平成28年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 平成27年7月31日 上 場 会 社 名 株式会社スタートトゥデイ 上場取引所 東 コ ー ド 番 号 3092 URL http://www.starttoday.jp 代 表 者 (役職名) 代表取締役 (氏名) 前澤 友作 問合せ先責任者 (役職名) 取締役CFO (氏名) 柳澤 孝旨 (TEL) 043(213)5171 四半期報告書提出予定日 平成27年8月13日 配当支払開始予定日 ― 四半期決算補足説明資料作成の有無 :有 四半期決算説明会開催の有無 : 有 ( アナリスト・機関投資家向け ) (百万円未満切捨て) 1.平成28年3月期第1四半期の連結業績(平成27年4月1日~平成27年6月30日) (1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率) 売上高 営業利益 百万円 % 親会社株主に帰属 する四半期純利益 経常利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 28年3月期第1四半期 10,856 27年3月期第1四半期 8,401 (注) 包括利益 28年3月期第1四半期 29.2 3,733 29.5 3,797 30.4 2,501 33.5 △1.6 2,883 0.3 2,912 1.1 1,873 2.0 2,502百万円( 36.0%) 27年3月期第1四半期 1,839百万円( △2.7%) 潜在株式調整後 1株当たり 1株当たり 四半期純利益 四半期純利益 円 28年3月期第1四半期 27年3月期第1四半期 銭 円 23.18 17.47 銭 23.16 17.46 (2)連結財政状態 総資産 純資産 百万円 自己資本比率 百万円 28年3月期第1四半期 44,257 27年3月期 41,351 (参考) 自己資本 28年3月期第1四半期 29,243百万円 % 29,730 26,244 27年3月期 66.1 62.3 25,753百万円 2.配当の状況 年間配当金 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 円 銭 円 銭 円 27年3月期 ― 14.00 28年3月期 ― 28年3月期(予想) 19.00 (注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無 期末 合計 銭 円 ― 20.00 銭 34.00 円 銭 ― 28.00 47.00 3.平成28年3月期の連結業績予想(平成27年4月1日~平成28年3月31日) 売上高 通期 営業利益 (%表示は、対前期増減率) 親会社株主に帰属 1株当たり する当期純利益 当期純利益 経常利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭 53,800 30.6 19,140 26.9 19,160 26.6 12,520 39.1 116.40 ※ 注記事項 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :有 (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) 新規 1社 (社名) 株式会社アラタナ 、 除外 ―社 (社名) (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無 (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有 ② ①以外の会計方針の変更 :無 ③ 会計上の見積りの変更 :無 ④ 修正再表示 :無 (4)発行済株式数(普通株式) ① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 28年3月期1Q 109,896,300株 27年3月期 109,896,300株 27年3月期 2,308,820株 ② 期末自己株式数 28年3月期1Q 1,393,575株 ③ 期中平均株式数(四半期累計) 28年3月期1Q 107,925,736株 27年3月期1Q 107,211,300株 ※ 四半期レビュー手続の実施状況に関する表示 ・この四半期決算短信は、金融商品取引法に基づく四半期レビュー手続きの対象外であり、この四半期決算短信 の開示時点において、金融商品取引法に基づく四半期財務諸表のレビュー手続きは終了していません。 ※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項 ・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績 予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、添付資料6ページ「連結業績 予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。 ・当社は、平成27年7月31日に機関投資家及びアナリスト向けの決算説明会を開催する予定です。その模様及び 説明内容については、当日使用する決算説明資料とともに、開催後すみやかに当社ホームページに掲載する予定 です。 