種豚共済・肉豚共済のしおり(PDF)

種豚共済・肉豚共済は、養豚農業者の方が不慮の事故によって
被る種豚・肉豚の損失を補填し、養豚経営の安定を図ることを
目的として、国が実施する公的保険制度です。
安心して養豚経営が営めるよう是非ご加入ください。
◎
加入時にお支払いいただく共済掛金のうち4割は国が負担
します。
◎
共済金の支払対象となる事故を、ニーズに合わせて選ぶこ
とができる加入方式があります。対象事故を限定する分、掛
金は割引されます。
◎
衛生面に配慮した新たな事故確認方法が導入されます。
加 入 資 格
養豚を営む農業者(法人を含む。)の方が加入できます。
対 象 家 畜
種豚共済は、出生後第5月の末日を経過した種豚、肉豚共済は、出生後第20日の
日(離乳していないときは離乳した日)を経過した肉豚が対象家畜になります。
加 入 方 式
共済金の支払対象となる事故の範囲が異なる一般方式と事故除外方式のいずれか
を選ぶことができます。
飼養する対象家畜は全頭加入していただくことが必要です。
一 般 方 式
種豚については、死亡、廃用、疾病、傷害事故、肉豚については、死亡事故が発生
したときに共済金が支払われます。
・ 通常出荷によると殺や、家畜伝染病予防法に基づく手当金、特別手当金及
び補償金により事故家畜の評価額の満額が交付される死亡は除きます。
・ 廃用とは、疾病や傷害によって死にひんした状態になる等家畜として使用
する価値がなくなったものです。
(老齢等、能力低下により単に使用価値を失
った家畜の廃用は対象に含まれません。)
事故除外方式
共済金の支払対象となる事故は、ニーズに合わせて下表の中から選択していただき
ます。対象事故を限定する分、掛金は割引されます。
事故除外方式への加入は、加入時前5年間にわたり継続して養畜の業務を営んで
いること(肉豚共済の場合は、さらに、対象となる肉豚の飼養規模が200頭以
上の一貫経営であること)が条件となります。
なお、肉豚共済については、農家単位で一括して加入する方式(飼養頭数を適正
に確認できる一貫経営であること等の基準を満たした農業者が加入できます。)
種 類
共済金の支払対象事故
特定事故(※1)による死亡・廃用とすべての疾病・傷害
種 豚
特定事故による死亡・廃用
肉 豚
特定事故による死亡
(※1) 特定事故とは、火災、伝染病(法定伝染病及び届出伝染病(肉豚にあっ
ては、豚エンテロウイルス性脳脊髄炎とニパウイルス感染症に限る。))及
び自然災害による事故です。
種豚共済の共済掛金(1年分)、支払共済金の試算例
1頭当たり評価額 146 千円、加入頭数 100 頭、付保割合 80%の条件で加入した場合
○「一般方式」の共済掛金
(評価額)
(頭数)
146 千円
×
100 頭
(付保割合)
×
80% ×
(共済掛金率)
(※2)
(加入者負担割合) (加入者負担掛金)
7.772%
×
6割
(※3)
=
544,661 円
(※4)
掛金の4割(363,108 円)は国が負担します。
※2
付保割合は、農業共済組合が定める最低割合(種豚は3割、肉豚は4割)から8割の範
囲内で加入者が選べます。
※3
平成 26 年度から福島県で適用されている掛金率です。
※4
共済への加入には、掛金の他に農業共済組合が定める賦課金が必要になります。
○「事故除外方式」の共済掛金
共済金の支払対象事故
加入者負担掛金
特定事故による死亡・廃用とすべての疾病・傷害
135,744円(約1,357円/頭)
特定事故による死亡・廃用
5,746円(約57円/頭)
○「全頭死亡」した場合
(1頭当たり評価額)
146 千円
×
(頭数)
100 頭
(付保割合)
×
80%
(支払共済金)
=
1,168 万円
肉豚共済の共済掛金(1年分)、支払共済金の試算例
1頭当たり評価額 17 千円、加入頭数 1,000 頭、付保割合 80%の条件で加入した場合
○「一般方式」の共済掛金
(評価額)
17 千円
(頭数)
×
1,000 頭
(付保割合)
×
80%
(共済掛金率)
×
(※2)
(加入者負担割合) (加入者負担掛金)
19.714%
×
6割
=
(※3)
1,608,662 円
(※4)
掛金の4割(1,072,442 円)は国が負担します。
※2
付保割合は、農業共済組合が定める最低割合(種豚は3割、肉豚は4割)から8割の範
囲内で加入者が選べます。
※3
平成 26 年度から福島県で適用されている掛金率です。
※4
共済への加入には、掛金の他に農業共済組合が定める賦課金が必要になります。
○「事故除外方式」の共済掛金
共済金の支払対象事故
加入者負担掛金
特定事故による死亡
5,222円(約5円/頭)
○「全頭死亡」した場合
(1頭当たり評価額)
17 千円
(頭数)
×
1,000 頭
(付保割合)
×
80%
(支払共済金)
=
1,360 万円
衛生面に配慮した新たな事故確認方法が導入されます!
~
画像データを用いて職員が農場に立ち入らずに事故確認を行います
~
共済金の支払に必要となる豚の事故確認は、これまで農業共済組合の職員等が農場
内に必ず立ち入って行っていましたが、大規模な養豚農業者の方の中には、頻繁に行
われることとなるこの立入りに、衛生上の不安を感じている方もいらっしゃいます。
そこで、この度平成27年4月から、加入者の方に、死亡豚の画像を撮影して農業
共済組合に送信していただき、組合が遠方からその画像を確認することで、組合職員
が農場に立ち入らずに事故確認を行う新たな方法が導入されることとなりました。
衛生上の不安からこれまで種豚・肉豚共済への加入をためらっていた養豚農業者の
方は、この方法をご利用いただくことにより、そのような不安を感じることなく安心
して、種豚・肉豚共済にご加入いただけます。
(注意事項)
1 加入者の方が撮影する画像は、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ等
により撮影したもので、画像データとして電子メール等により送信できるものに
限ります。
また、撮影方法は適切な事故確認を行うために、一定の方法で行っていただく
必要がありますので、農業共済組合の指示に従ってください。
2 画像による事故確認の対象となる事故は、種豚と肉豚(農家単位方式)の通常
時における死亡事故です。火災や自然災害による場合や、豚の死亡率の急激な上
昇等により伝染病の発生が疑われ獣医師の診療等を受ける必要がある場合、その
他農業共済組合が特に必要と認めた場合の死亡事故等については、画像による事
故確認は行いません。
《
画像による事故確認のイメージ
[加入者]
[農業共済組合]
送
撮
》
信
影
事故確認
共済金
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