110番自動通報装置とは

110 番通報システム
1. 非常通報装置とは
1. 非常通報装置(ECP100)
通報装置と逆信受理用電話機の双方の機能を兼ね備えています。
2. 非常用ボタン(EK51)
押し破りカバーを備えた押ボタンです。
※押し破りカバーは必須(年 1 回以上は通報試験あり)
NS3000:断線 / 短絡を見るための抵抗器を筐体内に格納できない
ので利用できない。
SU820G:ECPlOO は押下 2 秒を見るので、利用はできない。
3. 通報状態表示器(SU850)
110 番への通報、指令台からの逆信にてランプが点灯し非常時に
通報の状態が確認できます。
緑色 LED と赤色 LED が点灯して状態がわかります。
4. ターミナルボックス(ECP-TB)
保守点検を効率的に実施するための端子ボックスです。
5. 電子ブザー(SB12A)
非常発生を別室にもブザーでお知らせできます。
6. 非常通報ステッカー
5 枚 1 組で販売。
※上図(スキーム図)の 【オプション】中央監視 はオプションです。
東京/ NPO 法人東京都セ‡ユリティ促進協力会に監視業務を委託してい
ます。
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2. 警察書類とは
新規設置と更改で作成する書類が違います。以下に簡単に説明します。
1)新規申請の場合
①非常通報装置設置承認申請書
②設置者カード
③非常通報装置運用開始届
④非常通報装置廃止届
⑤誓約書
2)更改(リニューアル)の場合
①非常通報装置変更届
②設置者カード
③非常通報装置運用開始届
④非常通報装置廃止届
3)作成について
上記の項で記載した書類は 47 都道府県で各々違うので注意が必要です。
また、作成する書類、書類の提出方法など各県で違うので注意が必要です。
例えば
非常通報装置の更改なのに新規申請と同じ書類を作成、提出が必要な県があります。
埼玉県、福岡県、鹿児島県等
書類以外にも相違点はあります。
例えば、通報状態表示器の光りかたも異なる場合があります。
通報時 LED は赤が点灯するのか / 緑が点灯するのか
受理時 LED は緑が点灯するのか / 赤が点灯するのか
4)具体的な作成方法
Q1.書類は誰が作成するのか?
新規設置の案件、更改案件の双方とも基本は設置者が書類を作成するのが建前です。
しかし頻繁に作成する書芙頁でもないので基本的には書菜は保守を担当する会社で
作成しています。
Q2.書類は誰が提出するのか?
新規設置の場合、設置者(設置先施設の責任者)が書類を所轄警察署に提出します。
更改(リニューアル)の場合、
Q3.書類内の捺印は誰の捺印か?
設置者(設置先施設の責任者)の捺印が必要になります。
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Q4.書類は何部作成するのか?
原本を 2 部(県警本部用/所轄警察署用)準備する必要があります。
Q5.書類は何処に提出するのか?
設置施設を管轄する所轄警察署に提出します。
5)警察の認可につ
いて
警察に書類を提出したら即運用とはなりません。
新規申請の場合と更改の場合でタイムスケジュールが違います。以下に説明します。
①新規申請の場合
書類を所轄警察署に提出してから認可されるまでに約 1 か月∼ 1.5 か月の時間がかかります。
提出から認可までに以下の事項が発生します。
a.所轄警察署から設置者への教育指導
b.所轄警察署による現地確認
c.所轄警察署から県警本部への設置許可報告
d.県警本部長承認
認可された後に県警指令台との出合試験(通報試験)のスケジュール調整、出合試験を実施し、
運用開始となります。
機器施工については認可前の実施でも問題ないことがほとんどです。
※各都道府県により若干スキームが違います。
②更改申請の場合
書類を所轄警察署に提出してから変更承認されるまでに約 1 週間∼ 2 週間の時間がかかります。
更改の内容にもよりますが、機器変更や設置場所の変更、接続回線の変更等を伴う場合には
施工後に必ず県警指令台との出合試験を実施しなくてはいけません。
出合試験実施の際にはあらかじめ県警指令台とのスケジュール調整が事前に必要です。
3. 保守点検について
保守点検は必須、点検無しでは警察は認可しません。点検は廃止する 必ず実施します。
点検の回数は特に定められておりませんが、県警通達のなかで最低 1 回以上、2 回以上が
通例です。
保守点検で確認する内容は、具体的に
①全押しボタンの正常動作確認
②通報状態表示器の正常動作確認
③逆信受理用電話機の正常動作確認(県警指令台との出合試験)
④非常通報装置の正常動作確認(県警指令台との出合試験)
⑤設置施設で業務する者への模擬操作指導(押しボタンの押下等)
⑥その他設置業者が正常運用に必要とする点検項目
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4.運用指導((財)日本防災通信協会)について
本来、県警察本部、所轄警察署が実施する「運用指導」を「財団法人日本防災通信協会」
(以降「日防災」)が代行している。(日本全国 46 都道府県に支部を持ち活動)
*大阪は社団法人での別法人
基本的に年 2 回以上の運用指導を、主に「金融機関」に対して実施している。
※郵便局は普通郵便局約 1′300 局にのみ日防災の運用指導を受けている。
日防災の運用指導を受ける、日防災に運用指導を依頼するには「請負契約」が必要で月々の
ランニングが発生する。(@2100 円/月)
1 項の条件を満たす施設であれば、この日防災経由で県警に上申することで認可を受けやすい。
※学校、幼稚園、保育園等への運用指導実績はほとんどないようです。
5.新規/更改で引き合いが発生したら
本件は前述のように資料作成∼保守点検、警察との調整等と非常に手間のかかる案件です。
以下に留意し進めてください。
①機器販売のみで手離れの良い案件か?
SECOM、ALSOK、CSP や非常通報装置で実績のある販売店からの案件であれば「機器販売」
のみで、警察書類作成、定期保守点検等を弊社で面倒をみる必要がありません。
②非常通報装置嘉件で実績のない会社からの案件
別途ご相談ください。
お問合せは
創業30年 官公庁指名業者 防犯システムの販売 ・ 施工・メンテナンス
(社) 日本防犯設備協会正会員
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