2015版イタリアを自転車で楽しむ

イタリア政府観光局(ENIT)
イタリアを自転車で楽しむ
Cycle Tourism in Italy
サイクリング愛好家の多い自転車王国イタリア。その楽しみ方はいろいろです。
旅行者にとって一番手軽なのは、ホテルや観光地で貸し出すレンタル自転車を利用することで、サイクリングでイタリア
の歴史中心街や湖水地帯、美しい丘陵地を巡るのは楽しい経験となるでしょう。ミラノ、フィレンツェ、フェラーラをは
じめ多くの町でも旅行者用自転車レンタルを実施しています。
また、イタリアの自然、文化、歴史、そして食も楽しめる自転車ルートは、初歩的から本格的なものまで、イタリア各州
で紹介されています。歴史街道や、北イタリア湖水地帯、あるいは世界遺産ドロミーティでのサイクリングなど様々です。
世界的に注目を集める「ジロ・ディタリア」をはじめとして自転車ロードレースやイベントもイタリアでは多く開催され
るので、そのような大会を観戦、応援でイタリアを訪れるのも、一味違った旅となるでしょう。実際に、多くの日本人が
自転車レースにも参加したり、ツアーが組まれるなどしてイタリアを自転車で楽しんでいます。ジロ・ディタリアのよう
な本格的プロレースから、ワンデーレース、グランフォンド、愛好者や市民サイクリング大会まで、イタリアで開催され
る自転車イベントは実に様々です。北イタリアに多い自転車工房を訪ねるファンも多くいます。
イタリア政府観光局(ENIT)
108‐8302 東京都港区三田 2-5-4(イタリア大使館内)
TEL: 03-3451-2721 Fax:03-3451-2724 URL: visitaly.jp Facebook: www.facebook.com/italia.jp
協力:CICLISSIMO(チクリッシモ)編集部、FM 世田谷
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イタリアでの主な自転車イベント
◆『ジロ・ディタリア Giro d’italia』
http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2015/en/
毎年 5 月に約 3 週間にわたりイタリア全土を舞台に開催される自転車プロロードレ
ースで、世界最高峰のグランツールのひとつ。日本でも J スポーツなどのテレビで
の実況放送や、Ciclissimo 他雑誌などで多く取り上げられています。
◆『ミラノ・サンレモ MilanoSanremo』
http://www.steephill.tv/classics/milan-san-remo/
一日で勝負を競うワンデーレース最高峰の2つの大会として、ジロ・ディ・ロンバ
ルディアとともに有名。
◆『ジロ・ディ・ロンバルディア Giro di Lombardia』
http://www.gazzetta.it/Speciali/GiroLombardia/en
毎年 9 月下旬か 10 月上旬にコモ湖畔レッコ~ベルガモ間で開催される
ワンデーレースの最高峰のひとつ。コースの一部でもあるギザッロ峠に
は、サイクリストの聖地ともいえる「マドンナ・デル・ギザッロ教会
Santuario Madonna del Ghisallo」があり、教会内には名選手達の自転
車等も展示され、世界中のサイクリストがここを訪れています。
◆グランフォンド Granfondo
グランフォンドとよばれる 160km 以上の本格的長距離走自転車レー
スは、5 月中旬~10 月初旬頃にかけて数多く開催されます。自転車メ
ーカーなどが主催し、ツアーも組まれて日本からも参加する方も多く
います。関心あるかたは、各メーカーの日本オフィスにお問い合わせ
ください。有名なものには;
『グランフォンド・ピナレロ Granfondo Pinarello』
(トレヴィゾ発着)
http://www.cyclingtime.com/pr/pinarello/15granfondo08/attraction.html
『グランフォンド・コルナゴ 』
(ガルダ湖周辺)
http://www.granfondocolnagodesenzano.com/en/
『グランフォンド・カンパニョーロ・ローマ』
(ローマ)
http://www.granfondoroma.com/en/
などがあります。
©Ciclissimo
◆メディオフォンド、グルメフォンド:
山岳も多く厳しいレースのグランフォンドに対し、より気軽に参加できる大会です。協会規定ではメディオフォンドの距
