Bizdoor HUB運用手順(モニタ版)

Bizdoor HUB 運用手順
【商用版】
第 1.0 版
NTTアイティ株式会社
目
1.
2.
3.
次
はじめに............................................................................................................................................... 3
1.1.
Bizdoor HUB の役割と設置場所 ....................................................................................................... 3
1.2.
Bizdoor HUB 専用 USB メモリ ......................................................................................................... 4
1.3.
Bizdoor HUB の運用構成 .................................................................................................................. 4
1.4.
電源ボタンとポートの説明 ................................................................................................................ 5
1.5.
ハードウェア仕様 ............................................................................................................................... 6
1.6.
電源ボタンの LED 仕様 ..................................................................................................................... 7
1.7.
起動時のビープ音仕様........................................................................................................................ 7
Bizdoor HUB の設定と設置 ................................................................................................................. 8
2.1.
Bizdoor HUB を新規に設定・設置する ............................................................................................. 8
2.2.
Bizdoor HUB の設定を変更する ..................................................................................................... 14
2.2.1.
シングル構成 ............................................................................................................................ 15
2.2.2.
冗長構成 .................................................................................................................................... 18
2.3.
Bizdoor HUB を追加して冗長構成に変更する ................................................................................ 22
2.4.
Bizdoor HUB を交換する ................................................................................................................ 28
2.5.
Bizdoor HUB の USB メモリを交換する ........................................................................................ 30
2.5.1.
