ごあいさつ 企 皆様方には、 平素より沼津信用金庫をお引き立ていただきまして、 誠にありがとうござ います。 業 理 念 ぬましんは、地域のみなさまとともに地域経済の発展に 積極的に取組んでおります。 本年も当金庫に対するご理解を一層深めていただくため、 ディスクロージャー誌「沼 私たちの使命 津信用金庫レポート2015」を作成いたしました。本誌では当金庫の経営方針や業務内 地域のみなさまの夢を育て、 質の高いサービスを提供します。 容、 最近の業績に加え、 健全性に関する指標等について詳細にまとめさせていただきま した。 ご高覧のうえ、 当金庫の経営内容につきまして、 より一層のご理解を賜れば幸いに 「ぬましん」は、地域に密着した金融機関として、 みなさまに充実したサービスを提供していきます。 そして、地域のみなさまの夢をかたちにする 存じます。 さて、平成26年度の日本経済は消費税増税後の反動減の影響等がありましたが、 ア お手伝いをしていきます。 ベノミクス効果の浸透により、個人消費が緩やかな増加基調に転じ、 また日本銀行の金 私たちの精神 融緩和等による円安の進行から輸出関連企業や運輸・観光関連企業等を中心に景気は お客さまとのふれあいを大切にし、 チャレンジ精神で柔軟に対応します。 一部に回復基調をみせました。 しかし地方経済は少子高齢化・人口減少・産業の空洞化と いった構造的な課題を抱え、依然として停滞感の強い厳しい状況にあり、数次にわたる 経済政策・金融政策の効果は今のところ限定的と言えます。当金庫営業地域においても 「ぬましん」は、お客さまとの共感を最も大切にします。 そして、お客さまのニーズをしっかりと把握し、 積極的に応えていきます。 人口減少・事業所数減少等の課題に直面しており、地域経済・地域社会にどう貢献してい くのか、 信用金庫としての真価が今後一層問われることと思われます。 この状況下、 地域経済の回復を確実なものとするためには、 成長戦略を如何にして実 行していくかが重要であり、政府が掲げる「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に地域金融 機関として実効性をもって参画していく必要があります。「産・官・学・金・労・言」が連携し、 その中で当金庫は円滑な資金循環機能とコンサルティング機能の発揮を通じ、地域全 私たちの姿勢 誇りとロマンを求め、 魅力あふれる企業をつくります。 「ぬましん」の職員は、いつもお客さまに信頼されている というプロフェッショナルの誇りを持っています。 そして、仕事にロマンと広がりを求め、 働きがいのあるより良い企業をつくっていきます。 体の再生・成長に積極的に取組んでまいります。また金融・経済面は勿論のこと、 「地産 (参) ・地消 (生) 」の積極的な推進、 安心・安全で豊かな「高齢<幸齢>化社会」の実現に向 けて少しでもお役に立てるよう、 地域貢献活動・環境保全活動・防災減災活動にも積極的 に参画してまいります。 平成27年度は2020年に迎える当金庫創立70周年に向けた新中期経営計画の初 年度であり、5年後の当金庫のあるべき姿に踏み出す重要な年度となります。地域に根 ざした金融機関として永続的に地域貢献・地域活性を果たしていくために、 運命共同体と もいうべき地域企業・地域住民の描く「未来」を総力を挙げてサポートしてまいります。全 てのお客様に対して「Face to Face」の姿勢で、 様々な課題に主体的に取組むことで、 地方創生の一翼を担うべく、 地域金融機関としての役割を積極的に果たしていく所存です。 当金庫のコーポレートマークは人が力強く歩く姿をシン 今後も役職員一同、一層の努力を続けてまいりますので、更なるご支援、 ご愛顧をお ボライズしたもので、地域とともに発展していく経営姿勢や 願い申し上げますとともに、 皆様方の益々のご健勝を心からお祈り申し上げます。 レッドは情熱を、ぬましんブルーは調和をイメージしており 理事長 紅野 正裕 1 コーポレートマークのコンセプト NUMAZU SHINKIN 人のもつ暖かさをフリーハンドで表しています。ぬましん ます。これからも、みなさまから信頼されるパートナーと して私どもを知っていただければ幸いです。 NUMAZU SHINKIN 2 人でむすぶ、地域をむすぶ。 