離は 120~160km。
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◆『エロイカ L’Eroica』
http://www.eroicafan.it/en
http://inbici.terresiena.it/
ヴィンテージ自転車の祭典ともいえる愛好者レース。
「英雄」
の名がつけられたこのイベントは、
1997 年にトスカーナ州シ
エナ県のガイオーレ・イン・キャンティという小さな村では
じまりました。このイベントの趣旨は、英雄的な自転車乗り
たちのロマンある時代を体感すること、そしてコンクリート
舗装が進む中で残っていた未舗装路(ストラーダ・ビアンカ)
を保存することでした。未舗装路はシエナ周辺のトスカーナ
地方の景観、文化的遺産なのです。
毎年 10 月の第一日曜日にシエナ県のその美しい田園風景の
中で開催されるこのイベントは、順位のためではなく、情熱
を持って自転車をこぐことで、自転車競技本来の姿であった
埃や泥、苦労して達成する冒険精神を呼び戻し、英雄的スポ
ーツの瞬間を味わうためにあります。
38km から 205km まで 4 コースがあり、参加者が選択できま
す。 数年前からは[「エロイカ」で走るコースが常設コース
になり、標識が設置され、一年中いつでもコースを走って楽
しむことができます。(下記参照)
日本でもこのエロイカとのオフィシャル姉妹イベント「L’英
雄」が 2015 年も開催されます。http://www.eroicajapan.cc/
L’Eroica の創設者、ジャンカルロ・ブロッチ。
彼の哲学とイニシアチブがエロイカの出発点。©Ciclissimo
←エロイカのルート:一年中いつでもコースを走って楽しめます。
コース1(赤)Chianti:ワインで有名なキャンティ地域
コース2(水色)Siena Valdarbia:シエナ・バルダルビア地域
コース3(黒)Montalcino:こちらもワインで有名なモンタルチーノ地域
コース4(緑)Val d’Orcia:世界遺産のオルチャ渓谷地域
コース5(紫)Crete Senesi:クレーテ・セネージ地域
コ
オルチャ渓谷↑
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イタリアでのサイクリング・ルート例
In bici sull’Appia Antica
©Ciclissimo
素晴らしい考古学遺跡や自然の中を通りながら、旧アッ
ピア街道沿いを自転車で巡る、イタリアならではの手軽
なルート。
旧アッピア公園内の、街道の女王-アッピア街道沿いにあ
る遺跡、墓地等を楽しめるルートです。 ローマ中心部
サン・セバスティアーノ門から旧アッピア沿いに自転車
で進みます。鉄道や環状道路の橋の下を通るとクオ・ヴ
ァディス教会、その先にはサン・カリストのカタコンベ
の入り口があります。アッピア・ピニャテッリを左に見
てまっすぐ進むと、サン・セバスティアーノのカタコン
ベが見えてきます。
出発到着地点: ローマ、サン・セバスティアーノ門
距離: 17Km
難易度: 初級
ルート見どころ: ムーラ博物館のあるサン・セバスティアーノ門、サン・カリストのカタコンベ、 サン・セバスティ
アーノのカタコンベ、マッセンツィオ円形競技場、チェチリア・メテッラの墓、クインティーリ荘
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日本からの直行便があるミラノから、電車で約 1 時間で行けるコモ湖畔の中心地コモ
Como。北イタリアの湖水リゾートでも人気の高いコモ湖は、湖畔にはデラックスホテル
や、美しい別荘、庭園が散在し、山がすぐ背後に迫る絶壁と美しい水面など、大変美しい
景観を楽しむことができます。この湖畔のサイクリングは、レベルに合わせて山に登り、
そこから湖を眺めたり、サイクリストの聖地ともいえる教会「マドンナ・デル・ギザッロ
礼拝堂」や隣接の自転車博物館に寄るなど、サイクリストに大変人気があります。グラン
ツールの「ジロ・ディタリア」や、ワンデーレースの「ジロ・ディ・ロンバルディア」な
どのロードレースのコースの一部にもなりました。
コモ湖周辺のいくつかのルートをご紹介します。
◆コモ湖の西岸ルート
(南端コモ Como から北先端ヴェルチェイア Verceia までの 67km)
このルートの湖畔は、入り江、小さな港、ドック、庭園
のある別荘、湖岸の絶壁にならぶ家並み、教会、湖畔道
などの魅力に溢れています。
