2013(平成25年度) 事 業 報 告 書 (平成25年4月1日から平成26年3月31日まで) Ⅰ. 法人の概要 (1)目 的 (2)建学の精神 (3)学園の沿革 (4)設置する学校・学科等の所在地 (5)組 織 図 (6)当該学校・学科等の入学定員、学生数の状況 (7)卒業者数 (8)役員・評議員の概要 (9)教職員の概要 Ⅱ. 事業の概要 ○ 東九州短期大学 ○ 東九州龍谷高等学校 ○ 東九州短期大学附属幼稚園 Ⅲ. 財務の概要 (1)資金収支計算書(5ヶ年比較) (2)消費収支計算書(5ヶ年比較) (3)貸借対照表(5ヶ年比較) (4)財務分析(5ヶ年比較) (5)財産目録 学校法人 扇 城 学 園 Ⅰ 法人の概要 (1) 目 的 この法人は、教育基本法及び学校教育法に従い仏教精神特に親鸞聖人のみ教えに基づく学校教育を行い、 新時代にふさわしい健全有為な人材を育成することを目的とする。 法人の名称 学校法人 扇城学園 所 在 地 大分県中津市大字一ッ松211番地 創立年月日 昭和26年3月9日 (2) 建学の精神 本学の建学の精神は「浄土真宗の精神」であります。これは単に知識教育にとどまらず、宗教的情操教育に 根ざした豊かな人格形成に主眼を置くものであります。生命の尊さを深く理解し「一人ひとりを大切にする」 という慈しみの精神を根幹に、常に我が身を省みる内省の心をもち、生かされて生きる喜び(感謝の心)に 目覚めた豊かな人間を育てます。 (3) 学園の沿革 明治32(1899)年 梅高秀山師が中津城内に扇城女学校創立。「仏教特に浄土真宗の教義に基づく 宗教教育を施し、貞淑なる女子を育成する」という教育目的をもって、 扇城女学校を創立(旧中津城三ノ丁) 明治40(1907)年 梅高普行 二代目校長に就任 大正 9(1920)年 実科高等女学校の設置認可 大正11(1922)年 現在の東九州龍谷高等学校地に移転(中津市大字中殿527番地) 大正12(1923)年 扇城高等女学校認可(1948年まで) 昭和 6(1931)年 高等家政女学校設置(1948年まで) 昭和 7(1932)年 扇城幼稚園設置 昭和11(1936)年 梅高普行病没、梅高祐賢 三代目理事長、校長事務取扱を兼任 昭和12(1937)年 扇城高等女学校、扇城高等家政女学校設置 昭和13(1938)年 創立40周年記念式典挙行 昭和16(1941)年 扇城幼稚園を廃止 昭和20(1945)年 扇城中学校設置認可 昭和23(1948)年 扇城高等学校設置認可 昭和24(1949)年 創立50周年記念式典挙行 昭和26(1951)年 学校法人扇城学園に組織変更 昭和34(1959)年 創立60周年記念式典挙行 昭和39(1964)年 創立65周年記念式典並びに記念会堂(体育館)施工式挙行 昭和39(1964)年 地域社会の強い要望により短期大学設立準備に着手 昭和41(1966)年 扇城中学校を廃止 昭和42(1967)年 中津女子短期大学(家政科)設置認可(中津市大字一ッ松211番地) 渋谷斌 初代学長に就任 昭和43(1968)年 中津女子短期大学に幼児教育科設置 昭和44(1969)年 中津女子短期大学、家政科を家政専攻と食物栄養専攻に分離 扇城高等学校に食物科設置(調理師養成施設の指定を受ける) 昭和44(1969)年 創立70周年記念式典挙行 昭和45(1970)年 梅高正行 四代目校長に就任 昭和46(1936)年 梅高正行病没、梅高秀行 校長事務取扱を兼任 昭和49(1969)年 創立75周年記念式典挙行 昭和53(1978)年 扇城高等学校に衛生看護科設置(准看護学校の指定を受ける) 昭和54(1979)年 中津女子短期大学家政科と幼児教育科を家政学科・幼児教育学科に名称変更 昭和55(1980)年 中津女子短期大学附属幼稚園設置 昭和55(1980)年 梅高秀行 理事長に就任 梅高秀行 中津女子短期大学二代目学長、附属幼稚園初代園長に就任 昭和62(1991)年 重松明久 中津女子短期大学三代目学長に就任 平成 元(1989)年 松本不二 扇城高等学校六代目校長に就任 平成 元(1989)年 梅高秀行 中津女子短期大学四代目学長に就任 平成 元(1989)年 創立90周年、東九州短期大学附属幼稚園創立10周年記念式典挙行 平成 3(1991)年 中津女子短期大学を東九州女子短期大学に名称変更 平成 3(1991)年 中津女子短期大学附属幼稚園を東九州女子短期大学附属幼稚園に名称変更 平成 6(1994)年 植山正胤 扇城高等学校七代目校長に就任 扇城高等学校、家庭科を生活文化科に名称変更 平成 9(1997)年 扇城高等学校本館竣工 平成 9(1997)年 扇城高等学校を東九州龍谷高等学校に名称変更(男女共学) 平成11(1999)年 創立100周年記念式典挙行 平成12(2000)年 二五田公俊 東九州女子短期大学五代目学長に就任 平成13(2001)年 東九州短期大学の家政学科の専攻分離を廃止 平成14(2002)年 東九州女子短期大学から東九州短期大学へ名称変更 東九州女子短期大学附属幼稚園を東九州短期大学附属幼稚園に名称変更 平成15(2003)年 廣池重徳 東九州龍谷高等学校八代目校長に就任 平成17(2005)年 東九州短期大学、家政学科から食物栄養学科へ名称変更 平成18(2006)年 梅高秀行理事長、旭日小綬章受章 平成19(2007)年 梅高秀行病没、梅高賢正理事長に就任 平成19(2007)年 梅高浄祐東九州短期大学附属幼稚園2代目園長に就任 平成20(2008)年 東九州龍谷高等学校、生活文化科募集停止 平成20(2008)年 (財)短期大学基準協会による第三者評価において適格と認定される 平成21(2009)年 安部恭一 東九州龍谷高等学校九代目校長に就任 平成21(2009)年 創立110周年、東九州短期大学附属幼稚園創立30周年記念式典挙行 平成22(2010)年 