環境負荷低減に向けた製品 間伐材紙コップ 間伐材を原料の一部に利用している紙コップです。 植林後、 そのままでは生長に伴い森林が混みあい日当たりも悪くなり、細く曲がった木になってしまいます。そ こで適度に木を伐採することで森がいきいきするようになります。この作業を「間伐」とよび伐採された木のこ とを「間伐材」といいます。間伐材を原料の一部に利用することで資源の有効利用につながります。 間伐され、生き生きした森 日光が当らず荒れた森 ・間伐材マークについては、間伐材マーク事務局のホームページをご覧ください。 http://www.zenmori.org/kanbatsu/mark/ 非木材紙コップ 活用されていない、非木材植物資源を有効活用し、パルプ原料の一部に利用している紙コップです。 非木材紙コップは通常の紙コップ同様にリサイクルできます。 非木材には「ケナフ」 「さとうきび」 「竹」 「葦」 「ジュート」 「パピルス」などがありますが、当社の非木材紙コッ プは「竹」を使用しています。 木を切り過ぎると、CO2 が吸収されず 地球温暖化が進みます。 東罐興業では 竹林保全のため 間引きされた「竹」 を活用しています。 PLA(ポリ乳酸)を使用した紙コップ PLAの特徴は、植物由来のプラスチックであり「カーボンニュートラル」という考え方です。 植物は大気中の二酸化炭素を吸収して生長する為、植物を原料としたPLAを焼却処理しても大気中の二 酸化炭素は増えません。このPLAを紙コップのラミネート材として使用することで、化石資源の使用量が削減 できる地球にやさしい製品です。 光合成 CO2 H2O 製造 ECOFriendly 廃 棄 埋 立 ポリ乳酸 (PLA) ラミネート 焼 却 ENVIRONM ENTAL and SOC IAL R EPORT 2015 | 10 減容ボトル プラスチック製ボトルの表面にY字型の折り目用リブを付け、容器を折りたたんで廃棄することが容易に出 来る減容ボトルを開発しました。またこのY字型の折り目用リブを付けることにより上からの耐圧強度を増すこ とができ、重量の大幅削減が出来るようになりました。更に酸素バリア性機能を付加した広口タイプもあります。 当社比で1/3∼1/2の減容化、原料使用量も30%削減を達成できました。 省資源型段ボールケース「ダブルHパネル」 初期胴膨れ 通常のフラップ罫線ライン 罫線形状工夫による圧縮荷重の分散と、箱形状工夫による構 造力学的強度の向上により、材質軽量化や、雨期や保管環境に よる胴膨れの発生を軽減させる効果があります。 ダブルHパネルのフラップ罫線 ここ最近の異常気象による倉庫環境の変化、品質 胴膨れ比較イメージ 基準アップによる箱外観の厳しい流通の目や、段ボー ル箱の材質軽量化が進み、胴膨れ増加傾向が顕著に なっています。特殊罫線と胴膨れしづらい構造特性、 及び内容物の製品と荷重を分散することで、現在使用 一般段ボール している材質の軽量化が可能となります。 ダブルHパネル ハセップラ ハセップラ(HACCPLA:登録商標)はプラスチック製外装函として開発したダンプラシート(中空押出一体 成形の複層板)の中空露出部を熱シールして製造したケースです。 ハセップラの特徴は洗浄が可能であることです。この特徴を活かし、 リユースシステムを構築しました。今まで は、包材メーカーが段ボール箱に包材を詰め使用メーカーに納入し、使用後の段ボール箱は処分していました。 リユースシステムでは、包材メーカーがハセップラに包材を詰め使用メーカーに納入し、使用後洗浄メーカー へ回収され洗浄し再度包材メーカーに納入され、包材を詰めて使用メーカーに納入されます。ハセップラは正に 循環型の製品です。 包材メーカー (容器・ボトル・フィルム等) 製品箱詰め 回収後洗浄 人手・機械 納 品 (製品+空台車) HACCPLA リユースシステム 回 収 (専用台車ごと) 製品→台車 納入 11 | ENVIRONM ENTAL and SOC IAL R EPORT 2015 使用メーカー (乳業・食品・医薬品・酒) 専用台車にて 保管・引取
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