コモ:コモ湖の名の由来となっているコモの街は、コモ
湖西側の枝足最南端にあり、氷河によりできた高台に囲
まれた緑の湖淵に横たわっています。歴史も古く古代ロ
ーマ人たちがここを征服し、その後も中世には都市国家
を形成しミラノとも対立しました。19 世紀後半からは繊
維産業、特に絹産業で経済的な急成長をみせました。
レジーナ通りに沿ってコモの街を出ると、ホテル・ヴィ
ッラ・デステ Villa d’Este が有名なチェルノッビオ
Cernobbio に到着。
その先のオッスッチョ Ossuccio、トレメッツォ
Tremezzo などの街や、カルロッタ荘 Villa Carlotta など
の美しい庭園を通り過ぎると、ルガーノ湖に通じる道が
交差する分岐点の街メナッジョ Menaggio があります。
その先のコモ湖西側湖畔北部には、
数多くのキャンプ場、
ホテル、ボートやヨットハーバー、そして小さな町があ
り、ジェラ・ラリオ Gera Lario とソリコ Sorico がコモ
湖の頂点となります。
その先の橋と平野を越えていくと、
かつてコモ湖の一部だったメッゾラ湖畔のヴェルチェイ
ア Verceia に到着します。メッゾラ湖はバードウォッチ
ングファンにはお薦めです。
(帰りはジェラ・ラリオかコリコから遊覧船でコモやベッラージョへ
行くことも出来ます。)
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◆コモ湖のトライアングル・ルート
(西南端コモ Como からベッラージョ Bellagio 経由エルバ Erba までの 60km)
コモを背にして進むと、丘の中腹をベッラージョに向
かう国道 583 号が通じていますが、小道や高台への道
を行き、丘腹に沿ってよじ登るように並ぶ湖岸の街々
を楽しむのもお薦めです。いくつかのトンネルを通り
すぎると、ナポレオンやスタンダールも逗留した 16
世紀のプリニアーナ邸があるトルノ Torno の街に。そ
の先パランツォ Palanzo への登り道は眺望が楽しめ、
また湖畔ルートに戻ります。魅力的な街カレーノ
Careno や
断崖で有名
なネッソ
Nessoを過
ぎると、コ
モ湖で最も
有名なリゾ
ート地ベッ
ラージョ
Bellagio に着きます。リゾートホテルや庭園、おしゃ
れな店が並ぶ、コモ湖ハイライトのひとつです。
ベッラージョからは岬の内陸部へ。登り坂になりチヴ
ェンナ Civenna を越え標高 755m の所まで来ると、サ
イクリングの偉大な選手達のために建てられた「マド
ンナ・デル・ギザッロ教会 Madonna del Ghisallo」
と自転車博物館 Museo del Ghisallo、湖が見渡せる展
望台があります。そこからはランブロ川の谷に沿って
下り道に。アッソ Asso、カンツォ Canzo を過ぎ、葦
が茂るセグリーノ湖 Lago del Segrino の静かな湖畔沿いを行くとエルバ Erba に到着します。(エルバからはコモかレッ
コへ)
サイクリストの聖地:マドンナ・デル・ギザッロ教会、自転車博物館、©FM 世田谷
http://www.museodelghisallo.it/
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◆コモ湖東側湖畔ルート
(東南端レッコ Lecco 起点の周遊 64km のルート)
コモ湖のレッコ分枝の東側湖畔(地図には
レッコ湖の表示)を周遊します。レッコ
Lecco の街は文学者マンゾニーの作品「婚
約者」で描写され有名で、アッダ川が湖か
ら流れ出て小さな2つの湖も形成していま
す。レッコを後に湖畔の道を走ると(中腹
を走る高速道路に間違えて乗り入れないよ
う注意)、マンデッロ・デル・ラリオ
Mandello del Lario や、ベッラージョの岬が
見えるフィウメラッテ Fiumelatte(世界で
一番短い 250m の同名の川がある)、有名
な修道院庭園のあるヴァレンナ Varenna
などの街を通過。
ここでルートは湖を離れて登り坂になりま
すが、ダチェーノまでの初めの部分は急な
登り坂ながら、ため息の出るような美しい
湖の姿を堪能できます。その先のイントロ
ビオ Introbio は周辺の酪農産業の中心地で、
さらに行ったバッラビオ Ballabio の街は洞
窟で自然熟成させるチーズでも知られてい
ます。
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コルティーナ・ダンペッツォを起点としたルート
