空き室の多くなった賃貸住宅を国の助成制度を活用して キッズルーム

【平成 27 年 6 月版】
空き室の多くなった賃貸住宅を国の助成制度を活用して
キッズルーム併設型(原則:入居時 0 歳~小学生)
ひとり親家庭向け賃貸住宅として再生してみませんか?
目
次
○ご所有の賃貸住宅についてこのようなお悩みはありませんか?
P1
○「あんしん居住推進事業」を活用して賃貸住宅を再生
P2
○助成制度を活用した改修例
P3
○入居者への情報公開が望まれる事例
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作成:公益社団法人 全国賃貸住宅経営者協会連合会〔略称:ちんたい協会〕
協力:公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会、全国賃貸管理ビジネス協会
ご所有の賃貸住宅についてこのようなお悩みはありませんか?
○空き室が多い
○入居者の見込みがない
○売却の目途がつかない
○リフォーム・リノベーション費用がない
いずれか一つでも当てはまる賃貸住宅をご所有でしたら、
助成金を活用して再生し、社会貢献を検討してみませんか?
1
「あんしん居住推進事業」を活用して賃貸住宅を再生
住宅に困窮している方へ提供することを要件に対象の工事を行うことで、
改修費の 1/3(最大 50 万円/戸)が国から助成されます。
補助の要件
補助対象となる物件は、次の全ての要件を満たすことが必要です。
(事業後に要件を満たすのであれば、戸建の持家や事務所等の賃貸住宅以外の物件も対象。)
住宅要件
○住戸の床面積は原則として25㎡以上
○住宅設備を有すること(台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室)
○現行の耐震基準に適合していること
○一定のバリアフリー化※がなされていること
※ 2箇所以上の手すり設置、屋内の段差解消、車いすで通行可能な廊下幅の確保のいずれかに対応。
入居対象者
○一定の所得以下※1の高齢者世帯、障がい者等世帯、子育て世帯で
あって、現に住宅に困窮※2している世帯
※1 居住支援協議会毎の具体的な収入基準は、本事業のホームページ(URLは裏面参照)で確認して
ください。(大半の居住支援協議会において、月額収入21.4万円以下となっています。)
※2 従前居住地が持家でない者であること。
上限月額家賃
○84,700円に市区町村毎の立地係数を乗じた額※
(例:札幌市85,000円、江東区94,000円、大阪市106,000円)
※ 市区町村毎の上限月額家賃は、本事業のホームページで確認してください。
管理期間
○事業完了後10年間以上
スキーム図
住宅情報の登録 ○居住支援協議会に対し対象住戸に係る情報を登録すること
対象地域
○居住支援協議会が対象住宅の登録や情報提供等を行う地域※
※ 具体的な地域は、本事業のホームページで確認してください。
補助額
○補助対象工事
バリアフリー改
修工事
○手すりの設置、段差の解消、廊下幅等の拡張、浴室の改良、便所の
改良等に係る工事
耐震改修工事
○現行の耐震基準に適合させるために必要な改修工事
用途変更工事
○戸建の持家や事務所等の賃貸住宅以外の用途の建物を賃貸住宅に用
途変更するために必要な改修工事(設備の設置・改良工事 等)
居住支援協議
会が認める工
事
○入居対象者の居住の安定の確保を図るため居住支援協議会が必要と
認める改修工事
間取りの変更に係る工事、設備の設置・改良工事、遮音性・防音性
の向上に係る工事、断熱性・気密性の向上に係る工事、防犯性の向
上に係る工事、照明や給湯器等の高効率化に係る工事、キッズルー
ムの設置に係る工事 等
※ 居住支援協議会毎の補助対象工事は、本事業のホームページで確認してください。
○補助率・補助限度額
補助率
:1/3
補助限度額:50万円/戸(他用途から賃貸住宅に用途変更する場合、100万円/戸)
同事業を活用して、
キッズルーム併設型ひとり親家庭向け賃貸住宅に再生!!
