『与える』農業 から 『引き出す』農業へ

『与える』農業 から 『引き出す』農業へ
~着目したのは、植物本来の力~
株式会社ファイトクローム
植物にとってのアミノ酸の効用・・・葉面散布や根から吸収させるメリッ
ト
アミノ酸:たんぱく質を構成する成分
●必須アミノ酸・・・体内で全く
合成されないか、合成速度が
消耗に比べて遅く、外部から
補給しないと不足になってし
まうアミノ酸(9種)。 イソロイシン・リジン
トレオニン
●非必須アミノ酸・・・体内で
合成できる(自分で作り出すこ
とが出来る)アミノ酸(11種)。
アルギニン・チロシン
↓
動物においていえることであり、
植物は全てのアミノ酸を体内
で生成することができる。
★
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★
★
植物にアミノ酸を補給する
目的
→体内でアミノ酸が作られ
る過程で消費される糖を
できるだけ減らすこと。
*作物が弱っているとき
*悪天候で光合成不足時
★
★
植物本来の抵抗力を引き出す「ファイト・シリーズ」
抵抗力を引き出す「ファイト・オーツー」
抵抗力を引き出す「ファイト」のメカニズム
【引き出す成分 その1】 酵母由来のアミノ酸
①植物に傷がつくと、むき出しになった細胞が酸素にふれて酸化物質が作られます。
②この、酸化物質は、傷ついたことを伝える
伝達物質=(傷ついた信号)となって、
体中を駆け巡り、各組織が協力し合って、
抵抗力をアップします。
抵抗力を引き出す「ファイト」のメカニズム
抵抗力を引き出す「ファイト」のメカニズム
【引き出す成分 その2】 カニガラ由来のキトサンオリゴ糖
●低分子のキトサンやキチンは病原菌の侵入を伝える「メッセン
ジャー」
病原菌は通常、菌糸を伸ばして、植物の中に入ってきます。
植物は、すかさず菌糸の成分(低分子のキチン・キトサン)を察知し、
身を守るための自己防衛反応を起こします。
ファイト・シリーズは、病原菌が侵入して来たと勘違いさせる微量の
キトサン・オリゴ糖を成分として使用しています。
病気がついたと勘違いさせて、 抵抗力アップ
ファイト・オーツーを散布すると、植物は病原菌が侵入してきたと
勘違いして、自ら持つ抵抗力を高めようとします。
「ファイト・オーツー」の育苗時の使い方
育苗時の使用ポイント
「ファイト・オーツー」の効果的な使い方
植物本来の抵抗力を引き出す「ファイト・シリーズ」
メチオニン配合の潅水型「ファイト・メット」
代謝を活発にし 新しい根を増やします
保湿浸透剤配合「ファイト・カル」
「ファイト・カル」の作用のメカニズム
濡れ性・浸透性試験
【各500倍希釈】
≪滴下5分後の写真:エンドウ葉≫
ハクサイ使用事例
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「亜リン酸」肥料・・・エレマックス
「亜リン酸」の特徴
亜リン酸施用試験結果
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吸収形態
マグネシウム
(Mg)
鉄
(Fe)
マンガン
(Mn)
ホウ素
(B)
亜鉛
(Zn)
2+
Mg
2+
Fe
3+
Fe
2+
Mn
BO3
3-
2+
Zn
2+
銅
Cu
(Cu)
Cu
3+
主な生理作用
1.葉緑素の構成元素。
2.リン酸の吸収、体内移動に関与する。
3.炭水化物代謝、リン酸代謝に関係する多くの酵素
の活性化。また、酵素の構成元素でもある。
1.葉緑素の生成に関与。
2.植物体内で銅、マンガンなどと拮抗作用。
3.鉄酵素として生体内の酸化、還元反応に関与。
1.葉緑素の生成、光合成、ビタミンCの合成に関与。
2.酸化還元酵素の活性化。
1.水分、炭水化物、窒素代謝に関与。
2.Caの吸収、転流に関与し、細胞膜ペクチンの形成
と通道組織の維持を図る。
3.酵素作用の活性化。
1.酵素の構成元素として、またその働きを活性化し
生体内の酸化還元を触媒する。
2.オーキシン先駆物質トリプトファン生成に関与。
3.鉄、マンガンと拮抗作用。
1.植物体内の酸化還元に関与する銅酵素の組成成
分。
2.葉緑素の形成に間接的に関与。
3.Fe、Zn、Mn、Moと相互作用がある。
マグネシウムは、植物体内には、
リン酸と同じ程度の量含有されて
いるが、雨水や灌漑水で体外に流
れやすいため、短期的養分補給に
