打七七(ダチーチー)

獲得した牌(カード)は手牌(手札)と混
ざらないようにしてプレイヤーの手元に
置いておきましょう。
打七七(ダチーチー)とは
打七七は、七七牌やセブンを使用して遊ぶ、
オリジナル4人専用ゲームです。
ゲームの準備
チ ッ プ な ど を 利 用 し て、各 プ レ イ ヤ ー に
100点分の点数を配ります。
このルールでは七七牌(またはセブン)のす
べて 49 個の牌(カード)を使用します。
ゲームの目的
「7」が最強牌(カード)となるメイフォロー
系のトリックテイキングを行いボーナス条
件を達成したり、最終トリックを獲得する
ことでもっとも多くの点数を獲得すること
が目的です。
最終トリックを獲得するためには、それ
までに 2 トリック以上獲得していなけれ
ばなりません!
ゲームの流れ
1. 適当な方法で牌(カード)をひとり 12 個
ずつ配ります。これが手牌(手札)となり
ます。
ひとつだけ牌(カード)が余りますが、こ
れは「ドラ」となります。表向きにしてプ
レイヤー全員から見えるように置いてお
きましょう。「ドラ」は最終トリック時に
ボーナス得点となります(後述「点数計
算」)。
2. ドラの数字がゲームへの参加費となりま
す。各プレイヤーはドラの数字だけの点
数を支払い、全員の参加費は場に置いて
おきます。
※場 と は、誰 の も の で も な い 点 数 を ス
トックしておく場所となります。
参加費が支払えないプレイヤーがいた場
合、その時点でゲームが終了します。
3. 適当な方法で、最初にプレイするプレイ
ヤーを決めてください。このプレイヤー
を「リードプレイヤー」と呼びます。
リードプレイヤーから順番に、反時計回
り で「牌(カ ー ド)の 出 し か た ル ー ル」
に従って牌(カード)を出していきます。
4. 一周して全員が牌(カード)を出したとこ
ろで、牌(カード)の強さを比較します。
この一周を「トリック」と呼びます。
一番強い牌(カード)を出したプレイヤー
が、このトリックを獲得したことになり
ます。
トリックを獲得したプレイヤーは、場に
出た牌(カード)をすべてそのまま(表向
きの牌(カード)は表向き、裏向きの牌
(カード)は裏向きのまま)獲得します。
5. トリックを獲得したプレイヤーは、次の
トリックのリードプレイヤーとなりま
す。
6. 全員の手牌(手札)がなくなると 1 ラウン
ドが終了し、点数計算を行います(後述
「点数計算」)
。
最期のトリックを獲得したプレイヤーは
「ドラ」を獲得します。大量得点のチャン
スです!
上記の流れを 7 ラウンド行い、一番得点
の高いプレイヤーが勝利者となります!
牌(カード)の出し方ルール
自分がリードプレイヤーであるならば、任
意の牌(カード)を出すことができます。
二番手以降のプレイヤー達は、自分より前
に出された牌(カード)に勝つためには、出
された牌(カード)よりも強い牌(カード)
を表向きにして出します。
このゲームでは数字の大小以上に「7」が一
番強い数字として扱われます。
勝てる牌(カード)がない、または出したく
ない場合は、リードプレイヤーが出した牌
(カード)と同じ数の任意の牌(カード)を裏
向きにして出さなければなりません。
牌(カード)の出し方には以下のようなもの
があります。
※ 牌(カ ー ド)に 記 さ れ て い る マ ー ク を
「スート」と呼びます。
1.〔ひとつ出し〕
任意の牌(カード)をひとつ出す
リードプレイヤーが出した牌(カード)の
スートが、そのトリックのリードスートと
なります。
このゲームでは「7」の牌(カード)が最強で
すが、リードプレイヤーが
「7」
を出した場合、
その牌(カード)はただの数字の「7」として
扱われます。注意してください。
〈ひとつ出しの時の強さ〉
弱 リードスートでない高い数字
リードスートの高い数字
リードスートでない「7」
強 リードスートの「7」
例 1)
5
8
10
8
2-8
4-10
5-11
2-8
2-8
リードスート
最強
7
リード
7
例 2)
3
11
4
7
2-8
5-11
2-8
A-7
2-8
リードスート
異色 7
最強
7
リード
例 3)
7
8
8
10
4-10
2-8
4-10
4-10
リード
通常の 7 として扱う
リードスート
A-7
異色 7
(最強)
点数計算
2.〔ペア出し〕
数字が同じペアの牌(カード)を出す
〈ペア出しの時の強さ〉
弱 数字が高いペア
強 「7」のペア
例 1)
7
7
8
8
A-7
4-10
2-8
3-9
ラウンド終了時に点数計算を行います。
10 10
5-11
リード
通常の 7 として扱う
6-12
さらに 7のペアが
あれば最強