東九州龍谷高等学校、生活文化科を廃止 平成23(2011)年 梅高賢正 東九州短期大学六代目学長に就任 平成24(2012)年 東九州龍谷高等学校第1号館「至誠館」(しじょうかん)竣工 平成25(2013)年 認定こども園開設 平成26(2014)年 学校法人 扇城学園 新吉富保育所設置 平成26(2014)年 梅高浄祐 新吉富保育所 初代所長に就任 (4) 設置する学校・学科等の所在地 <短期大学> 東九州短期大学 (大分県中津市大字一ツ松211番地) 食物栄養学科 ・ 幼児教育学科 <高等学校> 東九州龍谷高等学校 (大分県中津市大字中殿527) 普通科・食物科・衛生看護科 <幼稚園> 東九州短期大学附属幼稚園 (大分県中津市大字一ツ松211番地) <保育園部> 東九州短期大学附属幼稚園保育園部 (大分県中津市大字一ツ松211番地) (5)組織図 法人事務局 評議員会 庶 務 課 事 務 部 経 理 課 理 事 会 理 事 長 東九州 短期大学 学習支援 学生支援 センター 生活支援 図 書 館 監 事 東九州龍谷高等学校 事 務 室 東九州短期大学 附属幼稚園・保育園部 事 務 室 (6) 当該学校・学科等の入学定員、学生数の状況 設置する学校・学科 開設年度 食物栄養学科 幼児教育学科 小 計 普通科 食物科 東九州龍谷高等学校 衛生看護科 小 計 昭和42年 昭和43年 東九州短期大学 東九州短期大学 附属幼稚園 昭和23年 昭和55年 合 計 平成25年5月1日現在 入学定員 収容定員 在学者数 40 50 90 200 45 40 285 80 100 180 600 135 120 855 35 32 67 148 45 30 223 69 64 133 383 140 93 616 160 160 61 174 535 1,195 351 923 平成26年3月31日現在 (7) 卒業者数 設置する学校 東九州短期大学 東九州龍谷高等学校 附属幼稚園 合 計 入学者数 平成25年度卒業者数 63 190 56 309 (単位:人) 累 計 4,286 25,333 1,818 31,437 (8) 役員・評議員の概要 平成25年5月1日現在 (A) 役員の状況 〔理事定数 9名 現員 9名〕 理 事 梅 高 賢 正 理 事 梅 高 浄 祐 理 事 重 松 祐 誠 理 事 林 幸 理 事 植 山 正 胤 理 事 矢 倉 公 紹 理 事 佐々木 紘 義 理 事 霍 野 廣 紹 理 事 田 丸 俊 昭 〔監事定数 2名 現員 2名〕 監 事 平 田 崇 英 (B) 評議員の状況 監 事 神 本 博 志 〔評議員定数 19名 現員 19名〕 評議員 梅 高 賢 正 評議員 重 松 祐 誠 評議員 矢 倉 公 紹 評議員 佐々木 紘 義 評議員 田 丸 俊 昭 評議員 林 幸 評議員 植 山 正 胤 評議員 松 永 卓 也 評議員 黒 田 洋 子 評議員 安 部 恭 一 評議員 渡 邊 サヨ子 評議員 菅 原 秀 則 評議員 山 本 博 宣 評議員 北 崎 光 彌 評議員 梶 屋 武 評議員 宇都宮 俊 一 評議員 佐々木 順 丸 評議員 中 島 純 子 評議員 篠 原 壽 子 平成25年5月1日現在 (9) 教職員の概要 設置する学校 専任教員 非常勤 計 専任職員 非常勤 計 短 大 17 33 50 6 0 6 高 校 32 14 46 7 0 7 幼稚園 8 3 11 4 0 4 Ⅱ 事業の概要 (1)学校法人 扇城学園に関する事項 ・龍谷総合学園 全国に広がる龍谷ネットワークで様々な交流(宗祖降誕奉讃法要・宗教教育研修会)、更には保護 者会の研修・交流等総合学園ならではの活動の輪も広がり、宗門校としての取り組みが出来ました。 (2)東九州短期大学に関する事項 ・リカレント教育 両学科ともに企業に迷惑の掛からない時間帯に実施しているが、企業の理解を得て出席者も年々増 加の傾向にある。学生にとってはとても有意義な卒業後も専門職としての教育や研修の機会になって いる。 ・ボランティア活動への積極的な参加 地域に開かれた短期大学として福祉施設等の行事への積極的な参加を全学あげて支援している。 ・ 「授業評価アンケート調査」 ・ 「満足度アンケート調査」 在学生に対しては「授業評価アンケート調査」・「満足度アンケート調査」を行い、卒業生に対して も「満足度アンケート調査」を行い、その調査結果は教育内容や学生支援体制の改善に役立てている。 ・自己点検・評価 平成20年度に財団法人短期大学基準協会の第三者評価を受け、適格と承認された。その後も本学 における教育活動を中心に、組織的な運営内容、教職員の研究活動状況などについて授業評価、満足 度などの調査を実施し、大学改革・改善の営みを続けている。調査内容やアンケート内容は、自己点 検評価委員会で随時再検討しており、より効果的な点検となるよう努めている。また、佐賀県鳥栖市 にある九州龍谷短期大学との間で、相互評価を継続的に実施しており、両短大の発展・改革に繋げて いる。 ・食物栄養学科 食物栄養学科は、栄養士、栄養教諭などの専門職養成を目標として、実学に重点をおいた教育を行 っている。2 年間の修学の結果、指定の単位を修めることにより、栄養士資格、栄養教諭二種免許の 他、資格試験に合格することにより医事管理士、医療管理秘書士の資格が取得できる。平成 26 年 3 月に短期大学士(食物栄養学)を授与された卒業生は 33 名である。このうち、栄養士資格取得者 31 名、栄養教諭二種免許取得者 3 名、医事管理士資格取得者 7 名、医療管理秘書士資格取得者 10 名で あり、以上の四種の資格すべてを取得した者は 1 名であった。本年度は栄養士資格を取得できなかっ た学生が 2 名いた。栄養士必修科目の単位が取れなかった結果である。今後も栄養士資格を出せない 学生がでてくる可能性が大である。就職希望者は 32 名、内未定者 2 名で就職率 93.8%であった。