Percorsi da Cortina D’Ampezzo Dolomiti
2009 年 6 月にユネスコ世界遺産に登録された、石灰質のドロミーティの山々。
その「ドロミーティの女王」とも呼ばれるコルティーナ・ダンペッツォの街は美しくダイナミ
ックな景観のドロミーティの山々に囲まれて、夏はトレッキングやサイク
リング、冬はスキーに多くの人々が集まります。
夏の山のお薦めは、ファローリア山 Faloria(2123m)、クリスタッロ山
Cristallo(3221m)、トファーネ山岳 Tofane(3225m、3244m、3238m の
岩山が揃う)、ラガツォイ Lagazuoi(ファルツァーレゴ峠 2989m)やチンク
エ・トッリ 5 Torri でしょう。
また、夏には日本語観光案内所も開設され、現地アシスタントが滞在中の
相談にものってくれます。
コルティーナ・ダンペッツォの街を発着とする自転車 MBT のルートも現
地観光局では 15 以上紹介していますが、その中から、中・上級向け自転
車ルートのひとつをご紹介しましょう。
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◆Super Panorama Freeride スーパーパノラマ・フリーライド
ルート距離:54.3km(アスファルト道 6.15km、アスファルト自転車道 10.92km、未舗装路 27.84km、ケーブルカー8.93km)
登り標高差:2200m
下り標高差 2200m
最大標高点 2119m
ケーブルカーでファローリア Faloria へ登り、リオ・ジェレ Rio Gere まで下ります。リフトでソン・フォルチャ小屋 Son Forcia
まで登り、パデオン渓谷 Val Padeon をフリーライド。そのまま左方向をまわってコルティーナまで戻り、ケーブルカーでコル・
ドルシエ小屋 Col Druscie に登り、ピエ・トファーナ Pie Tofana に下り、リフトでドゥーカ・ダオスタ小屋 Rifiugio Duca d’Aosta
へ。Cianzope’チャンゾペ国道にぶつかるところまで降り、アスファルト道を Bai de Dones バイ・デ・ドーンズまで行きます。
Scoiattoli スコイアットリ小屋までリフトで登り、未舗装路をチンクエ・トッリ5 Torri まで進みます。さらにアスファルト道
を下り、国道を右に曲がります。1km いくと、急な曲がり角を、右のくねった小道にいき、ペジエ・デ・パル酪農場 Pezie de Paru’
へと進みます。そこで右に曲がり、道路からカソン・デ・マカロン Cason de Macaron へ向かう小さな道を行きます。アジャ
ル湖や、ヴォルペラ洞窟などを通ってコルティーナに戻ります。
◆コルティーナ・ダンペッツォ~ミズリーナ湖~トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード
Cortina d’Ampezzo – Misurina – Tre Cime di Lavaredo
標高1200メートルのコルティーナ・ダンペッツォから1805m の峠を越えミ
ズリーナ湖(1756m)へ。
オロンツォ小屋(2320m)までは舗装路のアップヒル。
ここからトレ・チーメ・ディラヴァレード(ドライチンネ)を周遊し変化する姿を
眺めながらのライド。
ラヴァレード小屋からロカテッリ小屋(2405m)は人が多ければ自転車を小屋に預
け徒歩で。 ロカテッリ小屋から眺めるトレ・チーメは絶景です。
トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード⇒
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ブレンナー峠⇔ボルツァーノ自転車ルート
Brennero Bolzano Bike Route
ブレンナー峠(ブルンネロ)からイタリア南チロル地方の中心地ボルツァーノまで、小さ
な芸術都市を通過しながらイサルコ渓谷をブレッサノーネ経由で走り抜けるルートです。
ブレンナー峠からの道はかつての鉄道があった道で、やや下り坂です。絵になる街々を通
り過ぎながら、ブレッサノーネ(ブリクセン)、そしてボルツァーノと快適なツー
リングです。
所要時間 9時間
距離 96km
難易度
中級
