ソーシャル 広告について 知っておくべき こと

ソーシャル
広告について
知っておくべき
こと
Vol.01
オーガニックの減少:
何が起きたのか
ボリューム別コンテンツ
VOL.01 INTRODUCTION / はじめに
オーガニックの減少:何が起きたのか
ブランドがソーシャル広告に投資すべき理由
V
OL.02
ソーシャル広告は利益をもたらすか
VOL.03 ソーシャル広告の展望
ソーシャル広告における新たなプレイヤー
VOL.04 ソーシャル広告の十戒
CONCLUSION / 結論
OL.05 専門家とのインタビュー
V
(一流実践者とのQ&A)
ご寄稿いただいた専門家
Robert Corin(iCastrol USA)
Will Stilto(Vodafone)
Colin Alsheimer(Weber Shandwick)
Carolyn Anderson(Visit KC)
編集
Niels Kvaavik
Jamie O’Brien
Uyen Nguyen
Tomohiro Camiya
デザイン
Sarah Kang
sprinklr.co.jp
[email protected]
tel:03 6278 8883
©2015 Sprinklr Japan KK. All rights reserved.
ソーシャル広告について知っておくべきこと
Introduction / はじめに
かつて、ブランドは、自社のソーシャルチャネルを使用して、成果を挙げることができました。ソ
ーシャルメディアには数十億のユーザーが参加し、ブランドはアクセス可能な全ユーザーに、フ
ァンベース構築などの方法で、コストをかけずに接触できました。オーガニックリーチだけで、
完全なソーシャルメディア帝国を築くことができたのです。企業がこぞって「ミリオンフォロワ
ー」獲得を競っていたことを考えると、これはまさに多くのブランドが目指していたことでした。
しかし、オーガニックリーチの黄金時代は終わりを告げました。
主要なソーシャルネットワークが肥大化し淘汰されていくとともに、ソーシャルメディアはもは
れ無料ではなくなりました。さらに、より多くのネットワークが有料広告を有するプラットフォー
ムに移行しているため、
ソーシャル広告なくして、
ソーシャルメディアに参加する数十億のユーザー
にリーチすることは、
ほぼ不可能になりました。
ブランドは、ゲームに参加するために支払うか、ゲームから降りるか、決断を迫られています。
ブランドは何をすべきでしょうか。渋々とソーシャル広告に移行するか、この必要悪を進んで受
け入れるか。答えは、ソーシャル広告に対する考え方を変えることです。ソーシャル広告は、過
小評価され、その投資もあまりなされていません。ソーシャルへの支出は、顧客の関心に比べ
50%、金額にして6,000億円(50億ドル)の後れを取っています。言い換えると、これは、
マー
ケターにとって非常に大きな未開発のリソースです。
ソーシャル広告は、ブランドにとって、必要悪ではなく、またとない機会なのです。
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ソーシャル広告について知っておくべきこと
オーガニックの減少:何が起きたのか
ソーシャルネットワークはここ数年で大きな変貌を遂げました。
これを受け、
ブランドはようやく
ソーシャルメディアの本当の価値を認め
(そして経済的に投資し)始めています。
たとえば、Facebookでは、ストーリー/画像/ビデオを、
「シェア」または「いいね」するユー
ザ―が今まで以上に増えています。
ユーザーの代わりに投稿を行うような統合ソーシャルゲーム
とアプリも無数にあり、
ソーシャルコンテンツの数も爆発的に増加しました。
しかし、
ソーシャルメ
ディアを利用する人が増えたことで、個々のメッセージの影響は弱くなりました。
14%
12%
すべてのページ
12.05%
「いいね」が50万件以上のページ
11.58%
10%
8.7%
8%
7.7%
6%
4%
6.15%
4.04%
3.51%
2.97%
2.71%
2%
2013年
10月
2013年
11月
2013年
12月
2014年
1月
2.11%
2014年
2月
一般ユーザーが「いいね」
したFacebookページの数は、今までより50%増加する中、
Facebook
でのオーガニックリーチ率は、
2013年10月の12%から2014年2月の6%と50%減少しました。
50万以上のファンを持つページの場合、
オーガニックリーチはわずか2%で、0%に近づいています。
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ソーシャル広告について知っておくべきこと
FACEBOOKが原因ではない…本当の原因は
ソーシャルネットワークが、
「秘伝のソース」
に手を加え、
ブランドにソーシャル広告を押しつけよう
