Red Hat Enterprise Linux 2013モデル構成ガイド サブスクリプションのカウント方法 2015/9/1改訂 サイオステクノロジー株式会社 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 2013モデルサブスクリプションカウント方法 【基本の考え方】 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 2 2013モデル製品ラインアップ RHEL 製品名:Red Hat Enterprise Linux Server(RHEL) 2ゲスト または 2物理CPUにつき1サブスクリプション必要 ※VMware上で使用する場合は、RHELを使用するゲストOS数分を購入ください。 (物理サーバー分は必要ありません) RHEL 無制限 製品名:Red Hat Enterprise Linux for Virtual Datacenters (RHEL for VD) 2物理CPUにつき1サブスクリプション必要(物理サーバ単位) VMware, Hyper-V環境でのRHEL無制限ゲストOSに対応 RHEL 無制限 製品名:Red Hat Enterprise Linux with Smart Virtualization 2物理CPUにつき1サブスクリプション必要(物理サーバ単位) RHEL無制限ゲストOSに対応 Red Hat Enterprise Virtualization付属 (RHEV付) © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 3 物理サーバー上で使用 <2物理CPUで使用> RHEL 2CPU RHEL x 1本購入 <Point> <4物理CPUで使用> RHEL RHEL 4CPU RHEL x 2本購入 <物理サーバーごとに必要> RHEL RHEL 1CPU 1CPU RHEL x 2本購入 最低でも、物理サーバー1台につき1本サブスクリプションが必要 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 4 VMware上で使用する場合 <2ゲストOSを使用する場合> RHEL <4ゲストOSを使用する場合> RHEL RHEL RH EL RH EL ゲストOS ゲストOS VMware VMware RHEL x 1本購入 RHEL x 2本購入 ※Hyper-V上で使用する場合も、購入方法は上記と同様です。 <Point>RHELを使用するゲストOS数分を購入ください。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 5 VMware上で使用する場合 <2物理CPUを使用する場合> RH EL <4物理CPUを使用する場合> RHEL 無制限 RHEL 無制限 ・・・ ※5ゲスト以上 RHEL 無制限 RH EL ・・・ ゲストOS ゲストOS VMware VMware 4CPU 2CPU RHEL for VD x 1本購入 RHEL for VD x 2本購入 ※Hyper-V上で使用する場合も、購入方法は上記と同様です。 <Point>RHELを7ゲスト以上使用する場合、RHELx3本を購入するより、RHEL Virtual Datacenters (RHEL for VD) を購入する方がお安くなります。 (※2015年10月1日改定価格で購入いただく場合) © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 6 仮想環境上で使用【ルール1】 同一サーバークラスタ内で使用する場合、購入したRHELの最大ゲストOS数内であれば、 自由にゲストOSを割り振ることができます。 RHEL RHEL ゲストOS RHEL RHEL × 3本購入 = 最大ゲストOS数:6 RH EL VMware ゲストOS VMware VMware ※Hyper-V, KVM上で使用する場合も、本ルールは適用されます。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 7 仮想環境上で使用【ルール2】 同一クラスター内では、同じ製品、同じサポートレベルに合わせる必要があります。 RHEL 無制限 RHEL 無制限 RHEL 無制限 RHEL RH EL VMware 4CPU Premiumサポート VMware VMware 1CPU 2CPU Premiumサポート Standardサポート ※Hyper-V, KVM上で使用する場合も、本ルールは適用されます。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 8 仮想環境上で使用【KVM上】※物理CPU2個 <KVM上で2ゲストOSを使用> RHEL <KVM上で4ゲストOSを使用> RHEL RH EL ゲストOS KVM RHEL RH EL ゲストOS KVM RHEL RHEL 2CPU 2CPU RHEL x 2本購入 RHEL x 3本購入 ※KVMは、Red Hat Enterprise Linuxに含まれる仮想化機能(ハイパーバイザ)です。 <Point>KVM上で使用できるゲストOSは、1物理サーバーにつき4ゲストまでです。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 9 仮想環境上で使用【KVM上】※物理CPU4個 <KVM上で2ゲストOSを使用> RHEL RH EL <KVM上で4ゲストOSを使用> RHEL RH EL ゲストOS KVM RHEL ゲストOS KVM RHEL RHEL RHEL RHEL 4CPU 4CPU RHEL x 3本購入 RHEL x 4本購入 ※KVMは、Red Hat Enterprise Linuxに含まれる仮想化機能(ハイパーバイザ)です。 <Point>RHEL以外のOSを含み5ゲスト以上使用する場合、上位製品(11ページ) を購入ください。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 10 仮想環境上で使用 ※5ゲスト以上 <2物理CPUサーバー1台で使用> RHEL 無制限 RHEV Manager (RHEV付) ・・・ RH EL RHEV Hypervisor ※Red Hat Enterprise for Virtualizationには、下記管理ツールも含まれます。 ・Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor (RHEV-H) (専用のハイパーバイザーOS) ・Red Hat Enterprise Virtualization Manager (RHEV-M) (専用の仮想化管理ツール) RHEL 無制限 2CPU (RHEV付) RHEV Manager RHEV Hypervisor Red Hat Enterprise Linux with Smart Virtualization x 1本購入 <Point>2物理CPUにつき1本サブスクリプションの購入が必要です。また最低でも 1物理サーバにつき1本必要です。 