CONTENTS ぬましんの現状 01 02 04 ごあいさつ 企業理念 経営方針・当金庫の 重点施策 05 07 08 11 3 事業の概況 地域貢献 13 15 17 19 21 コンプライアンス態勢 顧客保護態勢 リスク管理態勢 NUMAZU SHINKIN 沼津信用金庫と地域社会 27 ぬましん職域サポートサービス トピックス ストリートギャラリー 預金、貸出金、 その他の業務 31 33 手数料一覧 当金庫の沿革 中小企業の経営改善及び地域の 活性化への取組状況 25 業務のご案内 相談支援業務強化に向けた取組み 組織概要 35 36 37 39 44 役員一覧・プロフィール 組織図 総代会制度 店舗案内 店舗マップ 資料編 46 51 52 53 55 57 66 67 70 財務諸表 経営指標 経営指標、預金・貸出金に関する指標 貸出金に関する指標 有価証券等に関する指標 自己資本充実の状況 退職給付会計・報酬体系 連結財務諸表 開示項目の掲載ページ一覧 経営方針 国内の経済環境は、大規模な金融緩和と経済政策により、景気回復の効果が見え 始め、緩やかな回復傾向にあります。 しかしながら地域経済は、高齢化・人口減少など の構造的な課題を抱え、依然として厳しい経営環境が続いております。 当金庫は、 このような不安定な厳しい経済環境だからこそ、信用金庫本来の使命 である中小企業金融の円滑化を積極的に推進するとともに、課題解決型のビジネス マッチング業務の強化と 「相談センター」を基点とした金融仲介機能を拡充・深化さ せ、 また新たに制定した「職域サポート制度」により、次世代を担う勤労者・若年層と の関係を強化し、地域と深く関わりながら様々な課題に取組むことで、地域経済の 発展に貢献していく所存です。 平成27年度は当金庫創立70周年に向けた新中期経営計画の初年度であり、地 域企業・地域住民の描く 「未来」を総力を挙げてサポートすべく、右記の重点施策に 取組んでまいります。 平成27年度 当金庫の重点施策 ◇永続性のある経営の確立 ◇課題解決型金融の推進 ◇渉外や窓口の営業力強化 ◇危機管理体制の見直しと確立 NUMAZU SHINKIN 4 事業の概況 事業の概況 業 績 預 金 預金残高は堅調に推移いたしました。 平成26年度においては、 9月に発売した富士山世界文化 方針に掲げた3カ年計画「サステナブル・グロース2012」 貸出金につきましては、 地域経済に一部回復の兆しが見ら の最終年度とし、①「地産(参) ・地消(生)の信用金庫」とし れるなか、無担保住宅ローンなど一部個人向け消費資金は 遺産登録記念定期預金Ⅲなどにより、個人預金が順調に推移 ての地域貢献への取組、②コンプライアンスの強化と人材 順調に推移したものの、 事業者向けの貸出金需要は依然とし 育成への取組、③経営の健全性向上への取組、 ④環境変化 て低調に推移したことから対前期比、 微増に留まりました。 への柔軟な対応を重点課題として取組んでまいりました。 収益面では、貸出金利回りの低下により貸出金利息が減 具体的な取組みとしては、 ビジネスマッチング事業の継続、 少しましたが、有価証券利息配当金及び預け金利息は増加 「相談センター」を基点とした金融仲介機能の拡充と深化、 し、 また国債等債券売却益等の増加もあり、経常収益は対 また新たな施策として次世代を担う勤労者・若年層との関 前期比6億99百万円増加の113億76百万円となりまし 係強化に向けた「職域サポート制度」の制定をいたしまし た。一方、費用面については、預金利回りの上昇により預金 た。さらにシステムセキュリティー対策や、特殊詐欺防止対 利息が増加したほか、個別貸倒引当金純繰入が増加となっ 策など顧 客 保 護 管 理 態 勢にも注 力してまいりました。 たことから、経常費用は対前期比8億26百万円増加の75 このような業務運営のもと、預金につきましては「富士山 億82百万円となりました。以上の結果、法人税等合計13 世界文化遺産登録記念定期預金」 「富士山世界文化遺産 億86百万円計上後の当期純利益は21億35百万円とな 登録記念定期積金」を中心に個人定期性預金が増加し、 りました。 項 目 経 常 収 益 経 常 利 益 (千円) 当 期 純 利 益 出 資 総 額 (百万円) 出 資 総 口 数 第61期 第62期 第63期 第64期 第65期 (平成22年度) (平成23年度) (平成24年度) (平成25年度) (平成26年度) 8,891,282 9,061,554 9,926,269 10,676,867 11,376,743 1,660,738 1,408,297 2,436,286 3,920,707 3,794,121 1,412,544 889,692 1,853,465 2,848,982 2,135,713 700 700 706 701 702 7,005 7,007 7,069 7,016 7,028 