2015年5月19日 明治大学情報コミュニケーション学部長 石 川 幹 人 専任教員の公募について 標記の件について,下記の要領により専任教員を公募します。 記 1 募集科目・任用職名及び人員 「リスク社会論」 准教授又は専任講師 1名 2 担当科目 任用後は,主として次の科目等を担当する。 「リスク社会論」及び「ゼミナール科目」その他関連科目 3 科目内容・任用条件等 大地震,火山噴火などの自然災害や伝染病,原発事故による放射能汚染や先端医療 に伴う副作用,遍在するテロの脅威などにより,私たちの社会や生活の安全性はこれ までになく脅かされていると感じられることが多い。自然災害のみならず,社会にお ける科学技術の進歩と私たちの生活スタイルの変化と無縁ではない,環境問題,食の 安全性,大規模な経済変動などの広い意味でのリスクに対して,個人としてあるいは 社会としてどのように考え,どのように対処するのかは,これからの社会にとって最 重要課題の一つであると考えられる。本学部では,社会におけるリスクとは何か,何 が脅威なのか,リスクにさらされるのは誰か,安全な社会とは何か,政策はどうすべ きか,といった話題を広く講じられる人材を求める。本科目は,本学学生の視野を広 げ,現代社会の特徴とその諸問題について考える機会を与えるとともに,「人の命を 守る」という倫理的観点から見ても重要な科目である。また,リスクに関する情報を どのように人々に伝え,政府や地方自治体,あるいは地域コミュニティにおいて市民 たちがどのようにコミュニケーションを図って,リスクに対処するのかという観点は 「情報コミュニケーション学」の一環と位置づけることもできる。本科目の担当者と しては,リスク社会の成立と現状を歴史的,思想的にも理解し,社会学,社会心理学, 経済学などの社会科学を核として,広く学際的な視点から研究に取り組んでいると同 時に,政策的見地や,リスク教育・防災教育などの実践をも視野に置く人材を求める。 安心・安全な社会への対策,リスク・コミュニケーション,災害情報学,リスク心理 学,災害時の人間行動などにも専門的に取り組める研究者が望ましい。さらに,リス クの持つ学際的性質を考慮すると,地震学,原発の科学,安全学など自然科学的関心・ 知見を有している人材がより望ましい。 また,本学部の学際性を重視する教育・研究方針に鑑み,複数分野に亘る領域横断 的な研究を推進し,他分野の教員と協働した教育活動を実践していることが望ましい。 4 任用予定日 2016年4月1日 5 任用職名に対する応募資格 (1)職名別資格 ① 准教授で応募の場合 次のいずれかに該当し,教育研究上の能力があると認められる者 ア 大学において准教授又は3年以上の専任講師若しくは助教の経歴を有し,か つ,教育研究上の業績(学術論文または著書8本以上)があると認められる者 イ 大学又はこれに準ずる研究所,試験所,調査所等で,本大学の定める授業科 目に関連する業務に相当期間従事した経歴を有し,かつ,研究上の業績(学術 論文または著書8本以上)があると認められる者 ② 専任講師で応募の場合 次のいずれかに該当し,教育研究上の能力があると認められる者 ア 大学において専任講師又は2年以上の助教若しくは助手の経歴を有し,かつ, 研究上の業績(学術論文または著書3本以上)があると認められる者 イ 修士の学位(外国において授与されたこれに相当する学位を含む。)を有し, 研究上の業績(学術論文または著書3本以上)があると認められる者 6 選考方法 第1次審査(書類選考) 7月中旬 審査結果発送 第2次審査(第1次審査の合格者には模擬授業または,プレゼンテーション及び 面接等を実施:詳細は別途通知) 8月7日実施(予定) 7 応募書類 応募書類①~④は,本学所定様式をダウンロードして使用のこと。 ① 応募申込書(様式A,ワープロ可)〔MS‐Excel〕 ②-1 履歴書(写真貼付,氏名欄以外ワープロ可)〔MS‐Word〕 ②-2 履歴書【外国籍用】(同上)〔MS‐Word〕 ③ 業績書(氏名欄以外ワープロ可)〔MS‐Word〕 ⇒ 書類作成上の手引き〔PDF〕 ⇒ 履歴書記入例〔PDF〕,業績書記入例〔PDF〕 ⇒ 科研費 系・分野・分科・細目表〔PDF〕,同左キーワード表〔PDF〕 ④ 略歴書〔MS‐Excel〕⇒応募締切日までに e-mail で送信のこと。 ・略歴書のファイル名は「略歴書(募集科目名,氏名)」に変更して下さい。 ファイル名作成例-略歴書(リスク社会論,明治太郎) ・送信件名(表題)は, 「専任教員応募(募集科目名)」 として下さい。 送信件名(表題)作成例-専任教員応募(リスク社会論) ⑤ 情報コミュニケーション学と関連付けた研究計画(A4判 1500字程度, ワープロ可)〔自由書式〕 ⑥ 募集科目についての講義計画案(A4判 1500字程度,ワープロ可) 〔自由書式〕 ⑦ 業績(応募職により,以下の本数をご提出下さい。) ア 准教授 発表された5本の主要な学術論文又は著書 (うち著書又は査読付の学術論文を2本以上) イ 専任講師 発表された3本の主要な学術論文又は著書 (うち著書又は査読付の学術論文を1本以上) ※ 相応の学術的価値があると認める学術論文を,著書又は査読付の学術論文に代え て審査対象とする場合がある。 ⑧ 推薦書(2名)2通とも推薦者の署名・押印されたもの(2名必須) 〔推薦者は照会可能な方で,推薦書に所属,職名, 連絡先(e-mail アドレスを含む)を記載〕 ※ なお,最終審査の段階では,健康診断書(本学所定様式により病院又は保健所 発行のもの)が必要となるので,追って連絡する。 8 応募締切日 2015年6月23日(火)17 時必着 ※ 封筒に「応募書類在中(リスク社会論)」と朱書きの上,ゆうパック, 宅配便等で送付のこと。(応募書類持参不可) 但し,応募書類④の「略歴書」は,応募締切日までに下記アドレスへ e-mail で ≪指定の送信件名・ファイル名≫にて送信のこと。 ※ 注意:郵送応募書類と e-mail 送信応募データの両方が応募締切日までに届かない 場合,応募が無効となりますので,ご了承下さい。 ※ 応募書類は原則として返却しません。但し,同封業績の絶版等の特別な理由により 返却希望の場合は,宛名を書いた返送用封筒等に簡易書留郵送分の切手を貼付し(他 の料金受取人払方法も可),同封すること。 9 応募書類の提出及び問合せ先 〒101-8301 千代田区神田駿河台1-1 明治大学教務事務部情報コミュニケーション学部事務室気付 明治大学情報コミュニケーション学部学部長宛 問合せ先 明治大学教務事務部 情報コミュニケーション学部事務室 Tel Fax 03-3296-4264 03-3296-4351 E-mail:[email protected] 〇 明治大学では,男女共同参画社会の実現に取り組んでいます。 以 上
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