安全性情報 - 消費者庁

別紙様式(Ⅱ)
商品名:フルーツバランス(りんご・洋梨・ぶどう)
安全性評価シート
食経験の評価
①喫食実績 喫食実績の有無:
☑あり
☐なし
による食経 (「あり」の場合に実績に基づく安全性の評価を記載)
験の評価
当該製品の販売実績は無いが、難消化性デキストリンを配合した水
羊羹を過去に販売している。
・製品名:「36 kcal 水羊羹小豆」「38kcal 水羊羹抹茶」
・摂取形状:水羊羹
・発売時期:2008 年から 2010 年
・販売実績:2,467 万円(数量約 30 万個)
・機能性関与成分の含有量:難消化性デキストリン 9.2g 配合
当該製品のお客様からのお問い合わせは無く、健康被害は報告されて
いない。但し喫食実績による食経験の評価では不十分と判断し、既存
情報を用いた食経験の評価を行なった。
※☐評価が十分→⑧へ、☑喫食実績なし又は評価が不十分→②へ
既存情報を ②2次情報
公的機関のデータ
用いた評価
ベースの情報
(なしの場合)
民間や研究者等が調
査・作成したデータ
ベースの情報
☑あり
☐なし
☐あり
☐なし
※「なし」の場合→③へ
(データベースに情報が「あり」の場合:食経験に関する安
全性の評価の詳細を記載すること)
難消化性デキストリンはとうもろこしデンプン由来の食物
繊維である。GRAS に認定されており、重篤な有害事例は報告
されていない1)。特定保健用食品として 1997 年に認可を受け
ており、2015 年 10 月で 392 品目が許可取得し、清涼飲料水、
茶系飲料、即席味噌汁、米菓、ソーセージ、ハム、パン、果
実・野菜飲料等の形態で販売されている 2)。これらのことか
ら、食経験としては十分にあると考えられるが、安全性に関
する評価(④)も行った。
※☑評価が十分→⑧へ、☐評価が不十分→③へ
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別紙様式(Ⅱ)
(データベース名)
1.ナチュラルメディシン・データベース.一般財
団法人日本健康食品・サプリメント情報センター
(2015 年)
2.消費者庁 HP 特定保健用食品許可一覧
③1次情報
1次情報の有無:
☐あり
☑なし
※「なし」の場合→④へ
(1次情報が「あり」の場合:食経験に関する安全性の評価
の詳細を記載すること)
※☐評価が十分→⑧へ、☐評価が不十分→④へ
(参考文献一覧)
1.
2.
3.
(その他)
安全性試験に関する評価
既 存 情 報 に ④2次情報
よる安全性
試験の評価
公的機関のデータベース ☑あり
の情報
☐なし
(なしの場合)
民間や研究者等が調査・作 ☐あり
☐なし
成したデータベースの情
※「なし」の場合→⑤へ
報
(データベースに情報が「あり」の場合:安全性に関する評価
の詳細を記載すること)
国立健康・栄養研究所のデータベース(「健康食品」の安全
性・有効性情報)において、特定保健用食品の安全性に関する
情報が載せられている。本製品と同様のゼリーに関するヒト試
験のデータを以下に記載する。なお、本制度の対象が健常者に
限るものであるため、健常者を対象とした試験結果のみ記載し
た。
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別紙様式(Ⅱ)
「健康食品」の安全性・有効性情報より抜粋
1.おなかの調子を整える
ぷるんと蒟蒻ゼリー (マスカッ
ト)
健常成人 74 名を対象に、難消化性デキストリン(食物繊維
として)を 5.8 g~23.3 g 摂取させ、男性9名については更に
34.9 g 摂取させた。その結果、下痢発症の ED50 値は難消化性
デキストリン (食物繊維として) 1.4 g/kg 体重と推定された。
また、臨床上問題となるような胃腸症状は認められなかった1)。
また、血清総コレステロールあるいは中性脂肪が正常範囲を超
える、成人男性 12 名を対象に、難消化性デキストリン (食物
繊維として) 9 g を1日3回毎食時 (27 g/日) 、3ヶ月間摂
取させた。その結果、試験期間中に下痢等の消化器症状を含め
臨床上問題となる随伴症状は認められなかった2)。
2.ゼリーde ゼロ SPECIAL ぶどう風味
健常成人男女(便秘傾向者を含む)を対象に、1 日摂取目安量
の3倍量の難消化性デキストリン配合ゼリーを4週間連続摂
取した試験を実施した。生理学的検査、臨床検査における異常
