北海道大学フォーミュラチーム 活動報告書 vol.1 北海道大学フォーミュラチーム Formula-SAE Hokkaido Team 2016 年度マネジメントディレクター 貝沼 拓哉 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 目次 1.はじめに.............................................................................................................................. 3 2.メンバーの声 ..................................................................................................................... 4 3.チーム活動報告 ............................................................................................................... 6 4.各班設計・製作進捗状況 ................................................................................................ 8 5.今後の予定 ...................................................................................................................... 10 6.弊チームスポンサー ...................................................................................................... 11 7.連絡先 .............................................................................................................................. 13 FH-X Monthly Report vol.1 2 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 1. はじめに 年の瀬もいよいよ押し詰まり,貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。 この度は北海道大学フォーミュラチーム Formula-SAE Hokkaido Team(以下 FHT)の 9 月~11 月の活動報告をさせて頂きます。 現在は 5 月までにシェイクダウンができるように、12 月末を設計終了の期限として、各自設計に 取り組んでおります。 今年度こそは、良い成績を残せるように,チームメンバー一同協力し,尽力して参りますので,今 後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い致します. 北海道大学フォーミュラチーム Formula-SAE Hokkaido Team 一同 FH-X Monthly Report vol.1 3 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 2.メンバーの声 今回は、今年度チームリーダーの佐々木久慶、テクニカルディレクターの木下竜馬、マネジメン トディレクターの貝沼拓哉の挨拶をお届けします。 2016 年度プロジェクトリーダー 佐々木久慶 初めまして、昨年度の長田に代わり、今年度プロジェクトリーダーを務めさせて頂き ます北海道大学工学部 2 年の佐々木久慶と申します。 昨年度は、スポンサー企業の方々に多大なるご高配を賜りまして、誠にありがとうござ いました。しかし、昨年度の大会では、車検落ちという結果になってしまい、皆様の期 待に応えることができず大変申し訳ございませんでした。昨年の反省、失敗した点を徹 底的に分析し、対策案を練り上げることから新しいチーム体制を始めました。必ずや昨 年の二の舞にならぬよう精進していく所存でございます。今年度もどうぞよろしくお願 い致します。 さて、プロジェクトリーダーとして今年度はチーム運営の抜本的見直しから始めまし た。 昨年失敗したマネジメント面を改善するべく、チーム体制として、マネジメント班の メンバーを増員しバックアップ体制を強化しました。 さらに、昨年の予定から設計が大幅に遅れてしまった部品を洗い出し、遅れた原因を 追求し改善策を考え、個人に担当設計パーツを割り振る際にかかる負担を軽減すること や、1年生の設計に積極的に先輩が協力することで設計遅れが起こらないよう対策を講 じております。そして、僕が各班リーダーとコミュニケーションをしっかり取ることで、 班リーダーとして各部品の設計状況を把握し遅らせないように気を配ることを自分も含 め徹底いたしております。 設計に関しまして、昨年と違い部品設計の予定をより緻密に立てることにより、週 2 回のミーティングで設計遅れが発生している部品をいち早く認識できるようにやってま いりました。今後もチームの日程管理を徹底してまいります。 また、昨年車検落ちになってしまったことをないがしろにすることがないように、大 会後大学構内にてマシンをメンバーで囲み、どのパーツがなぜレギュレーションに適合 していなかったのかを確認いたしました。各設計者はそれぞれ反省しレギュレーション の重要性を再認識いたしました。今年度車両を設計する際も各パーツのレギュレーショ ンの適合を口酸っぱく言っており、チーム内でもレギュレーションの理解向上を図るた め、時間を割いてレギュレーションの読みあわせを行い、2 度と車検落ちにならぬよう 精進して参ります。 