統計資料 第1386-11号 み や ぎ 経 済 月 報 (2016年2月) 平成 28 年2月 29 日 目 次 利用される方に Ⅰ 本県の経済概況 ‥‥‥‥‥‥‥ 1 Ⅱ 主な指標の動き ‥‥‥‥‥‥‥ 3 鉱工業生産指数 12 月 ‥‥ 3 大口電力使用量 12 月 ‥‥ 3 新設住宅着工戸数 12 月 ‥‥ 4 公共工事請負金額 1月 ‥‥ 4 百貨店・スーパー販売額 12 月 ‥‥ 5 乗用車新車登録台数 12 月 ‥‥ 5 消費者物価指数 12 月 ‥‥ 6 求人倍率 12 月 ‥‥ 6 所定外労働時間 11 月 ‥‥ 7 実質賃金指数 11 月 ‥‥ 7 雇用保険受給者実人員 12 月 ‥‥ 7 企業倒産 1月 ‥‥ 8 Ⅲ 宮城県景気動向指数(概要)‥‥ 9 Ⅳ 全国・東北等の景況 ‥‥‥‥‥ 10 Ⅴ 主要経済指標 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 14 ■この経済月報は,本県における経済活動の 主要項目分野に着目し,当該分野の経済指標 の数値変動をもとに,本県経済の状況をマク ロ的視点から定性的に表現することを目的と しています。 ■資料は,官公庁,団体,会社等の業務資料 および当該機関の刊行した統計資料等によっ たもので,資料をご提供いただいた関係各位 に厚くお礼申し上げます。 ■数字の単位未満は,原則として四捨五入し ており,合計と内訳の計とが一致しない場合 もあります。なお,指標の一部に速報値等を 利用しており,翌月に数値変更の場合があり ますので,あらかじめご了承願います。 ■統計表の符号は次のとおりです。 「▲」‥‥‥‥負数 「…」‥‥‥‥数字が得られないもの 「-」‥‥‥‥該当数字がないもの ■内容についてのご照会,ご意見は, 宮城県震災復興・企画部統計課 (分析所得班) 〒980-8570 仙台市青葉区本町三丁目8番1号 電話 022-211-2453(直通) にご連絡下さい。 ■本誌の内容は,インターネットでもご覧い ただけます。 宮城県統計課ホームページ http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/toukei/ Ⅰ 本県の経済概況 12 月を中心とした宮城県経済の動向 生産は弱含んでおり,個人消費など一部に弱い動きがみられるものの,住宅投資や求人 倍率は高水準で推移しているなど,基調としては緩やかに回復している。 (変化方向) 前々月 指 標 生 産 前月 当月 動 向 東日本大震災の影響があるなかで,弱含みで推移している。 住宅投資 高水準で推移している。 公共投資 高水準で推移している。 個人消費 持ち直しの動きとなっているものの,一部に弱い動きがみられる。 雇 改善傾向の動きとなっている。 用 企業倒産 変化方向 小康状態が続いている。 鉱工業生産指数(12 月)は,前 乗用車新車登録及び届出台数 月比が3か月連続の低下とな (12 月・普通,小型,軽自動車 自 動 車 った。前年同月比は2か月連続 の合計)は,前年同月比が 12 か の低下となった。大口電力使用量(12 月)は,前年 月連続の減少となった。軽自動車は 12 か月連続の減少 同月比が2か月ぶりの減少となった。 となった。小型車は2か月連続の減少となった。普通 車は5か月ぶりの増加となった。 新設住宅着工戸数(12 月)は, 住宅投資 前年同月比が全体では3か月 仙台市消費者物価指数(平成 22 ぶりの増加となった。分譲住宅 年=100) (12 月)生鮮食品を除 物 価 は2か月ぶりの増加となった。貸家は4か月ぶりの増 く総合指数は,前月比は2か月 加となった。持家は2か月ぶりの減少となった。 連続の低下となり,前年同月比は2か月連続の上昇と なった。総合指数は,前月比は3か月ぶりの上昇とな 公共工事請負金額(1月)は, り,前年同月比は 32 か月連続の上昇となった。 公共投資 前年同月比が全体では2か月 ぶりの減少となった。国は3か 求人倍率(12 月)は,有効は3 雇 用 月ぶりの減少,県は2か月ぶりの減少,市町村は4か か月連続の低下となった。新規 月ぶりの減少となった。 は2か月連続の低下となった。 所定外労働時間(製造業・30 人以上) (11 月)は,指 数が前年同月比が 7 か月ぶりの低下となった。