シングル構成 ............................................................................................................................ 31
2.5.2.
冗長構成 .................................................................................................................................... 33
Bizdoor HUB の運用 .......................................................................................................................... 36
3.1.
状態通知メール送信機能の利用 ....................................................................................................... 36
2
1. はじめに
本書は、商用版の Bizdoor HUB を設置、運用する手順を記しています。
1.1.Bizdoor HUB の役割と設置場所
Bizdoor HUB は、
「手元端末(スマートフォン)‐Bizdoor サーバ‐Bizdoor HUB」の暗号化通信路を使った、
Bizdoor アプリからの通信を、目的とする社内やクラウド上のメールサーバや Web サーバへ中継する役割
を果たします。
そのため、Bizdoor HUB は、目的とする社内やクラウド上のメールサーバや Web サーバへアクセスでき
る場所の社内 LAN に接続してください。
設置例: 居室フロアの LAN スイッチに接続
社内 LAN
ファイアウォール
3
1.2.Bizdoor HUB 専用 USB メモリ
付属の「Bizdoor HUB 専用 USB メモリ」(以降「専用 USB メモリ」)は、下図の外観を有し、表面に2行
からなるロット番号がマーキングされています。専用 USB メモリは設定ファイルを格納し、Bizdoor HUB
に挿して運用します。
a1505
01234
1.3.Bizdoor HUB の運用構成
Bizdoor HUB は以下の構成で運用できます。
シングル構成
Bizdoor HUB を 1 台で運用する構成です。
冗長構成(アクティブスタンバイ)
Bizdoor HUB を 2 台で運用する構成です。2 台の Bizdoor HUB 間でデータを同期します。
どちらか 1 台の Bizdoor HUB が停止した場合でも、もう一方で運用を継続できます。
4
1.4.電源ボタンとポートの説明
Bizdoor HUB の電源ボタンと各ポートは以下の通りとなります。
本体正面
電源ボタン
電源ボタン
本体の電源をオン・オフするボタンです。
LED のステータスランプを兼ねます。
本体背面
AC アダプタ
差込口
Bizdoor HUB 専用
USB メモリ用ポート
冗長構成用
ポート
LAN 接続用
ポート
使用しません
AC アダプタ差込口
付属品「AC アダプタ」を挿す差込口です。
Bizdoor HUB 専用
USB メモリ用ポート
「Bizdoor 専用 USB メモリ」を挿すポートです。
「Bizdoor 専用 USB メモリ」が筐体に収まるようになっています。
冗長構成用ポート
「冗長構成用 LAN ケーブル」を挿すポートです。
冗長構成時のみ使用します。
LAN 接続用ポート
ネットワークへ接続するための LAN ケーブルを挿すポートです。
5
本体側面
セキュリティ・スロット
セキュリティ・スロット
PC 盗難抑止用のケンジントンロックが装着可能なスロットです。
本体両側面に 1 つずつあります。
1.5. ハードウェア仕様
機種名
Bizdoor HUB
Bizdoor HUB 専用
1
USB メモリ用ポート
インター
USB ポート
2
COM ポート
1
LAN 接続用ポート
1
冗長構成用ポート
1
VGA 端子
1
フェイス
電源
AC アダプタ
AC100V~240V 入力・DC12V 出力 50/60Hz
消費電力
約 24 W
環境条件
温度 0~40℃、湿度 20~80%(但し結露しないこと)
外形寸法
17 0mm(幅)×50 mm(高さ)×135 mm(奥行)
質量
約 1.5kg
6
1.6. 電源ボタンの LED 仕様
Bizdoor HUB の正面にある電源ボタンは、Bizdoor HUB の状態に応じて以下の様に変化します。
ボタン
色
状態
説明
-
消灯
Bizdoor HUB が停止している状態。
黄色
点灯
Bizdoor HUB が起動処理中または停止処理中の状態。
黄色
点滅
Bizdoor HUB の起動が完了し、Bizdoor サーバへ接続準備中の状態。
緑
点灯
緑
点滅
赤
点滅
Bizdoor HUB がサービス提供中の状態。
冗長構成時は、Active 機の状態です。
Bizdoor HUB がサービス提供待ちとなっている状態。
