平成二十二年度 Ⅳ 考査指導の結果 た証明手段を失うことになる。 責任において必ず整備すること。 1. 「カード」 は農業委員会事務局の 一 部 と 農 協 の 大 部 分 で は、農 業 2.考査指導を実施した市町村の 機関(約三八%) となっている。 査指導二カ年累計では、 百二十六 なお、 平成二十一・二十二年度考 れた。 考査指導結果の概要について 独立行政法人農業者年金基金 考査指導は 「農業者年金基金が委託 した業務の適正かつ円滑な実施に資す 2.過去の事実関係を証明できな 者年金関連費用の勘定科目を設 [指導の内容] ⒈. 「経営移譲管理カード」 (以下 い場合は、 現時点で再調製するも 1 「 経営移譲管理カード」の管理 「カード」という。 )は、 平成九年 の と し、現 担 当 者 が 職 権 で 確 認 [調査の目的] 度に会計検査院法第三十六条に 定 し て い な い こ と か ら、通 常 の る」 ことを目的に実施しているもので、 基づく改善措置の要求を受け、 不 を行った場合は、「カード」裏面 平成二十二年度は二十四道府県下の業 務受託機関にお伺いして実施しました。 正受給者をチェックする目的で、 会計帳票等で精算額の証明が困 経営移譲の実体に疑義が生じた ること。 必ず人件費を経費として精算す 太 宗 は 人 件 費 で あ る こ と か ら、 1.委託業務における必要経費の [指導の内容] 難な状況となっている。 の⑤欄にその旨補筆すること。 経営移譲等が適切に行われたこ 場 合 は、速 や か に そ の 旨 基 金 へ 3. 「カード」 を再調製する過程で、 と を 確 認、証 明 す る た め の 基 礎 報告すること。 業委員会で保管している。 [調査結果] ら 業 務 に 要 し た 時 間 を 推 計 し、 2.業務日報を整理していない場 的 確 に 把 握 す る た め、平 成 二 十 1.基金は、 委託業務の実施状況を 1.十三機関で「カード」を紛失 し た な ど、受 給 権 者 の 経 営 移 譲 合 は、期 間 中 の 受 付 処 理 簿 等 か 時の諸名義の確認ができない状 人件費額を精算すること。 況が見受けられた。 表事項②自己負担欄」に計上す 出来る経費は「使途別収支精算 3.自己負担した経費として説明 おいて、「農業者年金業務に要し 2. 業 務 受 託 機 関 は、実 績 報 告 に 関(約一八%) となっている。 ること。 1.八十機関で経費の精算額の証 還の手続きをとること。 ②」を超えている場合は、 必ず返 「支出の部」計(B)欄「計①+ 4.受領した委託費の額が精算額 た経費」であることの証明責任 を負うこととなる。 とで、 基金は、 第一回目の現況確 明に課題を残す状況が見受けら [調査の結果] 認時に適格な経営移譲と確認し 正 に 管 理、保 管 さ れ て い な い こ 権者から提出のあった書類が適 2.このことは、 農業委員会で受給 なお、平成二十一・二十二年度 考査指導二カ年累計では三十機 告書の提出を求めている。 年度から業務委託手数料実績報 2 業務委託手数料の会計処理 [調査の目的] 資 料 と し て は 唯 一 の も の で、農 2. 「カード」 は、 受給権者の行った 平成十一年度から採用している。 ご協力いただいた関係道府県の農業 会 議、 農 業 協 同 組 合 中 央 会 及 び 農 業 委員会並びに農業協同組合の担当者の 方々にお礼申し上げます。 以下に考査指導結果の概要を掲載しま したが、 今後の業務の参考にしていた だければ幸いです。 Ⅰ 考査指導実施期間 平成二十二年七月六日~十一月十二日 Ⅱ 考査指導実施数 二 十 四 都 道 府 県・ 百 六 十 四 業 務 受 託機関 Ⅲ 調査事項 ⒈ 農業会議・農業協同組合中央会(四 項目・十事項) ⒉ 農業委員会・農業協同組合(七項 目・二十五事項) 18 のうねん
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