実質賃 個人消費 (百貨店・スーパー,自動車,物価) 金指数(製造業・30 人以上)(11 月)は,前年同月比 が2か月ぶりの上昇となった。雇用保険受給者実人員 百貨店・スーパー販売額(12 月) (12 月)は,前年同月比が2か月ぶりの減少となった。 百貨店・スーパー の全店舗比較は,前年同月比が 2か月ぶりの増加となった。既 企業倒産(12 月)は,件数は前 企業倒産 存店比較は,2か月ぶりの増加となった。 年同月比が前年同値となった。 負債総額は,前年同月比が2か 月連続の減少となった。大型倒産(負債総額 10 億円以 上)は,発生しなかった。 生 産 ※下線部は前月からの主な変更箇所。 - 1 - は実数値(右目盛) は前年同月比の推移(左目盛) ※1 前月比 ※2 前月差 ※3 指数 直近3か月の経済動向(前年同月比の動き) 消 投 百貨店・スーパー販売額 資 (%) 公共工事請負金額 (億円) 1,000 60.0 300 800 654 40.0 1.7 2.1 ▲ 0.4 832 0.0 600 100 400 350 ▲ 4.2 ▲ 20.0 ▲ 40.0 ▲ 10.0 200 ▲ 34.7 11 H28 12 (額) 654億円 ▲ 10.0 344億円 ▲ 17.4 2,000 H27 10 11 (台) 6,653台 6,260台 生 (戸) 2,500 36.5 1,931 1,830 (季節調整済指数) (%) 1,500 0.0 1,000 91.3 (百万kWh) (%) 20.0 400 316 100.0 83.6 10.0 500 ▲ 37.3 86.5 大口電力使用量 (指数) H22=100 120.0 20.0 ▲ 19.6 ▲ 20.0 308 10.0 0 10 11 12 1,830戸 1,931戸 2,366戸 0.0 (月) ▲ 4.2 0.0 H27 10 (指数) 91.3 家 103.3 103.2 12 86.5 83.6 0 ▲ 10.0 H27 (月) 10 11 12 (百万kWh) 316 308 296 (仙台市) 企業倒産件数 100.0 300,000 28.6 200,000 0.0 9 100,000 ▲ 50.0 330,499 15 60.0 50.0 102.0 2.0 100.0 1.0 0.0 0.1 0.2 10 11 12 103.2 103.0 96.0 ▲ 40.0 (指数) 103.3 ▲ 16.3 (月) (額) ▲ 100.0 ▲ 29.1 H27 0 10 11 12 244,005 330,499 301,320 (月) 雇 (件数) 11 12 9件 8件 H28 6 5 1 (月) 用 所定外労働時間※3 実質賃金指数 (事務所規模30人以上 製造業) (倍) 1.60 1.37 1.36 1.34 1.40 (%) 20.0 18.7 0.05 ▲ 0.01 0.00 ▲ 0.01 ▲ 0.02 1.00 10.0 0.80 5.0 0.60 17.9 (時間) 20.0 15.0 7.7 0.00▲ 10.0 11 12 1.37 1.36 1.34 (月) H22=100 (指数) 200.0 20.0 15.0 150.0 9.2 10.0 86.3 5.0 0.0 ▲ 4.3 5.0 0.20 ▲ 5.0 10 (%) 10.0 2.3 0.40 ▲ 0.05 18.0 15.0 1.20 0.10 H27 0.0 9 (時間) 18.7 0 6件 (事務所規模30人以上 製造業) 0.15 (倍率) H27 (季節調整値) H27 10 8 有効求人倍率※2 (ポイント) 0.20 ▲ 0.10 0.0 98.0 0.0 H27 ▲ 20.0 (件) 20 400,000 301,320 244,005 (%) 150.0 (円) 14.2 104.0 0.0 (月) 企業倒産 (%) 20.0 (指数) H22=100 106.0 3.0 ▲ 1.0 11 勤労者世帯消費支出 103.0 100 計 仙台市消費者物価指数 (%) 5.0 ▲ 1.2 0.0 20.0 ▲ 10.0 (生鮮食品を除く総合) 200 1.0 ▲ 0.2 40.0 ▲ 3.4 ▲ 5.3 296 