http://www.suedtirol.info/en/Destinations--Things-To-Do/Cycling--Mountain-Biking/detail/da365e75-78c8-45ab-862d-563a
f2b04d23/BrenneroBrennerBolzanoBozen-Bike-Route.html
セッラ・ロンダ周遊ルート
Around the Sella Massif(Sella Ronda)
セッラ・ロンダは、ドロミーティのまさに心臓。遠くからも眺めることが
でき、ガルデーナ峠 Passo Gardena やポルドイ峠、セッラ峠といった、
世界遺産ドロミーティの中でも美しい自然景観を誇るエリアです。夏は多
くのサイクリストがこのアルプスの道を好み、ぐるりと走り廻ります。ア
ルタ・バディア Alta Badia 地域で開催されるグランフォンド「ドロミテ・
マラソン Maratona deles Dolomites」でも多くの参加者があります。7 月
のある日曜日には、「セッラ・ロンダ・バイク・デー」として、一日中、
一般道路は自転車道路に解放されます。
スタートポイント:
コルヴァーラ Corvara か、コルフォスコ Colfosco
所要時間:3 時間 45 分
距離 51.6km
最高標高点:2244m
標高差:1.693m
難易度:中級
http://www.suedtirol.info/en/Destinations--Things-To-Do/Cycling--Mountain-Biking/detail/6aec9cd4-53de-4838-8313-28751058e1b
5/Around-the-Sella-Massif.html
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Cycle Tourism in Emilia Romagna
自転車の街として特に有名な世界遺産のフェッラーラ
Ferrara をはじめとして、レンタサイクルで街や近郊、丘
陵巡りを楽しむことができます。
州観光局ホームページ内『自転車ツーリズム』
http://www.bikeemiliaromagna.com ではボローニャ
Bologna、パルマ Parma、フェッラーラ Ferrara、ラヴェン
ナ Ravenna、ピアチェンツァ Piacenza などの主要都市を
起点としたサイクリングルートを地図、距離、難易度など
の情報とともに紹介しています。
(Bike Itineraries in Emilia Romagna)
ポー河ルート
http://www.bikeemiliaromagna.com/ferrara/the-destra-po-route-from-ferrara-to-gorino-ferrarese.html
世界遺産の街フェラーラの歴史地区を出
発し、雄大なポー河沿いを同じく世界遺
産のポー河デルタ地帯へと海に向かって
進むコース。ゴリーノ・フェッラレーゼ
港までの道のりは、豊かな自然がはぐく
む動植物相、伝統、歴史、食を発見でき
るルートです。距離:93.22km
このコース The Destra Po Route は、ヨーロッパ自転車連盟の推奨する全欧自転車
道路網(ユーロヴェロ EuroVelo)の12のルートのうちのカディスやアテネをつな
ぐ EV8 地中海ルートの一部分にもなっています。
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イタリア政府観光局(ENIT)
ボローニャ発、近郊の州立公園へいくルート
http://www.bikeemiliaromagna.com/bologna/pedalling-among-the-parks.html
歴史と自然を楽しむルートで、モンテ・ソーレ Parco
Storico di Monte Sole など、3つの州立公園を通って行き
ます。山岳部では未舗装路もありますが、走行に問題は
ありません。きちんと装備をして出かけましょう。
ボローニャ市内から
所要:1 泊 2 日 121km
難易度 中級レベル
出発:ボローニャ中央駅(海抜74m)
最高標高点: 842 m
APPROX. LENGTH OF UPWARD SLOPES: m. 1,400
上記の他にも下記他のルートがサイトでは紹介されてい
ます。
上記の他にも下記他のルートがサイトでは紹介されています
エミリア・ロマーニャ州ピアチェンツァと・パルマ間のサイクリングルート
音楽やグルメの町としても有名なパル
マ。街中だけでなく、近郊にはポー川流