何かと至らない点も多いと存じますが、今後とも何卒よろしくお願い致します。 FH-X Monthly Report vol.1 4 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 2016 年度テクニカルディレクター 木下竜馬 こんにちは、昨年度に引き続いて弊チームのテクニカルディ レクターを務めさせていただく木下竜馬と申します。 昨年度は自分にとって、学生フォーミュラチームを運営して いく上での厳しい現実を思い知らされた一年でした。振り返っ てみると自身の力不足ゆえに挫折や妥協をせざるを得なかった という局面が数多く思い出され、悔しい思いが募るばかりです。 しかし、他校の情勢を注意深くうかがってきた結果、マシン設 計の技術・運用については今年度に入ってようやく他校に対し ての自分たちの立ち位置が正確に見えてきたような気がしま す。自分たちが上位校に対して遅れているものは何か、また逆に 優位に立てているものは何か、といったことを考えつつ、この一 年間活動していきたいと考えています。 自分は車両のデザイン審査を担当することになっているの で、自チームのマシンが持つアドバンテージをしっかりとアピ ールできる書類作りを目指しメンバーを引っ張っていきたいと 思います。 2016 年度マネジメントディレクター 貝沼拓哉 2016 年度マネジメントディレクター・シャシー班エアロ部門・ WEB 編集担当を務めさせて頂く工学部機械知能工学科 2 年の貝沼 拓哉と申します。昨年度は、チームとして不甲斐ない結果に終わっ てしまっただけでなく、自分としてもカウルの完成度が低かったの で、不完全燃焼な一年間となってしまいました。 今年度は、まずマネジメントディレクターとして、新規スポンサ ー様の獲得、既存スポンサー様とのやり取り、チームや学生フォー ミュラの活動の知名度向上のために広報活動に力を入れていきた いと思っております。また、WEB 編集担当として、現在の弊チー ムのホームページ・ブログ等の WEB コンテンツをリニューアルし ようと考えています。 エアロ担当としては、昨年度の反省を踏まえて、もう一度 GFRP 製品の製作方法を学びなおし、大会会場でも目立つような綺麗なカ ウルを作れるように頑張っていきたいと思います。また、近年は日 本大会でもエアロの重要性が高まっているので、フルエアロ化も視 野に入れ、開発と研究を行っていきたいと思います。 FH-X Monthly Report vol.1 5 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 3.活動報告 今回は、大会終了後から、11 月までの活動に関してご報告させていただきます。 本州スポンサー様訪問(2015 年 9 月上旬) 大会終了後の 9 月上旬に、普段お世話になっている本州のスポンサーの皆様にご挨拶に 伺いにまいりました。これまでは、本州のスポンサー様には、お世話になっているのに もかかわらず、直接ご挨拶に行くことができずにおりましたので、今後は、このような 機会を増やしていきたいと思っている所存でございます。 お忙しい中、時間を作ってくださった本州のスポンサー様方々に、深く御礼を申し上げ ます。 第一回ミーティング(9 月24日) 新体制始動ミーティングを 9 月 24 日に行いました。プロジェクトリーダー等の役 職決めを行った後、昨年度の反省と今年度の具体的な目標と車両コンセプトを決定 いたしました。ミーティングは、毎週火・土曜日に行っておりますが、月間報告書 には、特筆すべき内容のミーティングでない限り省略させていただきます。 10 月 FA 報告会(10 月 30 日) ミーティングにおいて議論した、昨年度の反省、今年度コンセプトや目標について、 FA の先生方にご報告を致しました。自分たちのマシンコンセプトや、目標に関し て過去の実績等を踏まえたアドバイスをして頂きました。 工学部文化祭展示(10 月 30 日) 10 月 30 日に開催された工学部文化祭に て、工学部正面玄関前でマシン展示を行い ました。文化祭自体の知名度が低く、宣伝 もあまりされていなかったため、マシンを 見に来てくださる方は、あまりいませんで した。 今後も FHT は、イベント等にマシン展示 を積極的に行い、チームと学生フォーミュ ラの知名度向上に努めていきたいと思い ます。 FH-X Monthly Report vol.1 6 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 参戦報告会(11 月 4 日) 11 月 4 日に、本学内の遠友学舎において、2015 年度の参戦報告会を行いました。 弊チームのスポンサー様である株式会社 TBK 様をはじめとして、自動車技術会 北海道支部の方々など多くの方に来ていただき、昨年度プロジェクトに関する結 果のご報告と反省、そして今年度プロジェクトに関するご説明をさせて頂きまし た。会終了後に行われた懇親会では、多くの方々とメンバーがお話をさせて頂き、 来年度に向けてのアドバイス等を頂きました。お忙しい中来てくださった方々 に、深く御礼を申し上げます。来年行われるこの会では、スポンサーの皆様に良 いご報告ができるように頑張っていきたいと思います。 11 月 FA 報告会 (11 月 12 日) 前回の FA 報告会で、指摘をされたポイントを部員全員でもう一度考え直し、マ シンコンセプトを「中低速コーナリング速度の向上」と変更したことや、設計の 進捗状況や予算の状況等を、FA の先生に説明を致しました。 動的交流会(11 月 22 日 @日本大学) 11 月 22 日にFM関東主催で行われた、動的交流会に佐々木・今井・貝沼で参加をし て参りました。午前中は、横浜ゴム株式会社様によるタイヤ講習会が行われ、午後は 各大学によるプレゼンという流れでした。