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 ○添付資料の目次 1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………2 (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………2 (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………5 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………6 2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 ……………………………………………………………7 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 …………………………………………7 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 …………………………………………7 (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 ………………………………………7 3.四半期連結財務諸表 …………………………………………………………………………………8 (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………8 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………10 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………12 (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………12 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………12 - 1 - 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 1.当四半期決算に関する定性的情報 (1)経営成績に関する説明 (単位:百万円) 前第1四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年6月30日) 当第1四半期連結累計期間 (自 平成27年4月1日 至 平成27年6月30日) 27,224 (100.0%) 33,271 (100.0%) +22.2% 売上高 8,401 (30.9%) 10,856 (32.6%) +29.2% 差引売上総利益 8,050 (29.6%) 10,186 (30.6%) +26.5% 営業利益 2,883 (10.6%) 3,733 (11.2%) +29.5% 経常利益 2,912 (10.7%) 3,797 (11.4%) +30.4% 親会社株主に帰属する四半期純利益 1,873 (6.9%) 2,501 (7.5%) +33.5% 商品取扱高 前年同期比 ( )内は商品取扱高に対する割合です。 当社グループは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、日本最大級のファッション ECサイト「ZOZOTOWN」及びファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っております。当第1四半 期連結累計期間における日本国内の衣料品・アクセサリー市場は、企業収益の回復、雇用・所得環境の改善を背景 に緩やかな回復基調を持続させております。しかしながら、先行きに対する慎重な消費者心理が依然として継続し ており、消費行動は高額品を中心とした選別消費と日用品を中心とした節約消費の二極化を一段と鮮明にしており ます。当社グループが軸足を置くファッションEC市場においては、百貨店及びブランドによるオムニチャネル戦略 の本格化、マイクロBtoC、CtoC、キュレーション系サービスに参入する企業の増加等を背景に、拡大基調を持続さ せております。 このような環境下、当第1四半期連結累計期間における当社グループは、在庫不足に起因する機会損失の解消、 潜在需要及び多様化する消費行動への積極的な対応に努めることで、期初に掲げた会社計画の実現に注力してまい りました。具体的には、「WEAR」との連携によるコーディネート提案の積極化、ターゲット顧客層の多様化するニー ズに対応した様々なカテゴリーに属するショップの出店誘致、ブランドとの連携によるポイント施策を実施いたし ました。さらには「ZOZOTOWN」10周年記念企画として、お客様への感謝の気持ちを込めて総額2億円相当の商品を 0円で販売いたしました。なお、10周年企画については平成27年12月までをアニバーサリーイヤーと位置付け、今 後も様々な企画を打ち出していく所存でおります。 また、ファッションEC市場全体を拡大させる取組みとして、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」の展開 にも引き続き注力しております。当第1四半期連結累計期間においては、iOS、Android 共にアプリのフルリニュー アルを行いました。併せてAppStore/Google playが利用可能なすべての国でのダウンロードを可能にしました。今 回のフルリニューアルでは直感的に操作できる、より利便性を重視した仕様に改良いたしました。 