冗長構成時は、Standby 機の状態です。
Bizdoor HUB の起動時にエラーが発生した状態。
1.7. 起動時のビープ音仕様
Bizdoor HUB から特定パターンのビープ音が発生します。

起動に成功した場合は、「ピッ・ピッ」と短音が鳴ります。

起動に失敗した場合は、「ブー」、「ブー・ブー・ブー」、「ブー・ブー・ブー・ブー」の
いずれかの長音が鳴ります。
7
2. Bizdoor HUB の設定と設置
Bizdoor HUB を新規に設定・設置する手順、および設定や構成などを変更する手順を説明します。
設定には、Microsoft Excel 2007 以降のエクセルがインストールされた PC が必要です。
2.1.Bizdoor HUB を新規に設定・設置する
Bizdoor HUB を新規に設定・設置する手順を説明します。
下記の物品と電子ファイルをお手元にご用意ください。

LAN ケーブル 1 本

Bizdoor HUB 機器(本体、専用 USB メモリ、AC アダプタ、電源ケーブル)

※お客様にてご用意ください。
Bizdoor HUB 本体と専用 USB メモリは、
「企業 ID」が同じものを用いてください。企業 ID
が異なると正しく動作しません。なお、企業 ID は、納品文書「Bizdoor アカウント情報」
に記載してあります。

冗長構成用 LAN ケーブル(黒い LAN ケーブル)

Bizdoor HUB 設定シート (以降「設定シート」)

スタートアップパッケージに含まれています。お手元に無い場合は、
お客様サポートページ( http://www.bizdoor.net/support/ )のパッケージダウンロード
から取得してください。
1. 設定シートを、エクセルで開きます。
8
2. 設定シートへデータを入力します。
※項目の説明や入力例は、設定シート(記入例)を参照してください。
専用 USB メモリのロット番号を入力します。
a1505
01234
「ネットワーク設定(1 台目)」の設定を
入力します。
冗長構成の場合
1 台目に続けて、2 台目を入力します。
2 台目用の専用 USB メモリのロット番号を入力し
ます。
a1505
98765
「ネットワーク設定(2 台目)」の設定を
入力します。
「Bizdoor HUB 共通設定」以降の設定を入力します。
9
3. 専用 USB メモリへ、設定シートの内容を書き込みます。
①「1 台目の設定を書き込む」を押します。
② 専用 USB メモリの接続を指示するメッセージが表示されます。
メッセージに表示されたロット番号の専用 USB メモリを PC に挿し、
「OK」を押します。
③「ロット番号[ a150501234 ]の USB メモリに設定ファイルが正常に書き込まれました。安全な取り外しから USB
メモリを取り外して下さい。
」のメッセージが表示されます。
④ 画面右下にあるタスクトレイの取り外しアイコンをクリックして、専用 USB メモリのロット番号のデバイス
「リムーバブル ディスク の取り出し」を選択し、専用 USB メモリを PC から取り外します。
英字は、大文字で表示されます。
冗長構成の場合
1 台目に続けて、2 台目の設定を専用 USB メモリへ書き込みます。
「2 台目の設定を書き
込む」を押します。
10
【注意】
「Bizdoor HUB 設定シート」は、設定を変更する場合に利用します。
入力した設定値を上書き保存し、管理者の方が大切に保管して下さい。
4. 専用 USB メモリを、ロット番号印刷面を上に向けた状態で「USB MEMORY」のポートへ挿します。
冗長構成の場合は、1 台目に続けて、2 台目も実施します。
5. LAN ケーブルを「LAN 接続用ポート」へ挿します。もう一方を社内 LAN に接続します。
冗長構成の場合は、1 台目に続けて、2 台目も実施します。
冗長構成の場合
下段の手順 6 の前に、「X」と書かれた「冗長構成用ポート」に冗長構成用 LAN ケーブルを挿して、
2 台の Bizdoor HUB を連結します。
6. AC アダプタを「AC アダプタ差込口」へ挿し、電源ケーブルをコンセントに挿します。
冗長構成の場合は、1 台目に続けて、2 台目も実施します。
11
7. 電源ボタンを押し、Bizdoor サーバへ接続します。
シングル構成の場合
Bizdoor サーバとの接続に成功すると、電源ボタンが緑色に点灯します。
冗長構成の場合
① Bizdoor サーバへ接続することを確認します。
・先に立ち上がった Bizdoor HUB が Bizdoor サーバとの接続に成功すると、電源ボタンは
緑色に点灯します。
・後に立ち上がった Bizdoor HUB は、電源ボタンは緑色に点滅します。
先に立ち上がった Bizdoor HUB の
電源ボタンは緑色に点灯します。
後に立ち上がった Bizdoor HUB の
電源ボタンは緑色に点滅します。
② 冗長構成が正常に機能することを確認します。
・電源ボタンが緑色に点灯している Bizdoor HUB を停止します。
・もう一方の Bizdoor HUB の電源ボタンが、緑色の点滅から緑色の点灯へ変わることを確認します。
③ 停止させた Bizdoor HUB を冗長構成に復帰させます。