栄 養士で就職した者が 43.8%、調理師・調理員として就職した者 31.3%、その他、検査、介護、医療事 務、製造などが 18.8%であった。未定者 2 名の内 1 名は今も就職活動をしており、1 名はアルバイト として働いている。 本年度は、栄養士資格取得に不可欠である「給食実務学外実習」の期間を今までの 1 週間から 10 日間に延長し、栄養士の仕事の理解を深めさせる試みを行った。結果的に、受け入れ施設からもよい 評価を受け、学生も実習に充実感を感じたようである。ただ今後諸事情で夏期休暇中に実習に出せな い学生の実習期間の確保が厳しい状況となる。 地域に開放された大学として本年度も一般社会人対象の公開講座を 9 月~12 月の 4 回開催した。今 年は「プロに学ぼう」をテーマに外部講師を招き実施した(受講者 56 名) 。また、地域の小・中・高 校生を対象とした「夏期オープン講座(おいしい手作りパン講座)」 (7 月、38 名)には食物栄養学科の 学生 7 名が補助に入り、好評であった。高大連携事業は、本年度も東九州龍谷高等学校と宇佐産業科 学高等学校において 1~3 回の教育交流を実施した。 「郷土料理」実習が主であったが、宇佐産業科学 高校との連携事業では、高校主催の特別実習に宇佐産業科学高校卒業生である本学科 1 年生 3 名が指 名を受け参加した。 地域活動としては大分県生活環境部食品安全・衛生課の事業である「大分食育人材バンク」へ登録 し、おおいた型食育「WA(○)SHOKU 運動」に参加し、いろいろな催し物で“WASHOKU 隊”と して活躍した。宇佐市の三和酒類食堂における食育活動や鶴居コミュニティセンター等における食育 紙芝居実演等を行い、栄養士の仕事を実体験した。さらに、昨年に引き続き生活環境部の継続事業「食 品表示モニター業務」の委託を受けて、市販食品の放射能汚染や添加物使用状況をモニタリングする ために市場でのサンプリング活動を行った。これらの事業への参加には県からの予算がついた。 また、本学科の学生が主メンバーである『食育クラブ』の活動として、大分県農林水産部主催「次 世代応援地産地消商品開発コンテスト」に“カボスのさわやかムース”を出品して佳作に、また大分 県産米粉拡大事業「米粉レシピコンテスト」に“彩り米粉ボーロ”を出品、奨励賞となった。最終審 査会にはクラブの学生と顧問教員が出席し、製品の展示とプレゼンテーションを行った。緊張しなが らも学生にとっていい経験となった。 「地域に開かれた大学」としての活動としては、依頼を受けて大分県特産品の“シイタケ”や“か わはぎ”を使用したレシピ開発を目的とした調理実習を行ったり、地元中津市の地場産業育成を目的 として、民間地場企業と協力して地域特産品であるハモを利用した新商品開発に携わった。 ・幼児教育学科 幼児教育学科は、幼稚園教諭・保育士を目指す保育のスペシャリストを育成するため、専門的知識・ 技能、感性豊かな観察力、指導力を備えた保育者の育成を目指しています。また、社会のニーズに対 応する内容を持つカリキュラム編成を行い、教育目標を明確にし、実践しています。 平成 25 年度も、希望する学生は幼稚園、保育所(園)をはじめ 100%専門職として就職しています。 近年、求人件数が多く在学生の他、卒業生にも情報を提供しています。 リカレント教育として、教員は講義終了後を利用し、卒業後も専門職としての教育を受ける機会や、 相談をすることができるよう配慮しています。 入学時、オリエンテーションの一貫として、別府市内の養護施設、乳児院、保育所の研修を実施し ました。2ヵ年の学習に対する意識の高揚を図っています。 初年次導入教育としてゼミナール「保育者養成基礎講座」を開講し、基本的な学習能力を身につけ また今後の学生生活が円滑に過ごせることを目的に実施しています。 児童文化事業として、 「第27回記念チャイルドフェスティバル」を開催しました。今年度は、福岡 県築上郡上毛町「げんきの杜」において開催し、地域社会に貢献寄与することを心がけています。 またこのことは、多くの子どもたちと感動を共にすることができ、保育者養成としての貴重な機会 でもあります。中津市民病院広域医療圏対策研究協議会と共に地域医療の啓発に取り組みました。劇 「くませんせいの SOS」を上演し、小児救急医療の大切さを考える機会を得ました。 福岡県立青豊高等学校高大連携教育事業として、 「保育基礎講座」を1回「保育実践講座」を4回、 計5回の講座を開講しました。また、東九州龍谷高等学校高短連携プロジェクトとして、3年生普通 科普通コースの「保育基礎講座」「保育実践講座1」「保育実践講座2」 「附属幼稚園一日体験」「ピア ノレッスン」 、を実施しました。また、2年生普通科普通コースの「保育基礎講座」「保育実践講座」、 1年生全体の「教育講演会」を開講しました。 プレ実習、地域交流、ボランティア活動、夏期オープン講座、公開講座等を積極的に行っています。 (3)東九州龍谷高等学校に関する事項 本校は、親鸞聖人のみ教え「真実を求め 真実に生きん」を建学の精神とし、生徒一人ひとりが 慈愛と真の尊さを学び、より人間らしく報恩感謝の心を育み、温和で知性と教養のある情操豊かな人 間を育成する教育を実践している。又、本校が教育事業を行う上で社会・地域に貢献できる人材の育 成を行っている。更には、教育活動の一環としてスポーツ・文化・芸術の振興・発展に努めている。 生徒のレベルアップを図るために教職員のスキルアップを行い、 「魅力ある学校づくり」「生きたい学 校づくり」の実践を推進しました。又、挨拶日本一を目指して学校全体で取り組み、生徒一人ひとり が自信を持って高校生活を送り、企業・地域に認められ必要とされる生徒の育成に教職員一丸となっ て取り組みました。 ・教 育 教育に関しては、入学前教育として中学校までの基礎的学力の充実を図るため課題等を出し、高 校生活がスムーズにスタートできるよう試みました。