これらの結果、当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は33,271百万円(前年同期比22.2%増)、売上高は10,856 百万円(同29.2%増)となりました。差引売上総利益は10,186百万円(同26.5%増)となりました。ZOZOUSEDの構 成比が上昇したこと等により、差引売上総利益率(対商品取扱高)が30.6%と前年同期に比べ1.0ポイント上昇いた しました。 販売費及び一般管理費は6,453百万円(前年同期比24.9%増)となりました。即日配送開始による荷造運搬費の負 担割合上昇、積極的なポイント施策の実施によるプロモーション関連費の増加等を理由に、販管費比率(対商品取 扱高)が19.4%(前年同期比0.4ポイント上昇)となりました。 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の営業利益は3,733百万円(前年同期比29.5%増)、営業利益率(対商品 取扱高)は前年同期比0.6ポイント増の11.2%となりました。 - 2 - 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 なお、当社グループはEC事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、単一セ グメント内の各事業区分の業績を示しております。また、当第1四半期連結会計期間より事業区分と社内体制を合 わせることを目的に以下のように事業区分の変更を行っております。 各事業別の業績は、以下のとおりです。 事業別 取扱高 (百万円) 構成比 (%) (受託ショップ) 22,505 82.7 (買取ショップ) 137 (ZOZOUSED) 売上高 前年同期比 (%) 6,289 27,409 82.4 7,798 +21.8 +24.0 0.5 137 170 0.5 170 +23.9 +23.9 585 2.1 585 1,307 3.9 1,307 +123.4 +123.4 23,228 85.3 7,012 28,887 86.8 9,276 +24.4 +32.3 BtoB事業 3,996 14.7 1,032 4,383 13.2 1,093 +9.7 +5.9 その他 - - - - 合計 27,224 100.0 356 8,401 33,271 100.0 売上高 (百万円) 取扱高 前年同期比 (%) 構成比 (%) 小計 売上高 (百万円) 当第1四半期連結累計期間 (自 平成27年4月1日 至 平成27年6月30日) 取扱高 (百万円) ZOZOTOWN事業 前第1四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年6月30日) 487 10,856 - +36.5 +22.2 +29.2 ① ZOZOTOWN事業 ZOZOTOWN事業は、「受託ショップ」「買取ショップ」「ZOZOUSED」の3つの事業形態で構成されております。「受託 ショップ」は各ブランドの商品を受託在庫として預かり、受託販売を行っております。「買取ショップ」は各ブラン ドからファッション商材を仕入れ、自社在庫を持ちながら販売を行っております。「ZOZOUSED」は個人ユーザー等か ら中古ファッション商材を買取り、販売を行っております。 ファッションECサイトの運営においては「取扱いブランドの拡大と既存ブランドとの関係強化」及び「年間購入 者数の拡大」双方が重要な要素となります。 「取扱いブランドの拡大と既存ブランドとの関係強化」に関する施策としては、当第1四半期連結累計期間にお いても、ターゲット顧客や中心価格帯の異なる様々なカテゴリーに属するショップの出店を引き続き推し進めてま い り ま し た。具 体 的 に は 「Polo Ralph Lauren」「Denim & Supply Ralph Lauren」「NATURAL BEAUTY BASIC」 「LeSportsac」 「EDWIN SHOP」等16ショップを新規に出店することができました。平成27年6月末現在の総ショップ 数は685ショップとなっております。 - 3 - 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 一方、「年間購入者数の拡大」に関する施策としては、新着商品を使用したコーディネート画像の拡充、様々なポ イント施策の実施等を行いました。 その結果、平成27年6月末時点の年間購入者数(平成26年7月〜平成27年6月)は3,603,196人(前年同期比 197,077人増)となりました。平成26年7月にガールズファッションECサイト「LA BOO」を統合した影響を排除した 純増ペースは堅調に推移しております。 年間購入者数のうちアクティブ会員1人あたりの年間購入金額は44,279円(前年同期比2.0%増)、同年間購入点 数は8.0点(同8.1%増)となりました。増加の要因として、「ZOZOTOWN」10周年を機により一層原点回帰をキーワー ドにしたサイト構築に取り組んだことに加え、様々なポイント施策を効率的かつ効果的に実施したことにより、コ ンバージョンレート(ユニークビジターの購買率)が上昇基調に転じたことが背景にあります。 商品の出荷に関する指標においては、当第1四半期連結累計期間の出荷件数が3,007,626件(前年同期比26.8% 増)、同平均出荷単価9,605円(同1.9%減)、同平均商品単価5,041円(同7.4%減)となりました。