・停止させた Bizdoor HUB の電源を入れ、電源ボタンが緑色に点滅することを確認します。
12
8.
Bizdoor アプリを用いて、サービスが利用できることを確認します。
確認の手順は、以下となります。
下記の Step1、2 で参照する手順書は、お客様サポートページ(http://www.bizdoor.net/support/)の
「スタートアップパッケージ」に同梱されています。
Step1: サービス確認用の一般ユーザを 1 名、Bizdoor サーバへ登録します。
本手順は、
「管理機能の利用手順(アカウント管理者用)
」をご参照ください。
Step2: Bizdoor アプリを、手元端末(スマートフォン)へインストールします。
そして、Bizdoor アプリのブラウザ機能で、
「設定したページ」が表示できることを確認します。
本手順は、
「クイックセットアップ」をご参照ください。
13
2.2.Bizdoor HUB の設定を変更する
運用している Bizdoor HUB の設定を変更する手順を説明します。
前 2.1 節でデータを入力し、保存・保管した設定シートをエクセルで開きます。
【こんな時は】
データ入力済みの設定シートが見つからない場合は、前 2.1 節の手順を実施してください。
14
2.2.1. シングル構成
シングル構成は、サービスの停止を伴います。
1. 設定シートのデータを更新します。
※項目の説明や入力例は、設定シート(記入例)を参照してください。
2. Bizdoor HUB を停止させます。
Bizdoor HUB が停止すると電源ボタンは消灯します。
3. 停止した Bizdoor HUB の専用 USB メモリを水平に引き、取り外します。
15
4. 専用 USB メモリへ、設定シートの内容を書き込みます。
①「1 台目の設定を書き込む」を押します。
② 専用 USB メモリの接続を指示するメッセージが表示されます。
メッセージに表示されたロット番号の専用 USB メモリを PC に挿し、
「OK」を押します。
③「ロット番号[ a150501234 ]の USB メモリに設定ファイルが正常に書き込まれました。安全な取り外しから
USB メモリを取り外して下さい。
」のメッセージが表示されます。
④ 画面右下にあるタスクトレイの取り外しアイコンをクリックして、専用 USB メモリのロット番号のデバイス
「リムーバブル ディスク の取り出し」を選択し、専用 USB メモリを PC から取り外します。
英字は、大文字で表示されます。
5. 専用 USB メモリを、ロット番号印刷面を上に向けた状態で、Bizdoor HUB の「USB MEMORY」のポー
トへ挿します。
16
6. 電源ボタンを押し、 Bizdoor サーバへ接続します。
Bizdoor サーバとの接続に成功すると、電源ボタンが緑色に点灯します。
17
2.2.2. 冗長構成
冗長構成は、サービスを維持して設定を変更します。
1. 設定シートのデータを更新します。
※項目の説明や入力例は、設定シート(記入例)を参照してください。
2. まず、電源ボタンが緑色の点滅の Bizdoor HUB を停止させます。
Bizdoor HUB が停止すると電源ボタンは消灯します
3. 停止した Bizdoor HUB の専用 USB メモリを水平に引き、取り外します。
18
4. 取り外した専用 USB メモリのロット番号が記入してある【*台目の設定を書き込む】を押し、設定
シートの内容を専用 USB メモリへ書き込みます。
本例では、取り外した専用 USB メモリのロット番号が、a150501234 であるとしています。
①取り外した専用 USB メモリのロット
番号を記入してある【*台目の設定を
書き込む】を押します。
② 専用 USB メモリの接続を指示するメッセージが表示されます。
メッセージに表示されたロット番号の専用 USB メモリを PC に挿し、
「OK」を押します。
③「ロット番号[ a150501234 ]の USB メモリに設定ファイルが正常に書き込まれました。安全な取り外しから
USB メモリを取り外して下さい。
」のメッセージが表示されます。
④ 画面右下にあるタスクトレイの取り外しアイコンをクリックして、専用 USB メモリのロット番号のデバイス
「リムーバブル ディスク の取り出し」を選択し、専用 USB メモリを PC から取り外します。
英字は、大文字で表示されます。
5. 専用 USB メモリを、ロット番号印刷面を上に向けた状態で、Bizdoor HUB の「USB MEMORY」のポー
トへ挿します。
19
6. Bizdoor HUB の電源ボタンを押し、起動します。
Bizdoor HUB の起動が完了すると、電源ボタンが緑色に点滅します。
電源ボタンが緑色に点滅します。
7. 次に、電源ボタンが緑色に点灯している、専用 USB メモリを書換えていない Bizdoor HUB を停止し
ます。停止すると電源ボタンは消灯します。
専用 USB メモリが書換済みの Bizdoor HUB の電源ボタンは、緑色の点滅から緑色の点灯に変わります。
電源ボタンが緑色の点灯に変わ
ります。