例 2)
5
5
2-8
3-9
10 10
4-10
5-11
リード
7
7
A-7
2-8
最強ペア
3.〔3つ以上出し〕
数字が同じ複数枚の牌(カード)を出す
ペア出しと同じルールが適用されます
4.〔シークエンス(階段)〕
連続している数字を出す(3つ以上)
同スートで 3 つ以上連続した数字のみ出す
ことができます
例 1)
5
6
7
7
8
9
A-7
A-7
A-7
5-11
5-11
5-11
注意! 最終トリック開始時に 2 トリッ
ク以上獲得していない場合、最終トリッ
クであなたの牌(カード)は裏向きにして
出すことしかできなくなります。
1. 最終トリックを獲得したプレイヤー以外
最終トリックを獲得したプレイヤー以外は、
自分が獲得したトリック数を確認します。
点 数 計 算 時 の ト リ ッ ク 数 の 数 え 方 は、牌
(カード)4 つで 1トリックとして数えます。
ひとつ出しのトリックを獲得した時は、全
員ひとつずつ牌(カード)を出しているので
合計 4つ獲得し、1トリックとなります。
ペア出しのトリックを獲得した時は、全員
ふたつずつ牌(カード)を出しているので合
計 8つ獲得し、2トリックとなります。
点数=自分が獲得したトリック数−7
上記の通りに点数を計算し、以下の順番で
点数を処理します。
▼ 点数がマイナスの場合
マイナスの点数分だけ、場に点数を支払
います。
▼ 点数が「0」の場合
(獲得したトリックが「7」だった)
ボーナスとして場から 7点を獲得します。
▼ 点数がプラスの場合
「プラスの点数 × 7」の点数を、場から獲
得します。
2. 最終トリックを獲得したプレイヤー
次に「ドラ」のスートに注目してください。
全プレイヤーが獲得した牌(カード)も含め
た、場にある牌(カード)をすべてを見て、
表向きになっているものの中に「ドラ」と
同じスートの牌(カード)がいくつあるか
数えます。
自 分 が 獲 得 し た 牌(カ ー ド)や、「ド ラ」
の牌(カード)も含みます。
最終トリックを獲得したプレイヤーは「そ
の数 ×7」の点数を、場から獲得することが
できます。
ボーナス
以下の条件を満たすことで、ラウンド終了
時以外にも、トリック終了時にボーナス点
を獲得することがあります。
▼ 中ボーナス
自分がリードプレイヤーの時に、「7」二枚
のペア出しでトリックを獲得した。
− 場より 49点分の点数を獲得します。
▼ 大ボーナス
A.「7」の 7 つ出しを行った。
B. 同じスートで 7 つ出しを行った。
− 出したプレイヤー以外のプレイヤーは、
全員7点を場に支払い、出したプレイヤー
が場にある点数をすべて獲得します。
いずれの場合もそのトリックは進めます(他
のプレイヤーは牌(カード)を 7 つ出さなけ
ればなりません)。
A. は絶対に負けない出し方ですが、B. の場
合は他のプレイヤーがそれに勝てる「同じ
スートの 7 つ出し」をした時に負けてしまう
可能性があります。大ボーナスを獲得する
のは勝ったプレイヤーのみとなります。
どのような状況でも、獲得できるのは場に
ある点数分だけとなります。
プレイのヒント
・ ト リ ッ ク を 獲 得 し た 場 合 は 牌(カ ー ド)
4 つで 1トリックとなるので、4 つづつ並
べておくと点数計算がしやすいでしょ
う。
・ むやみに表向きで牌(カード)を出してし
ま う と、自 分 が 最 終 ト リ ッ ク を 取 れ な
かった時には相手にドラをプレゼントし
てしまう事になりますので、トリックを
取る/降りるのメリハリが重要となるで
しょう。
・ 普通にトリックを取っていてはプラスの
点数を得ることは困難です。最終トリッ
クを取ることを目標として、そこまでの
トリックをプレイしましょう。
七七牌はよち犬(吉々庵)により制作/デザインされた、
『セブン』とのコラボレーション牌です。
打七七はよち犬(吉々庵)により考案された、
『セブン』/『七七牌』用のオリジナルルールです。
『セブン』/『七七牌』で遊ぶことのできるルールは「http://sevenseven.wiki.fc2.com/」にて公開されています。
以下引用−『セブン』は汎用的なゲーム用カードセット(+ダイス)です。これ一つでトランプのように様々なゲームを
遊ぶことができます。セブンの少し変わった構成が、今後味わいのある新しいゲームが生み出すことを期待しています。
専用のボードを準備してもっと大きな遊びの一部としてもいいでしょう。
制作/デザイン:よち犬、りぃ(2016)
©2016 よち犬/りぃ/吉々庵(http://www.kichikichian.com)/イリクンデ(http://yirlikumde.blogspot.jp/)