タブレット端末を用いた接触角計 ワンタッチ計測 各種校正に対応 パソコン

G-01
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
タブレット端末を用いた接触角計
株式会社エキシマ
代表取締役
佐藤 友昭
タブレット端末による産業用計測器 自動接触角計
「Smart Contact」 世界初技術新発表
株式会社エキシマは先進性のある技術として平成 26 年度横浜市中小企業新技術・新製品開発促進助成金(SBIR)の認
定を受けて材料や製品の表面状態を管理計測するタブレット端末による自動接触角計を開発しました。
自動接触角計「Smart Contact」は、世界で初めてタブレ
ット端末を採用した接触角計として発売致します。従来
のシステムは計測した画像をWindows PCによって解析い
たしておりました。パソコンのセキュリティやOSのバ
ージョンアップなどの煩雑な管理からタブレット端末の
採用により解放されます。
また、場所を選ばない操作性は、その場ですぐにリアル
な計測結果が得られます。Wifi機能による簡単なデ
ーターの活用は離れた研究室や海外の現場など活躍する
場面がさらに広がっています。
今回新しく発売する自動接触角計 「Smart Contact」は
シンプルなデザインと、どなたでも簡単にお使いいただ
ける操作性を実現しました。さらに、自動計測モードと
手動計測モードの採用と、
独自フォーカス機能の視認性を向上
させたことで、計測時のフレーミングがよりしやすくな
りました。
ワンタッチ計測
計測アイコンをタッチするだけで接触角
(左接触角 L,右接触角 R, L+R/2 左右
平均の接触角)計測が可能。自動解析
により測定者のバラつきを無くしま
す。
パソコンに送る
Wifi 機能や micro USB ケーブルによ
ってパソコンと Excel・画像データ共
有が簡単に可能になります。
各種校正に対応
・ISO 書類(校正証明書、試験成績
書、トレーサビリティ体系図)
※オプション
・JISR3257 準拠
自動、手動モード簡単選択
AUTO MODE (自動) 接線法計測
接触角 L、R、LR 平均表示
連続計測により経時変化測定も対応。
MANUAL MODE (手動) θ /2 法計測
接触角表示
G-02
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
超小型水熱源ヒートポンプ/水冷チラー BLACK BOX
MDI 株式会社
岩澤 賢治
昨今のエネルギー問題、温暖化問題、低炭素社会などのフレーズが多く用いられるようになっていますが、現実的な
省エネ対策として無駄、無理な機器運転を改善し、施設・工場の運営を改善していくアイテムの選択肢は実際には限
られています。たとえば助成金が得られない場合に、それでもそれらの機器を導入するメリットがあるのか?環境に
本当にやさしいのか?という自問自答をしてみると簡単にわかることがあります。自然エネルギーだから、リサイク
ル可能だからといっても、膨大なシステムロスで実質効率が発揮されない機器、補助金目当ての業者、メリットが薄
く投資回収年月が数十年となるケース、温暖化やヒートアイランド化を無視した環境提案などは排熱回収を専門に扱
う立場としては、無視できない内容も多くなっているのも事実です。排熱回収用熱交換器郡と、ヒートポンプの組み
合わせ提案は、組み合わせ方法により単なるカタログスペックの範囲を超えてユーザー側に大きなメリットを与える
ことが可能となり得ますが、その導入時のイニシャルコスト増大の主原因となる工費の増大、重機、出張費の負担が
実際の見積時の問題となることが多いことも事実。それらの問題改善をすべく、従来にない小型、軽量、パッケージ
化できるヒートポンプユニットの開発を行い、注意点を含めた設置事例を解説します。
超小型水熱源ヒートポンプ「BLACK BOX」は、
ひたすら小さく軽く使い勝手の良いヒートポンプを目指
し、開発しました。本体サイズを従来の3分の1から2
分の1にまで小型化、重量も400㌔㌘から145㌔㌘
に軽量化したことで、取り扱いやすさが飛躍的に向上し
ました。それに従い、現場の工事費、運送費、設置費な
