共に生きるまち東九条~住まいからの生活困窮者支援を考える 2015 年 4 月、生活困窮者自立支援法が本格施行されました。この法律は生活保護を第 1 のセー フティネットとするのならば、生活保護にいたる手前の第 2 のセーフティネットを構築しながら、 日本社会のセーフティネットを再構築しようとするものです。 東九条では、以前から住環境上の課題を抱えていたため公的住宅が建設、また低所得、多文化、 障害をめぐる課題をもつ住民が多く住んでいることから、安心して暮らし続けることのできるため の住民・支援者などによる様々な取り組みが行われ、独自のセーフティネットを形成してきました。 しかし、これらのネットからはずれ、孤立している住民も数多く存在します。そして、社会的孤立・ 生活困窮をめぐる問題はいまや京都市全体にも広がっています。 京都・東九条 CAN フォーラムでも地域で共に生きるためのネットワークづくりを進めるための 会を重ねてきましたが、今回は、空き家を活用した住まいと生活の支援(居住支援)に着目します。 東九条における取り組みがそうであったように、 住まいは人々の生活と街のあり方を決定づけます。 日本を代表する多文化のまち新大久保において既存の空き家を活用した居住・生活支援事業を基盤 とした互助タウンづくりに取り組む NPO 法人自立支援センターふるさとの会の滝脇憲さんを東九 条にお招きし、改めて京都・東九条における生活困窮者への支援のあり方を考えます。 日時:2015 年 9 月 26 日(土) 13:30~16:30 場所:京都地域多文化ネットワークサロン大ホール 主催:京都・東九条 CAN フォーラム ■基調報告 13:40~14:40 「四重苦を生きる人々を支える~住まいからの困窮者支援」 滝脇 憲さん(NPO 法人自立支援センターふるさとの会・常務理事) *自立支援センターふるさとの会…1990 年、東京・山谷にてボランティアサークルとして誕生。1999 年 NPO 法 人として認証され、現在は墨田・新宿・豊島でも支援付き住宅の提供事業を基盤としながら四重苦(低所得・高 齢・単身・認知症や障害等)を抱える人々が安心して暮らすことのできる互助タウンづくりに尽力している。 ■京都・東九条からの報告 14:50~16:00 藤喬さん(NPO 法人京都暮らし応援ネットワーク) 谷本千里さん(きょうといのちのネットワーク) 朴実さん(京都・東九条 CAN フォーラム) ■意見交換 16:00~16:30 司会・コーディネーター 石川 久仁子(大阪人間科学大学)
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