航空教育都市構想

航空教育都市構想
航空教育都市構想
~まち・ひと・しごと創生総合戦略~
2015年8月6日
航空教育都市構想
お話すること
○趣旨
○新成長産業として浜松市が目指すべき方向
○航空教育都市構想
○ロードマップの概略
2
航空教育都市構想
趣旨
地方創生
地方が成長する力を取り戻し、急速に進む人口減少を克服するために「航空教育都市構想」
を提案し、地方において、「しごと」が「ひと」を呼び、「ひと」が「しごと」を呼び込む「好循環」を確
立することで、地方への新たな人の流れを生み出すとともに、その「好循環」を支える「まち」に活
力を取り戻すことを目指すもの。
新成長産業「航空宇宙産業」の振興
 今後20年のアジア地域における航空機需要の増加に伴い、既に不足している航空産業の人
材を確保するために航空技術大学(仮称)の創設を求める。
 国産航空機MRJの成功およびポストMRJの発展に欠かせないMRO事業の成長戦略に足並
みを揃えるために、中部・東海地域における人材育成の先行的な推進を求める。
 MRO事業に関連する航空産業を国内に誘致し中部・東海地域経済を発展させるために、人
材育成を基調とした「地方人口ビジョン」および「地方版総合戦略」を策定し、産官学で連携し
た地方創生施策の推進を求める。
 人材を育成するには長期を要すことから、人材不足が航空宇宙産業発展の足かせにならない
よう、早急な対応を求める。
3
航空教育都市構想
我が国の課題
航空業界の課題
人口減少と地域経済縮小の克服
航空需要の増加に伴う人材不足
人口減少・大都市への人口流出
地域経済における消費市場の縮小
ひと・まち・しごとの創生と
好循環の確立
浜松市の課題
浜松市の創造都市実現に
向けた新産業の創出
地場産業を活かした
新産業の創出
地域経済の活性化への貢献
パイロット不足
航空整備士・製造技術者の不足
地方
創生
成長
産業
航空教育都市構想
◆航空技術訓練センター(仮称)
◆航空技術大学(仮称)
◆大学属研究機関
高度グローバル人材の
安定的供給
航空産業の課題
国産航空機の開発・発展
MRJ・ポストMRJの発展
MRO産業の巻き返し
地場産業の発展
製造技術社の確保
フライトシミュレーター国産開発
MRO産業
航空宇宙機器
製造産業
フライトシミュレータ
製造産業 新
新産業創設
4
航空教育都市構想
国産航空機
MRJ
機
体:三菱航空機(日本)
エンジン:Pratt & Whitney(米国)
Flight Simulator:CAE(カナダ)
訓練プログラム:CAE(カナダ)
カスタマーサポート:Boeing(米国)
メンテナンス用Web Sight:Boeing(米国)
マニュアル類:SAAB(スウェーデン)
Honda Jet
この領域を大学付属研
究機関で研究し、実用化
を目指す
機
体:Honda Aircraft(米国)
エンジン:Honda Aircraft(米国)
Flight Simulator:Flight Safety(米国)
訓練プログラム:Flight Safety(米国)
カスタマーサポート:Honda Aircraft(米国)
メンテナンス用Web Sight:Honda Aircraft
マニュアル類:Honda Aircraft(米国)
5
航空教育都市構想
フライトシミュレーター関連
CAE Full Flight Simulator
CAE Brunei Multi-Purpose Training Center
6
航空教育都市構想
フライトシミュレーター等に関連する産業の例
映像表示部
映像投影装置
音響装置
シミュレータ
制御部
各種
コンピューター
油圧駆動装置
コックピット内部
コックピット外部
振動発生装置
7
7
航空教育都市構想
8
航空教育都市構想
航空技術訓練センター(仮称)
アジア留学生
自衛隊航空機
整備員教育
(一部受託)
地元・国内
遊休施設など「空きキャパシティ」を活用
航空技術訓練センター
全国の航空専門学校
(カリキュラムの一部受託)
・機種拡張訓練
・転換訓練
・シミュレーター受託訓練
自衛官OBの活用
(教官など)
フライトシミュレータ等
(最新の教育教材など)
対象機材
MRJ、B767、A320等
9
航空教育都市構想
航空技術大学(仮称)
航空産業
製造技術者
アジア留学生
大学
地元・国内
パイロット
大学院
航空技術大学
航空整備士
研究機関
自衛官OBの活用
(教官など)
パデュー大学(日本校誘致)
(航空人材教育、研究)
自動車産業
航空技術訓練センター
フライトシミュレータ等
大学研究機関
(最新の教育教材など)
文部科学省+産業技術大学院大学
(高度グローバル航空人材教育)
10
航空教育都市構想
航空技術大学(仮称)の位置づけ
シミュレータ等の
開発・製造
パイロット
航空整備士・製造技術者
マネジメント
研究者等
航空・自動車など
製造技術者
航空技術大学(仮称)
研究機関
シミュレータ訓練
航空技術訓練センター(仮称)
転換
課程
航空大学校
(パイロット養成)
航空機関連専門教育
自衛官養成
(パイロット・航空整備士)
一般基礎教育
(外国人含む)
アジア留学生
高校・高専・大学
航空専門学校
地元・国内
11
航空教育都市構想
航空技術大学(仮称)本校
航空機整備教育のメッカである浜松市に位置
中部地区航空機発祥の地に近い
首都圏から比較的近い
航空自衛隊の基地に滑走路および駐機場あり
航空大学校
帯広分校
航空大学校
仙台分校
航空技術大学(仮称)
浜松本校
航空大学校
宮崎本校
12
航空教育都市構想
ロードマップの概略
2015年10月
大学設置準備室(仮称)の設置
2015
2016
2015年秋
MRJ初飛行
2016年2月
航空技術大学(仮称)設置にかかる閣議決定
2016年3月
大学設置準備委員会(仮称)の設置
2017
2017年2Q
MRJ初号機
ANA納入
2017年10月
文部科学省へ開学申請提出
2018
2018年8月
文部科学省開学認可
2019年4月
開学
2019
2020
2021
2021年2Q
MRJ初号機
JAL納入
2022
2023
2023年3月
第1期生卒業
13
航空教育都市構想
まとめ
新成長産業として浜松市が目指すべき方向
 浜松市に新産業を創設することで「しごと」を作る
航空教育都市構想
 航空技術大学(仮称)を創設し、「しごと」の担い手である「ひと」を
養成することで航空産業の人材を確保する
地方創生
 「しごと」が「ひと」を呼び、「ひと」が「しごと」を呼び込む好循環を確立
するために、大学と新産業をセットで創設する
14
航空教育都市構想
航空機の比較
MRJ-90STD
B747-400
F-15J
全長 35.8m
翼端 29.7m
全高 10.4m
最大離陸重量 39.6t
全長 70.6m
翼端 64.4m
全高 19.4m
最大離陸重量 412.8t
全長 19.4m
翼端 13.0m
全高 5.6mm
最大離陸重量 30.8t
15
航空教育都市構想
Memo
16