ども安くなりだれでも気軽に設置運営が可能となります。
メンテナンスや修理時にもトラックで送ればメーカー出
張費も不要です。1台あたり10馬力(30K 加熱 W 出力)
のモジュール設計で、ラックに組むことで容量を大きく
できます。万が一、どれか1台が故障した場合は取り外
しができ、大人3人で運べるのでオフィスの床にも設置
できます。 製品化においては、蒸発・凝縮・サブクー
ラー機能を一体に納めた「All in one ブレージングプ
レート式熱交換器」を開発し、コンパクト化とモジュー
ル化を実現しました。温泉施設や食品工場、下水熱回収
等に導入され、省エネとメンテナンス性の改善に貢献し
ています。 各種の専用熱回収熱交換器郡と水配管を組
み合わせることであらゆるヒートポンプを形成できます。
例: ①下水熱源ロードヒーティング
②温泉排水熱源ボイラー給水加熱
➂工場排水熱回収温風出力装置
④コンプレッサ排熱回収温水装置
⑤空気熱源+地中熱源両用ヒートポンプ
⑥クーリングタワー熱回収ボイラー給水
など
従来の導入が難しかった狭い現場や、現場工事コストで
導入できなかった現場にも省エネ再検討が可能なアイテ
ムとなります。
MDI では、排熱回収専門熱交換器メーカーとして多くの
熱エネルギーに関する省エネ改善提案を行っています。
都市ガス、LP ガス燃焼排ガス、下水、汚水熱回収まで一
貫した最適提案をご提案しています。
■事例:大手スーパー銭湯、クーリングタワー熱回収
35℃~30℃排水、12℃~20℃給水、都市ガスボイラー
年間ガス代 約 4000 万円
都市ガス単価 110 円/m3
電力単価 21.4 円/KW
↓改善後
投資金額 約 4000 万円(機器、工事費込み、税別)
メリット金額 1200~1500 万円/年(継続利益)
投資回収年月 2.6 年~3.3 年以内
システム COP 5.7~6.5 以上(年間平均)
ご予算、回収金額目標にあわせたセットでご提案が可能
となります。
写真 設置サイズイメージ
G-03
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
再資源化に貢献する
有限会社 大貫産業
大貫 作治
(有)大貫産業は「再資源化への貢献」をキーワードに 3 つの事業を展開しています。
1.LED照明
3. 特別管理産業廃棄物処理(アスベスト除去作業)
LED SL シリーズの特徴
・工事不要:独自開発電源
アスベスト対策
~徹底した安全対策と確実な施工を目指して~
弊社(有)オーエス・クリーンではアスベスト診断士
(社団法人 日本石綿協会認定)を備え、アスベスト含有
の有無を調べる含有調査、工事を行う際の各機関(官公
庁)への届出、工事全般請負(特定化学物質等作業主任
者、石綿作業主任者在籍)
、アスベスト廃棄物の収集運搬
及び処分(委託契約)を一貫して行っております。弊社
請負工事に関しては、周囲の安全(隔離措置の密封性)
は勿論のこと、作業員の安全(保護具の完全着用)を徹
底指導の下、行っております。
・長寿命:1日12時間点灯で約10年
・ECO:60%節電
・安全・安心設計
・水銀レス
・メンテナンスフリー
・低UV/IR
・リサイクル可能
・CO2の削減
※ 詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.sodickled.co.jp
(株)ソディックLED 横浜本社
神奈川県横浜市都筑区仲町台 3-12-1 〒224-8522
2. 無電極ランプ
高天井向けの省エネ照明「NE無電極ランプ」は、高
演色、長寿命、省エネの次世代ECO照明です。昨今の
省エネ需要の高まり、
RoHS 指令、
水俣条約などを受け、
照明器具(主に水銀灯)の買い替え需要は高まっており
ます。国内設計・製造されたNE無電極ランプは、大手
メーカー様の工場や倉庫などにも導入され、高い品質と
その光のもたらす付加価値が認められております。
・長寿命:ランプ寿命が水銀灯に比べて約 8 倍以上
・省電力:消費電力は水銀灯に比べて約 70 %削減
・明るさ:瞬時点灯・明るさの持続力・さらに演色性
の高さにより、安全で快適な環境を実現