又、読書に親しんでもらえるよう図書室の整備・ 蔵書の整備等を行い、本の魅力に触れてもらえるよう新刊案内等の充実に努めました。 生徒の就職支援の充実として、県の援助により今年度も就職支援員を配置し、進路(企業)開拓 行いました。 スポーツの重点強化として、バレーボール部・卓球部・水泳部・ライフル射撃部が大分県体育協会 より強化指定を受け、監督・選手が一体となり日々の練習に励みました。結果はバレーボール部が北 部九州高校総体(インターハイ)で優勝し、全日本バレーボール高等学校選手権は準優勝でした。 高短連携交流事業では、東九州短期大学食物栄養学科の教授・学生たちとともに「郷土料理」に ついての実習を行い教育交流を実施しました。又、保育に関する事業において幼児教育学科の教授に よる講義を実施しました。更に、本校衛生看護科生徒の実習において短期大学附属幼稚園での保育実 習を行いました。 入学生の確保においては、安定的な入学生の確保のため学業・運動能力の高い生徒の獲得に努め、 入試広報面については、中学生や保護者向けパンフレット等を作成し、本校の特長・魅力をアピール しました。又、各報道機関への情報発信も前年に比べ大幅に増加させ、取材依頼が増える等イメージ アップに努めました。 進路指導の充実・強化では、国公立・私立大学への進学実績も着実に伸びてきました。 就職支援の充実・強化では、進路指導担当教諭を中心に就職支援員と連携し、企業訪問等を積極的に 行い、卒業生の進路開拓に努めました。又、定期的に進路ガイダンスを行い、早くから就職に対する 意識の涵養を図りました。 ・社 会 貢 献 地域社会との連携においては、各種ボランティア活動に参加し、地域住民との触れ合いを行いまし た。又、地域文化や伝統行事の継承については、地域の祭りや古くから続く伝統行事に参加し、歴 史や未来へ繋いでいくことの大切さを学びました。 又、各種行事等に施設を開放して社会貢献を行っています。 ・スポーツ・文 化・芸 術 本校及び大分県のスポーツ力向上を目標に強化指定部だけでなく他の運動部も毎日の練習に励み 体力強化や技術の向上に務め、心身の健全な成長を図りました。 文化活動の推進において吹奏学部が地域の高校と合同演奏会に出演し、存在感のアピールを行い 様々な催し事での演奏に積極的に参加しました。 芸術については、芸術鑑賞を通して人間性や情操豊かな感性を磨くことに務めました。 ・経 営 基 盤 借入金返済において本館の建築借入金を市中銀行より借り換えて繰上償還を行い、財政負担の軽減 を行いました。経費節減の徹底について経常経費支出の厳選・支出の見直しを行い節減に努めました。 又、社会情勢の観点から本校も節電・省エネ対策に努めました。 ・食 物 科 食物科は、調理師免許取得を目指し調理の基本技術や調理師としての役割や責任感を身につける教 育を行い、豊富な実習時間を確保し、食育(安心・安全な食)にも取り組んでいます。更に外部講師 (和・洋食料理長、菓子職人、短大教授)を招聘しプロの技を学びました。卒業生は、上級学校への 進学や調理師免許を活かした企業への就職が出来ました。 ・普通科普通コース 普通コースでは、基礎学力の定着を目指し、2年次から進学・就職に対応したカリキュラムを導入 し、学業と部活動の両立を図りました。保育者養成プロジェクトを導入し、東九州短期大学及び附属 幼稚園と連携し質の高い保育者の育成を行っています。 今年度は広島大学・筑波大学・青山学院大学・福岡大学等に合格者を出しました。 ・普通科特進コース 特進コースでは、一人ひとりの習熟度に合わせた教科指導を行い、徹底した学力向上と弱点克服 を図り国公立・私立大学への合格を目指しました。又、学習に集中できる環境を整え進路相談にも丁 寧に応じています。 今年度は、九州大学・山口大学・北九州市立大学・慶應義塾大学・青山学院大学・西南学院大学・ 京都女子大学・龍谷大学・防衛大学校等に合格者を出しました。 ・衛生看護科 准看護師資格取得を目標に専門教科は勿論校外実習において近隣の病院や施設で臨地実習を行い、 実際の医療・介護現場を体験することにより専門職への意識の高揚に努めました。又、幼稚園実習を 行い、小児医療に対する基本的技術を学びました。 (4)東九州短期大学附属幼稚園に関する事項 本園は、大乗仏教、別けても親鸞聖人の御教えに基づく「心の教育」を根底に置き、建園の中心的 精神として仏教の教えである「まことの保育」も加味して、思いやりとたくましさを備えた子どもの 育成を行ってきている。 教育目標には、養護と教育内容を幼稚園教育要領に準じ、バランスの取れた幼児期の教育を取り入 れ、人間形成期の最も重要な時期にふさわしい教育に取り組んできた。 本年度は、特にカリキュラム作成と実施、評価を客員主事である東九州短期大学特任教授、松田順 子氏にお願いし、次年度につなげる効果的教育に取り組んだ。また、通常の教育(保育)に加え、5 つの特別保育に「ねらい」をしっかりと位置付け、実施した。 内容は、順不同であるが ①.まことの保育 ②.人権保育 ③.英語教育 ④.体育教室 ⑤.茶道教室 の 5 項目である。 中でも外部講師の指導を仰ぐ、英語教育、体育教室、茶道教室の成果には、目を見張る程の成果を上 げている。 また、時代の欲求に応える子育て支援も充実したと言える。 ⑴.預かり保育 ― 通常の保育のあと、希望者を対象に 18 時まで延長保育を行った。また、長 期休み中も希望者多数により行った。 月平均人数は 250 人である。 ⑵.未就園児体験入園 ― 次年度 3 歳児及び 4 歳児クラスへの入園を検討している子 どもを対象に、月 2 回程度の体験入園を行った。 (キラキラッ子) ⑶.保護者支援 ― トラブルや相談事項が発生した場合随時、客員主事の松田順子教授に対応を お願いした。 月平均 2~3 人の保護者対応があった。 ⑷. 子育て支援事業 ○ベビーマッサージ(前田 光里先生) 東九州短期大学 和室にて 10 回行う。 ○子育て講演会(地域の子育て親子について) 「子育ち、親育ち」(2回)1 月 22 日、3 月 13 日 ・付属幼稚園 多目的ホール(6 組 12 名) ・下宮永集会所(31 組 68 名) ○人形劇鑑賞 10 月 28 日 ・東九州短期大学(約 200 名) また、大学の附属という立場上、諸々の実習の受け入れを行った。 〇東九州短期大学幼児教育学科 2 年生 23 名 期間 平成 25 年 4 月~平成 26 年 2 月 〇東九州龍谷高等学校衛生看護科科生 学年 2 年 32 名 期間 平成 25 年 11 月 11 日~11 月 15 日 〇幼高短連携プロジェクト受け入れ 期日 平成 25 年 7 月 31 日 ○龍谷高等学校職場体験 受け入れ 3 名 期日 平成 25 年 8 月 1 日 〇中津市内公立高等学校職場体験 受け入れ 7 名 大分県立中津南高等学校 期日 平成 25 年 12 月 11 日 〇中津市内公立中学校による職場体験 期間 平成 25 年 7 月 11 日~7 月 12 日 2 名 中津市立緑ヶ丘中学校 〇小楠小学校との幼小連携実施 期日 平成 25 年度 7 月 8 日 11 月 10 日 2 月 24 日 小楠小学校連絡協議会及び 5 歳児の小学校体験学習 ○東九州短期大学食物学科実習 期間 平成 26 年 2 月 3 日~2 月 14 日 1名 その他、食育について、園内菜園の野菜を給食に取り入れ、食べ残しゼロをめざして取り組んだ。 今年度は、特に教育内容や行事について、ねらいをしっかりと持って取り組むため、松田順子客員 主事による研修会を午後 4 時から 6 時まで、2 時間みっちりと月 1 回行ったことで、日常の教育内容 について自信を持ち取り組めた。また、運動会、発表会についても 事前・事後の指導も受けた。 保護者対応や家庭支援についても、松田主事とも連携を取り、非常にうまくいったし、保護者との 意志疎通も図れた。 Ⅲ. 財務の概要 (1) 資金収支計算書(5ヶ年比較) 科 目 学生生徒等納付金収入 手数料収入 寄付金収入 補助金収入 国庫補助金収入 地方公共団体補助金収入 資産運用収入 資産売却収入 事業収入 雑収入 借入金等収入 前受金収入 その他の収入 資金収入調整勘定 前年度繰越支払資金 収入の部合計 平成21年度 351,696,827 16,738,300 14,593,435 217,633,136 35,747,000 181,886,136 1,492,200 0 11,546,540 69,549,386 0 76,494,294 196,532,905 △ 133,756,044 406,600,080 1,229,121,059 平成22年度 381,093,665 16,100,660 6,007,111 223,603,903 42,178,000 181,425,903 785,912 30,000 13,350,257 6,499,594 0 67,868,591 105,344,017 △ 81,094,148 457,332,945 1,196,922,507 平成23年度 421,021,634 15,585,300 13,423,570 247,738,264 49,564,000 198,174,264 731,460 30,369,478 13,573,572 24,822,247 0 63,347,956 5,220,850 △ 112,741,931 378,530,423 1,101,622,823 平成24年度 427,911,060 15,950,400 7,279,642 226,575,198 30,622,000 195,953,198 523,801 0 13,601,480 10,364,610 170,000,000 64,983,776 54,572,124 △ 67,746,641 313,739,837 1,237,755,287 (単位 : 円) 平成25年度 457,295,045 16,235,700 4,243,428 240,051,796 31,300,000 208,751,796 471,372 503,568 14,653,457 25,466,251 0 69,046,773 4,938,320 △ 91,179,406 338,989,147 1,080,715,451 科 目 人件費支出 教育研究経費支出 管理経費支出 借入金等利息支出 借入金等返済支出 施設関係支出 設備関係支出 資産運用支出 その他の支出 資金支出調整勘定 次年度繰越支払資金 支出の部合計 平成21年度 506,303,360 104,093,308 53,729,075 8,222,080 50,290,000 129,454,400 4,993,618 3,000,000 43,141,037 △ 131,438,764 457,332,945 1,229,121,059 平成22年度 436,014,260 94,969,272 48,816,820 6,514,210 50,290,000 33,705,000 11,378,823 2,159,798 146,059,782 △ 11,515,881 378,530,423 1,196,922,507 平成23年度 465,468,731 136,114,615 54,058,360 4,806,340 43,070,000 72,524,699 5,280,457 3,057,292 8,405,404 △ 4,902,912 313,739,837 1,101,622,823 平成24年度 447,679,741 118,997,462 46,682,051 5,108,772 119,817,000 146,796,325 18,026,898 6,031,736 5,935,532 △ 16,309,377 338,989,147 1,237,755,287 平成25年度 480,569,427 126,012,839 47,075,085 2,492,732 30,474,000 1,498,280 9,974,488 7,028,220 10,928,970 △ 31,414,472 396,075,882 1,080,715,451 (単位 : 円) 1,100,000,000 900,000,000 700,000,000 500,000,000 300,000,000 100,000,000 △ 100,000,000 平成21年度 平成22年度 当年度収入 当年度支出 平成23年度 当年度収支 平成24年度 平成25年度 次年度繰越支払資金 ※当年度収入は、学生生徒納付金収入から資金収入調整勘定を指す。 