11 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. サポートサービスについて 2種のサポート製品から選択ください。2013モデルでは、Premiumサポート付製品に、 EUS(Extended Update Support)が付加され、企業システム用途に最適な製品とな ります。 Standard Support Premium Support 受付時間:平日 9:00 – 17:00 WEB または 電話による対応 レスポンスタイム: 重大な障害(重大度1) :1営業時間 通常:4営業時間 受付時間:24時間365日 WEB または 電話による対応 レスポンスタイム: 重大な障害(重大度1) :1時間 通常:2時間 EUS(Extended Update Support) マイナーリリース延長サポート Extended Update Support RHEL6.4 通常6ヵ月のマイナーリリースサポートを RHEL6.5 最大24ヵ月まで拡大 RHEL6.6 RHEL6.7 通常マイナーリリース(半年)ごとに アップグレードが必要 RHEL6.8 2年間サイクルでアップデートを実施 2013 Extended Update Support 2014 2年間サイクルでアップデートを実施 2015 2016 EUSに関しましては、各バージョンごとに提供期間が決まっております。詳細は以下サイトをご参照ください。 https://access.redhat.com/ja/support/policy/updates/errata#Extended_Update_Support © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 12 ディザスタリカバリー製品について 本番系、待機系サーバーの存在する構成において、待機系サーバー用のサブスクリプション は、ご利用環境により、下記のように購入ください。 <ディザスタリカバリー(DR)製品が購入できるケース> ウォームバックアップ: サーバは周期的に起動され、本番サイトからのバックアップを取得したり、Red Hat Networkからアップ デートを取得します。これらのアップデートは、60日に1回以上の頻度で行われないものとします。ウォーム バックアップとして利用される代表的な例としては、レプリケーションやログの転送によるシナリオが該当 します。 ※DR用途のサブスクリプションは、通常のサブスクリプションに対して50%の金額となります。 <通常製品の購入が必要なケース> ホットバックアップ: 頻繁に起動され、本番システムの即時引き継ぎを可能としているものです。クラスタとして構成され、 フェールオーバー先として定義されるのが一般的です。 ※サポートの種類やハードウェア/ソフトウェアの構成が原則、同一である必要があります。 <サブスクリプションの購入が必要ないケース> コールドバックアップ: サーバにソフトウェアがインストールされ、構成されているものの、Disasterが発生するまで、あるいは周 期的に行われるテスト以外では、起動されないものとします。ただし、Disaster発生後に切り替えるまで、 Red Hat Networkによるアップデートは利用できません。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 13 2013モデルの特徴について 2013モデルには、2010モデルと比較し、下記のような特徴があります。 2010モデルは Standard と Premium の違いはサポート時間だけ Standard 平日9-17時サポート、Premium 24時間365日サポート 2013モデルは サポート時間に加え、機能の違いを設定 Premium には、EUS(マイナーリリースの延長サポート)が付加されています。 ※詳細は12ページを参照ください。 全てのサポートモデルに Cloud Access が適用 Amazon Web Service (AWS) 上でのサブスクリプション使用条件の撤廃。Standardサポート 付サブスクリプション1本からAWSへ移行ができます。 ※2010モデルでは、最低でもPremiumサポート付製品25本の契約が必要です。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 14 VMware上のサブスクリプションカウント方法 【よくある質問】 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 15 VMware上でのサブスクリプション ■2013モデル基本 稼働するゲストOSの数だけ課金される ゲスト課金 App App App OS OS OS ESX ◆下記サブスクリプションが必要 課金対象:ゲストOS数 (上記の場合3) 購入製品:通常RHEL×2(3ゲストOS分) ※上記構成では、2ゲスト権利×2なので、4ゲストOSまでは追加費用が発生しません。 <Point> 同じお客様(購入契約者(購入申請書■-1に記載))であれば、設置場所が物理的に離れた環境でご利用 いただく場合も、上記購入が可能です。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 16 VMware上でのサブスクリプション ■2013モデル vMotion,VMHAの場合 稼働するゲストOSの数だけ課金される App ゲスト課金 App OS ESX ◆下記サブスクリプションが必要 課金対象:稼働するゲストOS 購入製品:通常RHEL×1(上記の場合2ゲスト権利のうち1ゲスト分使用) ※2010モデルでは、ゲストOSが稼働する可能性のあるホストとして2台分のサブスクリプションが必要でした。 <Point> 同じお客様(購入契約者(購入申請書■-1に記載))であれば、設置場所が物理的に離れた環境でご利用 いただく場合も、上記購入が可能です。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 17 VMware上でのサブスクリプション ■2013モデル 無制限ライセンスを使用する場合 物理CPU数だけ課金される 物理サーバーにつき1本以上サブスクリプションが必要 App App 無制限OS 無制限OS ホスト課金 ESX 2CPU 2CPU ◆下記サブスクリプションが必要 課金対象:無制限ゲストをサーバーの物理CPU数(2物理CPU)×2 購入製品:RHEL Virtual Datacenters (RHEL for VD)×2 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 18 製品ご購入に関するお問い合わせ お問い合わせ窓口 サイオステクノロジー株式会社 パートナー営業部 TEL:03-6401-5222 受付時間:平日 9:00~17:00 (土日祝祭日および弊社休業日は除く) Webお問い合わせフォーム http://www.sios.com/products/oss/redhat/contact/ レッドハット製品ご購入に関するお問い合わせは サイオステクノロジーまでお願いいたします。 © SIOS Technology, Inc. All rights Reserved. 19
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