IBM Bluemix で WordPress 無料の WordPress 環境を構築する 1 本資料について • 本資料は IBM Bluemix (h3p://bluemix.net) を使って、WordPress 環境を構築する手順を紹介しています。 • Windows 7 を利用している前提で記載しています。 • 資料内で紹介する cf ツールが動作する環境であれば、他環境でも同様 の操作によって実現できると思いますが、未確認です。 2 目的 IBM Bluemix 環境内に PHP のランタイムと MySQL サーバーを作り、バインドして、 cf ツールを使ってランタイムに WP(WordPress) モジュールをプッシュ(デプロイ)する。 IBM Bluemix HTTP (PHP) WP cf 3 プッシュ(デプロイ) バインド MySQL cf ツールをセットアップ • Github から cf ツールの最新版をダウンロードしてインストール • h3ps://github.com/cloudfoundry/cli/releases • <重要>デプロイ用ディレクトリを作成 • HTTPD の DocumentRoot になるディレクトリ 4 IBM Bluemix アカウントの取得 • まだ IBM Bluemix のアカウントを取得していない場合、30日間無料 で使えるトライアルのアカウントを取得してください。 • 取得方法はこちら: • h3p://ibm.biz/bluemix2015 • ここで取得したアカウントを IBM ID と呼びます。 5 IBM Bluemix にログイン ① ibm.biz/bluemix2015 へ行き「ログイン」 ③ Bluemix のダッシュボード画面が表示される ② IBM ID とパスワードを入力して Sign in 6 Bluemix のダッシュボード画面を確認 ① 画面上部右の地域を英国に設定 7 ② 画面上部左の三本線をクリックしてメニューを出し ダッシュボードを選択すると、いつでもダッシュボードに戻れます PHP アプリケーションランタイムを作成 ① ダッシュボードの Cloud Foundry を選択 ④ PHP を選択 ② アプリの作成を選択 ⑤ 続行 を選択 ③ WEB を選択 ⑥ アプリの名前を入力して完了し、 ダッシュボードに戻る ※独自の名前 8 MySQL サービスを追加してバインド ① ダッシュボードに作成したランタイムが 追加されていることを確認して、サービス またはAPI の追加 ② 一番下までスクロールして、「Bluemix Labs Catalog」に入り、MySQL を選択 ③ 作成したランタイムをアプリに選んで 作成 を選択 ④ 再起動が促されるので再ステージを選択して ⑤ランタイムに MySQL が追加されたことを ⑥ サービスにも MySQL が追加されたことを ダッシュボードに戻る 確認 確認 9 MySQL の接続情報を環境変数から参照 ① ランタイムのアイコンを選択 ③ 環境変数 を選択 10 ② 「ダッシュボード」右の矢印が上向きだったら クリックして下向きに変更し、メニューを表示 ④ 環境変数 VCAP_SERVICES の内容を確認 環境変数 VCAP_SERVICES の内容をメモ { "mysql-‐5.5": [ { "name": "mysql-‐ks", "label": "mysql-‐5.5", "plan": "100", "creden_als": { "name": "(データベース名)", "hostname": "(サーバーアドレス)", ※赤字の情報が後で必要になるのでメモ "host": "(サーバーアドレス)", "port": (ポート番号), "user": "(ユーザー名)", "username": "(ユーザー名)", "password": "(パスワード)", "uri": "mysql://(ユーザー名):(パスワード)@(サーバーアドレス):(ポート番号)/(データベース名)" } } ] } 11 WordPress 最新版の入手 • WordPress のダウンロードサイトから最新版を入手 • h3p://ja.wordpress.org/ • ドキュメントルートに展開して、wordpress ディレクトリにリネーム • wordpress/wp-‐content/ 以下に uploads と upgrade ディレクトリを作成 • wordpress/wp-‐config-‐sample.php を wordpress/wp-‐config.php にリネーム して、以下の内容に変更 define(‘DB_NAME’, ‘(環境変数nameの値)’); define(‘DB_USER’, ‘(環境変数usernameの値)’); define(‘DB_PASSWORD’, ‘(環境変数passwordの値)’); define(‘DB_HOST’, ‘(環境変数hostの値) : (環境変数portの値)’); define(‘FS_METHOD’, ‘direct’); /* 