値引き販売比率 の上昇により平均商品単価の下落が続いておりますが、商品配送料のルール変更(平成26年10月)、適切なリコメン ド機能の実装等により出荷単価の下落を限定的なものとすることができました。 デバイス別出荷比率においては、当第1四半期連結累計期間のスマートフォン経由の商品取扱高が60.4%(前年 同期比5.8ポイント増)まで上昇いたしました。「ZOZOTOWN」のコアユーザーである20〜40歳におけるスマートフォ ンの保有比率が上昇していることに合わせ、デバイス別の最適化に取り組んできたことが奏功いたしました。 前連結会計年度 当連結会計年度 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 645 659 685 686 685 - - - ZOZOTOWN 出 店 シ ョ ッ プ 数 (注)1 内)買取ショップ 18 17 23 30 27 - - - 627 642 662 656 658 - - - 年間購入者数(注)2 3,406,119 3,522,575 3,571,252 3,557,244 3,603,196 - - - 内)アクティブ会員数 2,127,592 2,217,050 2,287,233 2,331,739 2,401,421 - - - 1,278,527 1,305,525 1,284,019 1,225,505 1,201,775 - - - 43,405 42,972 43,214 43,529 44,279 - - - 7.4 7.5 7.6 7.7 8.0 - - - 2,372,373 2,782,854 2,557,804 2,994,432 3,007,626 - - - 平均商品単価(注)3、5 5,444 4,742 6,790 5,538 5,041 - - - 平均出荷単価(注)3、5 9,791 9,031 12,126 10,680 9,605 - - - PC 43.5% 42.8% 40.8% 39.7% 38.7% - - - スマートフォン 54.6% 55.5% 57.9% 59.1% 60.4% - - - 1.9% 1.7% 1.4% 1.1% 0.9% - - - 受託ショップ ゲスト購入者数 年間購入金額(注)2、4、5 年間購入点数(注)2、4 出荷件数(注)3 デバイス別出荷比率(注)3 モバイル (注) 1 四半期会計期間末日時点の数値を使用しております。 2 集計期間は会計期間末日以前の直近1年間としております。 3 四半期会計期間の数値を使用しております。 4 アクティブ会員1人あたりの指標となっております。 5 円単位となっております。 以上の結果、当第1四半期連結累計期間のZOZOTOWN事業の商品取扱高は28,887百万円(前年同期比24.4%増)、売 上高は9,276百万円(同32.3%増)となりました。 受託ショップ、買取ショップ及びZOZOUSEDの実績は以下のとおりです。 a.受託ショップ 当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は27,409百万円(前年同期比21.8%増)、商品取扱高に占める割合は 82.4%となりました。売上高(受託販売手数料)は7,798百万円(同24.0%増)となりました。平成27年6月末現 在、受託ショップ事業では658ショップ(平成27年3月末656ショップ)を運営しております。 - 4 - 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 b. 買取ショップ 当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は170百万円(前年同期比23.9%増)、商品取扱高に占める割合は0.5% となりました。売上高は商品取扱高と同額の170百万円(同23.9%増)なりました。平成27年6月末現在、買取シ ョップ事業では27ショップ(平成27年3月末30ショップ)を運営しております。これまで在庫リスク極小化とい う経営戦略のもと取り組んできた買取ショップから受託ショップへの切り替えは概ね一巡いたしました。その結 果、大幅な減収基調が一段落してまいりました。 c. ZOZOUSED 当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は1,307百万円(前年同期比123.4%増)、商品取扱高に占める割合は 3.9%となりました。売上高は商品取扱高と同額の1,307百万円(同123.4%増)となりました。「ZOZOTOWN」を活 用し様々な施策を実施し、ユーザーから安定的に商品を買い取ることができるようになったことが、商品取扱高 の大幅な上昇につながったと考えております。 ② BtoB事業 BtoB事業では、ブランドの自社ECサイトの構築及び運営を受託しております。当第1四半期連結累計期間の商品 取扱高は4,383百万円(前年同期比9.7%増)、商品取扱高に占める割合は13.2%となりました。売上高(受託販売手 数料)は1,093百万円(同5.9%増)となりました。平成27年6月末現在、BtoB事業では33サイト(STORES.jp PRO事 業による運営21サイトを含む)の構築及び運営を受託しております。 ③その他 その他にはZOZOTOWN事業及びBtoB事業に付随した事業の売上(送料収入、代引手数料収入、テナント出店の際の 初期出店料など)や、連結子会社(㈱クラウンジュエル、㈱ブラケット、㈱ヤッパ)のその他売上が計上されてお ります。