(平成28年2月26日)[PDF]

平 成 28 年 2 月 26 日
消
防
庁
消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に添付する
点検票の様式の一部を改正する件(案)等に対する意見募集の結果及び
改正告示の公布
消防庁では、「消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に添付する
点検票の様式の一部を改正する件(案)<告示>」等の内容について平成 27 年 12 月 29 日
から平成 28 年 2 月 1 日までの間、国民の皆様から広く意見を募集したところ、本件に対す
る御意見はありませんでした。この結果を踏まえて、本日、「消防用設備等の点検の基準
及び消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票の様式の一部を改正する件」等を公布
しましたのでお知らせします。
1
主な改正内容
「消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票の様式
の一部を改正する件」等は、移動式粉末消火設備の加圧用ガス容器の容器弁が開放できな
い不具合が発生したこと等を受けて、当該消防用設備等の点検基準等を改正するものです。
2
意見募集の結果
「消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票の様式
の一部を改正する件(案)」等の内容について平成 27 年 12 月 29 日から平成 28 年 2 月 1
日までの間、意見を募集したところ、本件に対する御意見はありませんでした。
3
告示の公布
消防庁では、意見募集の結果を踏まえ、「消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点
検結果報告書に添付する点検票の様式の一部を改正する件」、「不活性ガス消火設備等の容
器弁、安全装置及び破壊板の基準の一部を改正する件」及び「消防用設備等試験結果報告書
の様式の一部を改正する件」を平成 28 年 2 月 26 日に公布しました。
(事務連絡先)
消防庁予防課 五月女補佐、境
TEL
03-5253-7523(直通)
FAX
03-5253-7533
消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に
添付する点検票の様式の一部を改正する件等について
平 成 2 8 年 2 月
消 防 庁 予 防 課
【改正理由】
平成 22 年 9 月に新潟県柏崎市で発生した火災において、
移動式粉末消火設備の加圧
用ガス容器の容器弁が開放できないという事案が発生した。このことを踏まえ、一般
財団法人日本消防設備安全センターにおいて「消防用設備等の経年劣化に対応した点
検方法検討会」が開催され、平成 26 年 9 月に同センターから消防庁に対し、移動式粉
末消火設備の加圧用ガス容器の容器弁に係る点検の必要性等について提言がなされ
た。当該提言を受けて検討を進め、今般、「消防用設備等の点検の基準及び消防用設
備等点検結果報告書に添付する点検票の様式」(昭和 50 年消防庁告示第 14 号)、「不
活性ガス消火設備等の容器弁、安全装置及び破壊板の基準」(昭和 51 年消防庁告示第
9 号)及び「消防用設備等試験結果報告書の様式」(平成元年消防庁告示第 4 号)を
改正するものである。
1.消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票の様
式の一部を改正する件について
【改正内容】
ハロゲン化物消火設備の加圧式ハロゲン化物消火剤貯蔵容器等及び粉末消火設備の
加圧式粉末消火剤貯蔵容器等に係る点検の基準について、加圧用ガス容器等のバルブ類
を点検の対象に追加する。
また、ハロゲン化物消火設備に係る点検の基準について、圧力上昇防止措置を点検の
対象に追加する。
これらの点検基準の改正に伴い、消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票の様
式を改正する。
【経過措置】
① ハロゲン化物消火設備の加圧式ハロゲン化物消火剤貯蔵容器等及び粉末消火設備
の加圧式粉末消火剤貯蔵容器等に係る点検の基準及び消防用設備等点検結果報告
書に添付する点検票の様式については、施行日から起算して 3 年を経過するまで
の間は、なお従前の例によることができることとする。
② ハロゲン化物消火設備の圧力上昇防止措置に係る消防用設備等点検結果報告書に
添付する点検票の様式については、施行日から起算して 6 か月を経過するまでの
間は、なお従前の例によることができることとする。
【施行期日】平成 28 年 6 月 1 日
1
2.不活性ガス消火設備等の容器弁、安全装置及び破壊板の基準の一部を改正する件に
ついて
【改正内容】
容器弁が手動により容易に開放できること等を容器弁に求められる機能として明文
化する。
【経過措置】
規定の明文化であるため設けない。
【施行期日】公布の日