当年度支出は、人件費支出から資金支出調整勘定を指す。 (2)消費収支計算書(5ヶ年比較) 科 目 学生生徒納付金 手数料 寄付金 補助金 国庫補助金 地方公共団体補助金 資産運用収入 資産売却差額 事業収入 雑収入 帰 属 収 入 合 計 基本金組入額合計 消費収入の部合計 平成21年度 351,696,827 16,738,300 14,593,435 217,633,136 35,747,000 181,886,136 1,492,200 0 11,546,540 69,549,386 683,249,824 △ 71,728,585 611,521,239 平成22年度 381,093,665 16,100,660 6,007,111 223,603,903 42,178,000 181,425,903 785,912 29,999 13,350,257 10,488,604 651,460,111 △ 142,636,135 508,823,976 平成23年度 421,021,634 15,585,300 13,423,570 247,738,264 49,564,000 198,174,264 731,460 26,344,350 13,573,572 24,822,247 763,240,397 △ 75,608,469 687,631,928 平成24年度 427,911,060 15,950,400 7,279,642 226,575,198 30,622,000 195,953,198 523,801 0 13,601,480 11,044,770 702,886,351 △ 97,348,686 605,537,665 (単位 : 円) 平成25年度 457,295,045 16,235,700 4,243,428 240,051,796 31,300,000 208,751,796 471,372 0 14,653,457 25,466,251 758,417,049 △ 32,973,945 725,443,104 科 目 人件費 教育研究経費 管理経費 借入金等利息 資産処分差額 徴収不能額 徴収不能引当金繰入額 消費支出の部合計 当年度消費収入超過額 当年度消費支出超過額 前年度繰越消費支出超過額 基本金取崩額 翌年度繰越消費支出超過額 平成21年度 505,833,391 151,269,283 63,149,587 8,222,080 8,686,076 172,970 0 737,333,387 0 125,812,148 352,930,492 0 478,742,640 平成22年度 452,546,830 145,178,799 57,932,753 6,514,210 0 0 0 662,172,592 0 153,348,616 478,742,640 0 632,091,256 平成23年度 465,152,906 185,007,656 63,995,959 4,806,340 9,844,621 0 0 728,807,482 0 41,175,554 632,091,256 0 673,266,810 平成24年度 447,679,741 160,552,452 56,520,441 5,108,772 0 0 0 669,861,406 0 64,323,741 673,266,810 0 737,590,551 平成25年度 482,029,127 172,052,815 56,941,146 2,492,732 799,317 99,377 0 714,414,514 11,028,590 0 737,590,551 243,392 726,318,569 (単位 : 円) 消費収支の部 (帰属収入) 平成25年度 学生生徒納付金 手数料 平成24年度 寄付金 国庫補助金 平成23年度 地方公共団体補助金 資産運用収入 平成22年度 資産売却差額 事業収入 平成21年度 雑収入 0 200,000,000 400,000,000 600,000,000 800,000,000 1,000,000,000 消費支出の部 (単位 : 円) 平成25年度 人件費 教育研究経費 平成24年度 管理経費 平成23年度 借入金等利息 資産処分差額 平成22年度 徴収不能額 平成21年度 徴収不能引当金繰入額 0 200,000,000 400,000,000 600,000,000 800,000,000 (3)貸借対照表(5ヶ年比較) 科 目 固定資産 有形固定資産 その他の固定資産 流動資産 資産の部合計 平成21年度 1,741,013,859 1,510,271,097 230,742,762 538,432,408 2,279,446,267 平成22年度 1,691,085,981 1,496,004,946 195,081,035 396,731,761 2,087,817,742 平成23年度 1,699,240,451 1,501,102,124 198,138,327 372,251,273 