域や、ローマ時代の軍事道路エミリア街
道など、自転車を使って、オペラ作曲家
ヴェルディ所縁の場所や芸術を楽しむ
自転車ライドが可能です。このルートで
はバガンツァ Baganza やカッレーガ州
立公園 Carrega Regional Park など丘陵
地帯の風景がとても美しく、かつてのパ
ルマ大公国時代の夏の別荘などの眺め
も楽しめます。
赤ルート:パルマ市内
(5.13km 初級)
町のハイライトを効率的に廻りま
す。
紫色のルートは3つのルートから:
1.パルマ Parma 市内からポー川 Piume Po まで(28.34km 初級) 市内の見所を見学しながら、ポー川流域まで。
2、ピアチェンツァ Piacenza からポレジーネ Polesine(58・49km 中級)ポー川自然公園を通ります。
3.ポレジーネ・パルメーゼからヴィッラフランカ Villafranca(117.31km 初級) 生ハムのジベッロ村やコロルノにも
青ルート:パルマ Parma からカッレーガ森林公園 Parco Boschi di Carrega (23.86km 初級)
http://www.cycle-r.it/en/parma/ より、さらに詳細な地図、見所がご覧いただけます。
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イタリア政府観光局(ENIT)
自転車の街 フェッラーラ のサイクリングルート
Cycling routes of Ferrara
フェラーラの人々は「歩くより先に自転車の乗り方を覚える」と言われる
ほど生まれながらに自転車好き。 ポー川流域の広大なパダナ平原の地を
巡るのにも自転車は最適な交通手段として長年親しまれています。 フェ
ッラーラ市内の中世・ルネッサンス・ユダヤ人街は自転車走行は安全で大
変便利で、若者からお年寄りまで利用者が多いまさに自転車の街です。
フェラーラから近郊へのサイクリングルートも多く、例え
ば、『ポー川デルタへのルート Delta Po Route』、『チェ
ントへのルート』『コマッキオ 渓谷』などがあります。
◆ヴェネト州 VENETO
http://www.veneto.to/itinerari-dettaglio?path=/Itinerari/Sportivi/Cicloturismo-itinerari&lang=it
サイクリストに人気のあるガルダ湖や、ドロミーティなどの自然に恵まれたヴェネト州は、世界最
高級品といえる自転車・部品メーカーが集まっており、関連メーカー各社が主催する有名なグラン
フォンドも多く開催されます。
◆トスカーナ州の丘陵地帯
TOSCANA
世界遺産の街々やオルチャ渓谷など糸杉とゆるやかな丘陵地の景色が美しいトスカーナ州もまたサイクリストに人気の地です。
http://www.turismo.intoscana.it/intoscana2/export/TurismoRTen/sito-TurismoRTen/Tema/bicyclingtourism.html_956172865.html
http://inbici.terresiena.it/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=22&Itemid=6&lang=en
◆南イタリア SICILIA SARDEGNA
美しい風景や長い歴史を誇る文化遺産、豊かな食も楽しめる南イタリアもサイクリストに人気の地で、シチリアを中心とした地
中海自転車巡り情報も紹介されています。http://www.medinbike.com/
また、美しい海岸線がある、サルデーニャ州のサイクリングガイド(英語)は 次のサイトからダウンロードできます。
www.sardegnaturismo.it/documenti/2_46_20090326125710.pdf
自分の自転車をイタリアへもっていく場合
規定は航空会社により異なりますが、通常自転車はハンドルを外して自転車と平行に、タイヤの空気は抜いた状態で専用
バッグに収納されているなどの必要があります。
アリタリア・イタリア航空のホームページでも、スポーツ用具の取扱い情報を更新しています。
http://www.alitalia.com/JP_JA/your_travel/baggage/special_baggage/index.aspx
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