3.消防用設備等試験結果報告書の様式の一部を改正する件について
【改正内容】
消防用設備等試験結果報告書の様式に、ハロゲン化物消火設備及び粉末消火設備に設
ける容器弁のバルブ類の開放試験に係る項目を追加するとともに、所要の規定の整備を
行う。
【経過措置】
ハロゲン化物消火設備及び粉末消火設備に係る消防用設備等試験結果報告書の様式
については、施行日から起算して 3 年を経過するまでの間は、なお従前の例によること
ができることとする。
【施行期日】平成 28 年 6 月 1 日
2
○消防庁告示第八号
平成十六年消防庁告示第九号(消防法施行規則第三十一条の六第一項及び第三項の規定に基づく消
防用設備等又は特殊消防用設備等の種類及び点検内容に応じて行う点検の期間、点検の方法並びに点
検の結果についての報告書の様式)第二第一号及び第四の規定に基づき、昭和五十年消防庁告示第十
、
、
の次に次のように加える。
消防庁長官
。
佐々木敦朗
四号(消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票の様式)の一部
とし、
、
(オ)
を次のように改正する。
を
平成二十八年二月二十六日
カ
類
ブ
ル
バ
形
変
く
な
が
等
傷
損
で
常
正
が
置
位
閉
開
つ
か
と
こ
る
き
で
に
易
容
が
作
操
閉
開
、
れ
ら
け
設
に
正
適
カ
類
ブ
ル
バ
、
、
の次に次のように加える。
。
と
こ
る
あ
で
常
正
が
能
機
とし、
置
措
止
防
昇
上
力
圧
を
、
(オ)
⑿
別表第八1⑵カ中
( )
、
(キ)
と
こ
る
き
で
に
易
容
が
作
操
閉
開
。
­ 1 ­
別表第七1⑵カ中
、
(キ)
別表第七1中⒅を⒆とし、⑿から⒄までを⒀から⒅までとし、⑾の次に次のように加える。
( )
(カ)
(カ)
形
変
く
な
が
等
傷
損
で
常
正
が
置
位
閉
開
つ
か
別記様式第七(その一)を次のように改める。
­ 2 ­
別記様式第七(その三)を次のように改める。
­ 3 ­
別記様式第八(その一)を次のように改める。
­ 4 ­
則
この告示は、平成二十八年六月一日から施行する。
附
1
ハロゲン化物消火設備の加圧式ハロゲン化物消火剤貯蔵容器等及び粉末消火設備の加圧式粉末消
ハロゲン化物消火設備の圧力上昇防止措置に係る消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票
ることができる。
にかかわらず、この告示の施行の日から起算して三年を経過する日までの間は、なお従前の例によ
う。)別表第七1⑵、別表第八1⑵、別記様式第七(その一)及び別記様式第八(その一)の規定
ては、この告示による改正後の昭和五十年消防庁告示第十四号(次項において「新告示」とい
火剤貯蔵容器等に係る点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票の様式につい
2
3
の様式については、新告示別記様式第七(その三)の規定にかかわらず、この告示の施行の日から
起算して六月を経過する日までの間は、なお従前の例によることができる。
­ 5 ­
昭和五十年消防庁告示第十四号(消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票の様式)の一部を改正する
作
操
閉
開
つ
か
で
準
常
基
等
正
の
器
が
検
容
置
点
蔵
位
の
貯
と
閉
備
こ
剤
開
設
火
る
火
す
消
く
消
認
物
な と 等
物
化
確
が こ 器
化
て
ン
等 る 容
ン
ゲ
い
傷 き ス 略
ゲ
ロ 略 類 損 で ガ
つ
ロ
に
ハ
ブ
に 用
ハ 検 項
式
ル 形 易 圧 オ 設
点 事 略 圧 エ バ 変 容 加
新
7 器 の
加
が
ア
第 機 次
ア オ
カ
⑴ ⑵
表
別 1
カ
略
作
操
閉
開
操
閉
開
つ
か
つ
か
改
新旧対照表
後
正
で
準
常
等
基
正
の
器
が
容
検
置
点
蔵
位
と
貯
の
閉
こ
剤
備
開
火
設
る
火
す
消
く
物
消
認
な と 等
物
確
化
が こ 器
て
ン
化
等 る 容
ゲ
ン
い
傷 き ス 略
ゲ
つ
ロ 略 類 損 で ガ
ハ
ブ
ロ
に
に 用
式
ハ 検 項
ル 形 易 圧 オ
点 事 略 圧 エ バ 変 容 加
7 器 の
加
が
ア
第 機 次
ア オ
カ
表
⑴ ⑵
別 1
で
常
正
が
置
位
閉
開
。
)
(
~
件
)
(
)
(
、
昭和五十年消防庁告示第十四号(消防用設備等の点検の基準及び消防用設備等点検結果報告書に添付する点検票の様式)
現
)
(
~
、
、
、
。
く
な
が
等
傷
類 損
ブ
ル 形
バ 変
)
( )~ ( )
カ
( )
(
と
こ
る
き
で
に
易
容 略
が
作
キ
、
○
(傍線部分は改正部分)
。
行
、
、
、
、
、
、
。
、
。
)
(
)
( )~ ( )
(
)
(
( )
)
( )
(
- 1 -
略
)
⑾ 設
新
キ
略
(
⑶
)
)
(
~
