魚 沼 映 像 ア ー カ イ ブ に よ る 記 録 と 記 憶 の 再 生 プ ロ ジ ェ クト 南うおぬま地域 映像アーカイブ — 高橋 展覧会 家写 レ 真コ り よ ン ョ シ ク 開館時間 〉9:00 ‒17:00(入館は閉館の 30 分前まで) 休館日 〉 毎週水曜日 (祝日の場合は翌日) (23日は祝日のため開館、24日は振替休館) 池田記念美術館 場所 〉 新潟県南魚沼市浦佐 5493-3 会場 〉 入場料 〉 常設展観覧料でご覧いただけます。 会期 〉 2015 年 一般 500 円・高校生以下無料、団体割引:20 名様以上400 円 障害者手帳をお持ちの方は400 円(手帳をご提示ください。 付添い1名まで400 円)/その他 JAF 会員など割引あり。 (金)‒10 月 6 日 (火) 9 月4 日 問い合わせ 〉tel. 025-780 -4080 fa x. 025-777-3815 web サイト 〉http://www.ikedaart.jp/ 主催: 南魚沼市・新潟大学ミュージアム連携ネットワーク(南魚沼市・新潟大学人文学部・池田記念美術館) 企画: 新潟大学地域映像アーカイブセンター 平成 27 年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業 成 26 年に締結された南魚沼市と新潟大学人文学部との連携協定をもと に、このたび南魚沼市、新潟大学人文学部、池田記念美術館が連携して、 新潟大学地域映像アーカイブセンター所蔵の映像資料と、池田記念美術館の所蔵 品を紹介する新たな映像の展示、上映を行います。また、展示に併せて講演会、シ ンポジウム、さらには今後、小中高校で地域映像アーカイブの映像資料を利用、活 用できるようにするためのワークショップなど、多彩なイベントを開催致します。 南うおぬま 4つの記憶 幕末、六日町の今成無事平は江戸に遊学した 際、写真術を習い、六日町に戻るとさっそく家族 や周辺の人びとを撮影しました。明治の初めの 頃のことです。写真師ではない一般の人が写し Ⅰ た写真として、新潟県では初めてのものでしょう。 それを端緒として、南魚沼には、数多くの映像 が人びとの記憶と共に眠っています。今回の 催しでは、4つの記憶としてまとめてみました。 くらしの記憶 (1F 企画展示室) 撮 影:中俣 正義 このコーナーでは、六日町欠之上に生まれた中俣正義が、戦後、新潟県観光課に勤務するように なって以後、精力的に生まれ故郷を写真と映画で撮り続けたものの中から、村のくらしを甦らせ ます。また、六日町の医者であった平賀洗一は、戦前、力を注いでいた社会主義運動に対する取 り締まりが激しくなって以降、映画撮影にのめり込みます。この平賀フィルムの中から、 『六日町 大雪の記録』 (1936)、 『海女 へぐらじま』 (1937)などを上映します。 Ⅱ 映画:平賀洗 一「六日町 大雪の記録」 高橋家写真コレクションより 梅沢家写真コレクションより 家族と人びとの記憶(1F 多目的ホール) 明治初期の六日町で撮影された今成家の写真には、自分の家族だけではなく、今成家に関わ るさまざまな人びとが写されています。さらに、明治後期から昭和初頭に撮影された大沢の 梅沢家、大正期に撮影された六日町の高橋家、戦前の昭和期に写された浦佐の片桐家の写真 片桐家写真コレクションより からは、家族だけではない村のさまざまな人びと、放浪する職人や芸人の姿が甦ってきます。 Ⅲ 芝居の記憶 (2F 海外美術展示室) 南魚沼は江戸時代から歌舞伎芝居が盛んな地域でし た。人びとは、冬のくらしの楽しみとして、夏の頃から稽 古をし、雪中での芝居をすることが習わしでした。明治 初期の今成家の芝居写真、戦後の芝居を写した中俣 正義、さらには近年の芝居を写した山口清文まで、約 150 年の歴史を映像と資料、衣装などでたどります。 今成家写真コレクションより 撮 影:中俣 正義 Ⅳ 小泉八雲が撮 影したと思われるマルティニーク島の写真 異文化の記憶(2F 小泉八雲文学資料室) 池田記念美術館が所蔵する小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)関連資料のなかから、 八雲がカリブ海のマルティニーク島を訪れた 1888 年頃の写真や、明治・大正期に 妻のセツが集めた絵葉書などを展示します。今、南魚沼の映像と比べてみたとき、 そこに共通する豊かな光と人びとの姿が顕れてくるでしょう。 八雲とセツ 長男一雄の七五三の祝い(1896 年頃) 小泉セツ旧蔵 絵 葉書帖 光の記憶 とも ト イベント 各 イベン 参加無料 — 南うおぬま地域映像アーカイブ 場所 〉池田記念美術館エントランスホール 講演会 「南うおぬまの 映像と記憶を掘り起こす」 (土)13:30 日時 〉 9月5日 〜 登壇者 〉池内紀(ドイツ文学者)、 原田健一(新潟大学)、伊藤守(早稲田大学) シンポジウム I 「くらしの記憶と記録」 日時 〉 9月12日 (土)17:00 〜 登壇者 〉 内藤正敏(写真家) 、石井正己(東京学芸大学)、 榎本千賀子(新潟大学) シンポジウム II 「南うおぬまの芝居の世界」 (日)13:30 日時 〉 9月20日 〜 出演者 〉三桝京曻(京曻一座)、 塩沢歌舞伎保存会の子どもたち、山口清文(写真家) プロジェクトに関連して、地域映像アーカイブの映像 資料を教育現場で活用するための「教員向け」および 「児童・生徒向け」のワークショップを 開催します。 問い合わせ 〉 池田記念美術館 tel. 025-780-4080 今成家写真コレクションより(部分) 新潟大学地域映 像アーカイブセンターについて 新潟大学人文社会・教育科学系附置地域映像アーカイブセンターは、新潟地域の生活のなかにある映像の発掘・デジタル化をすすめ、 その内容を研究するだけでなく、地域の新たな文化遺産として映像を甦らせるべく作業を行っています。 問い合わせ:[email protected] web サイト:http://www.human.niigata-u.ac.jp/ciap/ 越後湯沢 池田記念美術館より 会場となる池田記念美術館は、ベースボール・マガジン社および恒文社の創業者・池田恒雄ゆかりの美術館 です。南魚沼の自然のなか、 スポーツとアートと文学の多彩なコレクションを展示しています。 『耳なし芳一』や 『雪おんな』の作者・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の小泉八雲文学資料室では、小泉家秘蔵の資料約 1,500 点を展示。直筆原稿や書簡など、八雲ゆかりの品々を通して、八雲の生涯と功績をたどることができます。
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