8. 停止した Bizdoor HUB の専用 USB メモリを水平に引き、取り外します。
9. 取り外した専用 USB メモリのロット番号を記入してある【*台目の設定を書き込む】を押し、設定
シートの内容を専用 USB メモリへ書き込みます。
本例では、取り外した専用 USB メモリのロット番号が、a150598765 であるとしています。
①取り外した専用 USB メモリのロット
番号を記入してある【*台目の設定を
書き込む】を押します。
10. 専用 USB メモリを、ロット番号印刷面を上に向けた状態で、Bizdoor HUB の「USB MEMORY」のポー
トへ挿します。
20
7. Bizdoor HUB の電源ボタンを押して起動し、冗長構成に復帰させます。
Bizdoor HUB の起動が完了すると、電源ボタンが緑色に点滅します。
電源ボタンが緑色に点滅します。
21
2.3.Bizdoor HUB を追加して冗長構成に変更する
シングル構成で運用している Bizdoor HUB を、冗長構成に変更する手順を説明します。
サービスの停止を伴います。
追加する「Bizdoor HUB 本体」
「専用 USB メモリ」は、シングル構成と同じ「企業 ID」のものを用いて
ください。企業 ID が異なると正しく動作しません。
なお、企業 ID は、納品文書「Bizdoor アカウント情報」に記載してあります。
1. 2.1 節でデータを入力し、保存・保管した設定シートをエクセルで開きます。
【こんな時は】
データ入力済みの設定シートが見つからない場合は、2.1 節の手順を実施してください。
22
2. 最初に、2台目用のデータを設定シートへ入力します。
※冗長構成用の設定は、①2台目の設定をシートへ入力 ②運用中の1台目の専用 USB メモリを
更新 ③2台目の専用 USB メモリを作成、の順で行うことで有効になります。
必ず、運用中の1台目の専用 USB メモリの更新から実施してください。
※項目の説明や入力例は、設定シート(記入例)を参照してください。
①2台目用の専用 USB メモリのロット番号を入力
します。
a1505
98765
②「ネットワーク設定(2 台目)」の設定を入力し
ます。
3. シングル構成で運用中の Bizdoor HUB を停止させます。
Bizdoor HUB が停止すると電源ボタンは消灯します。
4. Bizdoor HUB の専用 USB メモリを水平に引き、取り外します。
23
5. 取り外した1台目の専用 USB メモリへ、設定シートの内容を書き込みます。
本例では、取り外した専用 USB メモリのロット番号は、a150501234 であるとしています。
①「1 台目の設定を書き込む」を押します。
② 専用 USB メモリの接続を指示するメッセージが表示されます。
メッセージに表示されたロット番号の専用 USB メモリを PC に挿し、
「OK」を押します。
③「ロット番号[ a150501234 ]の USB メモリに設定ファイルが正常に書き込まれました。安全な取り外しから
USB メモリを取り外して下さい。
」のメッセージが表示されます。
④ 画面右下にあるタスクトレイの取り外しアイコンをクリックして、専用 USB メモリのロット番号のデバイス「リムー
バブル ディスク の取り出し」を選択し、専用 USB メモリを PC から取り外します。
英字は、大文字で表示されます。
24
6. 1台目の専用 USB メモリを、ロット番号印刷面を上に向けた状態で、停止させた Bizdoor HUB の「USB
MEMORY」のポートへ挿します。
7. 電源ボタンを押し、Bizdoor サーバへ接続します。
Bizdoor サーバとの接続に成功すると、電源ボタンが緑色に点灯します。
8. 追加する Bizdoor HUB 用の専用 USB メモリへ、設定シートの内容を書き込みます。
本例では、2台目の専用 USB メモリのロット番号は、a150598765 であるとしています。
「2 台目の設定を書き込む」を押します。
9. 2台目の専用 USB メモリを、ロット番号印刷面を上に向けた状態で、追加する Bizdoor HUB の「USB
MEMORY」のポートへ挿します。
25
10. LAN ケーブルを、追加する Bizdoor HUB の「LAN 接続用ポート」へ挿します。もう一方を社内 LAN
に接続します。
11. 「X」と書かれた「冗長構成用ポート」に冗長構成用 LAN ケーブルを挿して、2 台の Bizdoor HUB を
連結します。
12. AC アダプタを「AC アダプタ差込口」へ挿し、電源ケーブルをコンセントに挿します。
13. 電源ボタンを押し、Bizdoor サーバへ接続することを確認します。
追加した Bizdoor HUB の電源ボタンは、緑色に点滅します。
サービス提供中の Bizdoor HUB の電源
ボタンは緑色に点灯しています。
追加した Bizdoor HUB の電源ボタ
ンは緑色に点滅します。
26
14. 冗長構成が正常に機能することを確認します。
・電源ボタンが緑色に点灯しているサービス提供中の Bizdoor HUB を停止します。
・もう一方の Bizdoor HUB の電源ボタンが、緑色の点滅から緑色の点灯へ変わることを確認します。
