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記憶
知能情報学
マッキン
BJの模倣(学習)フローチャート
開始
繰り返す
state=合計
模倣対象の状態を識別
imitate = 行動
(Hit or Stay)
模倣対象の行動を識別
imitate
= Hit
false
模倣対象の行動を記憶する
Hitの場合 +1
Stayの場合 -1
true
action[state] =
action[state] + 1
action[state] =
action[state] - 1
終了
記憶の重要性
• 「模倣」による知識獲得には「記憶」が必要
• やはり「知識」や「知能」には「記憶」が重要と
考えられる
• では「何を」「どのように」記憶すれば知識や
知能が獲得できるのか?
自分の記憶
•
•
•
•
自分はどのように「記憶」しているか?
今朝は何を食べた?
昨日の朝は何を食べた?
先週の朝は何を食べた?
「必要な」記憶を「必要な期間」だけ記憶する?
どうやって「必要性」を判断する?
どうやって「必要な期間」を判断する?
迷路を考えよう
ゴール
• 自分ならどう解く?
• 自分が迷路に入った
ことを想像する。
スタート
迷路に入った視点
右手法
ゴール
• スタートから右手で壁
をなぞるように進む。
• ただし、壁が途切れる
迷路では使えない
• 左手法でも同じ
スタート
• 通った後を全て記憶
すれば、解答になる
迷路その2
• この場合は?
ゴール
スタート
右手法
• 右手法は失敗
する
• 左手法も同じ
ゴール
スタート
トレモーアルゴリズム(パンくず法)
• ヘンゼルとグレーテ
ルのパンくず作戦
ゴール
• 歩いた道にパンく
ずを置く
• 分岐点は右優先
• 行き止まり、または
通った道なら戻る
スタート
トレモーアルゴリズム(パンくず法)
• ヘンゼルとグレーテ
ルのパンくず作戦
ゴール
• 歩いた道にパンく
ずを置く
• 分岐点は右優先
• 行き止まり、または
通った道なら戻る
スタート
トレモーアルゴリズム(パンくず法)
• ヘンゼルとグレーテ
ルのパンくず作戦
ゴール
• 歩いた道にパンく
ずを置く
• 分岐点は右優先
• 行き止まり、または
通った道なら戻る
スタート
パンくず法(トレモーアルゴリズム)
• ヘンゼルとグレーテ
ルのパンくず作戦
ゴール
• 歩いた道にパンく
ずを置く
• 分岐点は右優先
• 行き止まり、または
通った道なら戻る
スタート
パンくず法(トレモーアルゴリズム)
• ヘンゼルとグレーテ
ルのパンくず作戦
ゴール
• 歩いた道にパンく
ずを置く
• 分岐点は右優先
• 行き止まり、または
通った道なら戻る
スタート
パンくず法(トレモーアルゴリズム)
• ヘンゼルとグレーテ
ルのパンくず作戦
ゴール
• 歩いた道にパンく
ずを置く
• 分岐点は右優先
• 行き止まり、または
通った道なら戻る
スタート
トレモーアルゴリズム(パンくず法)
• ヘンゼルとグレーテ
ルのパンくず作戦
ゴール
• 歩いた道にパンく
ずを置く
• 分岐点は右優先
• 行き止まり、または
通った道なら戻る
スタート
トレモーアルゴリズム(パンくず法)
• ヘンゼルとグレーテ
ルのパンくず作戦
ゴール
• 歩いた道にパンく
ずを置く
• 分岐点は右優先
• 行き止まり、または
通った道なら戻る
スタート
トレモーアルゴリズム(パンくず法)
• ヘンゼルとグレーテ
ルのパンくず作戦
ゴール
• 歩いた道にパンく
ずを置く
• 分岐点は右優先
• 行き止まり、または
通った道なら戻る
スタート
トレモーアルゴリズム(パンくず法)
ゴール
• トレモーアルゴリズ
ムは、右手法に、
記憶の操作を取り
入れた方法と考え
られる
• 必要に応じて、記
憶を参照・消去する
スタート
• 必要な分だけ記憶
する
迷路における記憶
• パンくず=記憶(memory)
• 記憶を適切に定義し、参照、修正することに
より、「知能」を獲得する
• 記憶は、必ずしも「結果」だけを記録するもの
ではなく、「状態」 (state)を記録する場合も
• パンくずも、迷路を解いている途中の「状態」
を保持する「記憶」の役割を果たしている
迷路その3
ゴール
スタート
• この迷路のパンくず法(トレモー
アルゴリズム)
• での探索ルートを考えてみよう
記憶のまとめ
• 記憶
– 知能および知識獲得には記憶が必要
• ただし、何を記憶し、どれだけ記憶するかが難しい
– トレモーアルゴリズム(迷路脱出パンくず大作戦)
は「記憶」を用いた知的迷路探索法
• 記憶を適切に参照・消去している
• トレモーアルゴリズムは、深さ優先探索 (depth first
search)
出席課題
1. 右手法のフローチャートを書く
ヒント: 進行方向に対しての迷路の状態のパターン
右手法フローチャート(一部)
開始
右に壁が
ある?
右に一歩進む
false
true
ヒント: 進行方向に対しての迷路の状態のパターン
右手法フローチャート
開始
右に壁が
ある?
右に一歩進む
false
true
前に壁が
ある?
false
前に一歩進む
true
左に壁が
ある?
true
後に一歩進む
false
左に一歩進む