森田正馬に学ぶ 心の健康法

市民公開講座
第3回「心の健康セミナー」in 高知
郷土の偉人
森田正馬に学ぶ 心の健康法
★日時★
2015 年12月6日(日)
★時間★ 13:00~16:00
参加費
無料
(開場:12:30)
★会場★ のいちふれあいセンター 「サンホール」
<高知県香南市野市町西野 534-1>
(定員:500 名)
森田正馬(1874~1938)は香南市野市町出身の医師で、神経症の「森田療法」を開発した
歴史的人物です。郷土愛が大変強い方で、郷土の教育・文化発展に多くの尽力をされました。
森田療法は神経症のみならず、人生の折々における困難に直面した際の上手な対処法と
しても応用でき、また、生涯学習として大人から子供まで、幅広い世代で取り組むことが
可能です。人生における「生・老・病・死」の危機管理術を学びに、是非この機会に、
ご家族お揃いで、お気軽にご参加ください。
第 1 部:「ガン・身体疾患と森田療法」
すばるクリニック院長
伊丹仁朗
第 2 部:「森田療法を日常に役立てる」
 森田療法実践体験談
NPO 法人生活の発見会
小原清三・奥村典彰
 質疑応答
【主催】森田正馬生家保存を願う会
【共催】香南市
【後援】日本森田療法学会・(公財)メンタルヘルス岡本記念財団
(社医)近森会近森病院総合心療センター・NPO 法人生活の発見会・生きがい療法ユニオン
【問合せ窓口】森田正馬生家保存を願う会
事務局
Tel/Fax:0887-56-2437
森田正馬・・・当地で生まれ育った森田正馬は、9 歳の時、
村のお寺で極彩色の地獄絵をみて、死の恐怖に襲われ、この頃か
ら死の恐怖をいかに克服するかが、人生上のテーマとなった。精
神医学の道に進んでからもこの課題の研究、試行を重ねた結果、
40 歳にして「死を恐れるのは当たり前、それはそのままに有意
義に生きることに集中すべき」との境地に達し、これをベースに
森田療法の開発・完成に至ったのである。
森田正馬生家
・・・高知県香南市野市町富家
ポイント①
約 83 坪の敷地に8棟の
家屋から構成されている。
ポイント②
座敷は築地壁によって囲
まれ、内庭には庭門があり池が設けられ
ている。主屋の東西南北の濡縁には杉丸
太の桁を架け、垂木現しで桟瓦の屋根が
設けられており、化粧の隅木・配付垂木
には、直角三角形を基準に幾何学による職人の高度な技術が残っている。
ポイント③
高知県の瓦は台風に備えて、左右の葺勝手によって屋根の雨仕舞を行うが、森田住宅は
左右瓦を独自の施行で用いており、歴史的価値の高い瓦葺といえる。
ポイント④
鬼瓦の存在感は抜きんでており、直下には、高知県独自の美観を備え、豊かさや故郷の
象徴として地域の風景に欠くことのできない、水切瓦を配置している。意匠的に優れた工法としての
注目ポイントである。
ポイント⑤
土蔵の外壁には「土佐漆喰」が仕上げに使用されている。
『土佐』が示すように、高知県
以外では製造されていない貴重な土佐漆喰を使用した地方的特色が顕著な建築である。
【
伊丹仁朗
略歴
】
1963 年岡山大学医学部卒業後、
精神医学教室で脳波大脳生理学の
研究に取り組む。
1981 年頃より心身医学的側面か
らのガン・難病治療に取り組み、森
田療法を応用した生きがい療法を
開発。
ガン闘病者とのモンブラン登山や
笑いの研究で知られる。
1995 年米国医学博士号を授与。
現在、すばるクリニック(倉敷)に
おいてガンの治療および研究にあ
たっている。
役職:すばるクリニック院長、日本
森田療法学会理事、日本心身医学
会専門医、日本心療内科学会登録
医、生きがい療法主宰、生きがい療
法ユニオン理事、森田正馬生家保
存を願う会副代表。
著書:「絶対あきらめないガン治
療・30 の可能性」(三五館)、
「生
きがい療法でガンに克つ」(講談
社)、「ガンを退治するキラー細胞
の秘密」
(講談社)など
森田正馬生家保存を願う会
http://www.morita-shoma.com/