第126号

2014 /
6
外国人旅行者が行けない岡山城と後楽園
☆外国人旅行者が岡山を訪れ真っ先に向かうところは岡山城と後楽園といっても間違いないでしょう。
しかし、先日アメリカからのツアー客から『行き方が分からない』と指摘を受けました。
手にされた英語版の観光ガイドを見ると岡山城と後楽園へのアクセス方法はこのように書いてあります。
岡山城・後楽園ともに「東山行き路面電車に乗り、「城下」で降りて徒歩 10 分...」 (写真 1)
これだとすぐに行けそうな気がしますが、迷子になってしまうんですね。どうしてでしょう。
外国人旅行者になった気分でガイドブックに
(写真 1)アクセス方法の記述はどちらも同じ
載っている路面電車を使ったアクセス方法
をリポートします。
☆まずJR岡山駅から路面電車に乗り換えま
すが、現在路面電車の岡山駅前乗入が実現
に向かっているのでここでは割愛します。
外国人でもスムーズな乗り換えができるよ
うになってほしいですね。
☆ではガイドブックの通り、路面電車に乗り、降りた停留所「城下」から。
「城下」で降りると中央分離帯に放り出されたような気分になりますが、外国人旅行者はまずここでどちらに行く
か迷うことになります。
横断歩道を右に渡るか、シンフォニーホール側に渡るか、停留所前方に見える地下「しろちか」にもぐるか (写真 2)。でもこの
標識には英字がないのでどこに行けるのかまったく分かりません。地下はできるだけ避けたいとの思いも働きま
す。しばしキョロキョロ、道路の案内標識にある岡山城・後楽園への矢印 (写真 3)を見つけると横断歩道を右(城下公
会堂側)に渡ります。しかし、渡ったところでもう一回横断歩道を渡らなければなりません。
この標識はあくまでも車用ですね。
旅行客からは見えにくいです。
☆ではシンフォニーホール側に渡ってみます。
今度は案内標識が見つけられません。
結局は誰かに道を尋ねることになります。
写真 2
写真 3
☆では、残る手はひとつ、「しろちか」にもぐります。
しかし、もぐるにはちょっと勇気が要ります。
案内標識(写真 4)に英字がないのです。「しろちか」だけ SHIROCHIKA と書かれています。
「しろちか」の名称は誰が考えたか分かりませんが外国人旅行者から見ればまったく意
写真 4
味が分かりません。
岡山城・後楽園方面の英字と矢印さえあれば迷わずに行けます。
ではちょっと怖いけど階段を下りていきます。
☆下りれば何とかなると思い、勇気を振り絞ってもっと下りてみます。(写真 5)
はて?下りてはみましたが、土曜日の午後なのに人通りはほとんどありません。
かわりに数人の若者がダンスの練習をしています。振り返ると「電車のりば」の案内
が(写真 6)。
これにも英字がありません。帰りが心配になります。
地下に入ると方向感覚がヘンになります。路面電車を降りてそのまままっすぐ階段を
写真 5
下りてきただけなのに。岡山城へはどう行ったらいいのでしょう??
☆ぐるりと見渡すと左側の壁面にカルチャーゾーンのご案内」を見つけました
(写真 7)
現在地はなんとなく分かりますが英字がなくて分かりません。
☆では行先案内を探します。(写真 8)
英字がまったくありませんね。
黒と赤の二種類がありますが岡山城はありません。
写真 6
写真 7
☆気が付きませんでしたが床にはこんなのも
ありました。
写真 8
「しろちか」は誰のためにできたのでしょうか?
世界に誇れる庭園都市岡山。
岡山城・後楽園に一番近い路面電車の停留所「城下」からの案内標
識は日本国内の旅行者向けに作られているように思えます。
英字標記はもちろんですが、一見しただけで方向が認識できるよ
うな工夫が必要ではないでしょうか?
今一度見直して、外国人旅行者が迷子にならないようにできたら
ここには岡山城、後楽園もありますね。
いいですね(文:堀脇正信)
でもせっかくのいいものが作られていても
楽しいイベントがいっぱい!是非お越しください。
外国人旅行者には分からないのでは?
RACDA 主催
第19回 岡山路面電車まつり
日時:2014 年 6 月 7 日 10:00~16:00
場所:岡山駅前広場、東山車庫会場
共催:岡山電気軌道 後援:岡山市、岡山市教育委員会、西日本旅客鉄道岡山支社