石川ロードレースレポート 出場選手 山下、若杉、小西 コンディション 気温 34° 路面ドライ 13km 8 周回 前半戦の勝負所となる石川ロードレース。 過去、山下が上位入賞を果たしており、例年完走者が 20~30 名とサバイバルレースとな りやすい傾向のレースである。 山下の上位入賞をアシストしながら全員がサバイバルレースを生き残り完走を果たすと いうチームオーダー。 3km の石川町内のパレードを終え、定刻にリアルスタート。 いきなり、20 名弱の逃げが決まる。 メンバーはウルタスン、プジョル(Team UKYO) フェルナンデス、向川、安原(マトリッ クスパワータグ) 大久保、堀(宇都宮ブリッツェン) 小坂、岩井、新城(那須ブラーゼン) 野中、クロフォード(キナンサイクリング) 中山(ヴィクトワール広島) 秋丸(シマノレーシ ング)等とほとんどのチームが入る。逃げが決まった後は高温もあってか、メイン集団の スピードが極端にダウンする。二周目にはあまりのスローペースの為、3分後にスタート したエリートカテゴリーの集団がプロツアーのメイン集団に追い付いてしまい、レースは 傍目に混乱する。これは、メイン集団内でも選手は混乱していたようだ。 3 周回目にエリートカテゴリーのゴール(5周回)が絡むと危険としたコミッセル側からニ ュートラルがかかり、エリートカテゴリーを止める。 これで、正常になったメイン集団からグリフィン普久原が単独で逃げ集団を追う。 シエルヴォの選手は終盤に備えメイン集団で我慢をする。 余りの暑さの為かほぼ全員が毎周回にボトルを補給にくる。 徐々にタイム差がつまり出した5周目に、追走で追い付いた普久原が単独で追い付き、更 に先行する。しかし、普久原は吸収され、残り二周回で集団は一つになる。 メイン集団は 30~40 名に。ここに山下、若杉が入る。 ここで、先行集団にいた右京のプジョルが単独でアタック。一気にタイム差を広げる。 最終回、ブリッツェン増田等が追走に入るが、ここで山下が痛恨のパンクでニュートラル サポートを使うも大幅に遅れる。 結局、右京のオスカル・プショルが逃げ切り優勝。 若杉が最後まで粘るも 22 位、パンクで遅れた山下が 31 位、小西が完走の 58 位となった。 最後の勝負処で山下のパンクは痛かったが、サバイバルレースを得意とする若杉の復調は 喜ばしく、J プロツアーのロードレースで初の完走の小西の成長も手応えを感じるレース であった。 次戦は灼熱のお台場でのクリテリウム。小渡、西沢等のスピードマンに期待したい。
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