(クレジット)カードの利用に際して

金沢大学(クレジット)カードの利用に際して
金沢大学では,平成 28 年 4 月から本学独自のクレジットカードとなる“金沢大学カード”を発行する
こととなりました。
本カードは,ご利用いただくことでカード会社が受取る手数料の一部が金沢大学基金へ寄附され,大学
基金をとおして,教育等(例えば,在学生の留学費用の一部等)の支援金として活用されることになりま
す。
皆様には,利用に際しての負担はありませんので,本趣旨にご賛同いただき,金沢大学ファミリーとし
て末永くご愛用くださるようお願いいたします。
本書は,特に学生を対象にクレジットカード利用に際して,知っておいてほしい知識を簡単に紹介して
います。
申込み・利用の際の参考になれば幸いです。
平成 28 年 2 月 金沢大学基金室
クレジットってなんですか
クレジットとは「代金後払い」システムのことです。 ただし「後での支払いができる」という信用を
基礎とした契約なので、誰でも利用できるわけではありません。
クレジットには、個別方式とクレジットカードを利用する方法があります。個別方式は、商品等の購
入のたびに申込書を書いて審査を受ける方式で、自動車などの高額な商品を購入する際に利用されます。
クレジットカードを利用する方法では、まずクレジット会社にクレジットカードの発行を申請し、ク
レジット会社による審査を受け、カードの発行を受けます。このクレジットカードには申請者ごとに支
払限度額、有効期限が定められており、その範囲内であれば個別方式のような毎回の審査を受けること
なく後払いで商品購入やサービスの提供を受けられます。
「信用」はどのように判断するのですか
カード発行の申込みを受けたクレジット会社は、
「申し込んだ人が契約通り支払できるか」
(=信用でき
るか)を審査します。審査では、申込書に記載された事項はどうか、本人の意思による申込みか、自社
での利用状況はどうか、自社以外での利用状況はどうか等、様々な視点から総合的に判断して、カード
発行の可否、発行の場合の利用限度額等を決定しています。
他社での利用実績も調べられるの?
「指定信用情報機関」に照会することで確認できます。指定信用情報機関には行政庁の登録を受けたすべてのクレジッ
ト会社が加盟しており、クレジットの利用実績が登録されています。
クレジットカードはどのように作るのですか
①申し込むクレジットカードを決定します。 ※そのカードの特典だけでなく、内容をよく確認しま
しょう。
②所定のカード申込書をクレジット会社に提出します。
③クレジット会社により審査が行われ、カード発行の可否や利用可能枠等が決定されます。
④カードが届いたら、会員規約を確認してカード裏面にサインします。
会員規約について
クレジット会社はカード発行までに、利用可能枠、支払日、支払方式(分割、リボ等)毎の支払額の算定法等を決
めて、カードと一緒に送付する会員規約等に記載して利用者に知らせることになっています。利用規約等は保管して
おきましょう。
クレジットカードの裏面のサインは何のためですか
販売店はカード裏面のサインと伝票のサインを照合することで本人確認を行います。よって、サイン
のないクレジットカードは使用できません。また、裏面にサインのないクレジットカードを紛失すると、
拾った誰かが勝手にサインして、あなたに成りすましてカードを使用する可能性があります。
お店でどうやってクレジットカードを使うのですか
①購入する商品等を決定します。
②支払時にクレジットカードを販売員に提示します。
③支払い方式(一括、分割、リボルビング等)を選びます。※学生カードは、分割・リボは利用でき
ません。
④販売員は提示されたクレジットカードが利用可能なクレジットカードかチェックします。
⑤クレジットカード利用者は、伝票を確認してサインまたは暗証番号を入力します。このサインや暗
証番号の入力は、伝票に書かれている内容を全て認めるものです。必ず支払方法や金額等を確認し
ましょう!
⑥伝票控えと商品を受け取ります。
⑦後日、クレジット会社から利用明細が届くので、伝票控えと利用明細の内容を確認します。疑問が
あればクレジット会社に問い合わせましょう。
⑧その後、クレジットの支払い(預金口座からの引き落としが多い)が行われます。
インターネットで利用する際に気をつけることはありますか
インターネットの支払いでは、サインや暗証番号といった本人確認は無く、情報を送信した時点で契
約したとみなされる場合があります。商品内容や会社情報、規約・約款等を契約前に確認し、契約後は、
契約内容や契約先の連絡先をプリントアウトするなどして必ず控えておきましょう。
また、SSL 認証やセキュリティコード・3D セキュア等のセキュリティ対策がなされているかも確認し、
不審に感じるサイトでは利用しないようにしましょう。
クレジットカードを貸し借りしていいですか
クレジットカードは、カード会員本人しか利用できません。クレジットカードはカード会員本人の信
用に基づいて発行され、クレジット会社からカード会員本人に貸与されたものです。他人に貸しても借
りてもいけません。仮に、家族が勝手に利用した場合でも、カード会員本人に支払い義務が発生します。
クレジットカードの暗証番号はどんなものがいいですか
クレジットカード利用時、サインの代わりに暗証番号を入力するケースがあります。暗証番号の入力
は、サインする場合と同様に本人認証と契約確認の意味を持ちます。暗証番号は、他人にはわかりにく
いものにしましょう。また、誰にも教えないようにしましょう。
クレジットカードを紛失した場合や盗難にあった場合はどうすればよいですか
すぐに警察とクレジット会社に届け出ましょう。
ほかにもクレジットカード利用上の注意点はありますか
◆自分の支払い能力を超えて利用しない。
クレジットカードはキャッシュレスで簡単に商品を購入することができます。しかし、あくまでも「後
払い」なだけであり、後から支払わなくてはいけません。「本当に必要な支出か」
「クレジットを利用す
る必要があるのか」収支を考慮し、計画的に利用をしましょう。
◆契約内容を必ず確認する。
クレジットは契約であり、
「知らなかった」「気づかなかった」では済まないことがあります。伝票に
サインする場合や暗証番号を入力する場合は、必ず内容を確認し、伝票控えは支払いが終わるまで保管
しましょう。また、クレジット会社から届く明細書を確認し、支払い時に残高不足にならないか、不正
請求は無いかをチェックしましょう。
このチラシは、
「一般社団法人 日本クレジット協会」のHP及び同会発行のパンフレット「よく分かる!クレジ
ットの正しい使い方
くれじっと入門」
「知っておこう!クレジットのルール 利用のポイント」を参考に作成しま
した。一般社団法人日本クレジット協会 Web サイト(パンフレットも掲載)
http://www.j-credit.or.jp/