19,768 22,006 30,752 32,948 38,468 総 資 産 額 441,169 446,527 461,375 483,265 512,585 (千口) 408,460 412,418 418,729 438,984 461,944 貸 出 金 残 高 205,552 209,160 205,538 210,024 211,799 有価証券残高 88,614 109,642 158,840 199,547 227,990 11.46 12.01 13.20 14.21 14.72 6 6 6 6 6 (人) 8 8 8 9 9 うち常勤役員数 (人) 7 7 7 7 7 職 員 数 (人) 371 368 369 370 374 会 員 数 (人) 27,046 26,900 26,593 26,372 26,335 単体自己資本比率 (百万円) (%) 出資に対する配当金 (出資 1 口当たり) (年%) 役 員 数 ※金額は単位未満を切り捨てて表示してあります。 ※「単体自己資本比率」は、 信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、 信用金庫がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の 状況が適当かどうかを判断するために金融庁長官が定める基準に係る算式に基づき算出しております。なお、 当金庫は国内基準を採用しております。 自己資本比率は、金融機関の資産規模である 「総資産の 自己資本比率 いう割合をパーセントで表わしたもので、金融機関の経営 (単体ベース) 体質の健全性を示す重要な指標です。 当金庫の平成27年3月末の自己資本比率は、前期比 0.51ポイント向上し14.72%となり、国内基準の4%を 大幅に上回る水準にあり、経営の安全性や健全性が高いこ 14.72% 自己資本比率の算出について 自己資本の額 (出資金や利益剰余金などの合計額) 自己資本比率 = リスクアセット等の合計額 ※リスクアセットとは、 リスクを有する資産(貸出金や有価証券など) をリスクの大きさに応じて掛け目を乗じ再評価した資産金額のことをいいます。 5 NUMAZU SHINKIN 430,000 今後もお客様にご満足いただける預金商品の提供と、丁 418,729 寧でわかりやすい商品説明を行い、お客様から安心してお預 410,000 けいただけるよう努めてまいります。 0 (単位:百万円) 貸出金 平成24年度 平成25年度 平成26年度 貸出金残高 平成26年度においては、 不動産関連融資、 ビジネスマッチン グを通じた新規事業開拓、 成長分野である医療・介護福祉関連 215,000 事業、 個人住宅ローン等を推進した結果、 平成26年度末貸出 211,799 210,024 210,000 今後も事業者様の企業課題の解決や経営支援等を積極的に 205,538 行い、 地域経済の活性化に役立つ資金の援助に努めてまいります。 205,000 0 (単位:百万円) 平成24年度 平成25年度 平成26年度 預り資産残高 当金庫では預金積金のほかに、お客様の資産運用のご要 望にお応えするため、個人向け国債・投資信託・各種保険等の 預り資産の取扱いをしております。 個人向け国債の残高は減少しましたが、NISA(ニーサ)の 取 扱 開 始 に 伴 い 投 資 信 託 残 高 が 対 前 期 比24. 2% (16億46百万円) 増加したため、 平成26年度末の預り資産残 高は対前期比4. 47% (7億95百万円) 増加の185億84百万 円となりました。今後もコンプライアンスを遵守し、お客様に ご満足いただけるよう商品の提供に努めてまいります。 19,243 預り資産残高 18,584 19,000 17,789 18,000 17,000 16,000 0 (単位:百万円) 平成24年度 平成25年度 平成26年度 収 益 収益面では、 貸出金利回りの低下により貸出金利息が減少 しましたが、有価証券利息配当金や預け金利息、国債等債券 増加の113億76百万円となりました。一方費用面において リスクアセット」に対してどれだけの「自己資本」があるかと 438,984 60百万円) 増加の4, 619億44百万円となりました。 売却益等の増加により、経常収益は対前期比6億99百万円 自己資本比率の状況 とを示しています。 450,000 461,944 117億99百万円となりました。 純 資 産 額 預金積金残高 し、平成26年度預金残高は対前期末比5. 