※ 詳細は、こちらをご覧ください。
http://ne-lamp.jp/
東南精機(株) 環境事業部
愛知県安城市和泉町郷前 4-1
電話 0566-78-4824 FAX 0566-78-8100
※詳細は、こちらにお問合せください。
(有)オーエス・クリーン
代表取締役 大貫 祐一
ホームページ : http://os-clean.co.jp
電子メール : [email protected]
G-04
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
電子カム制御による小型・高性能コールドピルガー圧延機
株式会社
三益
岩本
圭史、広兼
健司、〇平田
健
当社は、これまで機械カム方式制御で欧米・ロシア中心に発展してきたコールドピルガー圧延機を、複数
のサーボモーターによる電子カム方式を採用することにより、大幅な小型化に成功しました。更に、当社独
自の材料送り機構(TNDシステム)を開発し、圧延速度 1.5 倍(対当社従来モデル)を達成しました。金
属管の冷間加工方法として、コールドピルガー圧延法は伸管法に比べ、高圧下・ち密な表面仕上り・高歩留
り等多くのメリットを有しますが、これまでは投資額が大きく大手メーカーにしか採用されてきませんでし
た。当社の小型・高性能圧延機は投資効率が良いので、様々な分野で、伸管法の前工程、または伸管法に代
わるプロセスとして、多くの可能性を秘めています。
コールドピルガー圧延法の最大の特徴は、一回の加工
1. コールドピルガー圧延とその歴史
で高いリダクションがかけることができる点にあります。
コールドピルガー圧延は、
テーパー状のマンドレル(芯
伸管法は、材料に引張力をかけながら進行するので、こ
金)の上下に配置された一対の孔型をもつロールが往復
の応力が材料の強度を超えるような強加工は不可能です
運動することにより管類の冷間圧延加工を行うものです。 が、ピルガーは圧延法のため材料には主として圧縮力し
かかからず、小径薄肉管あるいは難加工材についても強
い加工率を適用できるためです。また、冷間加工におい
て材料とロールダイスとの接触長さが長いため、ち密な
表面仕上げを得ることができます。操業面では、伸管法
で発生する引口部ロスがないため、歩留りロスがありま
せん(加工歩留 100%)
。自動運転仕様とすれば1名で複
数機の操業が可能です。
1930 年代に原型が米国で開発された後、ドイツにて実用
化され、オーステナイト系ステンレス鋼をはじめ、銅、
チタン、アルミ、ジルカロイなど多様な金属管の冷間加
工機として普及しています。
日本では 1960 年代に主とし
て高炉メーカーが、機械カム方式の Meer 社製を輸入し、
熱間押出法にて製造された鋼管を母管とし、細管を得る
目的で導入され、普及しています。
2. コールドピルガー圧延の特徴
金属管の冷間加工方法である伸管法に対してコールド
ピルガー圧延法の利点を以下の表に記します。
伸管法
コールドピルガー
断面加工率
~45%
表面肌
粗さ 10μm 程度
~85%
(伸管 2~4 回分)
粗さ 3μm 以下
加工歩留
生産効率
97%
低い
加工速度は速いが
回数必要
100%
高い
加工速度は遅い
が、圧下率大
要員
2名
伸管・造膜・潤滑
1 名/複数基
3.当社のコールドピルガー圧延機の特徴
(1)複数のサーボモーターを電子カムで制御
①コンパクトなミル
床置き(ピット不要)
圧延部長さ
5M~6M
圧延部巾
2M
②多様な圧延条件の調整が可能
圧延ストローク(回/分)
材料管フィードピッチ(mm)
材料管フィードアングル(角度)
片道圧延 or 往復圧延
(2)TND(Twin Nut Drive)による高速圧延
材料管送り機構を、ナット駆動とすることでス
ローク数の飛躍的な向上に成功しました。
従来モデル
100 ストローク/分
TND
150 ストローク/分
(3)ダブル移動チャック方式による操業率の向上
2つの材料フィード機構を設けて材料を連送する
ことで、材料切り替え時の操業ロスを解消。
(4)世界で類のない小径管の高速圧延
小径管(材料φ25.4 以下)の高速圧延が可能。
株式会社 三益(SAN EKI LTD.)
