〔経過〕事例8(高等学校1年生男子生徒 主訴:不登校) 〔③ひらく〕学校と各機関の取組 〔①かかわる〕学校からの聞き取り ・SSW、相談機関の介入により ・要請を受けたSSWはすぐに学 母 40代 父 50代 校を訪問し、聞き取りを行った。 ・SCと担任が一緒に家庭訪問を 人権擁護委員 母 40代 父 50代 次第に母親は落ち着いてきて、 冷静に話合いを進めていくこと ができるようになった。 したが、本人に会うことはでき ていない。 姉 本人 高3 高1 ・学校の説明に納得できない母親 姉 本人 高3 高1 ・本人は、相談機関での相談で、 自分の思いを担当者へ話すこと ができた。 は地域の人権擁護委員へも相談 ・担任は家庭訪問を継続的に実施。 していた。 ・学校は母親にSSWが中立な立 SC 【高等学校】 校長、教頭、担任 県教委 SSW 最初はなかなか本人に会うこと 【高等学校】 校長、教頭、担任 場であることを説明し、理解を SSW 相談機関 ができなかったが、繰り返し家 庭訪問を行い、直接話をするこ 求めた。 とができるようになった。 ・本人は元気を取り戻し、「学校に行こうかな」と母親に言うようになった。 〔④みまもる〕母親の安定 〔②つなぐ〕相談機関の紹介 ・学校と関係機関が連携し、保護 ・SSWは母親と面談し、事情を 母 40代 父 50代 聞いた。母親は「学校に対応を 求めても時間が掛かりすぎる」 母 40代 父 50代 者の思いをしっかりと聞き取っ たことで母親の学校への不信感 は軽減した。 「相手にしてもらえていない感 姉 本人 高3 高1 じを受けた」とSSWに話した。 ・SSWは母親から事情を聞くと とともに、相談機関を紹介し、 姉 本人 高3 高1 ・本人が活動できる環境を整える ことと、担任が粘り強く家庭訪 問をしたことで本人は元気を取 り戻し、登校を再開した。 相談が始まった。 県教委 【高等学校】 校長、教頭、担任 SSW ・母親と本人は、相談機関での定 相談機関 【高等学校】 校長、教頭、担任 SSW 相談機関 期的な相談を継続している。
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