23%(229億 残 高は対 前 期 末 比0. 84%(17億75百 万 円 )増 加 の2, 主要な経営指標 預金残高 470,000 ぬましんの現状 ぬましんの現状 平成26年度は、 「地域とともに持続的成長を図る」 を基本 は、預金利回りの上昇により預金利息が増加したほか、個別 貸倒引当金純繰入の増加もあり、経常費用は対前期比8億 26百万円増加の75億82百万円となりました。以上の結 果、法人税等合計13億86百万円計上後の当期純利益は 21億35百万円となりました。 また、本業による利益を表した第65期のコア業務純益は 30億67百万円を計上しました。 3,000 当期純利益 2,848 2,500 2,135 2,000 1,853 1,500 1,000 0 (単位:百万円) 平成24年度 平成25年度 平成26年度 ※コア業務純益とは、 より金融機関本来の業務による利益を表したもので、 業務純益から 一時的な変動要因(国債等債券関係損益・一般貸倒引当金繰入) を除いたものです。 NUMAZU SHINKIN 6 コンプライアンス態勢 顧客保護態勢 個人情報保護および改正犯罪収益移転防止への取組み コンプライアンス(法令等遵守)態勢への対応 近年、 高齢者等を狙った金融商品等の不正販売や、 振込め詐 止することを主な目的としています。平成26年7月からは日 融機関として、その社会的責任及び公共的使命を自覚 ス・プログラムの見直し、内部監査結果等について、 コ 欺 (オレオレ詐欺) に代表される詐欺犯罪は手口が巧妙化してお 米共同声明によりFATCA制度 (外国口座税務コンプライア し、法令等遵守の徹底を経営の最重要課題の一つと ンプライアンス委員会にて検討しております。 り、 県内においても未だに増加する傾向にあります。 このような ンス法) の取扱いが開始となり、 国際的な本人確認手続きが 位置付けています。 また、各店・課に配置したコンプライアンス担当者を 状況下において、 社会的にも金融機関の抑止・防止策の構築が 重視され更なる情報管理態勢が求められる状況にあります。 地域の皆様からの信頼を得るためには、全役職員が 中心とした研修啓蒙活動、 コンプライアンス事務局に 法令・金 庫内の諸ルール・社会規範を遵守することは よる研修・指導、公益通報者保護規程の制定・周知な もとより、 社会良識と高い企業倫理をもって職務を遂行 どの実践的取組みにも努めております。 することが求められています。 今後も、信用金庫としての社会的使命を全うし、地 この認識のもと 「沼津信用金庫倫理憲章」を策定し、 域の負託に応えるべく、 コンプライアンス態勢の一層 役職員が遵守すべき倫理基準を明確にして行動の徹 の整備・徹底に取組んでまいります。 底を図るとともに、 コンプライアンス態勢確立のため、 ますます重要視され、 その効果に期待が寄せられています。 ぬましんの現状 ぬましんの現状 コンプライアンス・マニュアルの改定、 コンプライアン 当金庫は、地域の中小企業と地域住民のための金 かねてより取組んでおります個人情報保護についても、 私たち沼津信用金庫は地域に根ざす金融機関として、 何とし 「組織的」 「人的」 「技術的」等の安全管理措置の徹底を図っ てもこの詐欺犯罪の被害からお客様を守らなければならない てまいりました。 との使命を持ち様々な対策を講じ、 努力をしてまいりました。 沼津信用金庫では法制度のみならず、当金庫の姿勢とし また、 平成25年に改正された犯罪収益移転防止法は、 組 てお客様に安心してお取引を継続していただけるよう、お 織的犯罪を助長するために使用されている疑いのある取引 客様との信頼関係を大切にし、 個人情報保護への対応の基 等を行政庁へ届け出ることにより、 マネーローンダリングを防 本を遵守し、 地域社会の健全な発展に努めてまいります。 報告 企 画 部 会 指示 指導 発生した場合 法令等抵触懸念の事案が 報告 営 事 指示 経 報告 コンプライアンス委員会 理 コンプライアンス態勢概念図 顧客サポート態勢について 本部コンプライアンス担当者 営業店コンプライアンス担当者 職 員 お客様からお寄せいただいたご意見・苦情等を当金庫で なった事案に対する解決策を、 ご意見・ご要望については、 は「お客様の声」 と称しております。 お客様にご満足いただける方策を徹底して議論し、いかに 「お客様の声」は、お取引いただいているお客様からの 経営に反映できるかを検討しております。 貴重なご意見であることを肝に銘じ、改善すべきものは速 また、 「お客様の声」は関連部署のみならず役職員全員 やかに取組むことを旨として、本部・営業店が一丸となって が閲覧でき、問題意識を共有することとしております。 