第30回 公的扶助研究関西ブロックセミナー チラシ

第30回公的扶助研究関西ブロックセミナー 開催要綱
生活保護法をフル活用
生活再建と自立ができる支援を
《と
き》
2015年3月14日(土) 10時~17時
(※午前9時半から受付を開始しますのでお早めにご来場ください)
《ところ》
花
園
大
学
京都 市中京 区西ノ京壺ノ内町8-1
※ JR嵯 峨 野 線 円 町 駅 か ら 徒 歩 8 分
《主
催》
第30回公的扶助研究関西ブロックセミナー実行委員会
【セミナーの趣旨とねらい】
2015年度は、一昨年8月から実施されている生活保護基準の大幅な引下げの3段
階の仕上げの年となるのですが、社会保障費削減のため厚生労働省は新たに2015年
度から住宅扶助費と冬季加算の引下げを行うことを狙っています。その内容によっては利
用者の生活は一層困難な状況に陥り、また利用者の相談窓口となる福祉事務所では苦情対
応等更なる混乱が生じることも予想されます。保護基準の引下げに対しては全国で1万人
余の生活保護利用者が「審査請求」を提起し、その後各地で訴訟が提起される状況となっ
ています。
アベノミクスにより景気は回復し雇用状況は改善している、と政府は報道していますが、
物価高により労働者の実質賃金は16か月連続減少し、非正規労働者は約2000万人
(労働者の3人に1人)となり、貧富の格差が拡大し続けています。このようななか、生
活保護の利用者は216万8千人余となり6か月連続で過去最多を更新しています。
福祉事務所生活保護ケースワーカーは、人員減や業務増による繁忙や経験年数の減少も
あって実施要領を正しく理解する機会が持てず業務に従事する状況に置かれています。
今ケースワーカーに求められている事柄は、利用者の思いに寄添うとともに生活保護法
の理念に沿った正しい運用、実施要領に基づく人権尊重の業務運営を行うことではないか
と考えます。社会的に排除された人や支援が困難と思われる人への関わり方も学び、仕事
に活かしましょう。今回のセミナーでは、実施要領の正しい理解と仕事に役立つ実践例や
経験年数の浅い人中心の交流会・事例検討を企画しました。実行委員会一同、ぜひ多くの
みなさんがお誘い合わせの上、このセミナーにご参加くださることを期待しています。
1
【 日程】
9:30
10:00
12:00
13:00
・分科会(講座)
・開会あいさつ
受
付
17:00
・全体会(記念講演・特
別報告・オリエンテー
ション)
昼
*生活保護第1講座
閉
食
*生活保護第2講座
会
*みんなの交流ラウンジ(若者交流会)
◆ 午前の部 (午前 10時~午後12時 )=全体会
*記念講演
「支援が困難と思われる人への寄り添う支援とは」
波多野
和夫さん
(佛教大学社会福祉学部教授、精神科医 )
刑務所の精神科医の経験から、刑務所で服役している人たちの実態や刑期を終えたその
後の状況などについてお話をしていただきます。また、そのような社会から排除された人
人に対して福祉事務所で働く私たちが適切な支援を行うにはどうしたらよいのかなど 一緒
に考える機会とします。
(昨 年 の 公 扶 研 全 国 セ ミ ナ ー で 大 変 好 評 だ っ た お 話 を 再 度 お 願 い し ま し た 。 )
*特別報告
「生活保護家庭で育った私が、ケースワーカーを経て今の仕事に」
藤村
貴俊さん
(京丹後市職員)
高校生の頃、家族で生活保護を受けていたが、藤村さんは当時そのことを知らなかった。
就職してケースワーカーになり、過去の書類を見て自分たち一家の「保護歴」を知ったと
いう稀有な経験の持ち主。高校を卒業後、フリータを経て役場に就職。合併で京丹後市が
誕生したとき、初めて福祉の仕事に就いた。現在の所属先は「寄り添い支援総合サポート
センター」。生活困窮者支援のモデル事業のいわゆる「ワンストップ相談窓口」であるが、
それを京丹後市は直営で実施している。同センターで「主任支援員」をつとめる藤村さん
に「福祉の仕事の醍醐味」を語ってもらいます。
◆ 午後の部 (午後1時~5時)=2つの講 座・交流 ラウンジは同時並行で行います
* 生活保護第1講座 (2部構成)
第1部 「生活保護における「扶養義務」を考える」
講師
田川
英信さん
(東 京都 世 田 谷 区 元査 察 指 導 員 )
昨年7月に全面施行された改正生活保護法は、扶養義務の強化が狙いのひとつだといわ
れています。また、親族の扶養を強く求める生活保護バッシングの嵐の中、実務面でも扶
2
養義務の強化の動きがみられます。
他方、日本の民法が扶養義務を広い範囲の親族に課していることについて、前近代的で
あると指摘されていることは、あまり知られていません。また、扶養義務を強調すること
で、保護申請を断念したり、親族関係の断絶を招いたり、と いう負の側面もあります。
そこで、民法や生活保護法における扶養とはどのようなものか、本来あるべき姿につい
て解明し、実務面での取り扱いの問題点・課題を考えていきます。
第2部 「エンパワメントによる就労支援の試み」
報告者
橋 本 慶 一 さ ん (京 都 市醍 醐 福 祉 事 務 所 )
京 都 市社 会 福 祉 協 議 会 の チャ レ ン ジ 就 労 体 験 担当 者
稼働能力のある人に活用を指導するのが就労支援と思っていませんか?