300 80.0 60.0 4.0 5,815台 (月) 産 鉱工業生産指数※1 2,000 20.0 (戸) 12 1 (月) 2,366 H27 6,000 4,000 ▲ 20.0 12 (月) 433億円 新設住宅着工戸数 ▲ 40.0 5,815 ▲ 12.4 832億円 350億円 (%) 60.0 40.0 6,260 ▲ 6.3 ▲ 30.0 0 11 (額) 341億円 0 H27 10 H27 0.0 200 20.0 0.0 (台) 8,000 6,653 400 344 341 10.0 (普通,小型,軽自動車) 10.0 500 433 (%) 67.7 乗用車新車登録台数 (%) (億円) (全店舗比較) 20.0 80.0 費 10 11 17.9 18.0 - 2 - (月) 100.0 86.6 96.1 2.4 ▲ 0.6 50.0 0.0 ▲ 5.0 H27 0.0 9 (指数) 86.3 10 11 86.6 96.1 (月) Ⅱ 主な指標の動き 1 生 産 (1)鉱工業生産指数 前月比(季節調整済指数) 12 月の鉱工業生産指数(季節調整値,平成 宮城県 全 国 東 北 (H22=100) 8 6 22 年=100)は 83.6(速報値)で,前月比 3.4% 4 2 の低下となり,3か月連続の低下となった。 0 ▲2 ▲4 業種別にみると,“非鉄金属工業”,“電子部 ▲6 ▲8 品・デバイス工業”など 13 業種が上昇となっ ▲ 10 指 数 ( 宮 城 県 ・ 季 節 調 整 済 ) た。一方で,“生産用・業務用機械工業”,“化 学、石油・石炭製品工業”など5業種が低下とな った。 前年同月比(原指数)は 7.9%の低下となり, 12 2か月連続の低下となった。 (%) 10 1 2 3 4 5 6 H25 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 H26 鉱工業 7 8 9 10 11 (指数) 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 12 H27 食料品 生産用・業務用機械 電子部品・デバイス (資料:県統計課) 数値データは 15 ページに掲載 (2)大口電力使用量 前年同月比 12 月の大口電力使用量(契約電力 500kW 宮城県 東 北 全 国 以上)は2億 9,581 万 kWh で,前年同月比 (%) 8 6 4 2 1.2%の減少となり,2か月ぶりの減少とな 0 ▲2 った。 ▲4 ▲6 業種分野ごとに前年同月比をみると,鉄鋼 ▲8 分野は 11.9%の減少となり,4か月連続の (億kWh) 4 使 用 量 (宮城県) 減少となった。食料品分野は 3.0%の増加と 3 なり,4か月連続の増加となった。機械分野 2 は 0.7%の増加となり,13 か月連続の増加と 1 なった。 0 12 1 2 3 4 5 6 H25 数値データは 17 ページに掲載 - 3 - 8 9 10 11 12 1 2 3 4 H26 機 械 (資料:東北電力(株)) 7 5 6 7 8 9 10 11 12 H27 鉄 鋼 食料品 その他 2 投 資 (1)新設住宅着工戸数 (%) 80 前年同月比 12 月の新設住宅着工戸数は 2,366 戸で, 宮城県 東 北 全 国 前年同月比 36.5%の増加となり,3か月ぶりの 60 40 増加となった。 20 利用関係別に前年同月比をみると,分譲住 0 宅は 110.4%の増加となり,2か月ぶりの増加 ▲ 20 ▲ 40 となった。分譲住宅のうちマンションは2か月 戸 ぶりの増加,一戸建ては2か月連続の増加と (千戸) 数 (宮城県) 4 なった。貸家は 37.4%の増加となり,4か月ぶ 3 りの増加となった。持家は 5.3%の減少となり, 2 2か月ぶりの減少となった。 1 (資料:国土交通省) 数値データは 18 ページに掲載 0 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 H25 H26 持家 H27 貸家 分譲住宅 給与住宅 (2)公共工事請負金額 (%) 前年同月比 1月の公共工事請負金額は 350 億 300 万円 宮城県 東 北 全 国 で,前年同月比 34.7%の減少となり,2か月ぶ 120 100 80 60 りの減少となった。 