その収集に努めております。 今後ともお寄せいただいた「お客様の声」は、 「貴重なお 営業店から寄せられた「お客様の声」については、本部 客様からのアドバイス」であると真摯に受け止め、 日々の業 受付部署から関連部署へ送付し、苦情の場合はその発端と 務を遂行してまいります。 平成26年度の「お客様の声」にお応えした主な事例 ぬましんでは、 お客様からお寄せいただいたご意見・ご要望などに誠実かつ迅速に対応させていただいており、 再発の防止 沼津信用金庫 倫理憲章 お客様の声 対応事例 従業員の人権、個性を尊重するとともに、安全で働 近時のインターネットバンキングにおける犯罪増加に伴 う当庫の対策充実を要望。 お客様向け無料セキュリティソフトRapportの導入とお客様への推奨 をはじめました。 きやすい環境を確保する。 当金庫ウェブサイト上の店名にふりがなを振ってほしい。 当金庫ウェブサイト店舗案内の店名にふりがなを振りました。 キャッシュカード再発行手数料について及びカードが脆 いとのご指摘。 破損によるキャッシュカードの再発行手数料を無料にしました。 投資信託の解約手続きが受付時間を過ぎていたため できなかった。 受付時間を示すボードを各店に設置しました。 1. 信用金庫の社会的使命と公共性の自覚と責任 5. 従業員の人権の尊重等 信用金庫のもつ社会的責任と公共的使命を常に自 覚し、責任ある健全な業務運営の遂行に努める。 2. 質の高い金融サービスの提供と地域社会発展への貢献 6. 環境問題への取組み 経済活動を支えるインフラとしての機能はもとより、 創意と工夫を活かし、お客様のニーズに応えるとと ともに、環境保全に寄与する金融サービスを提供す るなど、 環境問題に積極的に取組む。 慮した質の高い金融及び非金融サービスの提供等 を通じて、地域経済・地域社会の発展に貢献する。 7. 社会貢献活動への取組み あらゆる法令やルールを厳格に遵守し、社会的規範 に決してもとることのない、誠実かつ公正な業務運 営を遂行する。 4. 地域社会とのコミュニケーション 経営等の情報の積極的かつ公正な開示をはじめとし 信用金庫が社会の中においてこそ存続・発展し得る 存在であることを自覚し、社会と共に歩む「良き企業 3. 法令やルールの厳格な遵守 資源の効率的な利用や廃棄物の削減を実践すると もに、セキュリティレベルの向上や災害時の業務継 続確保などお客様の利益の適切な保護にも十分配 や業務の改善に役立てております。お気づきの点がございましたら、是非お知らせください。 お客様の声とは別に、 お客様の利便性向上を図るため、以下の対応を行いました。 電子記帳台の全店設置 お客様の伝票記入時の負担軽減の為、 全店舗に電子記帳台を設置しました。 相談センター階段に着座式昇降機を設置 高齢者等に配慮し着座式昇降機を設置 しました。 AEDの全店設置 全店舗のキャッシュコーナー(一部店舗 はロビー) にAEDを設置しました。 三島支店店舗建物のライトアップ 三島支店建物をライトアップするように しました。 各種無料相談を毎月開催 相談センター、御殿場営業部、長泉北支 店にて法律・税務・年金・相続・労務の無料 相談会を毎月開催するようにしました。 市民」 として、 積極的に社会貢献活動に取組む。 8. 反社会的勢力との関係遮断 社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力は、 これを断固として排除し、 関係遮断を徹底する。 て、 広く地域社会とのコミュニケーションの充実を図る。 7 NUMAZU SHINKIN 電子記帳台 NUMAZU SHINKIN 8 顧客保護態勢 顧客保護態勢 当金庫における苦情処理措置・紛争解決措置等の概要 3.苦情等のお申し出については記録・保存し、 対応結果に基 づく改善措置を徹底のうえ、 再発防止や未然防止に努め 名 称 住 所 電話番号 受 付 日 時 間 受付媒体 5.静岡県弁護士会および東京弁護士会、第一東京弁護士 住 所 第一東京弁護士会仲裁センター 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3 電話番号 03-3595-8588 受 付 日 月~金(祝日、年末年始除く) 時 間 10:00~12:00、13:00~16:00 名 称 住 所 第二東京弁護士会仲裁センター 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3 電話番号 03-3581-2249 受 付 日 月~金(祝日、年末年始除く) 時 9:30~12:00、13:00~17:00 間 その際には、次の(1)、 (2)の方法により、お客様のア を利用することもできます。 