2,071,491,724 平成24年度 1,809,007,764 1,614,524,026 194,483,738 357,305,409 2,166,313,173 (単位 : 円) 平成25年度 1,770,374,957 1,568,862,999 201,511,958 435,941,443 2,206,316,400 科 目 固定負債 流動負債 負債の部合計 平成21年度 254,944,149 288,672,970 543,617,119 平成22年度 227,476,709 135,224,366 362,701,075 平成23年度 182,319,884 129,622,258 311,942,142 平成24年度 250,754,774 122,983,872 373,738,646 平成25年度 221,994,784 147,744,554 369,739,338 平成21年度 2,157,571,788 0 0 57,000,000 2,214,571,788 平成22年度 2,300,207,923 0 0 57,000,000 2,357,207,923 平成23年度 2,375,816,392 0 0 57,000,000 2,432,816,392 平成24年度 2,473,165,078 0 0 57,000,000 2,530,165,078 平成25年度 2,505,895,631 0 0 57,000,000 2,562,895,631 科 目 翌年度繰越消費支出超過額 消費収支差額の部合計 平成21年度 478,742,640 △ 478,742,640 平成22年度 632,091,256 △ 632,091,256 平成23年度 673,265,810 △ 673,266,810 平成24年度 737,590,551 △ 737,590,551 平成25年度 726,318,569 △ 726,318,569 科 目 負債の部、基本金の部 及び消費収支差額の部合計 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 2,279,446,267 2,087,817,742 2,071,491,724 2,166,313,173 2,206,316,400 科 目 第1号基本金 第2号基本金 第3号基本金 第4号基本金 基本金の部合計 資産の部合計 (単位 : 円) 2,000,000,000 有形固定資産 1,600,000,000 その他の固定資産 1,200,000,000 流動資産 800,000,000 400,000,000 0 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 負債・基本金・消費収支差額の部合計 (単位 : 円) 3,000,000,000 固定負債 2,500,000,000 流動負債 2,000,000,000 基本金の部合計 1,500,000,000 消費収支差額 1,000,000,000 500,000,000 0 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 (4)財務分析(5ヶ年比較) (単位:%) 1.消費収支計算書に基づく財務比率 比 率 名 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ 人件費比率 [人件費/帰属収入] 人件費依存率 [人件費/納付金収入] 教育研究経費比率 計算式(×100) 消 費 支 出 補助金比率 [補助金/帰属収入] 基本金組入率 [基本金組入額/帰属収入] 74.0% 69.5% 60.9% 63.6% 63.6% 59.4% ▼ 143.8% 118.7% 110.5% 105.4% 105.4% 95.5% ▼ 22.1% 22.3% 24.2% 22.7% 22.7% 25.1% △ 9.2% 8.9% 8.4% 7.5% 7.5% 10.2% ▼ 1.2% 1.0% 0.6% 0.3% 0.3% 0.4% ▼ 120.6% 130.1% 106.0% 98.5% 98.5% 107.6% ▼ 51.5% 58.5% 55.2% 60.3% 60.3% 62.2% ~ 2.1% 0.9% 1.8% 0.6% 0.6% 1.7% △ 31.9% 34.3% 32.5% 31.7% 31.7% 25.1% △ 10.5% 21.9% 9.9% 4.3% 4.3% 10.2% △ 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 全国平均 (24年度) 基準 100.5% 100.3% 98.0% 100.9% 96.4% 95.9% ▼ 85.8% 87.5% 86.6% 88.5% 86.0% 90.0% ▼ 267.8% 186.5% 293.4% 290.5% 295.1% 275.9% △ 21.2% 23.8% 17.4% 17.3% 16.8% 11.2% ▼ 27.0% 31.3% 21.0% 20.8% 20.1% 12.6% ▼ 13.5% 11.2% 10.9% 11.6% 10.1% 5.8% ▼ 78.8% 76.2% 82.6% 82.7% 83.2% 88.8% △ 614.8% 596.6% 557.7% 521.7% 573.6% 420.5% △ 借入金等利息 消費収支比率 [寄付金/帰属収入] 基準 帰 属 収 入 帰 属 収 入 寄付金比率 全国平均 (24年度) 教 育 研 究 経 費 [借入金等利息/帰属収入] [納付金/帰属収入] 平成25年度 人 件 費 管 理 経 費 学生生徒等納付金比率 平成24年度 学生生徒等納付金 管理経費比率 [消費支出/消費収入] 平成23年度 帰 属 収 入 帰 属 収 入 借入金等利息比率 平成22年度 人 件 費 [教育研究経費/帰属収入] [管理経費/帰属収入] 平成21年度 消 費 収 入 学生生徒等納付金 帰 属 収 入 寄 付 金 帰 属 収 入 補 助 金 帰 属 収 入 基本金組入額 帰 属 収 入 2.