Spiber株式会社との事業提携契約の締結 並びに出資

平成 27 年 9 月 8 日
各
位
会 社 名 株式会社ゴールドウイン
代表者名 代表取締役社長
西田 明男
(コード番号 8111 東証第一部)
問合せ先 取締役専務執行役員
管理本部長
二川 清人
(TEL 03-3481-7203)
Spiber株式会社との事業提携契約の締結
並びに出資に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、Spiber(スパイバー)株式会社(本社:山形県鶴岡
市覚岸寺字水上 234 番地 1)との事業提携契約の締結並びに出資を行うことを決議いたしましたので、
下記のとおりお知らせいたします。
記
1.事業提携契約の締結並びに出資の目的
当社は長年にわたってスポーツアパレルの製品開発と販売に注力し、主に国内のスポーツ専門
店や自主管理店舗を通じて、常に新しい開発技術を取り入れた新製品をお客様に提供することに
より、より豊かなスポーツライフを提案してまいりました。
今回、新世代高機能素材として期待される人工合成クモ糸素材の開発に成功したベンチャー企
業であるSpiberと、スポーツアパレル分野における独占的業務提携を行うための事業提携
契約を締結し、共同して新世代の製品開発を進めることとなりました。また、その開発を加速さ
せ早期の実用化を支援するためにSpiberに対して30億円の出資を行うことといたします。
強靭で伸縮性に優れ、原料を枯渇資源に依存しないバイオマス由来の人工合成クモ糸素材「Q
MONOS™」(クモノス)は、従来のポリエステルやナイロンなどの石油由来の化学繊維とは一
線を画し、最先端の微生物発酵プロセスにより生成されたタンパク質(フィブロイン)を特殊な
紡糸技術により繊維化することで生産されるものであり、高い機能性を持ちながら環境性と持続
可能性をあわせ持つ新世代素材として産業化が期待されております。また、Spiberは内閣
府創設の「革新的研究開発プログラム(ImPACT)」の「超高機能構造タンパク質による素材
産業革命」のプロジェクトにコア研究機関として指名選定されています。
この新世代素材は、自然資本の枯渇資源問題や、低炭素社会への対応など、世界が直面する環
境問題に対して、石油資源に依存しない持続可能な新しいビジネスモデルの創出を可能にする画
期的な技術基盤であります。当社は、この度のSpiberとの事業提携契約の締結と出資によ
って、Spiberとの中長期的な開発関係を維持し、スポーツアパレル事業における中長期的
な成長基盤の確立を目指してまいります。
1
2.出資先の概要
(1)名称
Spiber株式会社
(2)所在地
山形県鶴岡市覚岸寺字水上 234 番地 1
(3)代表者の役職・氏名
代表執行役 関山和秀
(4)事業内容
新世代バイオ素材開発、DNAタグ技術開発
(5)資本金
2,534,580 千円 (平成 27 年 8 月 31 日現在)
(6)発行済株式総数
13,739,000 株 (平成 27 年 8 月 31 日現在)
(7)設立年月日
平成 19 年 9 月 26 日
(8)上場会社と当該会社
資本関係・人的関係・取引関係・関連当事者への該当状況は、い
の関係
ずれも該当ありません。
3.出資の概要
(1)取得株数
1,875,000 株
(2)取得金額
3,000 百万円
(3)払込期日
平成 27 年 9 月 30 日
4.今後の見通し
本件による当社の平成 28 年 3 月期連結・個別業績に与える影響は軽微であります。
以
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上