電源ボタンが、緑色の点滅から緑
色の点灯へ変わります。
15. 停止させた Bizdoor HUB を冗長構成に復帰させます。
・停止させた Bizdoor HUB の電源を入れ、電源ボタンが緑色に点滅することを確認します。
27
2.4.Bizdoor HUB を交換する
Bizdoor HUB を交換する手順を説明します。
冗長構成の場合は、サービスを維持して交換できます。
交換用の Bizdoor HUB は、運用中と同じ「企業 ID」のものを用いてください。なお、企業 ID は、納品
文書「Bizdoor アカウント情報」に記載してあります。
1. 交換する Bizdoor HUB を停止させます。
シングル構成の場合
Bizdoor HUB が停止すると電源ボタンは消灯します。
停止すると、電源ボタンは
消灯します。
冗長構成の場合
Bizdoor HUB が停止すると電源ボタンは消灯します。
もう一方が Active 機の場合は、電源ボタンは緑色の点灯のままです。Standby 機の場合は、緑色の点滅か
ら緑色の点灯へ変わります。
停止すると、電源ボタンは
消灯します。
もう一方の電源ボタンは、緑色
の点灯です。
28
2. Bizdoor HUB を交換します。
停止させた Bizdoor HUB に接続されていた全ての部品(※)を、新しい Bizdoor HUB へ挿し替えま
す。
※電源ケーブル、専用 USB メモリ、LAN ケーブル、(冗長構成の場合は冗長構成用 LAN ケーブル)
3. 交換した Bizdoor HUB の電源ボタンを押し、Bizdoor サーバへ接続します。
シングル構成の場合
電源ボタンが緑色に点灯します。
冗長構成の場合
交換した Bizdoor HUB の電源ボタンは、緑色に点滅します。
交換した Bizdoor HUB の電源ボタ
ンは、緑色の点滅です。
交換しない Bizdoor HUB の電源ボ
タンは、緑色の点灯のままです。
29
2.5.Bizdoor HUB の USB メモリを交換する
専用 USB メモリを交換する手順を説明します。
交換用の専用 USB メモリは、運用中と同じ「企業 ID」のものを用いてください。なお、企業 ID は、納
品文書「Bizdoor アカウント情報」に記載してあります。
構成による注意
シングル構成
故障した専用 USB メモリを交換すると、Bizdoor アプリ利用によって自動的に保存されたユーザ
情報は引き継がれません。
一般ユーザは、専用 USB メモリ交換後の初回利用時に、再度、ユーザ情報を入力する必要があり
ます。
冗長構成
Bizdoor アプリ利用によって自動的に保存されたユーザ情報は、Bizdoor HUB の同期機能により、
もう一方の専用 USB メモリから引き継がれます。
一般ユーザは、再度、ユーザ情報を入力する必要はありません。
1. 2.1 節でデータを入力し、保存・保管した設定シートをエクセルで開きます。
【こんな時は】
データ入力済みの設定シートが見つからない場合は、2.1 節の手順を実施してください。
30
2.5.1. シングル構成
1. 設定シートの「USB メモリ ロット番号(1 台目)
」を、新しい専用 USB メモリのロット番号に書き
換えます。
本例では、新しい専用 USB メモリのロット番号は、a150756789 であるとしています。
※項目の説明や入力例は、設定シート(記入例)を参照してください。
新しい専用 USB メモリのロット番号に
書き換えます。
a1507
56789
2. 新しい専用 USB メモリへ、設定シートの内容を書き込みます。
①「1 台目の設定を書き込む」を押します。
② 専用 USB メモリの接続を指示するメッセージが表示されます。
メッセージに表示されたロット番号の専用 USB メモリを PC に挿し、
「OK」を押します。
③「ロット番号[ a150756789 ]の USB メモリに設定ファイルが正常に書き込まれました。安全な取り外しから
USB メモリを取り外して下さい。
」のメッセージが表示されます。
31
④ 画面右下にあるタスクトレイの取り外しアイコンをクリックして、専用 USB メモリのロット番号のデバイス「リムー
バブル ディスク の取り出し」を選択し、専用 USB メモリを PC から取り外します。
英字は、大文字で表示されます。
3. Bizdoor HUB を停止させます。
Bizdoor HUB が停止すると電源ボタンは消灯します。
4. 停止した Bizdoor HUB の専用 USB メモリを水平に引き、取り外します。
そして、新しい専用 USB メモリを、ロット番号印刷面を上に向けた状態で、「USB MEMORY」のポー
トへ挿します。
5. 電源ボタンを押し、Bizdoor サーバへ接続します。
Bizdoor サーバとの接続に成功すると、電源ボタンが緑色に点灯します。
32
2.5.2. 冗長構成
1. 交換する必要がある専用 USB メモリのロット番号が記入してある設定シートの「USB メモリ ロット
番号(*台目)
」を、新しい専用 USB メモリのロット番号に書き換えます。
本例では、新しい専用 USB メモリのロット番号は、a150756789 であるとしています。