2
補助制度を活用した改修例(居室)
あんしん居住推進事業を活用して
2DKの空き室を、ひとり親家庭向けの住宅に改修する事例
改修費例:約 200 万円/戸
5
トイレ
洗面所
6
①広いLDK を確保する工事【約25 万円】
玄関
2
○間仕切り撤去工事:約 10 万円
○畳をフローリングとし、段差をなくす
5
3
工事:約 15 万円
DK
②カウンターキッチンの設置【約80 万円】
浴室
③床の防音改修工事【約 40 万円】
④収納(ウォールファニチャー)
押入
1
の設置【約 15 万円】
5
⑤子供の安全な生活を支える工事
【約 20 万円】
洋室
○指詰め防止工事:約 2.5 万円
3
1
3
和室
○ドアから引き戸への改修:約 10 万円
4
○コンセントにおける感電防止対策工事:約1万円
6
6
⑥防犯性を高める工事【約 20 万円】
○掃き出し窓の防犯ガラス施行:約 9 万円
バルコニー
○ワンドアツーロック工事:約 1 万円
このようなひとり親家庭に配慮された改修を実施することで、改修費の 1/3
(1 戸当たり上限 50 万円)について助成金を受給することができます。
改修費
助成金
実費
200万円
50万円
150万円
【改修費例について】
標準的な改修費等をちんたい協会が独自に調査したものです。実際の改修費等については、
改修工事の内容や、賃貸住宅の構造に応じて異なります。
3
補助制度を活用した改修例(共用のキッズルーム)
あんしん居住推進事業を活用して
2DKの空き室を、共用のキッズルームに改修する事例
改修費例:約 150 万円
2
トイレ
2
洗面所
玄関
①広い保育スペースを確保する工事
【約 65 万円】
2
○間仕切り撤去工事:約 40 万円
3
DK
○畳をフローリングとし、段差をなくす
浴室
工事:約 20 万円
○柱や角を覆うクッションを設置:約1 万円
押入
1
1
②子育てに係る設備等の確保【約45 万円】
○ドアや扉等に指を挟まれないような
3
洋室
1
1
指詰め防止工事:約 2.5 万円
3
和室
○ドアから引き戸への改修:約 10 万円
○トイレにおむつ交換台を設置:約 15 万円
○授乳スペース(ソファー・カーテン等)を
バルコニー
設置:約 3 万円
③床の防音改修工事【約 40 万円】
全体を見渡すことができ、子どもの安全面を考慮した改修を実施。その他必
要に応じ、遊具や備品の設置や、設備の改修・撤去などの配慮が望まれます。
改修費
助成金
実費
150万円
50万円
100万円
【補助対象工事について】
適用条件等については、本事業のホームページで確認してください。
(http://www.anshin-kyoju.jp/)
4
入居者への情報公開が望まれる事例
入居者の目に触れるところに近隣施設の情報や、自治体が実施する子育て
世帯対象の支援制度などを公開しておくことで、入居者の安心に繋がりま
す。(あんしん居住推進事業の補助要件ではありません)
近
隣
病院情報
情
報
掲
示
板
○○地区周辺の幼児向けの催し
[「
『○○病院』
Tel:000-000-0000
-診療時間産科:月~金
土
8:00~18:00
8:00~17:00
婦人科:月~金
土
小児科:月~金
8:00~18:00
8:00~17:00
9:00~12:00
16:00~18:00
救急:000-000-0000
『○○小児科医院』
Tel: 000-000-0000
-診療時間月~金 9:00~12:00
16:00~18:00
土~日
9:00~12:00
『○○図書館』
-おもちゃ遊びと子育て交流毎月第 3 水曜日 10:00~11:40
幼児とその保護者無料
Tel: 000-000-0000
『○○ホール』
-公立保育園の子育て支援公立保育園の保育士が地域の施設に出向き
「ふれあい遊びや歌遊び」・「製作」・「絵本
の読み聞かせ」などを行い、親子の交流の
場を作っています。※保育士のほか看護師
も参加しますので、どんな事でもお気軽に
相談下さい。(毎月 1 回)
Tel: 000-000-0000
○○市役所
・ひとり親家庭対象の各種相談窓口
助成:000-000-0000
貸付支援:000-000-0000
自立支援:000-000-0000 子育て世帯臨時特例給付金の申請:000-000-0000
・生活保護についての相談窓口
福祉事務所:000-000-0000
○○市 Topics
○○市は子育て世帯に向けて、一時預かりを○月○日より開始しました。
市内 4 か所の施設で月に 2 回程度、一時間 800 円でお子様の一時預かりを実施しま
す。 実施日や利用方法等の詳細は市のHPで公開しています。
http://www.city.○○.jp
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