新宝 浜 トンネル - 室蘭開発建設部

平成28年2月10日
室蘭開発建設部広報官
お
知
ら
せ
しんたから は ま
国道336号「新宝 浜 トンネル」が開通します
~道路交通の確実性・安全性の向上が期待されます~
件名
お知らせ内容
帯広開発建設部及び室蘭開発建設部が整備を進めている国道336号襟広防災事業において
「新宝浜トンネル」が開通します。なお、新宝浜トンネル開通後も分岐部において引き続き
工事を実施するため、当面の間、通行規制を行います。(資料1)
また、開通に先立ち、防災訓練及び現地説明会を実施しますのでお知らせします。(資料2)
【新宝浜トンネルの開通】・・・資料1
日
時 : 平成28年2月18日(木)11:00
区
間 : 国道336号 襟広防災(新宝浜トンネル 延長2.4km)
広尾町字ビタタヌンケ~広尾町字タンネソ
○期待される主な効果
効果1 道路交通の安全性・確実性の向上
・当該路線では、通行止めが過去 15 年間で 293 回発生し孤立集落が発生しています。
・当該道路の整備により、道路交通の確実性及び安全性の向上が期待されます。
効果2
安定的な救急搬送道路の確保
・当該路線の通行止めにより、えりも町から帯広市への搬送時間が約1.3倍になっています。
・当該道路の整備により、安定的な救急搬送道路の確保が期待されます。
効果3
水産品の流通利便性の向上
・えりも町では年々漁獲量が増加するすけとうだらの9割を道東方面へ輸送しておりますが、当該
路線の通行止めにより経済的な損失等が発生しています。
・当該道路の整備により、漁業経営の安定化が図られ、水産品の流通利便性向上が期待されます。
【防災訓練】・・・資料2
日
時 :
参加機関 :
内
容 :
平成 28 年 2 月 15 日(月) 10:00~
広尾警察署、広尾消防署、帯広開発建設部、室蘭開発建設部
情報伝達訓練
【現地説明会】・・資料2
日
内
時 :
容 :
所
平成 28 年 2 月 18 日(木)
工事概要等の説明
属
役
10:30~
職 名
氏
名
問合せ先
す ず き
道路計画課長
代 表 電 話
よしひと
鈴木 善人
AE
AE
E
帯広開発建設部 道路計画課
ふ
道路調査官
せ
じゅん
布施
AE
AE
AE
えびさわ
道路計画課長
純
E
ひでのり
蛯澤 秀則
AE
AE
AE
E
室蘭開発建設部 道路計画課
道路調査官
な り た
AE
し ん
り
成田 伸 理
AE
AE
AE
E
0155-24-4106
(内線:351)
0155-24-4106
(内線:502)
0143-25-7046
(内線:351)
0143-25-7046
(内線:249)
国道336号 広尾町
新宝浜トンネルが開通します
資料1
しんたからはま
はま ます
帯広開発建設部及び室蘭開発建設部が整備を進めている国道336号襟広防災事
業において、新トンネルが完成し「新宝浜トンネル(延長2.4km)」が開通し
ます。
開通日時 : 平成28年2月18日(木)11:00
位 置 図
至 浦河
襟広防災 L=18.7km
えりも町
新宝浜トンネル
L=2.4km
広尾町
至 帯広
お知らせ
新宝浜トンネル
L=2.4km
至 浦河
至 帯広
宝浜第3覆道
宝浜トンネル
ビタタヌンケ覆道
タニイソ覆道
宝浜第2覆道
タニイソトンネル
宝浜第1覆道
停止位置
片側交互通行
【浦河側分岐部】
新宝浜トンネル
停止位置
バリケード
至帯広
至浦河
新トンネル開通後の通行方法
新ルート
至帯広
至浦河
【帯広側分岐部】
新トンネル開通後も、浦河側分岐部において引き続き工事を実施するため、当面の間通行規
制を行います。ご不便をおかけしますが、工事へのご理解とご協力をお願いいたします。
しんたからはま
えりひろ
国道336号 新宝浜トンネル(襟広防災)
平成28年2月18日 午前11時開通(延長2.4km)
◆事業の概要
○ 国道336号は、浦河町を起点とし、釧路市に至る延長約150km
の幹線道路です。
○ このうち襟広防災は、落石、土砂崩落、波浪、雪崩等の通行規制区間、
特殊通行規制区間及び危険箇所の解消を図り、道路の安全な通行の確
保を目的とした、延長18.7kmの事業です。
◆事業区間の概要
■区
しょや
間:自 えりも町字庶野
至 広尾町ツチウシ
■計画延長:18.7km
■構造規格:第3種第2級
■平成27年度事業内容:
舗装工・改良工・トンネル設備工
新宝浜トンネル
L=2.4km
えりひろ
国道336号 襟広防災(延長18.7km)
〈期待される効果〉道路交通の確実性及び安全性の向上
○ 当該事業区間には、高波・越波、土砂崩れ、雪崩等による通行止めが