としていると非難しがちです。
リーチ数の暴落を見れば、Facebookの一新されたアルゴリズムが明
らかな原因のように思えますが、実際の原因はスペースです。個々のユーザーが1日に閲覧しようと
する
(閲覧できる)投稿の数は限られているので、
そのスペースには収まりきれません。
平均的なユーザーは、Facebookにログインするたびに、1,500の投稿にさらされる可能性があり、
ヘビーユーザーになると、
この数は15,000になります。
これらすべての投稿が、
ユーザーのニュース
フィードとその関心を奪い合っています。
Facebookの新しいアルゴリズムでは、ユーザーをすべてのアップデートにさらさせるのではな
く、100,000種類のファクターを利用してニュースフィードをフィルターすることで、
タイムラインの
一等地に表示される投稿と後ろに追いやられる投稿が決まります。
これは、
ソーシャル時代におけ
る適者生存説です。
この新しいアルゴリズムは、
ユーザーにとっては有益ですが、
ブランドにとっては大きなジレンマとな
りました。
ブランドが何年もかけて築き上げた活気のあるファンベースが、一瞬にして無駄になり、
ターゲットオーディエンスのごく一部にしかリーチできなくなりました。
ブランドはいま何をすべきか
オーガニックに依存することは、もはや実現可能な選択肢で
はありません。適切なメッセージを適切なユーザーに届け、ソ
ーシャルで大きな成果を挙げるには、また、これらすべてを大
規模に行うには、ブランドは、ソーシャル広告戦略を開発する
必要があります。
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ソーシャル広告への移行は
すでに始まっています……
まさにいま、
この移行を受け入れる時です。
ColINAlSHEIMER氏(WeberShandwick社)
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ソーシャル広告について知っておくべきこと
ブランドがソーシャル広告に投資すべき理由
ソーシャル広告には、オーガニックメソッドでは実現できない複数のメリットがあります。
I.コンテンツのリーチが増える
オーガニックのためのソーシャルアクティビティは、長期間になることを覚悟すべきです。オーデ
ィエンスの開拓には時間がかかりますが、その時間に見合う価値のあるオーディエンスが集ま
る保証はありません。キャンペーンがクチコミで急速に広がることを期待するのもリスクが伴い
ます。ソーシャル広告では、大規模ブランドは必要なリーチを手に入れることができます。
II.適切なオーディエンスにコンテンツが届く
オーガニックアクティビティは、ランダムに展開されます。したがって、意図するターゲットオー
ディエンスがコンテンツにアクセスしているかどうかは分かりません。これに比べ、ソーシャル
広告では、顧客になる確率が高いオーディエンスに対して、キャンペーンを確実に届けるための
ターゲッティングとオーディエンスセグメンテーションのオプションが豊富にあります。ページ
ビューが増えるだけではなく、価値あるページビューをもたらします。
III.オウンドソーシャルの効果を増幅する
ソーシャル広告メディアは、オウンドソーシャルメディアに代わるものではなく、オーガニック
アクティビティの効果を増幅し集中させます。ソーシャルプロパティの構築と維持には、多くの
労力が必要となりますが、最も成功した投稿が消費に消極的なオーディエンスにリーチした場
合、この努力が無駄になります。ソーシャル広告は、最もパフォーマンスを挙げているコンテン
ツのリーチを増やす上で不可欠です。
IV.最適なツールが思いのままに
ブランドがオーディエンスをターゲット、エンゲージ、活性化し、パフォーマンスを測定すること
を専門としたFacebookとTwitter用のツールが増えています。ブランドがソーシャルを最大限
活用するには、これらのツールが不可欠です。ソーシャル広告に投資するブランドは、プラットフ
ォームとのより密接な関係を築き、早くから新しい機能に触れ、頻繁にあるアップデートにも素
早く対応できます。
V.規模とROI
オーガニックアクティビティが成功し、利益を生み出した場合、ソーシャル広告が次のステップ
です。成功したキャンペーンの効果を増幅することで、その努力が大きく報われます。
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Vol.2へ続く
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ソーシャル広告について知っておくべきこと
Sprinklrは世界で最も完成度の高い、大企業向けソーシャルマネジメントプ
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