)
(
略
⒅ 略
⑿
2
作
操
閉
開
つ
か
で
常
正
が
置
準
位
基
等
と
閉
の
こ
器
開
検
容
る
点
す
蔵
く
の
認
貯
な と 等
備
剤
確
が こ 器
設
て
火
等 る 容
火
消
い
傷 き ス 略
消
末 略 類 損 で ガ
つ
末
に
粉
ブ
に 用
粉 検 項
式
ル 形 易 圧 オ 設
点 事 略 圧 エ バ 変 容 加
新
8 器 の
加
が
ア
第 機 次
ア オ
カ
⑴ ⑵
表
別 1
)
(
(
~
。
)
(
~
)
(
、
、
、
カ
略
作
操
閉
開
操
閉
開
、
つ
か
、
つ
か
、
。
で
常
正
が
置
位
閉
開
、
と
こ
る
あ
で
常
正
が
能
機
置
措
止
防
略 昇
上
略
力
⑾ 圧
)
)
(
れ
ら
け
設 略
に
正
適 ⒆ 略
~
キ
、
)
(
~
⑶ ⑿
⒀
2
で
常
正
が
置
準
位
と
等
基
閉
こ
器
の
開
容
検
る
点
す
蔵
く
貯
の
認
な と 等
備
確
剤
が こ 器
て
火
設
等 る 容
消
火
い
傷 き ス 略
消
つ
末 略 類 損 で ガ
粉
ブ
末
に
に 用
式
粉 検 項
ル 形 易 圧 オ
点 事 略 圧 エ バ 変 容 加
8 器 の
加
が
ア
第 機 次
ア オ
カ
表
⑴ ⑵
別 1
)
(
)
(
)
(
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(
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、
、
く
な
が
等
傷
類 損
ブ
ル 形
バ 変
( )~ ( )
カ
( )
(
と
こ
る
き
で
に
易
容 略
が
作
キ
、
)
。
、
。
、
。
)
(
)
( )~ ( )
(
)
(
( )
)
( )
(
- 2 -
略
)
)
- 3 -
略
(
(
ク
・ ⒄ 略
キ
~
)
⑶
(
2
)
略
)
略
(
(
ク
・ ⒄ 略
キ
~
)
⑶
(
2
- 4 -
- 5 -
- 6 -
○消防庁告示第九号
消防法施行規則(昭和三十六年自治省令第六号)第十九条第五項第八号及び第十三号ハ、第二十条
第四項第六号の二及び第八号並びに第二十一条第四項第三号ハ及び第五号の二の規定に基づき、不活
消防庁長官
佐々木敦朗
性ガス消火設備等の容器弁、安全装置及び破壊板の基準(昭和五十一年消防庁告示第九号)の一部を
次のように改正する。
平成二十八年二月二十六日
常時閉止状態にあって、電気式、ガス圧式等の開放装置により開放できるもの又は手動によ
第三第一号中㈣を㈤とし、㈢を㈣とし、㈡の次に次のように加える。
㈢
則
り容易に開放できるものであること。
附
この告示は、公布の日から施行する。
­ 1 ­
○
不活性ガス消火設備等の容器弁、安全装置及び破壊板の基準の一部を改正する件
改
構造、材質及び機能
容器弁
正
後
容器弁
新旧対照表
現
構造、材質及び機能
(略)
(傍線部分は改正部分)
行
容器弁の構造、材質及び機能は、次に定めるところによる。
㈠・㈡
(略)
ほこり又は湿気により機能に異常を生じないものであるこ
、輸送等の振動に耐えるものであること。
時間の経過による変質により機能に影響を及ぼさず、かつ
(新設)
㈢
㈣
と。
二~七
一
第三
不活性ガス消火設備等の容器弁、安全装置及び破壊板の基準(昭和五十一年消防庁告示第九号)
第三
一
容器弁の構造、材質及び機能は、次に定めるところによる。
(略)
(略)
ほこり又は湿気により機能に異常を生じないものであるこ
、輸送等の振動に耐えるものであること。
時間の経過による変質により機能に影響を及ぼさず、かつ
あること。
より開放できるもの又は手動により容易に開放できるもので
常時閉止状態にあって、電気式、ガス圧式等の開放装置に
㈠・㈡
㈢
㈣
㈤
と。
二~七
- 1 -
○消防庁告示第十号
消防法施行規則(昭和三十六年自治省令第六号)第三十一条の三第五項の規定に基づき、平成元年
消防庁長官
佐々木敦朗
消防庁告示第四号(消防用設備等試験結果報告書の様式)の一部を次のように改正する。
平成二十八年二月二十六日
別記様式第七及び別記様式第八を次のように改める。
­ 1 ­
­ 2 ­
­ 3 ­
­ 4 ­
­ 5 ­
­ 6 ­
­ 7 ­
­ 8 ­
­ 9 ­
この告示は、平成二十八年六月一日から施行する。
則
1
ハロゲン化物消火設備及び粉末消火設備に係る消防用設備等試験結果報告書の様式については、
附
2
この告示による改正後の平成元年消防庁告示第四号別記様式第七及び別記様式第八の規定にかかわ
らず、この告示の施行の日から起算して三年を経過する日までの間は、なお従前の例によることが
できる。
­ 10 ­
○
平成元年消防庁告示第四号(消防用設備等試験結果報告書の様式)の一部を改正する件
正
後
平成元年消防庁告示第四号(消防用設備等試験結果報告書の様式)
改
新旧対照表
現
(傍線部分は改正部分)
行
- 1 -
- 2 -
- 3 -
- 4 -
- 5 -
- 6 -
- 7 -
- 8 -
- 9 -