〒259-1146 神奈川県伊勢原市鈴川46番地
電話:0463-92-5551
FAX: 0463-92-5559
E-mail
[email protected]
G-05
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
セラミック製ロボットアームとその周辺部品
太陽精工株式会社
○上條 正昭
弊社では永年にわたりセラミックス加工をしてまいりました。培われた技術と精密な機械を使って精度の高いセラ
ミックス製品を製作いたします。御客様の支給材を受託加工しますし,弊社で在庫しているセラミックス素材を使用
して部品製作もしております。下の写真は,弊社で加工した各種セラミックス部品の製作例です。
近年セラミックス部品が多岐にわたって使用されてきておりますが、材質の特性が金属部品と異なっており,使い
方によって思わぬ問題が起きることがあります。部品設計で疑問が生じた場合など御相談下されば幸いです。
アルミナ
ジルコニア
炭化硅素
超硬合金
窒化硅素
石英ガラス
問い合わせ先
太陽精工株式会社
〒257-0015 神奈川県秦野市平沢 352-1
TEL 0463-84-5547 FAX 0463-84-5542
http://www.taiyoseiko.biz-web.jp/
G-06
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
ホイールドロー (ホイール引抜き装置)
株式会社 中島製作所
生産技術部
山口 正造
高橋 行夫
1.開発の背景
1) トラック・バス用ホイールの取付がJIS方式(Φ 285×8穴)からISO方式(Φ 335×10穴)へ
全面的に切替わった(2011年以降)ことにより、車両のハブドラムからホイールを取外す作業
が困難となっています。
2) 観光バスに装着のISO取付のアルミホイールは、ハブ穴周りが酷く錆びてしまうと簡単には
取外すことが出来ず、タイヤ履き替え時などは大変苦労しているのが現状です。
2.開発の目的
1) 特に取外しが困難な後輪インナー側のホイールを、容易にハブドラムから取外すことができ
るように、また、同一治具でリヤー及びフロントホイール共に対応できるようにしたタイヤ・
ホイール引抜き装置の開発及び販売を目的とする。
2) 至近時、一般ユーザーから後輪装着のアウター側もハブに固着して取外しが困難との情報
があり、オプション部品の追加を新規に開発中である。
3.製品の特長
1) 支持プレートと爪の取付穴を適当に組合せることにより、リヤーホイール及びフロントホイール
にも対応可能としました。
2) センターボルトは、ストッパーノブを解放してセットしたい任意の位置に合わせ、ワンタッチで
調整できるので、作業性の向上が図れました。
3) オプション部品を併用することにより、飾り穴の数、位置に関係なく全てのホイールに対応
可能としました。
4.製品の概要
1) 本製品「ホイールドロー」の爪部をホイールの飾り穴2又は3箇所に引っ掛け、センターボルト
をハブドラムのセンター部にセットし、ブラケット中心部に設けてある”ストリッパー”を解放して
”ブラケット”をワンタッチで引き上げ、支持プレートが張った所でロックする機構となっています。
2) その後、センターボルトを締付けることにより、ホイールが徐々にハブドラムから浮上がって
来る構造になっております。
治具を後輪アウター側ホイール
にセットした状態
支持プレートと爪の取付穴を組合せ、
フロント用ホイールにセットした状態
G-07
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
2 次元検出器を用いた現場適用できるⅩ線回折残留応力測定装置
パルステック工業株式会社 東京営業所
○鈴木 宏保
一般に生産される機械金属の構造物や部品は,製造工程のなかで機械加工,熱処理,溶接,表面処理など様々
な加工が施され,その際,引張りや圧縮といった残留応力が生ずる.この残留応力は,製品の強度や寸法精度
に悪影響を及ぼすだけでなく,応力バランスが大きく崩れると変形や破壊に繋がる恐れがある.
最近,製造現場(加工工程や表面処理)での残留応力評価・管理の重要性の認識の高まりや,大型構造物
メンテナンスでの残留応力の活用検討が進み,残留応力測定を製造現場や大型構造物(橋梁,化学プラント
など)で実施するための可搬型の残留応力測定装置のニーズが高まっている.
<活用事例>
1 問題解決・管理の共通尺度
一般的に金属部品は様々な金属加工の工程を経て製造される.各工程で加わる応力により残留応力は変化する.
焼鈍や表面処理(例;ショットピーニング)工程のように積極的に残留応力を開放/付加(特に圧縮応力)する
工程もある.金属部品の強度や耐久性と密接な関連がある残留応力値の管理は非常に重要であり,残留応力値が
工程管理の共通尺度として活用されている.