当第1四半期連結累計期間のその他売上高は487百万円(前年同期比36.5%増)となりました。商品配送料 のルール変更(平成26年10月)による送料収入の増加、㈱ヤッパの子会社化(平成26年10月完全子会社化)が増収 の主要因となっております。 (2)財政状態に関する説明 (単位:百万円) 総資産 負債 純資産 前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間 41,351 44,257 15,106 14,527 26,244 29,730 増減率 7.0% △3.8% 13.3% (総資産) 総資産については、前連結会計年度末に比べ2,906百万円増加(前連結会計年度末比7.0%増)し、44,257百万円 となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ425百万円減少(同1.2%減)し、34,870百万円となりました。 主な増減要因としては、現金及び預金の減少2,357百万円、売掛金の増加1,752百万円などによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べ3,331百万円増加(同55.0%増)し、9,387百万円となりました。主な増減要 因としては、のれんの増加2,307百万円によるものであります。 (負債) 負債については、前連結会計年度末に比べ579百万円減少(前連結会計年度末比3.8%減)し、14,527百万円とな りました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ717百万円減少(同5.2%減)し、13,026百万円となりました。主 な増減要因としては、受託販売預り金の増加1,206百万円、未払法人税等の減少2,239百万円などによるものであり ます。固定負債は、前連結会計年度末に比べ137百万円増加(同10.1%増)し、1,500百万円となりました。 (純資産) 純資産については、前連結会計年度末に比べ3,485百万円増加(前連結会計年度末比13.3%増)し、29,730百万円 となりました。主な増減要因としては、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加2,501百万円、自己株 式の処分による増加3,134百万円、剰余金の配当による減少2,151百万円などによるものであります。 - 5 - 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 平成28年3月期の連結業績予想につきましては、平成27年4月30日に発表した商品取扱高168,200百万円(前期実 績比30.3%増)、売上高53,800百万円(同30.6%増)、営業利益19,140百万円(同26.9%増)、経常利益19,160百万円 (同26.6%増) 、親会社株主に帰属する当期純利益12,520百万円(同39.1%増)から変更はありません。 当社グループが軸足を置くファッションEC市場は、依然としてファッション市場全体に占める割合が数パーセン トと低い状態にあり、マクロ環境の変化に左右されるような状況ではありません。当社といたしましては、消費者 のライフスタイルの多様化が一段と進むことを想定し、ファッションECを活用することがファッション市場全体の 拡大に繋がるということを実証してまいりたいと考えております。 商品取扱高会社計画168,200百万円の事業別内訳は、ZOZOTOWN事業153,700百万円(前期実績比38.0%増)、BtoB事 業11,000百万円(同37.9%減)、フリマ事業3,500百万円(新規事業)を計画しております。 ZOZOTOWN事業は更に受 託ショップ145,915百万円(同37.5%増)、買取ショップ785百万円(同2.4%増)、ZOZOUSED7,000百万円(同57.4% 増)に区分しております。 (単位:百万円) 前連結会計年度 (実績) ZOZOTOWN事業 受託ショップ 買取ショップ ZOZOUSED BtoB事業 フリマ事業 商品取扱高 当連結会計年度 (連結業績予想) 111,358 106,145 766 4,446 17,701 ― 129,059 153,700 145,915 785 7,000 11,000 3,500 168,200 前期実績比(%) +38.0 +37.5 +2.4 +57.4 -37.9 ― +30.3 ZOZOTOWN事業のうち、受託ショップ及び買取ショップにおいては、多様化する消費行動を的確に購買に結び付け られるよう、コーディネート提案及び顧客毎に最適化されたコンテンツをマルチチャネルで提供していくことなど を通じて、商品取扱高の成長速度を加速させていくことを目指します。加えて、在庫不足に起因する直接的な機会 損失だけでなく、潜在需要についても数値化した上でファッションECに必要な在庫を質・量ともに高めていく施策 にも取り組んでまいります。 ZOZOUSEDにつきましては、引き続き商品の買取りを強化することで事業規模の拡大を図ってまいります。 BtoB事業については、平成27年5月に完全子会社化した㈱アラタナと連携し、新たにブランドの自社ECサイト支 援を展開していく方針です。従来の事業形態は平成21年3月に「ZOZOTOWN」の共通インフラを物流及びシステムを 含めて提供することから始まりましたが、近年ではECインフラの提供サービスがコモディティ化してまいりました。 