なお、 ご利用いただける弁護士会については、あらか じめ、東京三弁護士会、全国しんきん相談所または当金 庫業務部にお尋ねいただくか、東京三弁護士会のホー ムページまたは当金庫ホームページ(http://www. numashin.co.jp) をご覧ください。 (1) 現地調停 東京三弁護士会の調停人とそれ以外の弁護士会の 調停人がテレビ会議システム等を用いて、共同して紛 当金庫は、「金融商品の販売等に関する法律」 に基づき、 金融商品の販売等に際しては、 次の事項を遵守し、 勧誘の適正の確保を図ることとします。 1. 当金庫は、お客様の知識、経験、財産の状況及び当該金融 当事者間の同意を得たうえで、東京以外の弁護士 会に案件を移管します。 ただくことも可能です。 7.当金庫の苦情等の対応 当金庫は、お客様からの苦情等のお申し出に迅速・公 4. 当金庫は、お客様にとって不都合な時間帯や迷惑な場所 での勧誘は行いません。 商品の販売に係る契約を締結する目的に照らして、適正な 情報の提供と商品説明をいたします。 5. 金融商品の販売等に係る勧誘について、 ご意見やお気づ きの点等がございましたら、窓口またはお客様サポートダ 2. 金融商品の選択・購入は、お客様ご自身の判断によってお イヤルまでお問い合わせください。 決めいただきます。その際、当金庫は、お客様に適正な判 断をしていただくために、当該金融商品の重要事項につい 6. 当金庫は、確定拠出年金運営管理機関として、確定拠出年 金法上の「企業型年金に係る運営管理業務のうち運用の方 て説明をいたします。 3. 当金庫は、 誠実・公正な勧誘を心掛け、 お客様に対し事実と 法の選定及び加入者等に対する提示の義務」及び「個人型 異なる説明をしたり、誤解を招くことのないよう、 研修等を 年金に係る運営管理機関の指定もしくは変更」に関しても 通じて役職員の知識の向上に努めます。 本勧誘方針を準用いたします。 当金庫の利益相反管理方針 当金庫は、信用金庫法および金融商品取引法等を踏まえ、 お客様との取引にあたり、本方針および当金庫が定める庫内 規則に基づき、 お客様の利益が不当に害されるおそれのある取引を適切に管理 (以下「利益相反管理」 といいます。) し、 もってお客様の利益を保護するとともに、 お客様の信頼を向上させるため、次の事項を遵守いたします。 (1)対象取引を行う部門とお客様との取引を行う部門を 1. 当金庫は、当金庫がお客様と行う取引を対象として利益相 分離する方法 反管理を行います。 (2)対象取引またはお客様との取引の条件または方法を 2. 当金庫は、 以下に定める取引を利益相反管理の対象とします。 変更する方法 (1)次に掲げる取引のうち、お客様の利益が不当に害され (3)対象取引またはお客様との取引を中止する方法 るおそれのある取引 (4)対象取引に伴い、お客様の利益が不当に害されるおそ ①当金庫が契約等に基づく関係を有するお客様と れがあることについて、 お客様に適切に開示する方法 行う取引 ②当金庫が契約等に基づく関係を有するお客様と 4. 当金庫は、 営業部門から独立した管理部署の設置および責 任者の配置を行い、利益相反のおそれのある取引の特定 対立または競合する相手と行う取引 および利益相反管理を一元的に行います。 ③当金庫が契約等に基づく関係を有するお客様から 争の解決にあたります。 (2) 移管調停 可能ですので、 業務部または上記全国しんきん相談所へ 静岡県弁護士会 あっせん・仲裁センター 〒410-0822 沼津市御幸町21-1 055-931-1848 月~金(祝日、年末年始除く) 10:00~12:00、13:00~16:00 称 クセスに便利な東京以外の弁護士会の仲裁センター等 設置運営する仲裁センター等で紛争の解決を図ることも 名 称 住 所 電話番号 受 付 日 時 間 名 地のお客様にもご利用いただけます。 会、 第二東京弁護士会 (以下「東京三弁護士会」 という) が お申し出ください。なお、 各弁護士会に直接申し立ててい 9:30~12:00、13:00~15:00 6.東京三弁護士会の仲裁センター等は、東京都以外の各 記業務部にご相談ください。 全国しんきん相談所 (一般社団法人全国信用金庫協会) 〒103-0028 東京都中央区八重洲1-3-7 03-3517-5825 月~金(祝日、12月31日~1月3日を除く) 9:00~17:00 電話、手紙、面談 間 会 お客さまの個人情報は苦情等の解決を図るため、またお客さまとのお取引を 適切かつ円滑に行うために利用いたします。 ※メールの場合、当金庫ホームページ「お問い合わせ」をご利用ください。 でも苦情等のお申し出を受け付けています。詳しくは上 時 士 沼津信用金庫 業務部 お客様サポートダイヤル 住 所 〒410-8610 沼津市大手町5-6-16 電 話 番 号 0120-409-011 受 付 時 間 9:00〜17:00(当金庫営業日) 受 付 媒 体 電話、手紙、面談、 メール※ 営する「全国しんきん相談所」をはじめとする他の機関 月~金(祝日、年末年始除く) 護 ます。苦情等は営業店または次の担当部署へお申し出 ください。 4.当金庫のほかに、一般社団法人全国信用金庫協会が運 03-3581-0031 受 付 日 弁 携を図り、迅速・公平にお申し出の解決に努めます。 所 三 2.事実関係を把握したうえで、営業店、関係部署等とも連 住 東京弁護士会紛争解決センター 〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3 電話番号 東 たうえ、内部調査を行って事実関係の把握に努めます。 称 京 1.苦情等のお申し出があった場合、その内容を充分に伺っ 名 ぬましんの現状 ぬましんの現状 当金庫はお客様からの相談・苦情・紛争等(以下「苦情等」 という) を営業店または業務部で受け付けています。 当金庫の勧誘方針 得た情報を不当に利用して行う取引 (2)①から③のほか、お客様の利益が不当に害されるおそ また、当金庫は、利益相反管理について定められた法令 および庫内規則等を遵守するため、役職員等を対象に教 育・研修等を行います。 れのある取引 3. 当金庫は、利益相反管理の対象となる取引について、次に 掲げる方法その他の方法を選択し、 またこれらを組み合わ 5. 当金庫は、利益相反管理態勢の適切性および有効性につ いて定期的に検証します。 せることにより管理します。 平かつ適切に対応するため、 金融ADR制度も踏まえ、 内 部管理態勢等を整備して苦情等の解決を図り、 もって当 金庫に対するお客様の信頼性の向上に努めます。 反社会的勢力に対する基本方針 私ども沼津信用金庫は、 社会の秩序や安全に脅威を与え、 健全な経済・社会の発展を妨げる反社会的勢力との関係を 説明態勢について 遮断するため、 以下のとおり 「反社会的勢力に対する基本方針」 を定め、 これを遵守します。 当金庫では、貸出の契約にあたり、借入申込みをされる 説明能力向上に努めております。 方はもちろんのこと、その保証や担保提供をしていただく また、投資信託等の複雑な金融商品の販売においても、 方に対しても、 契約内容等につきまして、 お客様の知識や経 お客様の知識・経験・財産の状況・投資目的に照らし合わせ、 験に応じた分かりやすく丁寧な説明を行い、 ご理解とご納 お勧めする商品がお客様のご意向に沿うものかどうかを充 得をいただいております。そのため、 「与信取引に関する顧 分に確認し、その商品内容や保有するリスク等をご理解い 客への説明態勢に係る規則」を制定するとともに、担当者 ただくまで説明をさせていただいております。 1. 当金庫は、反社会的勢力との取引を含めた関係を遮断し、 不当要求に対しては断固として拒絶します。 2. 当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対し、職員の安 全を確保しつつ組織として対応し、迅速な問題解決に努め ます。 3. 当金庫は、反社会的勢力に対して資金提供、不適切・異例 な取引および便宜供与は行いません。 4. 当金庫は、反社会的勢力による不当要求に備えて、平素か ら警察、暴力追放運動推進センター、静岡県企業防衛対 策協議会、弁護士などの外部専門機関と緊密な連携関係 を構築します。 5. 当金庫は、反社会的勢力による不当要求に対しては、民事 と刑事の両面から法的対抗措置を講じる等、断固たる態 度で対応します。 への研修や「説明事項チェックリスト」の整備を図り、 職員の 9 NUMAZU SHINKIN NUMAZU SHINKIN 10 リスク管理態勢 リスク管理態勢 より、当金庫が被るリスクのことです。当金庫ではシステム 運用の安全対策を経営の重要課題と位置付け、 コンピュー ぬましんの現状 お客様のニーズに合わせて、 業務内容が多様化・複雑化 ターシステムをはじめとする情報資産の保護および外部委 する中、 健全な経営の維持や安定的な収益の確保に向け 託に関する管理体制を整備するとともに、不慮の災害や事 て、 リスク管理の強化・高度化が非常に重要となっておりま 故等によるシステム停止に対する対策を構築し、 システム す。