40 20 発注主体別に前年同月比をみると,国は 0 ▲ 20 61.5%の減少となり,3か月ぶりの減少となっ ▲ 40 ▲ 60 た。県は 29.7%の減少となり,2か月ぶりの減 金 少となった。市町村 13.4%の減少となり,4か (億円) 1,200 額 (宮城県) 月ぶりの減少となった。 1,000 800 600 (資料:東日本建設業保証(株)) 400 数値データは 20 ページに掲載 200 0 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 H26 国 - 4 - 県 6 7 8 9 10 11 12 1 H27 市町村 独立行政法人等 地方公社 H28 その他 3 消 費 (1)百貨店・スーパー販売額 (%) 前年同月比(全店舗,百貨店・スーパー計) 12 月の百貨店・スーパー販売額は 433 億 20 15 1,200 万円となった。前年同月比でみると,全店 10 舗比較は,1.7%の増加となり,2か月ぶりの増加 5 0 となった。既存店比較で 0.6%の増加となり,2か ▲5 月ぶりの増加となった。 宮城県 ▲ 10 東 北 ▲ 15 全 国 商品目別(全店舗比較)にみると,飲食料品は ▲ 20 1.4%の増加となり,9か月連続の増加となった。 金 額 (宮城県) (百億円) 家具・家電・家庭用品は 11.5%の増加となり,6か 5 月連続の増加となった。衣料品は 4.1%の減少と 4 3 なり,5か月連続の減少となった。 2 1 (資料:東北経済産業局) 数値データは 21 ページに掲載 0 12 1 2 H25 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 H26 4 5 6 7 8 9 10 11 12 H27 (2)乗用車新車登録台数 前年同月比(普通車,小型車,軽自動車計) 12 月の乗用車新車登録及び届出台数(普通乗 (%) 40 宮城県 東 北 全 国 用車,小型乗用車,軽乗用自動車の合計)は 5,815 台で,前年同月比 17.4%の減少となり,12 20 0 か月連続の減少となった。 ▲ 20 車種別に前年同月比をみると,軽自動車は ▲ 40 39.3%の減少となり,12 か月連続の減少となっ 台 (千台) 数 (宮城県) た。小型車は 1.7%の減少となり,2か月連続の減 16 少となった。普通車は 11.8%の増加となり,5か月 12 ぶりの増加となった。 8 14 10 6 4 2 (資料:自動車販売協会連合会宮城県支部, 全国軽自動車協会連合会) 0 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 H25 数値データは 24 ページに掲載 H26 普通車 - 5 - H27 小型車 軽自動車 4 物 価 12 月の仙台市消費者物価指数のうち生鮮 食品を除く総合指数(平成 22 年=100)は 消費者物価指数 (H22=100) 103.0 で,前月比 0.2%の低下となり,2か月連 104.0 103.0 続の低下となった。食料(酒類を除く)及びエネ 102.0 101.0 ルギーを除く総合指数(同)は 101.6 で,前月 100.0 同水準となった。総合指数(同)は 103.4で,前 99.0 98.0 月比 0.1%の上昇となり,3か月ぶりの上昇とな 97.0 った。 96.0 前年同月比でみると,生鮮食料品を除く総 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 H25 H26 H27 仙台市(総合指数) 合指数(同)は 0.2%の上昇となり,2か月連続 仙台市(生鮮食品を除く) の上昇となった。食料(酒類を除く)及びエネ 仙台市(食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く) ルギーを除く総合指数(同)は 1.4%の上昇と なり,32 か月連続の上昇となった。