吸収利用率が高い葉面散布で、常
に適量施用する必要がある。
マグネシウム欠乏症
ダイコン
ナス
古い葉に出やすく、葉脈間の葉緑素が抜けるので、トラ模様に葉が黄化する。
キク
マグネシウムが効くと・・・
キウイ
ナシ
●葉の縁が鋭くなり、葉脈がくっきり太くなり浮き出てくる→代謝が良くなる=血行が良くなる
葉脈の出口
苦土の積極施肥をしたナシ
一般のナシ
●マグネシウムは根酸の分泌を促進し、土壌pHを適正にしたり、
ク溶性成分を溶かし出すことで、養分の吸収を高める。
【※ク溶性成分】 通常は、土壌に吸着して、水には溶け出さない成分。
天然の保湿成分
ベタインは、アカザ科のビート(砂糖大根)から
ベタインとは・・・ 分離精製された、天然の物質。
アミノ酸の一種であるグリシンと構造が
似ているので、トリメチルグリシンあるい
はグリシンベタインと呼ばれている。
①保湿剤・浸透剤としての効果
②微量要素の沈殿防止、キレート剤効果
ファイト・マジック植害試験結果(コマツナ)
2 5 .0
(142%)
生体重(g)
(127%)
(119%)
2 0 .0
(113%)
(100%)
1 5 .0
1 0 .0
対象
1 00 0 倍
500倍
3 3 3倍
*グラフは播種後21日目の3個体の平均
2 5 0倍
対照区
500倍区
1000倍区
500倍から1000倍が適当であると思われる
ファイト・マジック
使用方法
水田用投込み剤「ファイト・アップ」
水田用投込み剤「ファイト・アップ」
出穂約30日前に
10アールに20錠
「ファイト・アップ」使用事例 (2003年、宮城、品種:コシヒカリ)
未熟粒・しいなが目立つ
無処理区
粒が大きく張りがある
アップ区
2003年 宮城は大冷害、作況指数80程度の地域では、
目に見えて抜群の効果が確認できました。
「ファイトなお米」-引き出された力
【2006年度 坪刈調査結果】
【茨城県】
■品質測定
(10a当)
※測定:茨城県農業総合センター常陸太田地域農業改良普及センター
区分
JAひたちなか
JAひたちなか
ほ 場
品 種
ファイト区
那珂市飯田
コシヒカリ
対照区
那珂市飯田
コシヒカリ
ファイト区
那珂市鴻巣
コシヒカリ
圃場①
圃場②
全量
(kg)
もみ重
(kg)
わら重
(kg)
祖玄米重
(kg)
精玄米重
(kg)
くず米重
(kg)
1,497
766
731
613
588
24
100.0%
51.2%
48.8%
40.9%
39.3%
3.9%
1836
850
987
664
630
34
100.0%
46.3%
53.8%
36.2%
34.3%
5.1%
1703
759
944
600
582
18
100.0%
44.6%
55.4%
35.2%
34.2%
3.0%
■食味関連成分(使用機械:サタケ )
区分
JAひたちなか
JAひたちなか
圃場①
圃場②
ほ 場
品 種
千粒重(g)
アミロース
タンパク
水分
脂肪酸度
食味
ファイト区
那珂市飯田
コシヒカリ
21.2
18.6
6.3
14.6
13.8
80点
対照区
那珂市飯田
コシヒカリ
20.7
19.1
6.9
14.6
14.0
74点
ファイト区
那珂市鴻巣
コシヒカリ
21.6
18.3
6.1
15.3
12.6
83点
【富山県】 ■食味関連成分(使用機械: )
静岡精機㈱製
区分
【測定値の目安】食味:良い80以上・やや良い~70・普通~60・劣る50以下
ほ 場
品 種
収量/10a
アミロース
タンパク
水分
脂肪酸度
食味
富山県
圃場①
ファイト区
滑川市
コシヒカリ
9.5俵
19.8
6.3
14.6
13.0
91点
富山県
圃場②
ファイト区
富山市
コシヒカリ
9.0俵
19.4
6.3
14.4
13.0
90点
富山県
圃場③
ファイト区
富山市
コシヒカリ
8.5俵
19.5
6.4
15.0
14.0
88点
富山県
圃場④
ファイト区
富山市
コシヒカリ
8.5俵
19.8
6.6
14.0
10.0
87点
富山県
圃場⑤
ファイト区
富山市
コシヒカリ
9.0俵
19.1
6.5
14.5
14.0
87点
富山県
圃場⑥
ファイト区
滑川市
コシヒカリ
9.0俵
19.7
6.7
14.5
13.0
86点
Copyright©2006
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