栃木県総合教育センター 保護者の皆様へ お子様が携帯電話・スマートフォンをどのように使って いるか、ご存じですか? (子ども)SNS 上で知り合って、何度かやりとりをしている人がいますか。 (保護者)子どもは、SNS 上で知り合って、何度かやりとりをしている人がいると思いますか。 SNS上の知り合いがいる 0 20 40 わからない、不明、無回答 60 52.8 中2子ども(n=286) 中2保護者(n=223) 80 55.6 1.4 24.2 46.8 17.4 100 % 45.8 20.2 高2子ども(n=485) 高2保護者(n=333) SNS上の知り合いはいない 53.0 37.8 0.2 44.7 「情報モラルの育成」(H26.1 栃木県総合教育センター) 子どもに SNS 上の知り合いがいる ことについて、子どもと保護者に 認識のズレ があります ※ 子どもに SNS 上の知り合いがいる かどうか「わからない」と 回答している保護者がいます SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)とは、LINE、Twitter、Facebook などのように、会員登録をしてプロフィールを公開したり、日記 を書いたり、Web サイト内の他の人とコミュニケーションをしたりすることができるサービスのことです。 次のようなトラブルが起きています! オンラインゲームや LINE など、ネットに依存 Twitter や YouTube など、ネット上に不用意 し、生活が乱れている子どもがいま す 。夏休みは自由な時間が多い分、余計にネットに な投稿をしてしまう子どもがいます。 一度ネット上に投稿をしてしまうと、削除することは 依存しがちになります。 できません。 お子様が1日にどのくらいの時 間、携帯電話を使っているかご 存じですか? お子様がネット上にどのような 書き込みをしているかご存じで すか? LINE 上でやりとりした言葉の意味が誤解されてし LINE や mixi など、ネット上の知り合いに個人情報 ネット上でのコミュニケー ショントラブルからいじめに発展し てしまう 場合があります。 を教えたり、実際に会ったりすることによって、 まうなど、 付きまといや恐喝などの 犯罪被害に遭ってしまう 場合があります。 お子様はネットいじめの被害者 にも加害者にもなっていません か? お子様はネット上の知り合いと、 どのようにコミュニケーションをと っているかご存じですか? お子様の携帯電話・スマートフォンの利用に関して、 です! 次の4点が 1 どのように利用しているか、関心 をもちましょう 子どもが中高生になると、保護者の目が届かなくなりがちです。また、 「最近の通信機器はよくわからないか ら…」と子どもにネット利用を任せてしまう保護者も少なくありません。 保護者の目の届かないところで、子どもがネットを利用し続けていると、ネット依存になりやすい傾向があ ります。まずは、子どもがネットをどのように利用しているか、関心をもちましょう。 2 フィルタリング をかけましょう アプリ用 フィルタリング フィルタリングサービスを利用することにより、子 どもが有害情報サイトへアクセスするのを防ぐことが できます。 スマートフォンの場合、インターネットへの接続経 路はたくさんありますので、次の3つのフィルタリン グをかけましょう。 ① ② ③ 携帯電話 回線 Wi-Fi Web ブラウザ用 フィルタリング 携帯電話会社のフィルタリング Web ブラウザ用のフィルタリング アプリ用のフィルタリング 利用方法に関する ・ ・ ・ ・ ・ ・ 利用状況を NTT ドコモ「あんしんモード」 KDDI「安心アクセス for Android」 ソフトバンクモバイル「あんしん設定アプリ」 ソフトバンクモバイル「スマホ安心サービス」 ヤフー株式会社「Yahoo! あんしんねっと」 デジタルアーツ株式会社「i-フィルター」 等 ルール をつくりましょう 子どものインターネット利用を適正に管理する ためには、フィルタリングの他に、家庭におけるル ールづくりが有効です。右の例を参考に、家庭の実 情に沿って、子どもとよく話し合って利用方法に関 するルールをつくりましょう。 また、ルールを徹底させるため、 「文章化する」 「紙に書く」 「見えるところに貼っておく」ように しましょう。 4 インターネット 【主なフィルタリングサービス】 右にあるフィルタリングサービスのように、3つの フィルタリングを1つのアプリや設定で管理できる場 合がありますので、携帯電話ショップの店頭などで確 認しましょう。 3 携帯電話会社の フィルタリング 【携帯電話・スマートフォン利用のルールの例】 1 2 3 4 5 6 7 ○時以降は携帯電話の電源を切る 携帯電話は自分の部屋に持ち込まない 食事中は使用しない 携帯電話に登録した友人・知人以外とはネット上でやり とりをしたり会ったりしない 自分が書かれてイヤだと思うことはネットに書かない ネット上で個人情報は公開しない 有料のダウンロードは保護者の許可を得る 把握 しましょう ルールをつくったあとは、「そのルールをきちんと守っているか」、「ネット上でどのようなやりとりを しているか」など、子どもの行動を常に確認しましょう。そのために、1週間あるいは1か月ごとなど、 定期的にルールを守って適切な行動ができているかどうかを親子で振り返ることが大切です。 自分の目標ややるべきことが明確になっている子どもは、ある程度知識を与えればネット上のトラブル に巻き込まれることは稀でしょう。そのために保護者は、常に、「あなたにとって、今、一番大切なこと は何か」ということを子どもに問いかけることも大切です。
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