働く場を与えられることが人にとってどれだけ大切なことで人を勇気づけるか、
京都で昨年度から始まった「チャレンジ就労体験」について受託事業者と生活保護
ケースワーカーのそれぞれの立場から事例報告します。就労支援の考え方を見直す
機会になればと思います。
* 生活保護第2講座
「教えて! 吉永先生」
生活保護の基本に立ち返り、コンプライアンス
(法令順守)を守るために ~生活保護裁判の現状と課題
講師
吉永
純さん
(花園大学福祉学部教授、公扶研会長 )
保 護 利 用 者 が 216万 人 と な る 中 で 、 生 活 保 護 を め ぐ る 審 査 請 求 や 裁 判 が 多 く 提 起 さ れ
て い ま す 。 保 護 申 請 、 稼 働 能 力 、 自 動 車 、 指 導 指 示 、 63条 、 78条 、 保 護 廃 止 等 々 の 私 た
ちの日頃の生活保護運用全般に関わっており、原告の勝訴率が5割を超えており行政裁判
で は 高 い 勝 訴 率 と な っ て い ま す 。 ま た 2013年 8 月 か ら の 保 護 基 準 引 下 げ に 対 し て 全 国 で
600人 の 利 用 者 が 裁 判 を 起 こ し て い ま す 。 こ れ ら の 裁 判 の 内 容 を 検 討 す る こ と は 、 私 た
ちの仕事を法律の基本から振り返り、コンプライアンス(どこまでが法律的に認められる
のか、認められないのか)を守るべき公務員としても重要な学びとなります。ぜひ、ご一
緒に具体的な事例を検討し、考えてみましょう!
*
みんなの交流ラウンジ
素朴な質問にもお答えします。
...
ケース検討を通して、ミカタ をえる!
普段の仕事は、ついつい業務に追われがちでケースワークが疎かになってしまいます。
ワールドカフェというグループワークのスタイルを用いて、ケース検討を行います。
経験年数や立場に捉われない楽しい場にします。そして,ケースワークを充実させるコ
ツやいつもと違った見方を感じてもらいたいと思います。また、最後には参加者の交流会
も企画しています。普段感じている疑問や今まで言いたくても言えなかったことを言える
場にするとともに、悩みや不安を共有できる場にしたいと思います。
3
【参 加 費 ・申 し込 み等 】
◆参 加 費 (資 料 代 )
一般 : 1 ,000円
◆参 加 申 し込 み
当日受付で行います。(事前申し込みの必要はありません。)
◆問 い合 わせ先
第3 0 回 公 的 扶 助 研 究 関 西 ブ ロ ッ ク セ ミ ナ ー 実 行 委 員 会 事 務 局 に 、
FAXでお問い合わせください。
(住所)〒604-0925
京都市役所地下1階
◆昼 食
学生・全国公的扶助研究会会員:無料
(F A X )
075-256-9749
京都市中京区上本能寺前町488
京都市職労民生支部書記局
気付
JR円 町 駅 や 大 学 周 辺 に も 飲 食 店 は あ り ま す が 、 昼 食 の 事 前 準 備 を お 薦 め し ま す 。
【会 場 への交 通 案 内 】
4