各大学におけるプレゼンでは、弊チームの 課題であるエアロダイナミクスに関するプレゼンや、チームマネジメントに関する上 位校のアプローチを勉強することができました。会の後に行われた懇親会では、普段 は聞けない他校の情報を直接聞くことができて、とても有意義な時間を過ごすことが できました。 FH-X Monthly Report vol.1 7 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 4.各班設計・製作進捗状況 シャシー班 フレーム FH-X のフレームは FH-09 のフレームの大枠を維 持しつつも、幾つかの大きな改良を加えたものに していくつもりです。また改良もただ凝った設計 に変えるのではなくチームのリソースや時間的制 約を考慮して資材調達、製作、整備を簡易にでき る工夫を盛り込んだものにしていきたいと思いま す。 サスペンション 昨年度、弊チームスポンサー様である株式会社 TBK 様か ら支援していただいた、タイヤデータを使用して設計を 行っております。 ジオメトリの設計は完了し、フロントベルクランクの設 計が完了し、現在アップライトの設計に取り組んでおり ます。バネレートを昨年度から変更することも決定いた しました コクピット 今年度のコクピットに関しては、特にペダル・シフタ ーの改良に力を注ぎたいと思います。他校のコンポ ーネントを徹底的に研究し、厳しいレギュレーショ ンに適合しつつ軽量化を図ることを目標にしたいと 考えています。 エアロダイナミクス 今年度のエアロダイナミクス部門は、昨年同様にフロン ト・サイドカウル・ディフューザーの設計を行っており、 フロントカウルは終了し、他は他パーツの設計完了待ちと いう状況です。また、フルエアロ化に向けてウイングと流 体解析に関する勉強をしています。 FH-X Monthly Report vol.1 8 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM パワートレイン班 吸排気系 今年度の吸気系は、応答レスポンスの良い吸気サージタン クの設計に取り組み、より低回転域でピークトルクを発生 できるような吸気管長に設定しようと考えております。 排気系に関しましては、排気脈動を効果的に使えるような エキゾーストマニホールドを目指し、サイレンサーにつき ましてはより吹き抜けの良い砲弾型のサイレンサーにし ようと考えております。 ラジエーター 今年度の冷却系につきましては、今まで FHT で搭載して きたラジエーターのサイズよりも小さく縦置きにするこ とで本来のラジエーターの性能を発揮できるものを設計 し、さらに実測をすることで最適なラジエーターサイズを 決定していこうと考えております。 FH-X Monthly Report vol.1 9 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 5.今後の予定 12 月 21 日~1 月 29 日 第 14 回 全日本 学生フォーミュラ大会参加受付期間 2 月 11 日 ホンダ報告会 弊チームにエンジンを提供してくださっている本田技研工業株式会 社様にて開催される報告会に、佐々木と貝沼が参加をいたします。 FH-X Monthly Report vol.1 10 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 6.スポンサーの皆様 ●企業スポンサー様 三協ラジエータ 株式会社 FH-X Monthly Report vol.1 11 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM ●昨年度ご支援をいただいた教育機関様 ・ 自動車技術会 北海道支部 ・ 北海道職業能力開発大学校 ・ 北海道大学工学部工学系ワークショップ ・ 北工会 ・ FHT OB 会 ・ 北海道大学工学部機械知能工学科 ・ 宇宙環境システム工学研究室 ・ 宇宙環境応用工学研究室 ・ 計算流体工学研究室 ・ ロボティクス・ダイナミクス研究室 ・ スマートメカニズム研究室 ・ マイクロエネルギーシステム研究室 ・ マイクロ・ナノメカニクス研究室 ・ エネルギー変換システム研究室 ・ 流れ制御研究室 ・ 応用熱工学研究室 ・ 北海道大学環境社会工学科 ・ 水工・水文学研究室 FH-X Monthly Report vol.1 12 FORMULA-SAE HOKKAIDO TEAM 7. 連絡先 北海道大学フォーミュラチーム Formula-SAE Hokkaido Team 2016 年度プロジェクトリーダー 北海道大学機械知能工学科2年 佐々木 久慶 E-mail: [email protected] WEB ページ: http://fht-hokudai.com 住所: 〒060-8628 北海道札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学工学部 R309 Tel: 090-3972-2946 Facebook: https://www.facebook.com/fsaehokkaido Twitter: @FHT_Hokudai ~編集後記~ 今回は、マネジメントディレクターとなって初めての月間報告書作成でしたので、紙面レイアウトや 内容に関しても、まだ不十分なところが多くあると思いますが、今後改善をしていき、スポンサーの 方々に、私たちの活動の推移をしっかりと伝えることのできる資料にしきたいと思っています。 次回は、2016 年1月に 12 月の活動に関する報告書を送付させていただく予定です。 今後とも私たち FHT を宜しくお願いいたします。 2016 年度マネジメントディレクター 貝沼拓哉 FH-X Monthly Report vol.1 13
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