追加 */ 12 MySQLなどのモジュールを有効にするため の環境設定 • ドキュメント・ルートにフォルダとファイルを追加 • フォルダの作成・・・ フォルダ名 .bp-config • ファイルの作成・・・ 上記フォルダ内に作成 • ファイル名 options.json • ファイルの内容 { "PHP_EXTENSIONS": [ "bz2", "zlib", "curl", "mcrypt", "mbstring", "mysql", "pdo", "pdo_mysql" ] } • もう1つドキュメント・ルートにファイルを追加 • ファイル名 composer.json • ファイルの内容 {} 空の中カッコ 13 ドキュメント・ルートのファイル構成 14 cf ツールでデプロイ • コマンドプロンプトで DocumentRoot のディレクトリを開き、 cf ツール で以下を実行してプッシュ(デプロイ) • > cf login –a h3ps://api.eu-‐gb.bluemix.net –u (IBM ID) • パスワードを聞かれるので IBM ID のパスワードを入力 • 地域を英国ではなく米国南部にした場合は eu-‐gb 部分を ng に変更する • > cf push dotnsf-‐wordpress • dotnsf-‐wordpress 部分は、最初に作成した ランタイムアプリの名前 15 WordPress のセットアップ ① ダッシュボードのランタイムの経路でホスト名を確認 16 ② h3p://(ホスト名)/wordpress/wp-‐admin/ で初期セットアップ WordPress の動作確認 ① h3p://(ホスト名)/wordpress/ でアプリ画面を確認 ② h3p://(ホスト名)/wordpress/wp-‐admin/ にログインして管理画面を確認 17 応用1 独自コードの追加 • DocumentRoot 直下に、以下の内容のテ キストファイル: phpinfo.php を追加 <?php phpinfo(); ?> • cf ツールで再度プッシュ • h3p://(ホスト名)/phpinfo.php にアクセ スして、PHP 環境を確認 18 応用2 phpMyAdminの追加 • DocumentRoot 直下に、 phpMyAdmin というディレクトリーを作 成 • phpMyAdmin をダウンロードして、上記ディレクトリーに展開 h3p://www.phpmyadmin.net/home_page/downloads.php 19 phpMyAdmin設定ファイルの編集 • phpMyAdminディレクトリー内の、config.sample.inc.php というファ イルをコピーして、 config.inc.php とする copy config.sample.inc.php config.inc.php • コピーしたファイルをエディターで編集 $cfg[‘Servers’][$i][‘host’] = ‘MySQLサーバーのIPアドレス’; $cfg[‘Servers’][$i][‘port’] = ’ MySQLサーバーのPort番号'; Localhost から変更 行を追加 20 cf ツールでデプロイ • DocumentRoot のディレクトリに移動し、 cf ツールでプッシュ(デプロ イ) • > cf push dotnsf-‐wordpress • dotnsf-‐wordpress 部分は、最初に作成した ランタイムアプリの名前 21 phpMyAdmin の稼働を確認 • h3p://ホスト名/phpMyAdmin/ にブラウザからアクセス • MySQLの環境変数のユーザー名とパスワードを入力 22 phpMyAdmin の稼働を確認 23 応用3 WordPress 環境をトライアル期間終了後も使う • この資料で紹介した環境は IBM Bluemix の30日間無料トライアルア カウントを利用していることを前提としています。 • 有料アカウントに移行する前にトライアル期間が終了すると、作成した WordPress や他の環境は使えなくなります。 • 有料アカウントに移行した場合にも無料枠があり、その枠内で利用 する限りは無料で環境を維持することができます。 • この資料で紹介した手順で作成した環境や、応用2で紹介したボイラープ レートを使った環境だけをメモリ量も変えずに運用する場合は無料枠内です。 • ただし無料枠を超えた分に関しては課金対象となります。 • 有料アカウントに移行すると、無料トライアルの権利は失います(無料で使え る範囲が変わります)。 • 有料アカウントへの移行方法はこちらを参照ください: 24 • h3p://dotnsf.blog.jp/archives/1020180386.html
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