総合指数 全 国(総合指数) 全 国(生鮮食品を除く) 全 国(食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く) (同)は 0.4%の上昇となり,32 か月連続の上 昇となった。 (資料:県統計課) 数値データは 33 ページに掲載 5 雇 用 (1)求人倍率 12 月の有効求人倍率(季節調整値,新規 (倍) 2.2 求人倍率(季節調整済) 学卒者除きパートタイム含む)は 1.34 倍で,前 2.0 月を 0.02 ポイント下回り,3か月連続の低下と 1.8 なった。新規求人倍率(同)は 1.89 倍で,前月 1.4 を 0.09 ポイント下回り,2か月連続の低下とな 1.0 1.6 1.2 0.8 った。 0.6 月間有効求人数及び新規求人数(新規学 卒者除きパートタイム含む)は,有効は前年同 月比 1.7%の増加となり、6か月連続の増加と 宮城県 有効 宮城県 新規 0.4 全 全 0.2 国 有効 国 新規 0.0 12 1 H25 なった。新規は前年同月比 4.0%の低下とな り,2か月連続の低下となった。 新規求人数を産業別にみると,“卸売業・小 売業”や“運輸業、郵便業”などで増加,“公 務”や“製造業”などで減少となった。 (資料:宮城労働局) 数値データは 29 ページに掲載 - 6 - 2 3 4 5 6 7 H26 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 H27 8 9 10 11 12 (2)所定外労働時間 11 月の所定外労働時間(製造業,事業所規 (%) 20 前 年 同 月 比 (製造業30人以上,指数(H22=100)で算出) 宮城県 模 30 人以上,1 人平均月間)は 18.0 時間で, 15 全国 前年同月比(指数)4.3%の低下となり,7 10 か月ぶりの低下となった。 5 0 ▲5 (資料:県統計課) ▲ 10 数値データは 31 ページに掲載 (時間) 時 間 数 (宮城県,製造業30人以上) 25 20 15 10 5 0 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 H25 H26 H27 (3)実質賃金指数 11 月の実質賃金指数(平成 22 年=100,現 (%) 20 前 年 同 月 比 (製造業30人以上,指数(H22=100)で算出) 金給与総額,製造業,事業所規模 30 人以上) 宮城県 15 全国 は 96.1 で,前年同月比 9.2%の上昇となり, 10 2か月ぶりの上昇となった。 5 0 (資料:県統計課) ▲5 数値データは 31 ページに掲載 (指数) 指 数 (宮城県,製造業30人以上) 200 150 100 50 0 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 H25 H26 H27 (4)雇用保険受給者実人員 前年同月比 (%) 10 12 月の雇用保険受給者実人員は 8,062 人 0 で,前年同月比 3.5%の減少となり,2か月ぶり ▲ 10 の減少となった。 ▲ 20 宮城県 (資料:宮城労働局) 数値データは 31 ページに掲載 全国 ▲ 30 ▲ 40 12 1 H25 - 7 - 2 3 4 5 6 7 H26 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 H27 8 9 10 11 12 6 企業倒産 1月の企業倒産(負債総額 1,000 万円以上) (%) 120 100 80 60 40 20 0 ▲ 20 ▲ 40 ▲ 60 ▲ 80 前 年 同 月 比 (件数) は6件で,前年同値となった。 負債総額は3億 8,600 万円で,前年同月比 88.6%の減少となり,2か月連続の減少となっ た。 大型倒産(負債総額 10 億円以上)は発生し 宮城県 なかった。不況型倒産(販売不振,売掛金回収 東 北 全 国 (億円) 負 債 総 額 (宮城県) 困難,赤字累積,既往のシワ寄せ)の件数は6 80 件となり,全体に占める構成比は 100.0%となっ 60 70 50 た。 40 30 (資料:㈱東京商工リサーチ) 20 10 数値データは 32 ページに掲載 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 H26 H27 H28 ○指数:毎月変動する何らかの量や値を,比較の基準となる値に対する比率として表したもの。 (例)りんごの価格の指数を求めてみます。基準年を平成 22 年とします。平成 22 年のりんごの価格指数は 100 となります(H22 =100)。りんごの平成 22 年の平均価格が 30 円で,今月の価格が 31 円だった場合,今月のりんごの価格の指数は,30 円=100 なので,比例計算で以下のとおり 103.3 となります。 (りんごの価格指数) 31 円÷30 円×100=103.3 ○前月(期)比 :前月(期)からの変化率。 今月(期)の値から前月(期)の値を差し引いて,前月(期)の値で割ったもの。 足元の動き(前月(期)からの変化)を見るための目安となります。 ○前年同月(期)比:昨年の同じ月(期)からの変化率。 今月(期)の値から昨年の同じ月(期)の値を差し引いて,昨年の同じ月(期)の値で割ったもの。 基調的な動き(変化方向)を見るための目安となります。季節性(天候,暦及び社会的慣習等により発生する1年を周期とす る変動 例:季節による寒暖の差,2月等の月の日数,賞与)があるデータの場合,前月比で比較するよりも,前年同月比で比 較することにより,季節性を除去することができ,変化の方向性が見やすくなります。但し,1年前の値を基準としますので, 震災のように前年に特別な出来事により大きく増減した場合は,大きく変動します。 - 8 - Ⅲ 宮城県景気動向指数(概要) 1 概 況 平成27年12月のCI(H22=100)は, 先 行 指 数 104.6 , 一 致 指 数 121.0 , 遅 行 指 数 157.9 となった。 先行指数は前月差で 0.3ポイント下降し,3か月連続の下降となった。 一致指数は前月差で 4.0ポイント下降し,3か月連続の下降となった。 遅行指数は前月差で 1.8ポイント下降し,3か月ぶりの下降となった。 2 景気動向指数(CI)の推移及び個別系列の寄与度 系 列 名 7月 8月 11月 12月 112.4 109.3 113.1 113.0 104.9 104.6 前月差(ポイント) -3.1 -3.1 3.8 -0.1 -8.1 -0.3 3か月後方移動平均 113.8 112.4 111.6 111.8 110.3 107.5 CI 先行指数 先 行 指 数 7か月後方移動平均 114.0 113.1 112.8 112.5 111.7 110.4 L1 新規求人数(学卒除く,パート) 0.64 -0.43 -0.56 1.02 -1.33 -0.72 1 L2 投資財生産指数 -2.17 -0.77 1.00 -1.15 -0.04 -1.13 2 L3 生産財生産指数 -1.72 1.34 2.74 -0.26 -2.01 0.40 3 L4 日経商品指数(42種) -0.97 -1.95 -1.37 -0.34 -0.74 -0.87 4 L5 乗用車新車新規登録台数(軽含む) -0.16 -0.01 1.48 0.28 -2.11 0.51 5 L6 新設住宅着工床面積 0.26 -0.76 -0.18 -0.96 -0.02 1.52 6 L7 全銀貸出残高(前年同月比) 0.17 -1.09 0.38 0.06 -1.50 -0.48 7 L8 中小企業業界景況感(前年同月比) 0.55 0.43 0.06 1.06 -0.51 0.40 8 一致トレンド成分 0.29 0.13 0.23 0.20 0.16 0.10 121.0 CI 一致指数 一 致 指 数 遅 行 指 数 (H 22=100) 平成27年 9月 10月 127.2 130.4 132.6 127.1 125.0 前月差(ポイント) 0.7 3.2 2.2 -5.5 -2.1 -4.0 3か月後方移動平均 126.2 128.0 130.1 130.0 128.2 124.4 127.1 7か月後方移動平均 125.1 125.4 126.7 127.6 127.7 C1 所定外労働時間指数(調査産業計) 1.50 0.00 0.53 -0.66 -0.95 0.03 1 C2 有効求人倍率(合計) 2.19 -0.33 -0.61 -0.75 -0.98 -1.17 2 C3 