2.溶接部近傍の残留応力測定
一般的に溶接は複数の金属を接合するため,冷却過程において薄板溶接では変形,厚板溶接では残留応力が発生
しやすく,溶接条件の最適化のために活用されている
G-08
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
卓上顕微鏡 Miniscope のご紹介
株式会社日立ハイテクノロジーズ
科学システム営業本部
伊藤 洋明
(株)日立ハイテクノロジーズは『最先端の顕微鏡を身近に』をテーマとして、
小型で操作性に優れた卓上の走査電子顕微鏡 Miniscope を開発した。
本講演では Miniscope を用いた各種材料の観察・分析例について紹介する。
装置外観
●試
料 : 硫化銅(無蒸着)
●倍
率 : 5000 倍
●信
号 : 二次電子
●加速電圧 : 5kV
G-09
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
金型・治工具・試作ならお任せください
有限会社 福田製作所
工場長 竹本堅士
福田製作所では、素材調達から、仕上げまで一貫して加工いたします。汎用旋盤から NC 旋盤、マシニング、治具ボーラ、
型彫放電、ワイヤー放電、平面研削、成形研削、プロファイル研削、治具研削、ホーニングなどで加工します。
また、三次元CAD・CAMを使い、三次元データ作成、三次元の機械加工も行います。
それらを駆使し、精密金型加工で職人の技をお見せいたします
展示品は側面に波形加工をした品物です。
G-10
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
ANC騒音低減試験システムのご紹介
株式会社マイクロネット 営業本部 本部長 毛利
邦宏
1.概要
本システムは、フィードフォワード型(FF 型)とフィードバック型(FB 型)の二つの騒音低減アルゴリズ
ムにより、様々な騒音に対して様々な環境の中での騒音低減を試すことのできる ANC(Active Noise
Control)騒音低減試験システムです。
ANC 騒音低減システムの基本は、騒音を音として捉え、スピーカからの逆位相の音と干渉させることによ
り騒音の低減を目指すものです。この考え方を基本に、騒音を何らかの物が振動することにより発生する
ものとして捉えれば、スピーカの代わりに逆位相の振動を与えることにより振動を抑えて結果的に騒音の
発生を抑えるということも可能と考えられます。
ANC 騒音低減試験システムを使えば、FF 型と FB 型の二つの方式を使って様々な方法による騒音の低減を
試験することができます。
2.システムの構成
ANC 騒音低減試験システムは、ANC 装置とこの装置をコントロールするための PC 上のアプリケー
ションソフトで構成されます。
ANC Controller(PC アプリケーションソフトウエア) では、オシロスコープおよび周波数アナライ
ザが表示される機能を持っていますので、表示を見ながらパラメータ設定を行えることが大きな特長
です。
1) ANC 装置
ANC 装置には、フィードフォワード型およびフィードバック型の二つの ANC アルゴリズムを搭載
したボードが内蔵されています。本装置では、低減しようとする騒音信号の入力(2入力)とその騒
音を打ち消すためのスピーカを駆動する信号出力(2出力・一つは汎用出力)の二対の入出力端子を
持ちます。
2) ANC Controller (PC アプリケーションソフトウエア)
ANC 装置を操作する為の PC(Windows 7/8 対応)上のアプリケーションソフトです。ANC 装置と
PC は USB で接続して使用します。ANC Controller を使って、フィードフォワード型とフィード
バック型の切り換えをしたり、それぞれに対して動作モードを切り換えたり、ANC 動作時のパラメ
ータの設定や信号レベルを変更したりなど ANC の稼働状況を確認したり設定することができます。
G-11
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
自己修復性ポリマーゲルの研究開発
ユシロ化学工業㈱ 研究本部 新規事業開拓プロジェクトチーム
大阪大学 大学院理学研究科
自己修復性ポリマーを利用した製品は,
自動車の塗
装,スマートフォンの外装フィルム,キャリアー用の
スーツケースなど,身近に利用されている。
しかしながら,これらの自己修復とは,ミクロの凹
みを戻す「応力緩和」による機構によるものが殆どで
