『リペール』による病原菌抑制試験結果① ◆『リペールEXTRA』がソラマメでの灰色かび病の病斑形成に及ぼす影響の試験結果 80 病斑数/10cm2 60 40 20 0 水処理 リペールEXTRA500倍 希釈液処理 ■試験方法: 『リペールEXTRA』500倍希釈液をソラマメの葉に前処理し、24時間後に灰色かび病菌(Botrytis cinerea)を散 布処理して抑制効果を検証試験を行なった。 ■試験結果: 水処理(対照区)と比較して、 『リペールEXTRA』500倍希釈液を処理した試験区は灰色かび病の病班数が大 幅に減少した。 この検証結果により、 『リペールEXTRA』の葉面散布後、 『リペールEXTRA』に含まれる微生 物の持つ抗体が、灰色かび病菌(Botrytis cinerea)の繁殖を抑制したと考えられる。特に灰色かび病の発病 前に予防的処理として使用することにより、効果が期待出来る。 島根大学 生物資源科学部 上野 誠 ◆『リペールスーパーペレット』がホウレンソウ萎凋病(フザリウム菌)に及ぼす影響の試験結果 ホウレンソウ萎凋病菌を処理40日目の様子 リペールスーパーペレット添加 (10アール当たり10kg割合) 無処理区 ■試験方法 有機質土壌(培養土) ↓←リペールスーパーペレットを添加 10日間培養 ↓ ホウレンソウを播種 ↓ 2週間後のホウレンソウ萎凋病菌を接種 ↓ 接種40日目に観察 ■観察結果 リペールスーパーペレットを添加した試験区で はホウレンソウは順調に生育したが、無処理 区では発芽したホウレンソウが、殆ど枯れてし まった。 ■試験結果 『リペールスーパーペレット』に含まれる微生物により、ホウレンソウ萎凋病菌を抑制したと考えられる。 ホウレンソウの播種、10日前に『リペールスーパーペレット』を施肥することにより、ホウレンソウ萎凋病菌 (フザリウム菌)による被害を抑制する効果が期待できる。 島根大学 生物資源科学部 上野誠 『リペール』による病原菌抑制試験結果② ◆『リペールSOIL』を使用したイチゴ炭疽病の及ぼす影響の試験結果 イチゴ炭疽病菌胞子 通常培土とリペールソイルでイチゴを栽培 (2×105spores/ml) 通常培土 24時間湿室条件下に保った リペールソイル 28℃の12時間光周期に保 ち、2日ごとに『リペール EXTAR』の培養液を処理、 2ヶ月後に観察 ■試験方法: 『リペールSOIL』を使用したイチゴ苗にイチゴ炭疽病菌胞子を摂取し、28℃に保ち観察した。 ■試験結果: 通常培土処理(対照区)と比較して、 『リペールSOIL』処理した試験区は殆ど枯死しなかったが、対 照区では全ての苗がイチゴ炭疽病菌により枯死した。 『リペールSOIL』を使用したイチゴ苗はイチゴ炭疽病に感染しにくいことがわかる。イチゴの高設栽培 や親株の育苗に効果が期待出来る。 島根大学 生物資源科学部 上野 誠
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