インターハイに臨みました。下見の段階から滋
賀県は雨が降らず、今回の滋賀県での登山では夏の
暑さを身をもって体感しました。コースの下見をし
ている時から、大会本番中、熱中症でリタイアしな
いだろうか、水分が足りなくなるということが起こ
らないだろうか、などといった不安がありました。
大会では予想していた通り夏の暑さとの戦いでし
た。熱中症にこそならなかったものの、3 日間過酷
な登山となりました。私自身も正直、登山行動中は
何度も心が折れそうになり、こんなつらい登山は初
めての体験でした。私のチームは、私以外全員 3
年生ということもあり、私は先輩の様々なサポート
のおかげでこの大会を乗り切れた気がします。ま
た、交流会で他のチームの皆さんと交流していくう
ちに、皆きついのは同じだから私も頑張らなければ
という気持ちになりました。それに、交流会はとて
も楽しい時間でした。
インターハイを終えて、私のチームはミーティン
グを行い、大会での反省点や良かった点について話
し合いました。そこで出た意見として、テント設営
でのペグの打ち方が悪かった、登山行動中、下りの
ところでチーム内で離れてしまったというものがあ
りました。これらの反省を次回の大会に生かしてい
きたいと思います。そして、大会期間中多くの補助
員の方や隊長、副隊長の方、医療関係の方々、自衛
隊の方々、その他いろいろな方々に大変お世話にな
りました。大会を無事に終えることができたのはそ
のような方々の支えや協力があったからだと思いま
す。深く感謝しています。本当にありがとうござい
ました。
長崎県 大村高等学校
のペースで歩くことができました。また、他県の人
との楽しい交流会もあり充実した時間を過ごすこと
ができました。滋賀の山は整備されていて歩きやす
く、楽しく登ることができました。機会があれば、
高島トレイルを全山縦走してみたいと思います。本
当にありがとうございました。
(栗本実奈)
私は今回の近畿総体に出場できたことをとても光栄
に思います。毎日の行動のなかで、心・技・体が問
われるとともに、たくさん人に支えられて競技をし
てきたことに気づきました。また、交流会において
他県の人とたくさん話すことができました。最終日
には林道出会いからパーティー行動があり、とても
楽しく山に登ることができました。今回の全国大会
での貴重な経験はとても大切な思い出となりまし
た。地元高校生の皆さんをはじめとして、大会に携
わって下さった多くの方々に心から感謝いたしま
す。本当にありがとうございました。
(高橋実紗
子)
私は今回初めて全国大会に出場しました。2年生
1人ということで少し不安もあり、昨年の箱根大会
で先輩達が入賞されていたので、プレッシャーで押
しつぶされそうでした。でも、3年生の先輩達がい
い雰囲気をつくってくださったので、落ち着いて行
動することができました。インターハイという貴重
な経験ができて本当に良かったです。これからは自
分の課題が改善できるように日々精進していきたい
と思います。大会を支えてくださった滋賀県の皆
様、役員の皆様、地元高校生の皆さん、そして、自
分の家のように過ごさせていただいた民宿のお母さ
ん、本当にありがとうございました。
(松尾菜加)
熊本県 人吉高等学校
私がインターハイに出場したのは、この滋賀大会
が初めてだったのですが、大会を運営して下さった
方々のおかげで、とても良い思い出となりました。
他県の選手との交流や琵琶湖での乗船は貴重な体験
でした。また、連日の猛暑のなか、幕営地で過ごす
私達へ役員の方々がいろいろと配慮をしてくださ
り、とてもありがたかったです。この大会を通して
班、隊、山に登る全員が仲間だと思えました。そし
て、コースも起伏にとみ、蛇谷ヶ峰から見た竹生島
の美しさは忘れることができません。地元高校生の
皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうご
ざいました。
(西坂結生)
私は昨年に引き続きインターハイに出場しました