実質定期給与指数(製造業) -2.71 4.45 0.17 -3.33 0.45 0.01 3 C4 鉱工業生産指数 -2.35 -0.12 2.28 -1.17 -1.43 -1.21 4 C5 大口電力使用量 1.08 -0.35 -2.37 1.43 0.77 -0.99 5 C6 百貨店・スーパー販売額(前年同月比) 0.02 -0.10 0.86 -0.52 -0.61 0.87 6 C7 輸入通関実績 0.94 -0.29 1.29 -0.45 0.57 -1.54 7 CI 遅行指数 160.0 158.2 154.1 154.8 159.7 157.9 前月差(ポイント) 7.4 -1.8 -4.1 0.7 4.9 -1.8 3か月後方移動平均 161.0 156.9 157.4 155.7 156.2 157.5 7か月後方移動平均 172.7 168.7 163.7 159.0 158.5 156.8 Lg1 離職者数(事業主都合)〔逆〕 -1.49 2.12 -0.81 -0.53 0.59 0.41 1 Lg2 雇用保険受給者実人員〔逆〕 1.07 -2.13 1.06 1.16 -4.03 3.69 2 Lg3 消費者物価指数(仙台市,前年同月比) 0.50 -0.77 -0.79 0.51 -0.12 0.48 3 Lg4 勤労者世帯消費支出(仙台市,前年同月比) 4.84 -0.98 -0.61 -1.53 5.72 -4.03 4 Lg5 営業倉庫保管残高 0.79 -1.99 -1.29 2.19 -0.93 -3.68 5 Lg6 法人事業税調定額 1.32 1.70 -1.93 -1.35 3.35 1.17 6 0.40 0.18 0.32 0.27 0.23 0.15 一致トレンド成分 (注) 〔逆〕は逆サイクル系列を表す。 C1所定外労働時間指数、C3実質定期給与指数とC7輸入通関実績は現時点で算出に含まれていないため,トレンド成分のみを通じた寄 与度を表す。 3 景気動向指数(CI)一致指数グラフ 景気の山 20.2 140 景気の谷 21.3 (H22=100) 120 100 80 60 40 平成17 18 19 20 21 22 景気後退期 各指数 23 一致指数 3か月後方移動平均 24 25 3か月後方移動平均 7か月後方移動平均 - 9 - 26 27 (年) 7か月後方移動平均 Ⅳ 全国・東北等の景況 1 全国の景況 月例経済報告 (内閣府) 2月 25 日 [ http://www.cao.go.jp/ ] 景気は、このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。 ・個人消費は、総じてみれば底堅い動きとなっている。 ・設備投資は、おおむね横ばいとなっている。 ・輸出は、弱含んでいる。 ・生産は、このところ横ばいとなっている。 ・企業収益は、改善している。企業の業況判断は、一部に慎重さがみられるものの、おおむね横ばいとなって いる。 ・雇用情勢は、改善している。 ・消費者物価は、緩やかに上昇している。 先行きについては、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩や かな回復に向かうことが期待される。ただし、海外経済で弱さがみられており、中国を始めとす るアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがある。こう したなかで、海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。 経済・物価情勢の展望―展望レポート― (日本銀行) 1月 29 日 [ http://www.boj.or.jp/ ] わが国の景気は、輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられるものの、緩やかな回復を 続けている。海外経済は、新興国が減速しているが、先進国を中心とした緩やかな成長が続いて いる。そうしたもとで、輸出は、一部に鈍さを残しつつも、持ち直している。国内需要の面では、 設備投資は、企業収益が明確な改善を続けるなかで、緩やかな増加基調にある。