変動の有無および自覚症状における有害事象の発現状況等を
確認した結果、いずれの項目においても臨床上問題となる変
動、事象は認められず、過剰摂取時の安全性が確認された3)。
また、マウスを用いた急性毒性試験において死亡例は認められ
ず、LD50 値は最大投与可能量の 20 g/kg 以上と推定された4)。
出典:
1.里内美津子, 若林茂, 大隅一裕, 藤原啓子, 松岡瑛, 難消
化性デキストリンのヒト便通に及ぼす影響
栄養学雑誌
Vol. 51, No. 1, Page. 31-37(1993)
2.岸本由香, 若林茂, 徳永勝人, 内臓脂肪蓄積に及ぼす難消
化性デキストリン長期投与の影響
日本食物繊維研究会誌
Vol. 4, No. 2, Page. 59-65(2000)
3.「難消化性デキストリン配合ゼリーの過剰摂取時における
安全性確認試験」 (マルハニチロ
試験実施報告書)
4.若林茂, 里内美津子, 植田由香, 大隈一裕, 難消化性デキ
ストリンの毒性学的検討: 急性毒性試験, 変異原性試験,
ラットの便通に及ぼす影響
食品衛生学雑誌
Vol. 33,
Page. 557-562(1992)
※☑評価が十分→⑧へ、☐評価が不十分→⑤へ
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別紙様式(Ⅱ)
(データベース名)
1.独立行政法人 国立健康・栄養研究所
「健康食品」の安全性・有効性情報
⑤1次情報
1次情報の有無:
(各項目は
「あり」の場 (調査時期)
合に詳細を記
載)
(検索条件)
□あり
☑なし
※「なし」の場合→⑥へ
(検索した件数)
(最終的に評価に用いた件数と除外理由)
(安全性の評価)
※□評価が十分→⑧へ、☐評価が不十分→⑥へ
(参考文献一覧)
1.
(その他)
安 全 性 試 験 ⑥in vitro 試
の 実 施 に よ 験 及 び in
る評価
vivo 試験
※安全性が評
⑦臨床試験
価された場合
→⑧へ
(安全性試験を実施した場合、当該試験の報告資料を添付すること。ただし、文献と
して公表されている場合には参考文献名を記載すれば、添付する必要はない。)
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別紙様式(Ⅱ)
機能性関与成分の相互作用に関する評価
⑧ 医 薬 品 と (参考にしたデータベース名又は出典)
の 相 互 作 用 1. ナチュラルメディシン・データベース
に 関 す る 評 2. 国立健康・栄養研究所 「健康食品」の安全性・有効性情報
価
相互作用の有無:
□あり
☑なし
(「あり」の場合:機能性表示食品を販売することの適切性を詳細に記載すること)
⑨ 機 能 性 関 (参考にしたデータベース名又は出典)
与 成 分 同 士 1.
の相互作用 2.
(複数の機能
3.
性関与成分に
ついて機能性
相互作用の有無:
□あり
を表示する食
(「あり」の場合:機能性表示食品を販売することの適切性を詳細に記載すること)
品のみ記載)
単一の機能性関与成分のため、該当なし。
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□なし
別紙様式(Ⅲ)-1
商品名:フルーツバランス(りんご・洋梨・ぶどう)
製造及び品質の管理に関する情報
(サプリメント形状の加工食品、その他加工食品)
(1)製造者氏名、製造所所在地等
情報
製造者氏名又は製造所
山崎製パン株式会社
名
伊勢崎工場
製造所所在地
群馬県伊勢崎市粕川町
1801
届出者か否か
製造所固有記号で表示
される場合はその記号
☑届出者 □届出者以外
表示なし
(2)製造施設・従業員の衛生管理等の体制(以下の項目をチェック又は記載。重複可)
☐国内GMP
☐米国GMP
(☐認証を受けている)
①
GMP、HACCP、ISO 22000、FSSC 22000 種類
☐総合衛生管理製造過程
に基づき、届出食品が製造されてい
☐都道府県等 HACCP
るか。
☐ISO 22000
□はい
□FSSC 22000
☑いいえ
承認書等発行者
-
承認書等番号
-
②
☐GMP
国外で製造される場合において、当該外国内で販売する食品 ☐HACCP
に対し、GMP 又は HACCP の基準に従い製造することを義務付け 国名又は地域名
ている場合であって、届出食品も当該基準により製造されて
いるか。
☐はい