過去15年間(平成12~26年度)で293回(総通行規制時間4,533時
間)発生し、えりも町では孤立集落が発生しています。
○ 当該道路の整備により、道路交通の確実性や安全性の向上が期待され
ます。
▼防災点検要対策箇所と通行止めによる孤立化状況
▼通行規制時間の経年推移
通行規制時間/年
500
2700
過去15年間の
通行規制時間
4,533時間
2683.9
2600
400
防災点検要対策箇所
【美幌工区】
3箇所
【タニイソ工区】
7箇所
【襟裳工区】
24箇所
合計34箇所
317.5
300
200
通行規制区間
116.5
107.7
127.7
100
174.8 176.2
130.5
152.5
79.8
70.5
65.7
147.9
115.5
66.8
0
(年度)
広尾町
H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
資料:北海道開発局調べ
▼規制理由別の規制回数・規制時間
(H12-H26年度)
通行規制区間
規制回数 規制時間
えりも町
【えりも町目黒地区】
過去15年間で
2,130時間の孤立
(人口:146人)
高波・津波
71
977
土砂崩れ、落石
206
3,405
雪崩、吹雪
16
151
合計
293
4,533
特殊通行規制区間
資料:北海道開発局調べ
▼えりも町目黒地区の孤立化時間・回数
H15に発生した十勝沖
地震では、広尾町で震
度5強、えりも町で震
度4を記録し、通行止
めが多数発生
▼越波の状況
▼落石の状況
30
20
(回/年度)
959.4
時間
249.0
59.5
11
5
1
写真:帯広開発建設部
■えりも町役場の声
(時間/年度)
過去15年間の孤立化時間
2,130時間
68.7 123.0 55.3 103.8 119.0
34.0 9
56.5
10 45.5
0
56回
6
3
5
5
49.8
6
3
4
1500
1200
900
600
79.8 52.8 300
0
74.0
6
5
7
-300
-600
-900
H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
(年度)
回数
時間
資料:北海道開発局調べ
・通行規制区間に挟まれた目黒地区は国道336号が通行止めになると逃げ道となる迂回路もないため、
完全に孤立してしまいます。
・こうした孤立化は、たびたび発生しており町の大きな懸案事項となっています。
・目黒地区住民が黄金道路の通行止めの影響を受けることなく安全で安心できる暮らしを確保するためにも、
早期整備を期待しています。
えりひろ
国道336号 襟広防災(延長18.7km)
〈期待される効果〉安定的な救急搬送道路の確保
○ えりも町では、脳疾患、心疾患など重篤患者は全て帯広に搬送してお
り、高度医療の依存が高い状況です。
○ 一方で、当該路線の通行止め時には、国道236号への迂回で搬送時間
が約1.3倍を要する状況です。
○ 当該道路の整備により、安定的な救急搬送道路の確保が期待されます。
▼えりも町から帯広市への救急搬送状況
【えりも町からの通院における
町外への依存度(H26.1~12)】
0%
20%
40%
60%
80%
100%
4.3%
社会医療法人北斗 ●診療科目数:29科
●病 床 数:267床
北斗病院
全診療科目
(n=30,588)
22.6%
14.9%
43.4%
14.8%
【帯広に依存している診療科目の例】
脳神経外科、脳神経内科、心臓血管外科、循
環器内科 等
資料:病院HP
えりも町では、
脳疾患、心疾患
など重篤患者は
全て帯広に搬送
高次医療
帯広市への
依存度が
最も高い
心疾患
(n=929)
36.6%
脳疾患
(n=256)
48.0%
14.5%
26.9%
3.5%
25.8%
14.9% 7.1%
21.1%
1.6%
帯広市
その他十勝
日高地域
札幌市
その他
資料:えりも町
迂回により
搬送時間は約1.3倍
【えりも町国保診療所~北斗病院間
の通常時・迂回時の搬送時間】
過去15年間で
293回
4,533時間
通行止め発生
150
(分)
(km)
159km
125km
90
119分
93分
浦河赤十字病院 ●診療科目数:11科
●病 床 数:246床
【診療科目】
内科、小児科、外科、産婦人科、耳鼻咽
喉科、眼科、泌尿器科、精神神経科、整
形外科、放射線科、リハビリテーション
科
資料:病院HP
迂回により
約1.3倍
30
0
通常時
120
80
60
襟広防災
延長18.7km
160
120
迂回時
40
0