貸借対照表に基づく財務比率 比 率 名 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 固定比率 計算式(×100) 固 定 資 産 [固定資産/自己資金] 固定長期適合率 自 己 資 金 固 定 資 産 [固定資産/自己資金+固定負債] (自己資産+固定負債) 流動比率 流 動 資 産 [流動資産/流動負債] 総負債比率 [総負債/総資産] 負債比率 流 動 負 債 総 負 債 総 資 産 総 負 債 [総負債/自己資金] 固定負債構成比率 [固定負債/総資金] 自己資金構成比率 [自己資金/総資金] 前受金保有率 [現金預金/前受金] 自 己 資 金 固 定 負 債 総 資 金 自 己 資 金 総 資 金 現 金 預 金 前 受 金 ※1)表中の全国平均比率欄に記載している比率は、短期大学法人の平成24年度全国平均を表示しています。 (「今日の私学財政」日本私学振興・共済事業団(以下「事業団」)著より) ※2)基準欄の評価符号は、事業団が設定した符号を用いています。事業団では財務比率の高低の評価を、次のとおり定めています。 「△:高い方がよい ▼:低い方がよい ~:どちらともいえない」 ※自己資金=基本金+消費収支差額 ※総資金=負債+基本金+消費収支差額 【財務分析の説明】 1.消費収支比率 ① 人件費比率 人件費の帰属収入に占める割合を示す比率であり、消費支出のうち最も大きな値を占める項目である。 ② 人件費依存率 人件費の学生生徒等納付金に対する割合を示す比率であり、低いほうが望ましい。 ③ 教育研究費比率 帰属収入に対する教育研究比率で、消費収支の均衡を失わない限りにおいて高いほうが望ましい。 ④ 管理経費比率 帰属収入に対する管理経費の比率で低い方が望ましい。 ⑤ 借入金等利息比率 借入金利息の帰属収入に対する比率で、低い方が望ましい。 ⑥ 消費収支比率 消費支出の消費収入に対する割合を示すものです。この値が100%を超えると、消費支出が費収入を上回る消費支出超過 (赤字)となり、100%未満であると消費収入超過(黒字)となる。 ⑦ 学生生徒等納付金比率 学生生徒等納付金の帰属収入に占める割合で、高水準で安定的に推移していることが望ましい。 ⑧ 寄付金比率 寄付金の帰属収入に占める割合で、高いほど良いとされている。 ⑨ 補助金比率 国又は地方公共団体からの補助金の帰属収入に占める割合で、学生生徒等納付金に次ぐ安定した財源であり、一般的には 高い方が望ましい。 ⑩ 基本金組入率 帰属収入の中からどのくらい基本金に組み入れたかを示す比率で、一般的には施設設備の充実や自己資金の充実を意味し ているので高い方が望ましいが、併せて内容の分析も必要である。 2.貸借対照表比率 ① 固定比率 固定比率は固定資産の自己資金に対する割合で、固定資産にどの程度自己資金が投下されているかを示す。この比率が 100%を下回っていれば固定資産の取得が全額自己資金で賄われていることを示している。 ② 固定長期適合率 固定長期適合率は固定資産の自己資金と固定負債を合計した長期資金に対する割合で、固定比率を補完する比率である。 ③ 流動比率 流動負債に対する流動資産の割合である。1年以内に償還又は支払わなければならない流動負債に対し、現預金及び1年 以内に現金化が可能な流動資産がどの程度用意されているか、短期的な支払能力を示す指標である。 ④ 総負債比率 総負債比率は固定負債と流動負債を合計した総負債の総資産に対する割合であり、総資産に対する他人資金への依存率を を見る。ものである。この比率は低いほど良く、50%を超えると負債が自己資金を上回ることになり、100%を超えると債務 超過となる。 ⑤ 負債比率 負債比率は総負債の自己資金に対する割合で、100%以下で低い方が良い。 ⑥ 固定負債構成比率 固定負債構成比率は、固定負債の総資金に対する割合を示している。 ⑦ 自己資金構成比率 自己資金構成比率は、基本金と消費収支差額を合計した自己資金の総資金に占める割合であり、資金の調達源泉を示すも ので、比率が高いほど財政的に安定していると言える。 ⑧ 前受金保有率 流動負債の中でも前受金と流動資産の中の現金預金との関係比率である。翌年度の帰属収入となるべき授業料や入学金等 を当該年度に前受金とした場合、その資金がよく年度繰越支払資金として当該年度に保有されているか見るもので、100% を超え高いほど良い。 財 産 目 録 平成26年3月31日 2,206,316,400 円 Ⅰ 資産総額 内 基本財産 1,569,937,663 円 運用財産 636,378,737 円 Ⅱ 負債総額 369,739,338 円 Ⅲ 正味財産 1,836,577,062 円 区 分 金 額 資 産 額 1 基本財産 土地 建物 図書 教具・校具・備品 その他 2 運用財産 現金預金 その他 資 産 総 額 37,888 ㎡ 18,375 ㎡ 226,645,069 円 1,230,727,779 円 33,664,364 円 48,383,387 円 30,517,064 円 396,075,882 円 240,302,855 円 2,206,316,400 円 負債額 1 固定負債 長期借入金 その他 2 流動負債 短期借入金 その他 負 債 総 額 正味財産 (資産総額-負債総額) 146,315,000 円 75,679,784 円 30,474,000 円 117,270,554 円 369,739,338 円 1,836,577,062 円
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