また、雇用・所 得環境の着実な改善を背景に、個人消費は底堅く推移しているほか、住宅投資も持ち直している。 公共投資は、高水準ながら緩やかな減少傾向にある。鉱工業生産は、横ばい圏内の動きが続いて いる。わが国の金融環境は、緩和した状態にある。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の 前年比は、0%程度となっている。予想物価上昇率は、このところ弱めの指標もみられているが、 やや長い目で見れば、全体として上昇しているとみられる。 先行きのわが国経済を展望すると、家計、企業の両部門において所得から支出への前向きの循 環メカニズムが持続するもとで、国内需要が増加基調をたどるとともに、輸出も、振興国経済が 減速した状態から脱していくことなどを背景に、緩やか増加するとみられる。このため、わが国 経済は、基調として緩やかに拡大していくと考えられる。 - 10 - 2 東北の景況 管内(東北6県)の経済動向 (東北経済産業局)2月 15 日 [ http://www.tohoku.meti.go.jp/ ] 全体の動向:一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに持ち直している。 ・鉱工業生産:生産は弱含んでいる。 ・個 人 消 費:個人消費は緩やかに持ち直している。 ・住 宅 着 工:新設住宅着工戸数は、被災地を中心に復興需要に支えられているものの、前年を上回った。 ・公 共 投 資:公共工事請負金額は、引き続き高水準であるものの、前年を下回った。 ・設 備 投 資:設備投資は、緩やかに持ち直している。 ・雇 用:新規求人倍率、有効求人倍率ともに高い水準となっており、改善している 。 ・企 業 倒 産:倒産件数は、小康状態が続いている。 経済の動き (日本銀行仙台支店) 2月 18 日 [ http://www3.boj.or.jp/sendai/ ] 東北地域の景気は、生産面に新興国経済の減速に伴う影響などがみられるものの、緩やかな回 復を続けている。 最終需要の動向をみると、公共投資は、震災復旧関連工事を主体に、高水準で推移しているほ か、設備投資は、堅調に推移している。また、個人消費は、底堅く推移しており、住宅投資は、 高水準で推移している。生産は、弱含んでいる。こうした中、雇用・所得環境は、改善している。 消費者物価(除く生鮮食品)は、エネルギー価格の下落から、前年を下回った。 地域経済報告―さくらレポート― (日本銀行) 1月 18 日 [ http://www.boj.or.jp/research/brp/rer/index.htm/ ] 東北地域の景気は、生産面に新興国経済の減速に伴う影響などがみられるものの、緩やかな回 復を続けている。 最終需要の動向をみると、公共投資は、震災復旧関連工事を主体に、高水準で推移しているほ か、設備投資は、堅調に推移している。また、個人消費は、底堅く推移しており、住宅投資は、 高水準で推移している。生産は、弱含んでいる。こうした中、雇用・所得環境は、改善している。 消費者物価(除く生鮮食品)は、エネルギー価格の下落から、前年を下回っている。 この間、企業の業況感は、一部にやや慎重な動きもみられるが、総じて良好な水準を維持して いる。 - 11 - 3 宮城県の景況 宮城県経済の動き (七十七銀行) 2月 22 日 [http://www.77bank.co.jp ] 最近の県内景況をみると、一部に弱い動きがみられるものの、震災復興需要などに伴い経済活 動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。 生産はこのところ弱含みの動きとなっている。需要面の動きをみると、住宅投資は震災に伴う 建替需要を中心に高めの水準で推移している。公共投資は震災復旧工事などから高水準で推移し ている。個人消費は総じて底堅く推移しているものの、一部に弱めの動きがみられる。雇用情勢 は総じて改善している一方、一部で人手不足が企業経営の重しとなっている。 この間、企業の景況感は、一部に弱めの動きがみられるものの、基調としては緩やかな持ち直 しの動きとなっている。 - 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