が、今回の開会式での高校生による国歌独唱や前滋
賀県知事の嘉田由紀子氏の講演に感動しました。山
行では大会を支えてくださった方々のおかげで、隊
行動はもちろんですが、二度のチーム行動も自分達
(CL)県大会が2校だったこともあり、47チー
ムという規模の大きさを目の当たりにして、自分達
がこの大会に出ることが信じられませんでした。登
山行動中も長い列だったので、その中で一緒に自分
も登山していることがとても不思議な感覚でした。
体力や体調管理などまだまだ全国レベルに達してい
ないものがほとんどで、特に私は天気図が練習不足
だったと思いました。でも、一年生でインターハイ
という貴重な経験ができてとてもよかったと思いま
した。
(SL)インターハイを振り返って、一番に思う事
は、頑張りが足りなかったということです。しか
し、多くのチームと触れ合うことが出来て、新しい
発見もたくさんありました。この経験をバネとし
て、来年もインターハイに出場できるように頑張ろ
うと思います。そして、来年は上位に入れるように
日々の練習を怠らないようにしたいです。
(M1)私がこのインターハイを経験して思ったこ
とは、貴重な体験ができたということでした。あの
過酷な山登りや厳しい審査を制し、表彰された高校
は、とても嬉しいだろう、感動するだろうなって思
うけど、出場したことだけで貴重な体験をできるの
がインターハイだと感じました。県大会や九州大会
とは、比にならないくらいの過酷さで、楽しいこと
ばかりではなかったけど、この5日間を通して、精
神的にも肉体的にも成長することができて、とても
よかったです。
(M2)インターハイを一言で言うと、力不足でし
た。何もかも力不足で、大会のレベルを身体や心で
感じる事ができました。力不足の原因は、体力面は
もちろん、テント設営や体調管理など日頃からの積
み重ねで改善できることにありました。私自身、下
見の時に風邪をひいてしまい、他のメンバーに本当
に迷惑をかけたと思います。だから何が足りなかっ
たかをもう一度考えて、来年・再来年のインターハ
イでは絶対に上位を狙えるチームになれるよう、
日々の練習を大切にしていきたいです。
す。また、チーム全員が、協力し合い、楽しい大会
として終えることもできました。より一層に絆が深
めることができました。自分自身も成長を感じられ
る大会となり、本当に良いものでした。3年間の集
大成としていい思い出になりました。
SL 今回の大会は、仲間との助け合いの大切さを
感じた4日間でした。白紙から地図を書けるように
なるまで勉強したつもりでしたが、見落としていた
ところをつかれて、自然観察テストや読図を落とし
てしまいました。しかし、ペーパーや行動記録で満
点をとってくれたり、CPのあった場所の情報を細
かく教えてくれた仲間に支えられました。3年間楽
しく登山できたのも、このメンバーがいたからで
す。この絆をずっと宝物にしていたいです。
F1 正直、下見の段階から暑くて仲間に多々迷惑
を掛けたりという事もありインターハイはとても不
安でした。やはり心配を掛けるようなこともありま
したが、みんなや先生方のおかげで乗り越えること
ができました。スタッフのみなさんや他チームの人
の心づかいにも触れられてとても暖かさを感じたイ
ンターハイとなりました。この大会でみつけた自分
の課題を克服できるように、またこの経験を糧にこ
れからもがんばります。ありがとうございました。
F2 今回の大会は、4日間しっかりと実施できた
ことがまずよかったです。幕営地もよく、スタッフ
さんも親切で気持ち良く過ごすことができました。
悔いが残っている部分もありますが、ずっと4人で
協力し合いながら大会中過ごせて良かったです。周
りのチームの人とも仲良くなれて、みんなで一丸と
なって頑張るということが山岳部ならではで、すご
く良かったです。インターハイは、キツかったけ
ど、やっぱり得るものがたくさんありました。
大分県 竹田高等学校
宮崎県 宮崎大宮高等学校
CL 昨年も出場しましたが、昨年とは違い最後の
大会だったこともあり、気合がはいりました。4日