ある(イメージ:低反発枕など)
。いわゆる“本当の
傷”
に対する自己修復性能を有するポリマーゲルは現
在,研究段階にある。
本研究で試作したポリマーゲルは,
“本当の傷”を
自己修復する機能を有する。図 1 に示すように,切
断面を再接触させた際,
ポリマーゲルの分子間の相互
作用により,
分子レベルでネットワークを再形成する
ため,再びポリマーゲルは修復することができる。ま
た,ポリマーゲルの調製条件を種々検討した結果,
僅かな時間で“本当の傷”が修復可能となった。
62.5cm
○高橋宏明,小野肇,白川瑛規,武田康成
原田明 教授,高島義徳 助教
30 秒後
図 1 自己修復実験の一例
加えて,ポリマーゲルは伸縮性に富み,約 10 倍の伸縮性能
を発揮し,
張力を開放した後は元の寸法まで収縮する
(図 2)
。
また,破断強度は繰り返し同一のポリマーゲルにおいて破断
と修復を繰返した結果,新品と比較して破断強度は 90%の水
準を維持した(図 3)
。
このように,本研究で開発した“本当の傷”の修復や,
“優
れた伸縮性”を有するポリマーゲルは,従来の材料と比較し
て高機能性を有する材料である。このため,幅広い分野への
応用が期待できる。
5cm
図 2 ポリマーゲルの引張り試験の様子
図 3 ポリマーゲルの破断力の一例
(新品と 5 回繰り返し再接着した場合)
以上
G-12
平成27年 神奈川県ものづくり技術交流会 予稿
かながわデザイン機構によるデザイン相談&PR コーナー
公益社団法人 かながわデザイン機構(KDF)
理事長 柏原 政彦
副理事長 佐藤 良仁、高橋 克美
事務局長 佐藤 正司
かながわデザイン機構(KDF)は、デザインを主軸として神奈川県の産業振興と県民生活の文化向上を目指す公益社
団法人です。中小企業を中心としたものづくり支援、美術教育の現場や地域などに向けたデザイン支援や展示会の開
催の他、ユニバーサルデザイン、エコデザインによるデザイナー視点での社会事業への参画等、戦略的なデザイン活
動を展開しています。こちらのコーナーでは、当機構のデザイン振興活動についてパネル、製品等を展示・紹介して
いる他、神奈川県産業技術センターのデザイン相談室と連携し、中小企業の皆様に向けたデザインに関するお悩みに
ついての相談を行っていますのでお気軽にお立ち寄り下さい。
<主な公益目的事業の概要>
・デザイン支援事業
:神奈川県下の中小企業、行政機関、各種団体へ向けたデザイン支援として各種デザ
イン相談を行っています。
・デザイン普及・啓発事業
:神奈川県下の中小企業、行政機関、教育機関、一般県民へ向けたデザイン普及・啓
発として各種デザインセミナー、ワークショップ、展示会を行っています。
・ソーシャルデザイン啓発事業:
「もの」のデザインに留まらず、
「人」
「地域」
「社会」とつながる仕組み作りに発展
させる「こと」のデザインの啓発を「ユニバーサルカヌー事業」
「エコデザイン啓
発事業」を通して行っています。
■デザイン相談コーナー
売れるモノづくりには、デザインが必要!デザインの
視点やアプローチを使って、課題解決、企業価値の創
出をサポートします。当コーナーでは、中小企業の皆
様に様々なデザイン課題の解決への一助として、無料
のデザイン相談を行っていますので、
お役立て下さい。
■金属廃材 アップサイクル・デザイン
■アップサイクル・デザインコーナー
当コーナーでは、エコデザイン啓発事業の一環として
取り組んでいる「川崎市チーム等々力」と連携した金
属廃材利用のアップサイクル・デザインをメインに
様々な取り組みを紹介します。
■アップサイクル・デザイン 小学生向けものづくりワークショップ風景
*アップサイクル・デザイン(UP CYCLE DESIGN)とは?
現在、全国各地で「価値のないもの」とされていた素
材に、
「価値」を見出したデザイナーが、新たな商品と
して価値を高め、再創造するアップサイクル・デザイ
ンの活動が静かに広がっています。KDF でも 5 年前か
ら、チャレンジ。神奈川県下においては、川崎市中原
区の中小企業集団「チーム等々力」と共同で、ご提供
いただいた金属廃材を使って、各種商品提案や地元小
学生向けに開催される「ものづくりワークショップ」
のための教材キットを開発。ものづくりを通して地域
と企業の絆を太くしたり、次の世代にものづくりへの
関心を高めてもらう活動をサポート。またその他、地
元企業や NPO と連携し、活動の輪を広げています。
■ファッションリバース アップサイクル・デザイン