吾妻山のランドマーク「原池」 ミズバショウなどの水生植物 異形

吾妻山のランドマーク「原池」
休暇村周辺の池は砂鉄を取る為に人工的につくら
異形の巨木
吾妻山周辺にはブナやサワグルミ。トチノキなど
れた池です。この池の西側に水路を造って水を流
の巨木が点在しています。ここにあるニレの木の
し、土の中から砂鉄を取り出していました。周辺
枝ぶりは素晴らしく、写真を撮影したり絵を描く
には一部水路などが残っています。
方も多くみかけます。真下に立てば豪快な枝ぶり
を確認することができます。
吾妻山の由来
吾妻山と言う名は、神話に出てくる伊邪那岐命(イ
ザナギノミコト)が比婆山(御陵)に眠る妻、伊
邪那美命(イザナミノミコト)のことを山頂から
「吾が妻よ」と偲んだことから名がつけられたと
言い伝えられています。
ミズバショウなどの水生植物
4月には「リュウキンカ」や「ミズバショウ」5
月にはミズバショウ、6月からはスイレンやヒツ
ジグサが咲きます。多くは長野県から移植されて
根付いたものです。春から秋にかけてその他約 3
00種類以上の山野草を
楽しむことができます。
原池の畔にある木陰のベ
ンチは眺めが良いので散
中国地方は古来より砂鉄から鉄を作る「たたら製
歩の最後にのんびりと休
法」が盛んに行われていました。このため燃料の
憩するには絶好のスポッ
木炭が大量に必要で、たくさんの森林が伐採され
トです。
ました。伐採跡地に牛が近年まで放牧された為、
樹木が育たず草原となりました。
天然芝の草原
色鮮やかなウリハダカエデ
カエデの仲間では成長が早く、他のカエデに比べて
早く色が着き始めます。木肌が瓜のように模様が入
り「シマウリ」に似ていることからこの名前がつき
ました。紅葉はオレンジ系。
ホタルの小川
例年 7 中旬頃にホタルがでます。フワフワ光るゲン
ジボタルとチカチカと光るヒメボタル。光り方が違
う2種類のホタルのハーモニーが楽しむことができ
ます。おすすめ時間帯は9時頃。
野鳥の森
カッコウやオオルリなどの一般的な野鳥からアカシ
ョウビンやヨタカなど珍しい鳥も生息しています。
鳥の種類にもよるが、5月の新緑までと紅葉の終わ
った後の葉っぱが無い時期が見つけやすい。
大池のコイ
ブナの森の天然水
ブナが吸い上げた地下水をここでろ過して吾妻山ロ
約200匹のコイが半野生化して泳いでいます。呼
ッジの生活水として使っています。極端にミネラル
んでもないのに寄ってくるコイがかわいいと思った
類が少ない軟水で、そのまま飲んでも、米を炊いて
ら、フロントで販売中のコイのエサをあげてやって
も、風呂につかってもその柔らかさを実感すること
ください。吾妻山の紅葉時にはもみじが水面に映り
ができます。
こんで綺麗です。