間、すべての山に登れたのは本当によかったです。
山頂からも琵琶湖が見られたので素晴らしかったで
今回は、インターハイというすばらしい大会にだ
させていただき、とても嬉しく、光栄に思います。
私たち4人にとって、初めてのインターハイで、3
日間連続し山に登るのは初めての経験でした。県大
会や九州大会は、登山行動は2日間で、それだけで
もとてもきつかったのですが、3日間の山も長かっ
たけど、いつの間にか終わっていました。1日目
は、気温がとても高くて、暑くて今にも倒れそうな
くらいでした。しかし、周りのみんなも私たちと同
じように、暑くて辛いのにがんばっている姿を見
て、がんばろうという気持ちになり、1日目を無事
終えることができました。2日目は、隊行動でメイ
ンザックをかついでの登山行動でした。蛇谷ヶ峰の
山頂で蛇谷ヶ峰~いい山だったね~を合唱し、それ
がとてもいい思い出になりました。この日も暑く
て、熱中症になる人もいましたが、班長・副班長・
自衛隊・支援隊などの方々のサポートのおかげで、
2日目も、みな無事に下山することができました。
3日目は、途中までチーム行動で、規定時間が1時
間45分で、私たちは、時間内に行けるかどうか、
心配していました。上りがとてもきつくて、他のチ
ームの人たちも急いで登っていたので、必死でつい
ていけるようがんばりました。必死で歩いている
と、坂が終わり、林道が見えてきました。心配して
いた規定時間もクリアすることができて、感動しま
した。パーティー行動では、この3日間で一番山楽
しんで登ることができました。琵琶湖もきれいでし
た。この3日間を通して、本当に強い精神力がつい
たような気がします。また、私たちが安全に大会を
終わることができたのは、サポートして下さった多
くの方々がいたからだと思います。私たちはいろい
ろな方々に支えられて、山に登ることができていま
す。これからも周りの方々への感謝を忘れず、山を
楽しんで登ります。そして、私達も周りの人を支え
られるような立場でも活躍したいです。
鹿児島県 加治木高等学校
昨年、県大会で 0.2 点差で惜しくも優勝を逃し、
来年こそインターハイに出場しようと意気込んだ私
たち 4 人。今年の県大会では 14 年ぶりに優勝を果
たし、今回のインターハイに挑みました。いざイン
ターハイに出るとなると、気持ちだけが先走りし、
何から始めていいか分かりませんでした。少しずつ
計画書作成や地図の読み込み、ランニングなどを行
い、万全の状態でインターハイに臨みました。そし
てインターハイ当日、緊張感やプレッシャーを感じ
ていました。2 日目に登山行動が始まり時間と費用
の関係で下見に入れなかった私たちは、滋賀の暑さ
や初めて登るということへの不安から、何度もくじ
けそうになりました。チームの4人や班長の谷口さ
んに励まされながらなんとか登りきることができま
した。3日目の蛇谷ヶ峰コースは6班の最後で最後
尾からのスタートでしたが4人とも力をふりしぼり
隊についていくことができました。4日目は、林道
出合からの行程では4人とも疲労がピークに達し、
気力と精神力だけで登っているような感じでした。
そのため、せっかくの景色をあまり堪能することが
できなかったのが少し残念でした。私たち加治木高
校は4人とも3年生ということで、4人で登るのは
これが最後でした。4人での登山をこの大会で締め
くくれたことは幸せだったと思います。最高の仲間
と最高の時間をすごすことができました。私たちに
とって1番過酷な4日間でした。この4日間を無事
乗り越えられたのは、これまで培ってきた経験、4
人の深い絆そして支えてくださったたくさんの方々
の支えがあったからです。蛇谷ヶ峰山頂での全員で
の合唱では、いつの間にかみんなが笑顔になってい
たような気がします。この大会で、私たちは決して
1人では生きていけないということを学びました。
そして、このきついハードな4日間を乗り切れたと
いうことはこれからの自信となり、私たちの財産と
なりました。本当にありがとうございました。