当金庫では、 定量化されたリスクを統合的に管理する の安全性を高めることにより、お客様へより安全で良質な ALM委員会と、 定性的なオペレーショナル・リスクを統括管 サービス提供を図っております。 理するオペレーショナル・リスク管理委員会を設置し、 リスク をその特性に応じて適切に管理することはもとより、 それら オペレーショナル・リスク (法務リスク) のリスクを統合的に評価し、 組織全体として許容できる範囲 法務リスクとは、金庫経営、金庫取引等に係る法令・庫内 にコントロールする統合的リスク管理に努めております。 規程等に違反する行為ならびにその恐れのある行為が発 信用リスク をいいます。当金庫は、役職員全員に行動規範の徹底や倫 生することで信用の失墜を招き、損失を被るリスクのこと 信用リスクとは、取引先の財務状況の悪化等により、資 理意識の高揚を意識付けることにより、法令等遵守行為違 産の価値が減少ないし消滅し、損失を被るリスクをいいま 反の防止に努めております。 す。融資取引先の実態を財務面のみならず経営内容や技 術力等を含めた総合的観点で把握し、 適正な融資審査をす オペレーショナル・リスク (評判リスク) ることが重要となります。当金庫では、審査能力の向上を 評判リスクとは、事実の有無に関わらず、世間一般で当 図るため各種研修の実施や専門家派遣制度・経営コンサル 金庫の信用に悪影響を及ぼす評判が広まることにより、損 タント等の有効活用に努めております。また、 融資審査をサ 失を被るリスクのこといいます。当金庫では、経営の健全 ポートする内部格付において、 リスクデータの集積・分析を 性の確保はもとより、利便性および業績の向上により、お 継続し一層の精度向上を目指しております。 客様からの信頼度・親密度の向上を図っております。また、 お客様からの苦情に対しても経営陣への迅速な報告を行 市場リスク 市場リスクとは、金利・為替・株価などの変動によって、保 うとともに、関係各部署で綿密な連絡・協議を行い、速やか に業務に反映させる態勢となっております。 有する資産の価値が変動し、損失を被るリスクをいいま す。当金庫では、市場リスクが経営に与える影響を認識し、 オペレーショナル・リスク (有形資産リスク) リスク限度額や損失限度額を設定するなど、 リスクを適切 有形資産リスクとは、災害等により有形資産に毀損、損 にコントロールしながら、市場部門の収益の安定化と資産 害を被るリスクのことです。当金庫では、 「コンティンジェン の健全性の確保を図るとともに、職責の分離を明確化し相 シープラン」や各防災マニュアル等を整備するとともに、定 互牽制態勢の確保に留意しております。 期的に非常時訓練を実施するなど、不測の事態に備えた態 勢の整備に努めております。 流動性リスク 理 事 会 流動性リスクとは、市場流動性リスクと資金繰リスクを 常 務 会 いいます。市場の状況と現状の資金繰や基準とする支払 準備率の把握を行い、資金調達可能額を的確に把握管理 し、平常時のみならず非常時においても安定的な資金を供 オペレーショナル・リスク管理委員会 市 場 リ ス ク 流 動 性 リ ス ク 事 務 リ ス ク システムリスク 法 務 リ ス ク 評 判 リ ス ク 有形資産リスク および本部に対する監査を定期的に実施しております。 融 経 経 事 事 総 営 企 企 務 務 務 務 画 画 部 部 部 部 委員会・経営企画部 コンプライアンス 業 営 オペレーショナル・リスク (システムリスク) 資 部 部 オ ペ レ ー シ ョ ナ ル ・ リ スク 信 用 リ ス ク 給できる態勢を強化しております。 ALM 委員会 オペレーショナル・リスク (事務リスク) 事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠ることで生じ る事故や、不正等を起こすことで損失を被るリスクのこと です。当金庫では、事務処理水準の向上を図るため、内部 規程の整備を進めるとともに、本部監査部門による営業店 システムリスクとは、 コンピューターシステムのダウンま ューターが不正に使用されたり情報が漏洩することなどに 11 NUMAZU SHINKIN 部 たは誤作動、 システムの不備等に伴うリスク、 またはコンピ
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