えりも町国保診療所~北斗病院
えりも町国民健康保険 ●診療科目数:3科
●病 床 数:19床
診療所
【診療科目】
内科、外科、小児科
※救急車両の最高速度の特例値
である80km/hとして算出
資料:病院HP
■日高東部消防組合えりも支署の声
・町外への搬送は浦河赤十字病院と帯広市の北斗病院が多く、脳疾患、心疾患などの重篤
患者は全て帯広に搬送します。
・黄金道路は、えりも住民の命をつなぐ唯一の幹線道路であるため、当該道路の早期整備
を期待しています。
えりひろ
国道336号 襟広防災(延長18.7km)
〈期待される効果〉水産品の流通利便性の向上
○ えりも町産すけとうだらは、年々、漁獲量が増加しており、9割が道
東方面に出荷されてます。当該道路は道東の水産加工場へ運ぶ重要な
輸送ルートとなっています。
○ 一方で、すけとうだらの出荷時期である1月~6月のうち、1~3月
には通行止めが多発している状況です。
○ 当該道路の整備により、えりも産水産物の道東方面への安定的な輸送
路が確保され、水産品の流通利便性の向上が期待されます。
▼えりも町からのすけとうだらの流通状況
▼月別の通行規制時間(H12-H26年度)
道東方面
過去15年間で
293回
4,533時間
通行止め発生
960
840
(15年間の累計時間)
1月~3月に
通行止めが多発
843.8 860.7
737.8
720
600
480
函館方面
すけとうだらの
出荷時期(1~6月)
466.7
360
240
120
目黒漁港
0
187.8 179.8
115.7
223.4
273.9
297.3
229.8
116.9
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
資料:北海道開発局調べ
えりも漁協
▼えりも町すけとうだらの漁獲量の推移、魚種別漁獲量
4,000
(トン)
5年間で
約2.6倍に増加
2,698
3,000
3,257
約3割
たら
467t
3.8%
やなぎだこ.
469t. 3.8%
その他
1,247t
10.2%
2,216
1,789
2,000
つぶ類
1,713t
14.0%
1,256
1,000
こんぶ
1,806t
14.7%
すけとうだら
3,257t
26.6%
えりも町
魚種別漁獲量
H22
H23
H24
紋別
325.7t
10%
函館
325.7t
10%
道東方面に
約9割出荷
すけとうだら
出荷量
3,257トン
12,259トン
さけ
3,300t
26.9%
0
H21
▼えりも町すけとうだらの
方面別出荷量
H25 (年)
資料:北海道水産現勢(H25)
釧路(大楽毛)
2,605.6t
80%
資料:北海道水産現勢(H25)、漁協ヒアリング
■漁業協同組合の声
・当該道路が通行止めになると道東への出荷はもとより、漁師の漁港までの移動が
完全にストップし漁に出られず、経済的な損失が発生しています。
・黄金道路の整備により通行規制が解消されれば、確実な漁の操業が可能となり水
産業の安定化に繋がることから、早期整備を期待しています。
えりひろ
資料2
国道336号 襟広防災(延長18.7km)
新宝浜トンネル防災訓練、現地説明会のお知らせ
防災訓練(情報伝達訓練)
■日
時
平成28年2月15日(月) 10:00~11:15(予定)
■目
的
新宝浜トンネル開通に先立ち、トンネル内事故を想定した関係機関
と実践的な合同防災訓練を実施することで、関係機関の連携協力体
制の充実・強化を図ることを目的としています。
■参加機関
広尾警察署、広尾消防署、帯広開発建設部、室蘭開発建設部
■訓練内容
情報伝達訓練
トンネル内で事故などが発生した場合に消防署、警察署、開発局(広尾道路事務
所)へ事象発生を通報するための訓練です。
消防署(119番)
警察署(110番)
広尾道路事務所
非常警報装置
事故発生!
出動
通報
現地説明会(報道関係者のみなさまへ)
■日
時
■内
容
■そ の 他
平成28年2月18日(木) 10:30~11:00
現地で工事概要等のご説明
取材をご希望される場合は、当日10時15分までに集合場所へお集ま
り下さい。
集合場所(帯広側より)
至 浦河
新宝浜トンネル
L=2.4km
【集合場所】
新宝浜トンネル広尾側坑口
至 帯広
宝浜第3覆道
宝浜トンネル
ビタタヌンケ覆道
タニイソ覆道
宝浜第2覆道
【報道車両駐車スペース】
集合場所へ
駐車スペースについて
■駐車場所入口に誘導員がおりますので
指示に従って駐車願います
タニイソトンネル
宝浜第1覆道
タニイソ橋
タニイソトンネル
至 浦河
至 帯広
【報道車両駐車スペース】