「がん告知」について 当院の方針

「がん告知」について
当院の方針
結核予防会
複十字病院
かつてがん患者さんご自身に病名を告げることはタブーになっ
ていました。がんは不治の病とされ、患者さんに不安を抱かせない
ようにするためでした。
しかし、現在ではがんの治療法も次第に進歩し、多くの選択肢が
でき治療の効果も著しく向上しており、患者さんご自身へも病名を
告知することが一般的となりました。
当院では一人でも多くの方をがんから救うために、最新の治療法
を取り入れながら診療にあたっています。手術や抗がん剤などによ
る治療が中心となっており、苦痛や副作用を伴うこともあります。
医師の裁量だけでなく、患者さんご自身の気持ちや信条に基づいて
治療法を選択する必要があります。
そのためには、正しい病名を告げなければ十分な説明は行えず、
患者さんも治療に関して適切な判断をくだせません。
当院では、がんの治療をする場合には病名を患者さんご自身にお
伝えする必要があると考えています。 なお、病名をお伝えする際
には、がんに対する不安や恐れを軽減できるよう患者さんご自身へ
の十分な配慮をいたしますが、どうしても告知を望まれない場合は、
あらかじめお申し出下さい。
2010 年3月
院長