☐いいえ
米国製パン研究所(AIB)※1が作成した「AIB 国際
③
☑
①及び②以外の場合
検査統合基準」に則った AIB フードセーフティシス
製造施設・従業員の衛生管理等の体
テムを導入している。また、当社で製造する全ての
制について具体的に右欄に記載す
製品に係わる食品安全衛生上の危害の発生を防止
る。
するため、物理的危害、化学的危害、微生物的危害
の制御を中心に、原料の受入れから製品の製造・出
□
①又は②に該当し、さらに特に
荷までの各過程全般における取扱い等の指針を示
記載したい事がある場合
した「山崎製パン株式会社
右欄に記載する。
し、運用している。
適正製造規範」を規定
※1 米国製パン研究所(AIB)
:製パン・製粉技術
者の育成のために設立された機関。1948 年、FDA の
食品安全に関する摘発に対し、AIB 会員であった民
間企業からの要請を受けて AIB 内にフードセーフ
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別紙様式(Ⅲ)-1
ティ部を設け、工場内での食品安全衛生管理の構
築、強化の支援を実施している。
(3)規格外の製品の流通を防止す
以下のいずれかにチェック
るための体制等
□(2)①の認証等に従い実施している。
☐(2)②の基準に従い実施している。
☑それ以外(取組状況について下記に記載する。
)
「山崎製パン株式会社 適正製造規範」に基づき、
規格外製品の流通を防止している。
(4)その他特記すべき事項
特に無し
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別紙様式(Ⅲ)-3
商品名:フルーツバランス(りんご・洋梨・ぶどう)
原材料及び分析に関する情報
第1 生産・製造及び品質管理の体制
(1)機能性関与成分を含 難消化性デキストリン
む原材料名(届出食品が生
鮮食品の場合は除く)
第2 食品の分析
試験機関の名称
一般財団法人
日本食品分析セン
ター
☑登録試験機関又は登録検査機関
☐農業試験場等(生鮮食品に限る)
試験機関の種類
☐その他の第三者機関
☐届出者又は利害関係者
(2)機能性関与成分の定
☐標準作業手順書
量試験
分析方法を示す資料
☑操作手順、測定条件等できる限
り試験方法について具体的に記載
した資料
届出者又は利害関係者で
なし
分析を実施する場合、そ
の合理的理由
試験機関の名称
☐登録試験機関又は登録検査機関
☐農業試験場等(生鮮食品に限る)
試験機関の種類
☐その他の第三者機関
(3)安全性を担保する必
☐届出者又は利害関係者
要がある成分の定量試験
☐標準作業手順書
☐あり
(成分名:
) 分析方法を示す資料
☑なし
☐操作手順、測定条件等できる限
り試験方法について具体的に記載
した資料
届出者又は利害関係者で
分析を実施する場合、そ
の合理的理由
機能性関与成分
(4)届出後における分析
の実施に関する資料(機能
性関与成分及び安全性を
分析方法、代替指標の場
合はその成分名を併記
試験機関の名称(あらかじめ規定
されている場合のみ)及び分析機
関の種類
担保する必要がある成分) 特定保健用食品(規格基 一般財団法人 日本食品分析セン
準型)に係る「難消化性 ター、登録試験機関
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別紙様式(Ⅲ)-3
デキストリン」の成分規
格で定める定量法(高速
液体クロマトグラフィー
法)に準じた分析法
安全性を担保する必要がある成分
試験機関の名称(あらかじめ規定
分析方法、代替指標の場
されている場合のみ)及び分析機
合はその成分名を併記
関の種類
(5)届出後における分析 確 認 す る 項 目 試験機関の名
(基原等)及び
確認の頻度
称及び種類
の実施に関する資料(原料 試験方法
その他
の基原の確認方法及び製
品の崩壊性試験等を実施
する必要がある場合、その
方法及び頻度)
☐あり
☑なし
製品の分析について、日本食品分析センターで行うのと
並行して、自社においても難消化性デキストリンの定量
(6)その他特記すべき事 試験を定期的に行う。
項
注)機能性関与成分が複数ある等、本様式に記載しきれない場合は、適宜記入欄を追加し、
必要な事項を記載すること。
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