※項目の説明や入力例は、設定シート(記入例)を参照してください。
新しい専用 USB メモリのロット番号に
書き換えます。
a1507
56789
2. 新しい専用 USB メモリのロット番号が記入してある【*台目の設定を書き込む】を押し、設定シー
トの内容を専用 USB メモリへ書き込みます。
①新しい専用 USB メモリのロット番
号を記入してある【*台目の設定を書
き込む】を押します。
② 専用 USB メモリの接続を指示するメッセージが表示されます。
メッセージに表示されたロット番号の専用 USB メモリを PC に挿し、
「OK」を押します。
③「ロット番号[ a150756789 ]の USB メモリに設定ファイルが正常に書き込まれました。安全な取り外しから
USB メモリを取り外して下さい。
」のメッセージが表示されます。
33
④ 画面右下にあるタスクトレイの取り外しアイコンをクリックして、専用 USB メモリのロット番号のデバイス「リムー
バブル ディスク の取り出し」を選択し、専用 USB メモリを PC から取り外します。
英字は、大文字で表示されます。
3. 専用 USB メモリを交換する Bizdoor HUB を停止させます。
Bizdoor HUB が停止すると電源ボタンは消灯します。
もう一方が Active 機の場合は、電源ボタンは緑色の点灯のままです。Standby 機の場合は、緑色の点滅か
ら緑色の点灯へ変わります。
停止すると、電源ボタンは
消灯します。
もう一方の電源ボタンは、緑色
の点灯です。
4. 停止した Bizdoor HUB の専用 USB メモリを水平に引き、取り外します。
そして、新しい専用 USB メモリを、ロット番号印刷面を上に向けた状態で、「USB MEMORY」のポー
トへ挿します。
34
5. 電源ボタンを押し、Bizdoor サーバへ接続します。
Bizdoor HUB の起動が完了すると、電源ボタンが緑色に点滅します。
専 用 USB メ モ リ を 交 換 し た
Bizdoor HUB の電源ボタンは、緑
色の点滅になります。
35
3. Bizdoor HUB の運用
Bizdoor HUB の運用に関する事項を説明します。
3.1.状態通知メール送信機能の利用
Bizdoor HUB の設定時に登録したメールアドレス宛に、状態通知メールを送信します。
通知される状態は下記の通りです。
項
番
状態通知条件
1
正常に起動した場合
2
USB メモリを認識できない場合
3
プロセス死活監視機能が
プロセスを再起動した場合
4
冗長構成の切り替えが
発生した場合
5
項番 4 で切り替えが発生した
Bizdoor HUB が復旧した場合
6
冗長構成時に同期処理が
エラーで終了した場合
7
Standby 状態から Active 状態に移
行した場合(冗長構成時のみ)
メール表題
メール本文
[Bizdoor HUB][Information] Ethernet link is up.
Bizdoor HUB has detected that ethernet link for the LAN
connection is up.
[Bizdoor HUB][Error Alert] USB Memory Stick is not
available.
Bizdoor HUB has detected that the USB memory stick
attached to Bizdoor HUB is not available.
[Bizdoor HUB][Error Alert] Process is restarted.
Bizdoor HUB has detected that the process
"bizdoorclient" is down, therefore Bizdoor HUB has
tried to restart it.
[Bizdoor HUB][Error Alert] Ethernet link is down.
Bizdoor HUB has changed its status from standby to
active according to the opposite Bizdoor HUB error.
[Bizdoor HUB][Information] Ethernet link is up.
Bizdoor HUB has detected that ethernet link for the LAN
connection is up.
[Bizdoor HUB][Error Alert] Sync process exit failure.
Bizdoor HUB has detected that the synchronization
process exit failure.
[Bizdoor HUB][Error Alert] Status changed from standby
to active.
Bizdoor HUB has changed its status from standby to
active according to the opposite Bizdoor HUB error.
以上
36