それに呼応する形でブランドが自社ECサイトに求めるものも集客力、購買率の向上、実店舗との連携等に目が向け られるようになり、要求水準もより高度なものとなってまいりました。時代の変遷に合わせて当社が提供するサー ビス形態を変更すべきではありましたが、「ZOZOTOWN」と共通のインフラでは限界があったことから、当社が持つ 「EC運営ノウハウ」と㈱アラタナの持つ「ECに特化したテクノロジーとサポート力によるECソリューション」 を相 互連携することでその要求水準に応えられるよう対応する方針といたしました。 フリマ事業につきましては、今年度中のサービス開始を予定しております。事業開始に合わせて詳細を開示させ ていただく予定でおります。 収益面においては、即日配送手数料無料化(平成26年10月)及び配送パッケージの変更(平成26年11月)の通年 寄与によるコスト増があるものの、引き続き効率的なプロモーション施策の運用や労働生産性の向上等により、前 期実績並みの営業利益率(対商品取扱高)を確保する見通しです。 WEARにつきましては、引き続き安易な収益化に走ることなく、ファッションメディアとしての地位確立を第一義 としてまいります。当社グループでは、オムニチャンネル戦略の本質は「実店舗とECサイトが敵対するのではなく、 互いの強みを生かし、力を合わせ、ファッションやオシャレを楽しむ人をひとりでも増やし、ファッション 業界全 体のマーケット拡大を目指すこと」にあると考えております。そして、ファッションメディア「WEAR」はこの戦略 を実現するためのツールになると考えていることから、まずはユーザー、ブランドの双方にとってなくては ならな い存在になることを目指していく所存でおります。 - 6 - 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 2.サマリー情報(注記事項)に関する事項 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 当第1四半期連結会計期間より、㈱アラタナを株式交換により完全子会社化したため、㈱アラタナを連結の範囲 に含めております。 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 該当事項はありません。 (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示 (会計方針の変更) 「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第22号 「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号 平成25年9月13日。以下「企業結合会計基準」という。)、 平成25年9月13日。以下「連結会計基準」という。)及び 平成25年9月13日。以下「事業分離等会計基準」という。) 等を、当第1四半期連結会計期間から適用し、支配が継続している場合の子会社に対する当社の持分変動による差 額を資本剰余金として計上するとともに、取得関連費用を発生した連結会計年度の費用として計上する方法に変更 いたしました。また、当第1四半期連結会計期間の期首以後実施される企業結合については、暫定的な会計処理の 確定による取得原価の配分額の見直しを企業結合日の属する四半期連結会計期間の四半期連結財務諸表に反映させ る方法に変更いたします。加えて、四半期純利益等の表示の変更及び少数株主持分から非支配株主持分への表示の 変更を行っております。当該表示の変更を反映させるため、前第1四半期連結累計期間及び前連結会計年度につい ては、四半期連結財務諸表及び連結財務諸表の組替えを行っております。 企業結合会計基準等の適用については、企業結合会計基準第58-2項(4)、連結会計基準第44-5項(4)及 び事業分離等会計基準第57-4項(4)に定める経過的な取扱いに従っており、当第1四半期連結会計期間の期首 時点から将来にわたって適用しております。 これによる四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。 - 7 - 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 4.四半期連結財務諸表 (1)四半期連結貸借対照表 (単位:千円) 前連結会計年度 (平成27年3月31日) 資産の部 流動資産 現金及び預金 売掛金 商品 その他 流動資産合計 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 のれん その他 無形固定資産合計 投資その他の資産 固定資産合計 資産合計 負債の部 流動負債 買掛金 受託販売預り金 未払法人税等 賞与引当金 ポイント引当金 返品調整引当金 事業整理損失引当金 その他 流動負債合計 固定負債 退職給付に係る負債 資産除去債務 その他 固定負債合計 負債合計 - 8 - 当第1四半期連結会計期間 (平成27年6月30日) 24,713,294 9,251,917 530,632 800,512 35,296,356 22,356,276 11,004,904 641,182 868,247 34,870,611 2,819,812 2,977,847 1,277,280 162,828 1,440,109 1,795,333 6,055,255 