インディアナポリスGP

Red Bull Indianapolis Grand Prix - Rd.10
2015年8月9日
Indianapolis Motor Speedway - United States
決勝
天候: 曇り
気温: 27°
湿度:74%
コースコンディション: ウェット
コース温度: 32°
#30 中上貴晶
【Race】 9位
#25 アズラン・シャ-・カマルザマン
【Race】 11位
厚く灰色の雲に覆われた空の下、決勝日がスタート。午前中のウォームアップセッションではドライ走行だったが、
決勝はウェットレースで迎える事となった。しかし、スタート直前には雨もやみスターティンググリッド上でスリックタイ
ヤに履き替え、スタートを切ることとなった。
スタートから波乱万丈なレースとなったが、苦しみながらも両ライダーポイント獲得となった。
2列目6番グリッドから出走した中上は、好スタートを切り第一コーナーで4位につけたが、ハーフウェットとトリッ
キーなコンディションでペースが上がらず1周目に21位まで順位を落としてしまう。しかし、粘り強い走りで猛追し
ていき、順調にポジションを一つずつ上げて行った。ラストラップには前を走っていたチームメイトのアズランをかわし、
9位でフィニッシュ。ワールドスタンディングも17位から12位へとポジションをあげた。
3列目12番グリッドからスタートをしたアズラン・シャ-・カマルザマンは、1周目を12位で通過。2周目には、いっ
きに7位までポジションをあげ、その後一時5位までポジションアップをした。終始バトルを繰り広げ11位でチェッ
カーフラッグをうけた。自己最高のリザルトで、5ポイントを獲得した。
岡田監督
中上は、良いスタートを切れたのだが、ハーフウェットコンディションでペースが上げることができず、ポジションを大き
く落としてしまった。レース序盤にペースを上げられなかったことが、今回の敗因である。レースを想定したセッション
の取り組みがいかに大切かを再認識したかと思う。次戦からは、今日の敗因が勝因になる様、セッションの取り
組み方を見直していきたい。
アズランは、序盤のペースがとてもよく、一時5位まで浮上。そのままフィニッシュできるかと期待をしたが、タイヤが
消耗してからのペース維持に苦労し、11位フィニッシュとなってしまって残念だ。
非常に厳しい状況下でのレースとなったが、その中でも両ライダーポイント獲得と良い結果で終われたかと思う。
しかし、今日の敗因を改善し、次回には更なる上を狙って戦いたい。
#30 中上貴晶
トリッキーなコンディションに1周目のペースがつかむことができなかった。表彰台を争えるレースをできると思ってい
ただけに、本当に残念だ。21位から9位でポジションを上げることができ、前戦ドイツGPと同様終盤のペースもと
ても良かった。それだけに1周目にペースをつかめなかった事が非常に悔やまれる 。次戦チェコGPでは自信の課
題である1周目のペースアップを改善し、今週末頑張ってくれたチームに結果で恩返しをしたい。
#25 アズラン・シャ-・カマルザマン
トリッキーコンディションでとても厳しいレースとなった 。ベストを尽くしたが、トップ集団について行くことがとても難し
かった。自信にとってはベストリザルトだが、もっと上を目指せると感じた。良い仕事をしてくれたチームに本当に感
謝している。次戦でも良い結果を残せるよう精一杯頑張りたい。