サーバ管理の課題 デジタル KVM スイッチで解決

●サーバ管理の課題
保有サーバの効率的な管理、サーバルームの省スペース化、障害発生時の迅速な対応、さらにはセキュリティーの強化など
に対応しながら同時にコスト削減も実現しなければならないというのが今日の課題となっています。
複数台のサーバを管理するために、同じ数だけコンソール機器を用意するのは非効率的。サーバルームのスペースを圧迫す
るし、どのコンソールがどのサーバに対応しているのか把握するのにも余計な手間がかかります。
また、サーバのリブートなどを行うために、いちいちサーバルームに行かなければならないのも何かと大変です。データセ
ンタが遠隔地にある場合など、万一のトラブル発生時にもダウンタイムが長引いてしまい、迅速な復旧が行えません。
更に昨今ではセキュリティの観点から、サーバルームへの入退室を制限・禁止するサーバルーム無人化のニーズも高まって
います
●デジタル KVM スイッチで解決
こうした課題を解決するのに有効なのが、デジタル KVM スイッチを活用したリモートアクセスソリューションです。
TCP/IP ネットワーク経由でサーバにアクセスできるデジタル KVM スイッチは、従来のアナログ KVM スイッチのように距離
の制限を受けず、遠隔地からでもサーバを操作できます。
また、ソフトウェアによるリモートアクセスとは異なり、サーバごとのライセンス料は不要。ポートにケーブルを接続する
だけで、サーバに余計な負荷もかけません。KVM スイッチ~サーバ間はアナログ接続なので、セキュリティ面も安心。更に、
ハードウェア制御なので BIOS レベルでの操作が可能となり、OS が正常に起動しないような場合でもリモートで対応するこ
とができます。
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● KH1516i
KH1516i は、16 ポート KVM スイッチに TCP/IP ネットワーク経由のリモートアクセスを可能にする「KVM オーバーザネット」
機能を内蔵、更にマルチプラットフォーム対応を図りながら、本体価格 12 万円というハイコストパフォーマンスを実現した
デジタル KVM スイッチです。
サーバとの接続には、キーボード、マウス、モニタ用ケーブルの代わりにカテゴリ 5 タイプ(Cat5)LAN ケーブルを採用し
ているため、本体後部の配線もスッキリ。サーバラック内の省スペース化を実現し、サーバラックの排熱対策にも貢献します。
サ ー バ 側 の 接 続 部 分 に は 5 種 類 の モ ジ ュ ー ル を 用 意 し、Windows 以 外 に も Mac、Sun、Linux、UNIX は も ち ろ ん、 シ リ ア
ルインターフェース搭載のネットワーク機器の操作にも対応。この必要なモジュールのみ選択できる設計が低価格化につな
がり、モジュールを含めても 10 万円代からの導入が可能となっています。
KVM スイッチ本体とサーバ間は、自動信号補正機能により最大 40m まで延長可能。更に KVM オーバーザネット製品では初
となるデイジーチェーン接続にも対応。1 台の KH1516i から最大 15 台のデイジーチェーン接続で、1 セットのコンソールか
ら 256 台のサーバ操作が可能となり、将来的な拡張にも柔軟に対応することができます。
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● CN8000
CN8000 は、ATEN 製アナログ KVM スイッチと組み合わせることにより、TCP/IP ネットワーク経由のリモートアクセスを可
能にするコントロールユニットです。CN8000 を利用することにより、既存の KVM スイッチの資産を無駄にすることなく、
コストを抑えながら複数サーバのリモート管理を実現することができます。
Active Directory や LDAP、Radius といった外部認証に対応し、通常の LAN 回線で接続できなくなったときのバックアップ
回線として使えるモデム用シリアルポートも用意。また、手元のリモートシステムの光学ドライブや USB メモリを管理対象
のサーバ上にマウントして、仮想ローカルドライブとして使用できるバーチャルメディア対応機能を搭載しています。
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● KL9116
KL9116 は、TCP/IP リモートアクセスを実現する 16 ポートデジタル KVM スイッチの機能に加え、フルキーボード、タッチパッ
ド、LCD モニタのすべてを 1U サイズに収めた LCD 一体型 KVM ドロワーです。
サーバルームのスペースをより効率的に使う機能として、ラックからコンソールを引き出した後、モニタを開いたままキー
ボードだけ収納できる「デュアルスライド」構造を採用。キーボードは操作時にのみ引き出せばよいので、モニタリング時
にサーバルームのスペースを圧迫することがありません。
デ ジ タ ル KVM ス イ ッ チ の 機 能 と し て は、16 ポ ー ト を 備 え、 複 数 サ ー バ の コ ン ト ロ ー ル に 対 応。 ロ ー カ ル と リ モ ー ト か
ら 1 名 ず つ、 計 2 名 の 同 時 ア ク セ ス に 対 応 し、 そ れ ぞ れ 独 立 し て 別 々 の サ ー バ を 管 理 で き ま す。 ま た、 デ ー タ 転 送 に は、
RSA1024bit、DES56bit、AES256bit を組み合わせて暗号化。ブラウザ経由の場合も SSL128bit 暗号化を採用し、通信のセキュ
リティを確保しています。
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