41,351,612 3,584,544 563,434 4,147,978 2,261,208 9,387,033 44,257,645 78,334 6,719,933 3,450,151 206,608 507,661 45,500 1,226 2,734,813 13,744,229 41,976 7,926,034 1,210,564 316,599 514,548 44,873 3,915 2,968,239 13,026,752 890,641 358,545 113,472 1,362,658 15,106,887 916,675 371,424 212,388 1,500,487 14,527,240 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 (単位:千円) 前連結会計年度 (平成27年3月31日) 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 退職給付に係る調整累計額 その他の包括利益累計額合計 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計 負債純資産合計 - 9 - 当第1四半期連結会計期間 (平成27年6月30日) 1,359,903 2,056,756 24,905,942 △2,817,766 25,504,835 1,359,903 4,074,622 25,255,638 △1,700,918 28,989,246 103,875 133,365 11,918 249,158 2,197 488,532 26,244,724 41,351,612 108,652 133,581 11,719 253,954 2,197 485,007 29,730,405 44,257,645 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 四半期連結損益計算書 第1四半期連結累計期間 売上高 売上原価 売上総利益 返品調整引当金戻入額 返品調整引当金繰入額 差引売上総利益 販売費及び一般管理費 営業利益 営業外収益 受取利息 為替差益 補助金収入 協賛金収入 その他 営業外収益合計 経常利益 特別損失 固定資産除売却損 特別損失合計 税金等調整前四半期純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 法人税等合計 四半期純利益 非支配株主に帰属する四半期純利益 親会社株主に帰属する四半期純利益 前第1四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年6月30日) 8,401,842 354,425 8,047,417 39,177 36,283 8,050,311 5,167,207 2,883,103 (単位:千円) 当第1四半期連結累計期間 (自 平成27年4月1日 至 平成27年6月30日) 10,856,928 670,649 10,186,278 45,500 44,873 10,186,904 6,453,812 3,733,091 625 902 20,231 ― 8,063 29,823 2,912,927 486 1,661 8,650 50,000 3,946 64,744 3,797,836 133 133 2,912,794 1,015,029 24,578 1,039,607 1,873,186 ― 1,873,186 ― ― 3,797,836 1,170,169 130,034 1,300,203 2,497,633 △3,812 2,501,445 - 10 - 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 四半期連結包括利益計算書 第1四半期連結累計期間 四半期純利益 その他の包括利益 その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 退職給付に係る調整額 その他の包括利益合計 四半期包括利益 (内訳) 親会社株主に係る四半期包括利益 非支配株主に係る四半期包括利益 前第1四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年6月30日) 1,873,186 (単位:千円) 当第1四半期連結累計期間 (自 平成27年4月1日 至 平成27年6月30日) 2,497,633 ― △33,470 ― △33,470 1,839,716 4,777 503 △198 5,082 2,502,715 1,859,090 △19,373 2,506,241 △3,525 - 11 - 株式会社スタートトゥデイ(3092) 平成28年3月期 第1四半期決算短信 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 (継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) 当社は、平成27年5月28日付で、当社を完全親会社とし、㈱アラタナを完全子会社とする株式交換を行いまし た。この結果、当第1四半期連結累計期間において、資本剰余金が2,017百万円増加し、自己株式が1,117百万円減 少しております。 - 12 -
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